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空売り規制は必要か?

配信日:2011年10月12日

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                    2011年10月12日 第182号

         「中国株投資レッスン」

       TS・チャイナ・リサーチ株式会社 田代尚機 発行
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         目次
         1. 空売り規制は必要か?
         2.有料メルマガのお知らせ

1. 空売り規制は必要か?
 香港で空売り規制に関する議論が活発となってきた。

 香港の証券業協会、証券商協会、証券学会など7つの証券業組織は
4日午前、香港政府財経事務庫務局の区〓智(〓王へんに景)常務秘書長と
面会した。その際、証券業組織は空売り禁止を要求した模様。最近空売りが
大幅に増えており、売買代金の10%を超えている。そうした中で、
欧米市場と比べ、香港市場の下げが厳しいのは空売りのためだというのが
彼らの主張である。

 しかし、香港政府財経事務庫務局の陸家強局長は6日午前、“空売り禁止は
相場下落を阻止するための良い方法ではない”と発言した。現段階で、
香港政府は空売り規制を行う意思のないことをはっきりさせている。

 以前このコラムで、中国株の下落要因として、欧米投資家のリスク回避
姿勢の影響が大きいという点を指摘した。ヘッジファンドによる投げ売りが
出ており、空売りによる投機行動も含め、需給要因が下げの主要原因である。

 今回の世界的な株価急落の震源地は欧米である。中国経済に問題があって
世界の株価が下落したのではない。それどころか、中国経済の見通しは
良好である。9月に発表されたIMFの最新予想では、今年の中国の
実質経済成長率予想は9.5%。来年は少し鈍化して9.0%。政府が
目標とする7〜8%を上回っている。アメリカ、EUの成長率は、大きく
下方修正されたのと対照的に、中国の修正幅は小幅に留まっている。

 しかし、市場で伝わる情報は少し質が異なっている。中国経済が
ハードランディングするとか、不動産バブルが崩壊するだとか、地方経済の
金融プラットフォーム問題で地方政府が財政破綻を起こすとか、銀行が
不良債権問題で経営不振に陥るだとか、とにかくネガティブな話が
独り歩きしている。

 ここで少し視点を変えてみよう。株式投資を純粋なマネーゲームとして
とらえてみよう。現在の株式市場は弱気に傾いている。世界の投資家は
リスク回避の姿勢を強めている。一方、中国経済は堅調であるとはいえ、
悪材料はある。

 投資家のリスク回避姿勢が強まる中で、多くのヘッジファンドは手じまい
売りを強いられている。こうした状況で、どう行動すればゲームに
勝つ確率がもっとも高いだろうか・・・。

 中国経済にネガティブなレポートを発表しながら、機関投資家が沢山株式を
保有していそうな景気敏感株、中小型の成長株を集中的に売るのが最善の
方法ではなかろうか?少なくともこの相場で買いから入って勝つのは
至難の業である。売りから入るのが妥当な戦略であろう。

 もちろん、空売りには大きなリスクが伴う。突然、好材料が出始め、
投資家がリスクテイクを始めたらどうなるか?香港市場はストップ高、
ストップ安がない。青天井で損失を蒙ることになりかねない。

 しかし、今、投資家がリスクテイクを始めるようなことがあるだろうか?
欧州債務危機、アメリカ経済、財政問題は一旦解決するだろうか?
問題の根は深い。投資家は、短期的な金融緩和では解決することはできない
と思い始めている。世界全体がもう一度過剰流動性で同時株高となるような
状況はそう簡単には作り出せないであろう。

 それでも、唯一、部分的に、中国株に対してリスクテイクしてくる可能性は
あると思う。それは中国政府が政策転換をした時である。中国は現在でも、
財政政策、金融政策を機動的に実行する力を残している。市場の噂のように
中国が本当にハードランディングしそうになれば、あらゆる手段でそれを
阻止するであろう。また、不動産バブル、不良債権問題にしても同じである。

 冒頭で示したように、一部の市場関係者は空売り規制が必要であると
考え始めている。売り方としては、別に売りだけで儲けなくてもいい。
売れるだけ売って、売れなくなれば、ドテン買いに転じるだけである。
その時に、空売り規制をしてくれたり、中国政府が政策を出してくれたり
したら、株価はどうなるだろうか・・・?

 実は香港の空売り規制は非常に厳しく、零細個人はほとんどできない仕組み
となっている。ましてや我々のような外国人個人投資家は実質的に
不可能である。それなのに、マスコミ情報によれば、売買代金の
10%以上が空売りだという。つまり、一部の機関投資家が空売りによって
設けているといった状況である。不公平である。やはりこの際、
空売り規制は行った方がいいのではなかろうか・・・?


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