中国株投資レッスン

読者数 1,000人~ 発行頻度 1週間/回 パソコン

広告価格帯 応相談(概算)

※メルマガ内容は省略されています。もっと詳しく見る

広告のお問い合わせ

  • メルマガ概要
  • バックナンバー一覧

絶妙の利上げ

配信日:2010年10月23日

////////////////////////////////////////////////////////////////
                    2010年10月23日 第127号


         「中国株投資レッスン」

       TS・チャイナ・リサーチ株式会社 田代尚機 発行
////////////////////////////////////////////////////////////////
         目次
         1. 絶妙の利上げ
         2.お知らせ

1. 絶妙の利上げ
 4半期ベースのGDP統計に関して、一番気になるのはいつボトムを打つ
のかといった点である。こうした観点からいえば、今回の第3四半期の
成長率が9.6%であったということは、ちょっとした衝撃である。

 金融危機後のボトムは2009年第1四半期で成長率は6.2%。その後
2010年第1四半期の11.9%まで、4四半期連続で上昇、まさに
V字回復となった。その後、第2四半期の成長率は10.3%まで
鈍化した。今後、いつまで鈍化が続くのかの判断が重要である。それに
よって企業業績全体の見通しが大きく変わってくるからだ。

 第2四半期の結果が発表されたのは7月15日。その直後、楽観的な
関係者は第4四半期、保守的な関係者は来年の第1四半期にボトムを打つと
予想していた。市場コンセンサスは、どちらかというと、景気減速懸念が
強いといった感じに傾いた。

 その後、7月、8月の月次統計、9月のPMI指数が比較的高めに
出たため、景気減速懸念が後退、理想的なソフトランディングだとする
見方が台頭してきた。

 発表直前の市場コンセンサスは9.5%。結果はそれを更に0.1ポイント
上回ったことになる。

 それではこの数字を踏まえていつボトムを打つのかを考えてみると、
これまでと全く違った結論になりそうである。グラフをみれば一目瞭然
である。過去の周期性から推測すれば、早ければこの第3四半期、遅くとも
第4四半期にはボトムを打ちそうである。

 来年は特別な1年である。というのも次の五カ年計画が始まる初年度
である。通常計画が発表されると関連のプロジェクトが一斉に動き出す。
それを見越して製造業は生産を拡大させ、銀行は貸出を増やす傾向がある。
毎回、政府は需給のミスマッチを防ぐために、需要にブレーキを踏まざる
を得ない状況に陥っている。

 この点を考慮すると、今回発表された第3四半期の成長率は高すぎる。
不動産業者は次の五カ年計画が地域開発に重点が置かれることに着目、
政府からの厳しい価格抑制策を受けながら、2線級、3線級都市を中心に、
開発の手を緩めない。素材、機械など景気敏感セクターも強気になりつつ
ある。足元の経済に過熱感があるわけではないが、このまま政府が無策で
あれば、今後半年以内に経済が大きく過熱してしまう可能性が高い。
それを防ぐためにはどうしたらいいのか・・・。

 12日の預金準備率引き上げに続き、19日には電撃的な利上げが実施
された。インフレへの対策や、“G20を目前に控え人民元高誘導を図って
いるといったポーズをとること”が利上げの主要因ではない。あくまで、
将来の経済動向をにらんだ対策であろう。

 中国経済において、利上げがどれだけ需要を抑える効果があるのか不透明で
ある。不動産政策のような直接的なマクロコントロールの方が効果は
大きいであろう。また、これだけ人民元切り上げ圧力が強い中、金利を
上げれば人民元上昇期待は更に高まり、海外からの資金流入が加速、
過剰流動性を助長し、金融を緩和させてしまうといった矛盾した結果を招く
可能性がある。そうしたリスクを承知の上で中国人民銀行は利上げを
実施したのである。

 これは、景気をコントロールするといった当局の強い意志の現れである。
意外性が高かっただけに、アナウンス効果は非常に高い。今回の利上げは、
改めて、国務院、中国人民銀行の分析力、機動力に感心させられる
“出来事”であった。


----------------------------------------------------------------------
2.お知らせ
【セミナー開催−中国株、黄金の十年へ−
満員御礼&東京・横浜・大宮追加講演決定!】
先日よりご案内しております、
田代尚機×戸松信博 中国株2大カリスマによる超強力タッグセミナー
ですが、11月6日の東京会場は満席となりました。たくさんのご応募
誠にありがとうございます。

証券会社で長い経験を持つ田代尚機と中国株のカリスマ戸松信博との初の
コラボレートセミナーということで、注目されている皆様が多いのでは
ないかと思いますが、予想以上の大きな反響でスタッフ一同驚いております。

お申し込みを締め切りましたところ、募集再開のご要望が相次ぎました
ので、急遽、東京・横浜・大宮の3会場での追加講演を決定いたしました!

