中国株投資レッスン

読者数 1,000人~ 発行頻度 1週間/回 パソコン

広告価格帯 応相談(概算)

※メルマガ内容は省略されています。もっと詳しく見る

広告のお問い合わせ

  • メルマガ概要
  • バックナンバー一覧

電力セクター、今期業績回復へ

配信日:2012年02月23日

////////////////////////////////////////////////////////////////
                    2012年2月23日 第201号

     「中国株投資レッスン」

       TS・チャイナ・リサーチ株式会社 田代尚機 発行
////////////////////////////////////////////////////////////////
     目次
     1.中国企業訪問ツアーのお知らせ
     2.株式投資に関する有料メルマガのお知らせ
     3.電力セクター、今期業績回復へ
     4.有料メルマガ:日本復活のための中国徹底分析メルマガ
     5.中国ビジネス専門家サイト、私も登録しました!!

1.中国企業訪問ツアーのお知らせ
 3月18〜20日の日程で、中国企業を訪問する予定です。訪問先は
香港の現地証券会社、深セン市の上場企業2社程度を予定しています。
ちなみに、現地証券会社では口座開設が可能です。ご興味のある方は
ホームページ右上の“お問い合わせ”をクリックしていただき、必要事項を
記入していただいた後、現地企業訪問ツアー参加希望とお書きください。
料金、詳しいスケジュール、利用する旅行会社などは追ってご連絡いたします。
http://china-research.co.jp/index.html

---------------------------------------------------------------------
2.株式投資に関する有料メルマガのお知らせ
 世界が一斉に金融緩和に動き出しています。ハンセン指数はほぼ昨年8月の
下落前の水準に戻りつつありますが、金融相場はまだ始まったばかりです。
日本では日銀が金融緩和姿勢を強めたことで、円ドルレートは円安基調に
動き始めています。

 海外株式投資、なかでも成長力の高い中国株投資は今がチャンスです。

■週刊中国株投資戦略の詳細・お申し込みはこちらから
http://www.gladv.co.jp/members/china_senryaku/index.html
※現在、入会金無料のキャンペーン中ですので、この機会に是非ご入会下さい!

□まずはサンプルをご覧下さい!
http://www.gladv.co.jp/members/china_senryaku/sample/weekly.pdf

---------------------------------------------------------------------
3.電力セクター、今期業績回復へ
 足下で電力セクターの株価が堅調である。たとえば、華電国際電力
(01071)は昨年10月3日、場中で1.000香港ドルまで
売られたが、その後はきれいな上昇トレンドを形成しており、
2月17日現在、場中で最高値1.990香港ドルを記録、この間
99%上昇した。このほか、中国電力(02380)、華能国際電力
(00902)なども、昨年秋の最安値から直近の最高値までの株価を
比べると、どちらも7割以上上昇している。

 要因はいくつかある。

 一つ目は、電力価格の上昇、今後の価格上昇期待が高まったこと。
昨年11月末から12月初旬にかけて、政府は全国的に電力価格の
引き上げを決定した。これによって足元の収益が回復している。

 それまで政府の電力価格引上げは遅れ気味であったが、それは政府が
インフレ対策を重視していたからである。しかし、消費者物価上昇率が
7月をピークに減速に転じ、11月以降は4%台まで下がってきた。政府が
電力価格引上げを行い易い環境が整ってきたことで、今後の電力価格上昇に
期待がかかる。

 二つ目は、今後電力供給が増えると予想されること。経済成長率は今年の
第1四半期、あるいは第2四半期に底打ちするというのが
コンセンサスである。市場では、一時のハードランディング懸念は
ほぼ消滅しており、米系格付け会社であるS&Pですら
ソフトランディングを予想するほどである。電力需要は年後半にかけて
上昇するといった見方が強まっている。

 一方、足下では電力不足が深刻となっている。

 中国電力企業聯合会は先日、「2011年全国電力需給状況及び
2012年の分析予測」を発表した。このレポートによれば、発電設備、
特に火力発電設備の増加率鈍化、発電用石炭の供給不足、
水力発電用水資源の供給不安定などの影響を受け、2012年における
全国の電力不足は最大で3000〜4000万kwに達すると同聯合会は
予想している。さらに、この電力不足の影響で、2012年の経済成長率は
やや鈍化するだろうと警告している。

 こうした状況を前にして、政府は電力投資を積極化させるのではないか
といった期待が高まっている。電力会社の長期的な業績を押し上げる
のではないかといった投資家の期待は高まっている。

