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DailyDramaExpress2010/10/21医龍3(2)

配信日:2010年12月06日

===================================================== 発行部数 4321 ==
★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/10/21 (Thr) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 医龍3〜Team Medical Doragon
局  名 フジテレビ系
放映日時 月曜21時
キャスト 胸部心臓外科医     朝田龍太郎(坂口憲二)
 胸部心臓外科教授    加藤 晶(稲森いずみ)
 循環器内科研究医    藤吉圭介(佐々木蔵之介)
 麻酔医         荒瀬門次(阿部サダヲ)
 胸部心臓外科      伊集院登(小池徹平)
 胸部心臓外科研修医   真柄冬美(谷村美月)
 胸部心臓外科      木原毅彦(池田鉄洋)
 循環器内科カテーテル医 黒木慶次郎(遠藤憲一)
 元胸部心臓外科教授   野口賢雄(岸部一?)
 明真大学長       鬼頭笙子(夏木マリ)
原  作 乃木坂太郎
原  案 永井明
脚  本 林宏司

あらすじ 第二話

 チームドラゴンの麻酔医であった、荒瀬門次(阿部サダヲ)が狭心
症の発作を起こし、急患として運び込まれた。しかし、天才的な手術
手腕を持つ朝田龍太郎(坂口憲二)は同じ症状でショック状態にある
別の患者を手術中。他の医者も出払っていていない。
 このままでは仲間の荒瀬が死んでしまう……。
 記録的なスピードで手術を終え、朝田が手術に向かったが、すでに
荒瀬は手術室から出てきたところだった。
 いったい、誰が……。
 しかも、朝田が四時間かかった手術を、わずか四十五分で終えたと
いう。その執刀医は循環器内科カテーテル医・黒木慶次郎(遠藤憲一)
。かつて明真大学付属病院をスキャンダルの渦に巻き込んだ、元胸部
心臓外科教授・野口賢雄(岸部一?)が、アメリカから直接引っ張っ
てきた医者だった。
 病院内は騒然とする。
 黒木というのは、あの朝田龍太郎を超える医者なのか?
 カテーテル手術とは、足の太い静脈から細いカテーテルという管を
心臓まで通し、その先端を動かすことによって治療をするという手法。
 大きく胸を開いて切る外科手術とちがって、傷口も小さく、さらに
傷口がふさがるまで待たなくてよいのですぐに退院もできる。

 野口は「カテーテルによる手術を普及させることで、病院にメリッ
トをもたらす」と提言する。
 さらに、それによってIMA(国際医療評価)の認証を得る。
IMAとは、病院のミシュランガイドのようなもので、三つ星をとる
ことで国際的に認められるのだ。それによって、海外から裕福な層を
明真に呼び込むというプランを提案。
 明真大学長の鬼頭笙子(夏木マリ)はそれをみとめ、野口を明真大
学付属病院の改革委員の一員に加えることにするのだった。

 伊集院 登(小池徹平)や木原毅彦(池田鉄洋)ら、心臓外科医た
ちは黒木の噂を聞いて戦々恐々。
 このままでは外科手術はカテーテル治療に取って代わられてしまう。
そうなれば、自分たちはお払い箱だ……。
 暗い表情で話していると、目の前で女性が不意に倒れる。すぐに処
置が始まるが、彼女、根岸美紗は心臓の「中隔欠損症」という病気だ
った。
 それは心臓の右心房と左心房を隔てる膜に穴が空いているという病
気。しかも、病状は進行していて、一刻も早く手術が必要だ。
 心臓外科チームのリーダー、加藤 晶(稲森いずみ)は朝田に執刀
を命じる。
 しかし、美紗は曇った表情をする。
 「退院できるのは、いつになりますか?」
 実は、付き添いに来ていた婚約者との結婚を十日後に控えていたの
だ。
 さらに、美紗は病気の父を見舞いに来て、そこで倒れた。その病気
の父は胃がんの末期。結婚式を楽しみにしながら、余命わずかな時間
を過ごしていたのだ。
 もし、結婚式が延期されてしまったら、父は娘の花嫁姿を見ること
なく死んでしまうかも知れない。
 けれども、病状は深刻でこれ以上まってはいられない……。
 美紗は悄然とうなだれるのだった。

 ところが翌日、美紗が「カテーテル術を受ける」と言い出した。
 手術が決まってからというもの、ずっと思い悩んでいた美紗のとこ
ろに、黒木がやってきて「カテーテルならば、術後二日で退院ができ
ます。それに、体にもほとんど傷は残りません」と告げたのだ。
 確かに、外科手術をすれば、胸に十五センチほどの傷が残ってしま
う。
 亡き母から譲り受けたという、ウエディングドレスも、そんな大き
な傷が残っては着ることができない。
 思い悩んだ末の美紗の決断だった。

