中国株投資レッスン

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資本市場改革への期待

配信日:2012年02月09日

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                    2012年2月9日 第199号

        「中国株投資レッスン」

       TS・チャイナ・リサーチ株式会社 田代尚機 発行
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     目次
     1. 有料メルマガ:日本復活のための中国徹底分析メルマガ
     2. 資本市場改革への期待
     3.株式投資に関する有料メルマガのお知らせ
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1.有料メルマガ:日本復活のための中国徹底分析メルマガ
    コラム:最後に欧州を救うのは中国だ!!
ニュースの焦点:電力不足は長期化必至!!
  中国の真実:不動産バブルは深刻か?(3)

コラム:最後に欧州を救うのは中国だ!!
 欧州財政危機は世界経済にとって大きな試練である。しかし、その試練を
乗り越えることができたなら、後に待っている世界秩序は現在とは少し
違ったものとなるだろう。アメリカによる覇権構造は弱体化し、欧州、
中国をはじめとした新興国、アフリカを始めとした後進国は緩く結束し、
アメリカと一定の距離を置くような外交バランスとなるのではなかろうか。
欧州債務危機は中国にとってチャンスである。アメリカからの圧力を
かわし、新たな成長活路を見出すための、ビッグチャンスである。中国が
これを見過ごすはずはない。

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2.資本市場改革への期待
 中国のことわざに、“新管上任三把火”というものがある。三国演義が
好きな方は知っているだろう。諸葛亮が劉備の軍師となった直後、諸葛亮は
曹操軍に対して、短期間のうちに3度の火攻めを行い、いずれも相手を
壊滅的に打ち負かした。“諸葛亮上任三把火(諸葛亮は軍師に就任早々、
3度の火攻めを成功させた)”ということから、“新管上任三把火”という
ことわざが生まれたそうだ。

 現代では意味が俗っぽくなり、“新しく新任した官僚は就任早々、
張り切って3つぐらいの目立つ仕事をするものだ”といったぐらいの
意味である。

 昨年の10月29日、金融監督管理部門の人事が発表され、新しい
銀行業監督管理委員会主席に尚福林氏(証券監督管理委員会の主席)、
証券監督管理委員会主席に郭樹清氏(中国建設銀行の会長)、
保険業監督管理委員会主席に項俊波氏(中国農業銀行の会長)がそれぞれ
指名された。三会のトップが一度に替わるのは異例である。

 これらの機関は金融をただ監督管理するだけでなく、それぞれの担当分野の
発展に責任を持っている。三会のトップが一斉に変わったことに加え、
今年1月6、7日には5年に一度の全国金融工作会議が開かれ、今後の
金融政策の長期方針が示された。こうした人事、会議開催を背景に、今年の
金融業界は大きな改革が行われるのではないかといった期待が高まっている。

 株式市場では当局幹部の発言に注目が集まる中、中国証券監督管理委員会の
郭樹清主席は2月2日、中国証券報に論文を寄稿した。内容は、「市場化を
推進し、審査批准を縮小、証券先物領域の改革の準備を進める。全国年金
(養老年金)保険基金、住宅積立基金など長期資金の株式市場への
投資解禁を推し進め、社会保障資金、企業年金、保険会社などが
資本市場への投資比率を高めることを奨励する」など。この中で、投資家の
注目を集めているのが養老年金、住宅住積立資金の株式市場への
投資解禁である。

 もっとも、こういった内容の主席の発言はこれが初めてではない。
全国金融工作会議終了直後の1月9日、郭樹清主席は全国証券先物監督管理
工作会議に出席、“社会保障基金、企業年金、保険会社など機関投資家の
資本市場への投資比率を高め、積極的に全国年金保険基金、住宅積立金など
長期資金の株式投資解禁を推し進める”など、5つの方面から改革、
監督管理業務を行うと発言している。養老年金、住宅住積立資金の
株式市場への投資解禁は、今年の資本市場改革の中心となりそうである。

 中国株式市場最大の弱点は長期投資家が育っていないことである。
計数字だけから見れば、A株流通株全体における機関投資家の持ち株比率は
2006年末の42.5%から、2010年末の70.8%へと大きく
増えている。しかし、問題は投資家の中身である。

 機関投資家といっても、株式ファンドを運用する機関、それも大手ばかり
ではなく、私募基金と言われる多数の小規模運用機関が含まれている。
ファンドの販売競争は熾烈を極め、短期の運用成績の良し悪しが直接、
販売に響くとあって、彼らの投資スタンスは短期的である。機関投資家と
言ってもヘッジファンドのような投機的な売買を主体とするところが多い。
バイアンドホールドを主体とするような長期機関投資家が育っていない
のである。

 現在の株価は、長期的にみて割安水準にある。バリュエーションでみれば
歴史的な最安値水準である。一方、ファンダメンタルズ面では、インフレは
沈静化し、経済は減速傾向にある。長期投資家が株式投資を進めるには
絶好のタイミングであろう。

 実際にどれだけの金額が市場に入るのかはそれほど大きな問題ではない。
株価が下がった際に果敢に買ってくる長期運用の機関投資家がいると
投資家に意識させることが重要である。

 前任の尚福林氏は2002年の就任直後から、当時最大の難題であった
非流通株の流通化問題解決に全力を挙げ、時間はかかったが、完全に問題を
解決させた。郭樹清主席が目指すものは、質の高い資本市場の育成である。
新主席の積極的な改革に期待したいところである。


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