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やはり上海総合指数は底値圏だった

配信日:2010年07月30日

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                    2010年7月30日 第113号


         「中国株投資レッスン」

       TS・チャイナ・リサーチ株式会社 田代尚機 発行
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         目次
         1. やはり上海総合指数は底値圏だった
         2.お知らせ

1.やはり上海総合指数は底値圏だった
 7月2日に発行したメルマガの表題は「それでも上海総合指数は
底値圏だ!?」であった。当時はひどい下げ相場の真っただ中であったので、
こんなことを書くのはちょっと勇気が必要であった。少しだけ力んで書いた
記憶があるが、今読み返すと“当たり前のことを淡々と書いていたな”
といった印象だ。もっとも一つだけ“やっぱりそうだったな”と思うことが
ある。

 6月29日、持ち合いが崩れ一段安となったとき、主に売ったのは個人
であり、機関投資家は強気だった。一方、相変わらず下げを主導したのは
先物である。“機関投資家は先物を売って、相場全体を押し下げながら、
個人投資家の売りを誘い、下がった現物を少しずつ仕込んでいるのでは
なかろうか?”・・・

 おそらくその通りだったのだろう。

 チャートをご覧の方はおわかりかと思うが、今回の底値は正に2日に記録
した2319.74ポイント。その後上海総合指数は上昇に転じている。

 特に相場付きが変わったのは、7月19日以降である。この日、安寄りした
時点で、もう一回安値を更新するのではないかとさえ思われたのだが、
日中断続的に買いが入り、上海総合指数は大幅高。この日を含め、7月29日
までの9営業日で、前日割れしたのは僅か1日だけである。堰を切った
ように資金がA株市場になだれ込み、一本調子に上昇したのである。

 7月2日のメルマガで触れたように、下げの最終局面では何か大きな材料が
あったわけではない。マスコミの間では、農業銀行IPOによる需給悪化説が
もてはやされていたが、この時点ではちょっと的外れであった。

 今回の上昇局でも同じことがいえよう。株価は何か大きな材料があって
動いた訳ではない。しかし、当たり前だが理由はある。投資家心理が
悲観から楽観へと180度変わったからだ。

 まず、マスコミの報道の姿勢が突然変わったこと。リーク記事のような
政策関連の話がたくさん出回るようになった。また、農業銀行の株価が
上昇し、資金が回転し始めた。もし農業銀行の株価が公募割れでも起こして
いれば、それこそ地合いは相当悪くなる。そうならないことがはっきりした
ことで投資家心理は好転した。

 そして、もう一つ大事なことがある。それは社会保障基金、人寿保険など
長期投資を主体とする機関投資家が株を買っているとマスコミが言い
始めたことである。人寿保険は27日、ある株式ファンドについて
30億元分申し込みをしたそうである。もちろん、中央系機関が株を買った
からと言って、政府が底値だと思っているのと同じではない。しかし、
長期投資家はたやすくポジションを変えられない。しばらくの間、下がれば
買うといった投資行動をとるはずだ。そうであれば“今は買い時だ”と言う
ことになる。

 明日のことは誰もわからない。しかし、群集心理が相場を動かし、政府は
時折その群集心理に対して影響を与える。歴史的PERは15〜60倍まで
大きく動いている。大きなトレンドを決めるのはファンダメンタルズとは
限らない。本土株(ETFなど)で勝つためには、政府の姿勢と群集心理を
徹底的に観察し続けることだ。


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2.お知らせ
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