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DailyDramaExpress2010/10/28医龍3(3)

配信日:2010年12月06日

===================================================== 発行部数 4321 ==
★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/10/28 (Thr) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 医龍3〜Team Medical Doragon
局  名 フジテレビ系
放映日時 月曜21時
キャスト 胸部心臓外科医     朝田龍太郎(坂口憲二)
 胸部心臓外科教授    加藤 晶(稲森いずみ)
 循環器内科研究医    藤吉圭介(佐々木蔵之介)
 麻酔医         荒瀬門次(阿部サダヲ)
 胸部心臓外科      伊集院登(小池徹平)
 胸部心臓外科研修医   真柄冬美(谷村美月)
 胸部心臓外科      木原毅彦(池田鉄洋)
 循環器内科カテーテル医 黒木慶次郎(遠藤憲一)
 元胸部心臓外科教授   野口賢雄(岸部一?)
 明真大学長       鬼頭笙子(夏木マリ)
原  作 乃木坂太郎
原  案 永井明
脚  本 林宏司

あらすじ 第三回

 明真大学付属病院でおこなわれた心房中隔欠損症の治療で、カテー
テル治療のスペシャリストの黒木慶次郎(遠藤憲一)が神業的な手腕
を見せて成功。
 病院内では、それまで治療の花形だった心臓外科チームが、その立
場を失っていた。
 代わって、黒木を慕って集まってきたカテーテル医たちによる、チ
ーム黒木が活躍している。

 心臓外科チームの伊集院 登(小池徹平)、木原毅彦(池田鉄洋)
らは、カテーテルで忙しい循環器内科の代わりに当直当番をさせられ
て不平たらたら。
 心臓外科チームのトップである、加藤 晶(稲森いずみ)の発言力
のなさのせいで、こんなことになったとグチを言う。それを聞いてし
まった加藤だが、口に出しては何も言えない。

 そのころ、「ライブデモンストレーション」をするという話が浮上
していた。
 手術室にカメラを入れ、手術の様子を学会にライブで見せるという
もの。
 しかも、その学会に出席するメンバーは、「世界の心臓外科医トッ
プ5」と言われる面々。
 明真大学付属病院の改革の柱であるIMA(国際医療評価)の審査
を得るために必要な行程と、大学長の鬼頭笙子(夏木マリ)がお膳立
てしたのだ。
 その話を聞いて、意気込む加藤。だが、鬼頭は冷たく言う。
「でも、加藤先生、患者はいるの?」
 実は、手術の必要な患者は、このところみなカテーテル治療を希望
し、外科にはやってこない。
 その裏には、加藤ら「チームドラゴン」を目の敵にする野口賢雄
(岸部一?)の存在があった。
 加藤は、反論するが鬼頭は厳しく言い放つ。
「これは、内外に明真の医療レベルの高さをアピールするためのもの。
外科チームがやっている通常の手術を見せても、まったく意味がな
い!」

 大動脈弁置換の手術を必要とする、十五歳の女の子の患者がやって
きた。
 心臓の動脈弁を人工弁に取り替える手術とあって、さすがにカテー
テル治療は使えない。
 しかし、それ自体は心臓外科には珍しくもない手術。
 ライブデモンストレーションをやるには、物足りない。加藤は投げ
やりに「誰が執刀してもかまわない」とつぶやくのだった。
 しかしなにかがひっかかる……。
 加藤は頭を巡らせ、一つの方法を思いつくのだった。

 加藤が考えたのは、「ロス手術」。
 最高難度とされる手術の一つだ。
 動きの少ない肺動脈の心臓弁を、動脈の心臓弁に取り替える。そし
て取ってしまった肺動脈に人工弁を入れるというもの。
 従来は、動脈に人工弁をつけるだけなのだが、それだと若い患者さ
んの場合、成長にしたがって弁の大きさが動脈に合わなくなる。その
ため、再手術が必要になる。さらには、血液が固まるのを防ぐための
薬も飲み続けなくてはならない。
 難しいが、ロス手術ならばそのリスクをなくすことができる。
 すべてが丸く収まるはずの手術なのだ。
 それを、天才外科医といわれる朝田龍太郎(坂口憲二)がライブで
成功させる。
 それこそ、最高のパフォーマンスになる。
 加藤の起死回生の一手は、鬼頭にも認められ、鬼頭はロス手術をラ
イブデモンストレーションで行うことを決意する。