 だが、「心房中隔欠損症」におけるカテーテルの治療はまだ危険が
大きい。
 ……功を焦った黒木が、甘い言葉で患者にムリな治療を進めたのか。
 加藤たちは、すぐに美紗のところに出向き、カテーテルでの治療の
危険性について話す。
 しかし、胸に傷が残らない、そして結婚式に間に合うように退院で
きる、という条件は捨てがたい。
 わだかまりののこる、美紗の表情は晴れない。

 その表情を見て、朝田や、チームの内科医である藤吉圭介(佐々木
蔵之介たちは悩む。
 そして、ひとつの術式を思いつくのだった。
 それは、傷口をできるだけ小さくし、肋骨の間から心臓を手術する
方法だ。
 もちろん、見える範囲、動かせる範囲が狭まるので、手術の難易度
は高い。けれど、天才外科医といわれる朝田の腕をもってすれば、必
ず成功させられる。
 美紗もその話を聞いて、嬉しそうにうなずくのだった。

 しかし、その手術を成功させるのは簡単なことではない。
 チームでリーハーサルを繰り返し、ようやく万全の体制を整えて手
術当日を迎えた。
 が、美紗は当日になって、突然、黒木のカテーテル治療を受ける、
と言い出し、すでに手術室へと運ばれていたのだ。
 いきなりの心変わりに驚くチームドラゴンのスタッフたち。
 慌てて美紗の手術室へ向かう。
 そこには、カテーテルを操る黒木の姿があった。
 「いったい、どういうことなんだ」
 一同が見守る中、黒木の治療が始まった。

 たった三十秒で、太ももの血管から入れたカテーテルを心臓まで通
す黒木。
 「早い……」
 藤吉は思わず感嘆する。
 しかし、黒木の腕の見せ所はここからだった。
 心臓の中隔の穴に、パッチを当てるはずの手順だったが、いきなり
黒木は穴にカテーテルを通す。
 ……何をやっているんだ。
 ざわめきが広がる中、黒木が宣言する。
 「狭心症を引き起こしていた、心房細動も一気に治す」
 実は、美紗は狭心症をなんども起こしていた。それは、「中隔欠損
症」のせいだと考えられていたが、実は原因は別で心房細動の病気も
もっていた。
 黒木はそれを見抜き、「狭心症もいっぺんに治します。それは外科
手術ではムリです」と美紗を説得したのだった。
 心房細動の元となる箇所を焼き切る手術には、本来、中隔に穴をあ
けておこなう。けれど、病気でもともと穴が空いているところを利用
してしまおうという黒木の狙い。
 的確に手術は行われ、さらに術中に起こった心室細動までも利用し
て、無事に手術を終える黒木。
 手術室には、自然と拍手がわき起こるのだった。

 数日後、美紗は退院し、結婚式を挙げた。
 そこには、車いす姿で涙を流して微笑む、老いた父の姿があった。

 黒木の手術の成功を受けて、黒木をスカウトしてきた野口もまた、
評価を上げていた。
 学長室で、鬼頭は野口に問い詰める。
 「……それで、黒木のカテーテルを使って、あなたは何をするつも
りなの?」
 野口は不気味な微笑みを浮かべながら言う。
 カテーテルなら早く退院できる。そのぶん、空いたベッドに次の患
者さんを入れることができ、利益率も上がる。さらに、短時間で治療
できるので、外科手術が一人治す間に、何人も治療することができる。
 ……今の明真に、「チームドラゴン」は必要ですか?

 野口が去った後、厚生労働省に生体移植の認可をもらうため、鬼頭
は出かける。
 鬼頭の手にある企画書は、「チームドラゴンを中心にした構造改革」
ではない。「カテーテル治療によるメディカルツーリズム構想」の企
画書だった。



寸  評  黒木の真の腕前が明らかになりました。黒木のターン! ってい
う感じの回でしたね。
 まあ正直、医学の知識は皆無なもので、どこまで「神業的手腕」な
のかはピンとこないのですが、ものすごそうです。
 それにしても、今回の患者さん、朝田の手術を受ける→黒木のカテ
ーテル治療→朝田→黒木……。
 とまあ、二転三転したあげくの決着でしたが、当日になっていきな
りチェンジっていうのはありなんですかね。
 病院経営がどうこうというのなら、それまでにかかった準備時間と
か、人件費とか考えるとものすごいムダのような気がします。
 しかも、なにやら藤吉とも旧知の仲だった様子で、これから暗い過
去が明かされることでしょう。
 さて、次回はどうなりますか。

執 筆 者 畑中ヒロ()

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2. 編集後記
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 実はこのドラマのキャストが好きです。特に今回、絶賛暗躍中の野口教授役
の岸部一?さんがたまりません。
 まったりとした悪役っていうんでしょうか、ちょっと可愛げのあって、ちょ
っとお茶目な感じの悪いやつ。
 本当にいい味出てますよー。
 ちょっとはしゃいで、「イッツ・ショー・タイム!」とか「ワンダホー」と
か、ブロークンイングリッシュを話す姿、怪しさマンマンです。
 悪役はドラマの裏の主人公でもあるわけなんですが、いい悪役のいるドラマ
って面白いですよね。(畑中ヒロ)

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