11月14日 東京会場
11月20日 横浜会場
12月 4日 大宮会場

内容・場所などは11月6日の東京講演と同じでございます。
11月6日のセミナーにご応募が間に合わなかった皆様はお早めに
お申し込みください。今回も既にたくさんのご応募をいただいております

※11月14日(日)は早くも残席僅少となりました。
ご参加をご希望の方でお申し込みがまだの皆様はお急ぎご登録下さい。

■東京・大阪・名古屋・横浜・大宮で開催します!
セミナーのお申し込み・詳細は下記URLより
http://www.gladv.co.jp/adv/in/index.php?s=seminar20101030

皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

■第1部 講師:田代尚機
中国経済全体の見通し、全体的な投資戦略について
■第2部 講師:戸松信博
第1部のセミナーをベースにして、個別企業についてのより詳細な情報を

2007年、世界経済の成長点はアメリカから中国へと移りました。
2009年、中国の輸出はドイツを抜き、世界第一位となりました。そして、
2010年、中国の経済規模は日本を追い抜くことが確実となりました。

現在、中国の経済規模はアメリカの約3分の1です。日本との関係で言えば、
ちょうど2001年の状態です。もし、この先10年、アメリカが日本の
ような経済停滞を続けたとしたら、そして中国がこれまでの10年と
同じように高成長を続けるならば、中国はアメリカを抜いて世界一の経済
大国となるでしょう。

もっとも、こうしたベストシナリオを達成するために中国は、アメリカとの
激しい覇権争いに勝ち抜かなければなりません。果たしてそんなことが
可能なのでしょうか?内需型経済への移行、中国特有の社会主義市場経済の
堅守・・・。覇権獲得とは、中国の世界観がアメリカの世界観を凌駕する
ことでもあります。中国のこれから10年の発展戦略について概観しながら、
覇権獲得の可能性について分析したいと思います。

投資すべきセクターはどこでしょうか。戦略的新興産業なのか、経済成長の
根幹を支える金融業界なのか、あるいはインフラ投資拡大でもっとも恩恵を
受ける素材産業なのか?本命はやはり消費セクターなのか・・・?
投資戦略についてご提案したいと思います。

※当セミナーでは2010年10月1日から募集開始となるレッドセンセーション
中国株ノーロードファンド についての説明も行います!

【中国経済「黄金の10年」(小学館 税込1575円)発売記念キャンペーン!】
<田代尚機×戸松信博 渾身の著書遂に発売です!!>

◇アマゾン購入ページ(いまなら送料無料です)
http://www.amazon.co.jp/dp/4093798184
※アマゾンよりご購入いただきました皆様にH株指数構成銘柄予想PER
一覧表をプレゼントいたします! この機会にお急ぎお買い求め下さい!

◇キャンペーンの詳細は下記URLより
http://www.gladv.co.jp/adv/in/index.php?s=book

【レッドセンセーション中国株ノーロードファンド】
2010年10月より中国株史上最強のプロジェクトが始動します!

田代尚機×戸松信博の中国株2大カリスマが手を組んで運用する
「レッドセンセーション中国株ノーロードファンド」が10月1日に
いよいよ募集開始となります。

中国経済は1人当たりGDPが1万ドルまで加速し、内需が急拡大する
「黄金の10年」へ。この恩恵を最大限享受すべく、
田代尚機×戸松信博 中国株2大カリスマが手を組んで運用する
ファンドを設定いたします。中国株市場を知り尽くしたプロフェッ
ショナル二人が総力を結集してリターンを追求。業界初の超強力
タッグで中国株史上最強の運用に挑みます!

まずはレッドセンセーション中国株ノーロードファンドHPをご覧ください!
http://www.gladv.co.jp/adv/in/index.php?s=c3

 本ホームページ及び電子メールに掲載されている内容等は、投資の参考と
なる情報提供のみを目的としたものです。 したがって、勧誘の目的とした
ものでありません。投資に関する最終判断は、お客様御自身の責任でお願い
申し上げます。TS・チャイナ・リサーチ株式会社のホームページ及び
電子メール情報を用し発生したいかなる損害(被害)及び民事、刑事的問題
については、当社は一切の責任を免れます。金銭・有価証券の預託及び
貸付は一切いたしません。本件でご紹介しているセミナー、メールマガジン
では、ご紹介する商品等の勧誘を行なう場合がございます。セミナー、
メールマガジンにおいて勧誘する商品等へのご購入には、費用等をご負担
いただく必要があります。なお、ご購入頂きました各商品等には価格の
変動等による損失を生じる恐れがあります。商品毎に係る費用等、及び
リスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や取引約款等の
資料をよくお読みください。
 本件に記載されている内容はその正確性又は完全性を保証したものでは
ありません。記載された内容は、予告なしに変更することがあります。また、
投資結果を保証するものではありません。投資に関する最終判断は、御自身の
責任でお願い申し上げます。


---------------------------------------------------------------
中国株投資レッスン
発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000265585.html
---------------------------------------------------------------
◎中国株投資レッスン
のバックナンバー・配信停止はこちら
http://archive.mag2.com/0000265585/index.html





広告のお問い合わせ
メルマガ広告に関するご相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。TEL:0120-109-744
ぺージ一番上へ