 チームドラゴンの面々に、「ロス手術」を行うことを伝えた加藤。
 盛り上がるが、朝田はひとり浮かない表情で、加藤に問う。
「患者に承諾はとっているのか?」
 加藤が野口に対抗するために、無理やり難しい手術をやろうとしる
のではないかと、朝田は思ったのだ。
 案の定、朝田と藤吉が患者の女の子ところに手術の内容についての
説明に行くと、女の子はライブデモンストレーションのことが気に掛
かっている様子。
 自分の手術しているところを、大勢の人間に見られるのはいやだと
いうのだ。
 まだ若い女の子。
 恥ずかしいという思いがあるのは当然のこと。
 朝田は眉をしかめる。

 一方、黒木の耳にも「朝田がロス手術をする」という噂が入る。
 そのとたんに、黒木は表情をゆがめる。
 野口も、加藤に対抗して黒木に新たな治療、もっと難易度の高い治
療はないかと訊ねている。
 黒木は自信満々に応えてみせるが……。

 朝田は加藤を問いただす。
 何を焦っているのか、患者を治すことこそが医者の存在意義だ。
 しかし、加藤も反論する。
 自分は心臓外科の全員に対して責任を持っている。ここで、黒木や
野口の内科の好き放題にさせることはできない。
 朝田の再反論を聞かずに、加藤は去る。

 加藤は少女の説得に向かう。
 ……確かに、見も知らない他人に自分の手術の姿を見られるのはイ
ヤだ。その気持ちは分かります。デモンストレーションはやめにしま
しょう。しかし、その場合は朝田先生は執刀できません。そうなれば、
ロス手術はできない、ということになります。
 少女は戸惑うが、朝田に手術をしてもらうために、同意書にサイン
をするのだった。

 前日の検診、少女は不安を漏らす。
 そして、朝田先生に手術をしてもらいたいから、しょうがないです
よね、とつぶやくのだった。
 その姿を見た、朝田は何か思っている様子だが。
 病院中は盛り上がっていて、皆、デモンストレーションの様子を楽
しみにしている。

 そして手術当日。
 少女は不安そうな顔のまま、手術室へ運ばれていく。
 一方、明真の大ホールは満員になるほどの盛況ぶり。朝田の手術の
開始をみな待ちわびている。
 加藤は、司会と解説役として舞台に立つ。
 手術室では室内に設置されたカメラを、少女がおどおどと見つめて
いた。
 そして、朝田が手術の位置に立った。
 その第一声は「荒瀬、カメラを止めろ」だった。
 少女に向かって朝田は言う。
「カメラは全部切りました。これでもう、大丈夫。安心してください」
 患者の不安をひとつでもなくすこと、それが医者のつとめだ。
 問い詰める伊集院に、朝田はきっぱりと言う。
 大ホールは、混乱状態に陥っていた。
 慌てて手術室に駆けつけた加藤と鬼頭に、「そんなに俺のオペが見
たけりゃ、ここに来い」と言い放つ。

 手術は、いくつかの混乱を朝田の術で乗り越えて順調に進んでいく。
 そして、さらに予定だった人工弁を、狭くなって捨ててしまうはず
の弁を切り広げ、取り替えるという方法を使う。
 朝田ならではの、難しい手法を、難なくこなす。
 心臓は再鼓動をはじめ、手術は成功。

 一方で、ホールでは加藤に代わって場つなぎで舞台に上がった野口
が、大ブーイングを浴びていた。
 どうでもいい話を、ぐだぐだと続ける野口だったが、やがて「準備
ができました」と別の画面をスクリーンに映す。
 そこには、黒木がカテーテルを構える姿。
「世界一のカテーテル医、黒木慶次郎が行います、日本初のカテーテ
ルによる大動脈弁留置術です」
 誇らしげに野口は告げ、ホールの観客達はにわかに静まるのだった。



寸  評  さて、前回では黒木が大活躍でしたが、今回は朝田の出番でした。
 難しいという手術を、さらに難しい方法で成功させてみせます。
 どれくらい難しいか、は説明されてもわからないんですが……。
 それでも、チームドラゴンvs黒木・野口チームの権力争いにはま
ったく役に立たない、というかむしろマイナスポイントを作ってしま
っています。
 どんどん窮地に立たされていくところが、どきどきですね。
 それにしても、野口先生はキレ者すぎるなぁ。
 次回が楽しみです。

執 筆 者 畑中ヒロ()

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2. 編集後記
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 原作がマンガっていうこともあるんでしょうが、ビジュアル的に面白い人が
いっぱい出てきますよね。
 白髪に黒い術着の黒木だとか、金髪長髪の荒瀬だとか。
 実際には、こんな医者イヤだな−。(畑中ヒロ)

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