中国株投資レッスン

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本土市場、監督管理強化の下で押し目形成！！

配信日：2016年09月01日

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　2016年9月1日　第438号

　　　　　「中国株投資レッスン」

　　　　　ＴＳ・チャイナ・リサーチ株式会社　田代尚機　発行
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　　　　　目次
　　　　　1.『中国株二季報 2016年夏秋号』の販売開始！！
　　　　　2. 本土市場、監督管理強化の下で押し目形成！！
　　　　　3. 中国株有料メルマガに助言しています！！

１. 『中国株二季報 2016年夏秋号』の販売開始！！
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２. 本土市場、監督管理強化の下で押し目形成！！
　先週の上海総合指数は小さな値動きではあったが、52週移動平均線に
阻まれる格好で緩やかに下落するといった格好となった。

　52週移動平均線の上と下では大きな違いがある。多くの本土投資家は、
この移動平均線を長期の視点からみた相場の転換線と捉えている。ここを
超せれば株式市場に流入する資金は大きく増えるはずであるが、残念なことに、
多くの市場関係者が注目する中での押し目形成となった。

　テクニカルや需給を重視する投資家の多い本土市場では、先週の相場について
楽観が支配しかけたが、それに水を差したのは監督管理強化であった。

　一つは保険会社に対する監督管理強化に対する懸念である。

　保険業監督管理委員会は先日、関連部門組織が開催した座談会において、
生命保険、傷害保険などの商品に関する監督管理制度をどう改革したら
よいかという点について、一部の保険会社に意見を求めた。

　こうした背景には、中国の生命保険、傷害保険の中には高利回り商品が
多いといった問題があるからだ。

　市場金利は現在、自由化されている。各銀行によって預金金利は異なり、
現時点において、5年物定期預金は3〜4.5％程度である。一方、保険商品の
中では万能保険といった種類のものがあり、満期は長くても5年、
年間予想利回りは8％を超える商品も少なくない。

　こうした高い利回りを出せるのは、株式、不動産、事業投資や、それに
つながる商品でしかもレバレッジのかかったもので運用されているからだ。
だから、当局は監督管理を強化しようとしている。

　25日のマスコミ報道では、この話に続けて中金公司の試算として、「現在、
万能保険がA株市場において運用しているのは5000〜6000億元である。
新たに万能保険の管理強化につながる規則が実施されたとすれば、5年以内に
これらの資金の多くが撤退を余儀なくされるだろう」と分析している。

　保険業監督管理委員会は同日、すぐさま、“6000億元の資金がA株市場から
流出する”ことはないと否定しているが、保険商品としての安全性確保を
強化する方針については否定していない。

　もう一つは、P2Pインターネット貸出プラットフォームに対する監督管理の
レベルアップである。

　銀行業監督管理委員会、工業情報化部、公安部、国家インターネット情報
弁公室の４部門は連名で、24日、「P2Pインターネット貸出プラットフォーム
業務活動に関する管理暫定弁法」を発布した。これによれば、株式投資目的、
場外配資、先物契約、ストラクチャード商品などハイリスクな貸出使途に
向けた情報仲介サービスを新たに行ってはならないなど、13項目の
禁止行為が示されている。

　意図ははっきりしている。拡大するインターネット金融の管理を強化し、
野放しになりかねない金融リスクをしっかりとコントロールしようと
している。

　結果的に株式市場に資金が流れにくくなることは明らかである。

　先週はこの2つの監督管理強化が発表されたが、この半年間、証券会社、
上場会社、投資家すべてに向けて監督管理の強化が行われている。法制度を
充実させ、違法行為を厳しく取り締まることで、投機的取引を縮小させよう
としている。株式市場がバブル化しないように厳しく監督管理していると
いえよう。

　7月26日に開かれた中国共産党中央政治局会議では下半期の経済運営方針が
示された。

　「効果的に金融リスクを防止し、解消しなければならない。人民元為替レート
を合理的均衡水準の上で、基本的に安定させなければならない。“放、管、
服（規制緩和、公正な監督管理、効果的なサービス）”、財政・税制、金融、
創新、国有企業などの重点領域改革を深めなければならない。

　“過剰生産能力の削減、在庫削減、レバレッジの削減、コストの削減、
経済の弱い部分の補てん”といった五大重点任務を全面的に実施し、
有効な市場競争を通じ、資源配分効率を引き上げ、優勝劣敗、
産業リストラを実現し、生産過剰産業の集中度を引き上げ、積極的に
科学技術創新を推し進め、革新部分の競争力を増強し、新旧の経済成長
エンジンの切り替えを加速する」などと強調している。さらに「資産バブルを
抑制する」と明示している。

　こうして整理してみると、当局の方針は株式市場にとってネガティブな
ものに映りがちだが、大切なのは、その方針の裏側にあるものである。

　株価が急騰しないように監督管理を強化するのと同時に、急落しないよう
社会保障基金、金融機関、事業法人、国家隊などが意図的に、あるいは
意図せずに割安感から、下支えを暗に行っている。

　これから社会保障資金が本格的に市場に流入することになるが、できるだけ
株価が安い時に買わせておきたいと当局は考えているはずだ。

　株価が全体として上がらなくとも、個別銘柄が動けば収益チャンスは生まれる。
深港通が開始され、QFII資金は規模が拡大され、来年のA株MSCI採用銘柄
入りも視野に入っている。

　本土株式市場の国際化が進めば株価バリュエーションも国際化され、より
成長力、収益力の高い企業の株価が上昇し、こうした企業により多くの
資金調達機会が約束されるといった形で、資本市場の効率化が進むことになる。

　経済成長率が高まらないこと、株価が急騰しないことが将来の中国経済を
強くし、資本市場の発展を早めることになる。
（８月２７日作成、有料メルマガから一部抜粋）。

3. 中国株有料メルマガに助言しています！！
　第十三次五カ年計画がスタートしました。

　今年は生産過剰産業の淘汰が進むと同時に

新興産業の発展が加速するでしょう。

　上海総合指数、香港ハンセン指数は年初来急落後、

弱いながら、戻り歩調となっています。

　今こそ、中国株投資のチャンスです！！

　ＴＳ・チャイナ・リサーチ株式会社は、グローバルリンクアドバイザーズ
株式会社が発行する週刊中国株投資戦略レポートに関して、助言・
情報提供を行っております。
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サラリーマン時代に始めた株式投資から多くの失敗と経験をし、株で勝つため
の独自ルールを作り上げる。

2009年10月、130万円だった株式資産は2015年に5000万円を突破。定期預金など
を合わせた資産は1億円に。

平成24年より投資顧問業（助言）を取得。現在、著者自身が実践してきた株で
成功するための投資ノウハウや有望株情報を会員向けに提供しているかたわら、
ブログやコラム等の執筆活動も行う。

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まぐマネー大賞を受賞。読者数２万人。雑誌等のメディア掲載歴多数。

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