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上海総合指数は5週連続持ち合い継続

配信日:2010年08月27日

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                    2010年8月27日 第116号


         「中国株投資レッスン」

       TS・チャイナ・リサーチ株式会社 田代尚機 発行
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         目次
         1. 上海総合指数は5週連続持ち合い継続
         2.お知らせ

1.上海総合指数は5週連続持ち合い継続
 今週の上海総合指数は、持ち合い圏内を下落。26日(木)、27日(金)
は持ち合いの下限辺りで下げ渋るといった動きであった。

 週足で見ると、リバウンド後の高値圏で5週連続の小動き。ただし、出来高は
過去6週でもっとも少なかった。

 相場の焦点は比較的はっきりしている。一つは長期に渡り買われ続けている
地域開発関連。27日は新疆関連が大きく買われた。この日、“新疆が
地域を越え発展できるように、資本市場は如何に支えていくか”といった
テーマの報告会がウルムチで開かれる予定。尚福林・中国証券監督管理委員会
(CSRC)主席が会議に出席し、重要な講和を行うということが材料視
された。

 今回はCSRC主催の報告会であったが、人民銀行、銀行業監督管理委員会
なども、新疆に関する発展戦略を発表している。材料が出るたびに、
関連銘柄が買われるといったことが続いている。

 同じ様なことが、チベット、海南島、福建省、シンセン、上海、東北地方、
中西部などの関連銘柄でも起きている。市場の反応はいま一つではあったが、
新疆のほかにもこの日、珠海経済特区が10月1日から全市に拡大される
といった材料もあった。

 もっとも、地域関連銘柄は、小型材料株が多く、銘柄数もそれほど
多くない。しかも、上昇は短期間であることが多い。目まぐるしく循環物色
されるのでやたら目につくだけで、相場全体を牽引するほどの力は
今のところない。

 もう一つの焦点は個別の政策。27日、張平・発展改革委員会主任は、
穀物の需給ひっ迫は拡大しており、種苗産業、化学肥料、農業機械など、
農業関連産業への支持を強化すると発表した。また、農産品関連3社が
主体となって国家戦略備蓄管理局を組織するといった案が、今年の
年末あたりに発表されるだろうという観測記事が出た。関連銘柄は大きく
買われたのだが、やはり、小型株ばかりで、銘柄数も多くない。
リチウム電池とか、レアアースとか、いろいろ細かい政策は出るのだが、
それだけではマーケット全体を引き上げる力はない。

 その他、中間決算発表も一部では材料視されている。たとえば27日、
機械メーカーの三一重工(A株:600031)は126%増収、263%増益と
予告(150%以上の増益)を大幅に上回る中間決算を発表、株価は
3.1%上昇した。

 もっとも、好業績企業を大きく買っていくような相場であれば、
この銘柄はストップ高まで買われたはずだ。残念ながら、業績相場とは
程遠い状況である。

 結局、マーケット全体に資金が流れ込むといった状況にはなっておらず、
目まぐるしく物色対象が変わることで、相場は何とか持ち合いを
形成しているといった感じである。

 7月大きくリバウンドした際は、不動産をはじめ、景気敏感株が
買われたが、明らかに外部から資金が戻ってきた。今はそうした動きが
止まってしまっている。

 来週前半には、決算発表の最終日(31日)が到来する。その日や
その前日は、通常決算内容の悪い企業の発表が集中する。テクニカル面では、
上海総合指数は持ち合いの下限に位置している。この両日あたりで、
不動産関連の悪材料が出るようだと厳しい。

 ここを無難に乗り越え、9月入りできれば、政策期待が高まりそう。
10月に開かれる予定の五中全会では第12次五カ年計画の内容が
審議される。バイオ、低炭素新エネルギー、電子、通信など新産業に対する
振興策がどの程度広がるか。政策情報発表への期待は大きい。

 本土市場は来週前半が正念場だ。


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