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上海総合指数、景気悪化を織り込む

配信日:2011年11月23日

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                    2011年11月23日 第188号

         「中国株投資レッスン」

       TS・チャイナ・リサーチ株式会社 田代尚機 発行
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         目次
         1.上海総合指数、景気悪化を織り込む
         2.有料メルマガのお知らせ

1. 上海総合指数、景気悪化を織り込む
 上海総合指数は先週後半下落した。16日は持合いから上に抜け、
上昇トレンドが出るのではないかと期待されたが逆に下落、その後
3日続落となった。18日の終値は2416.56ポイント。10月後半に
形成されたダブルボトムによる支持線辺りで止まっている。

 突然下げた感があるが、セクター別にみると、11月上旬をピークに
しばらく軟調な動きが続いているセクターもある。

 11月に入り、五月雨式に出始めた政策情報に反応して、教育メディア、
三網融合、リチウム電池、IT関連など小型材料株が循環物色された
ことで、上海総合指数は高値圏での持合いが続いた。相場つきは
悪くなかったので目立たなかったが、この間、景気敏感セクターはずっと
軟調であった。

 たとえば証券セクター。中核銘柄である中信証券(600030)の
動きをみると、直近の高値は11月3日場中で記録した12.34元。
その後は軟調な動きが続き、18日は11.43元で引けている。
年初来安値は10月10日場中で記録した10.97元。まだ少し余裕は
あるが、チャートだけをみていると、簡単には切り返しそうにない。
証券銘柄すべてが同じ動きをしているわけではないが、共通して言えるのは
11月上旬がピークであったということだ。

 不動産セクターも軟調である。中核銘柄である万科企業(000002)の動きを
みると、直近の高値は10月28日場中で記録した8.28元。その後は
軟調な動きが続き、18日は7.09元で引けている。年初来安値は
9月29日場中で記録した6.88元。こちらは安値更新までほとんど
余裕がない。不動産の場合、証券以上にばらつきは大きいが、大手は一様に
軟調な動きをしている。

 そのほか、セメント、鉄鋼、建設機械といったところが11月上旬を
ピークに下落基調にある。

 “景気は思ったより悪い”。市況のあるもの、受注統計がしっかりしている
セクターは足元に限れば、比較的業績を予想しやすい。セメント、鉄鋼、
機械といった産業の内部関係者は、ある程度正確な予想ができるはず。
業界に精通した一部の投資家や大手機関投資家が先行きを悲観し、
売り越しているのであろう。

 不動産に関しては、価格が下がり始めており、それに対して政府は厳しい
政策を続けると明言している。このセクターは“微調整”とは関係ない。
証券は、株式市場に資金が大きく流れ込むような状況を予想できれば
急騰するが、今はそうではなさそうだ。少なくとも投資家はそこまでの
金融緩和を予想していないのだろう。

 少し話を整理してみよう。政府は10月下旬から、金融政策の微調整を
始めた。経済情勢を把握しながら徐々に金融政策を中立に戻し、その後
必要に応じて緩和にシフトさせる方針である。しかし、マーケットは、
“政府が予想している以上に景気は早い速度で悪化しているのではないか”
ということを懸念している。

 もっとも、これから上海総合指数が大きく崩れるとは思わない。株価が
下がること自体が、政策発動の後押しとなるからである。当面は政策待ち
である。物価は沈静化したのなら次は、景気対策、経済発展政策の
発動である。政策がでなければ下がる可能性はある。しかし、預金準備率の
引下げ、利下げ、オペレーションによる今よりもはっきりとした
資金供給などが行われれば、その時点で買い易い銘柄を中心に資金が
流入する。株価指数は全体の景気、企業業績の動向に関係なく上昇する
であろう。

 上海総合指数は2009年8月をピークに2011年10月の底値まで
2年2カ月の間、業績が大幅増収増益を続ける中で下げ続けた。これから
しばらくの間は逆の現象が起きるはずだ。


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