 電力不足について、もう少し詳しく説明しておこう。

 政府は前回の5か年計画(2006〜2010年)中、
クリーンエネルギーを積極的に普及させようとした。その結果、風力発電、
太陽光発電、ごみ処理発電、原子力発電などへの投資が進み、火力発電への
投資は落ち込むことになった。しかし、クリーンエネルギーは投資した
割には出力が上がらない。昨年3月11日に発生した
福島原子力発電所事故に伴い、中国の原子力発電所も検査のため出力が
落ち、また、新たなプロジェクトについては批准がストップした
状況となった。こうして電力供給不足は深刻な状態となったのである。

 ただし、政府は状況を正確に把握している。電力不足解消のためには、
西部、北部の石炭発電設備の大型化、集約化を進め、高電圧、
大容量直流送電などのパワーエレクトロニクス技術を導入し、西部、北部の
電力を中東部の電力不足の深刻な地域に送る必要がある。鉄道、道路による
石炭輸送力を引き上げ、これまで以上に大規模でエネルギー資源の
最適利用を図る必要がある。こうした方向で今後、電力行政が進められ、
電力供給は増えていくだろうといった見通しが強まりつつある。

 3つ目はコスト面である。火力発電の主要原料となる石炭価格はここ数年、
上昇を続けていたが、足下ではスポット価格を中心に下落傾向にある。
政府は昨年、石炭価格の上昇を抑える方針を明らかにした。石炭需給、
輸送面でのボトルネックなどを考えると、長期的にみれば、石炭価格は
どちらかと言えば強含みで推移するだろうが、足下では在庫が増えており、
今期に限れば、せいぜい横ばい程度で推移するのではないかと予想される。
水力発電のウエイトが高く、電源構成が多様化している
中国電力(02380)の業績は意外に好調であるが、華電国際電力
(01071)は前期赤字予想、華能国際電力(00902)は
前期4割程度の減益が予想される。業績の悪い2社にとって、今期業績は
V字回復が期待されよう。

 景気敏感株のようなドラスティックな業績変動はない。また、これらの
3社は昨年の高値を超えてきている。今後、派手な株価上昇は
期待できないかもしれない。ただし、業績の回復、規模の拡大は
確からしい。安定度の高い銘柄として、ポートフォリオの一部に加えても
良さそうだ。


---------------------------------------------------------------------
4. 有料メルマガ:日本復活のための中国徹底分析メルマガ

コラム:中国を支える官僚体制の仕組み
ニュースの焦点:高速鉄道建設計画、見直し必至!?
中国の真実:不動産バブルは深刻か?(5)

コラム:中国を支える官僚体制の仕組み

 重慶市の王立軍公安局長が成都のアメリカ領事館を訪れ、政治亡命を求めた
ものの7日、中国国家安全局によって北京に連行されたそうだ。“これは
氷山の一角であり、中国の政治体制は不安定である”といった意見を
持つ方も多いようだ。

登録はこちらから。
http://www.mag2.com/m/0001397250.html

---------------------------------------------------------------------
5. 中国ビジネス専門家サイト、私も登録しました!!
 中国ビジネス専門家サイト「チャイナプロフェッショナル」オープン
http://www.chinapro.jp/

 2011年12月に開設しました。中国ビジネスに経験豊富な専門家の情報を
PRしております。現在約40名の専門家が登録。中国ビジネスに経験のある
専門家・技術系OB・企業様のご登録をお待ちしております!(登録無料)
http://www.chinapro.jp/?act=professional_regist

---------------------------------------------------------------------
本ホームページ及び電子メールに掲載されている内容等は、投資の参考と
なる情報提供のみを目的としたものです。したがって、勧誘の目的とした
ものでありません。投資に関する最終判断は、お客様御自身の責任でお願い
申し上げます。TS・チャイナ・リサーチ株式会社のホームページ及び
電子メール情報を用し発生したいかなる損害(被害)及び民事、刑事的問題
については、当社は一切の責任を免れます。金銭・有価証券の預託及び
貸付は一切いたしません。本件でご紹介しているセミナー、メールマガジン
では、ご紹介する商品等の勧誘を行なう場合がございます。セミナー、
メールマガジンにおいて勧誘する商品等へのご購入には、費用等をご負担
いただく必要があります。なお、ご購入頂きました各商品等には価格の
変動等による損失を生じる恐れがあります。商品毎に係る費用等、及び
リスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や取引約款等の
資料をよくお読みください。
 本件に記載されている内容はその正確性又は完全性を保証したものでは
ありません。記載された内容は、予告なしに変更することがあります。また、
投資結果を保証するものではありません。投資に関する最終判断は、御自身の
責任でお願い申し上げます。


---------------------------------------------------------------
中国株投資レッスン
発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000265585.html
---------------------------------------------------------------
◎中国株投資レッスン
のバックナンバー・配信停止はこちら
http://archive.mag2.com/0000265585/index.html





広告のお問い合わせ
メルマガ広告に関するご相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。TEL:0120-109-744
ぺージ一番上へ