ダメ上司を見習え! 3分で分かる仕事が楽しくなる秘訣

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「いいのにしておいて」 具体的指示を出さずに後で文句を言う上司

配信日:2011年06月20日

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おはようございます、グッチ55です^^


暑い、暑い夏が近づいてきました。
今年の夏のテーマは「節電」のようです。

私は、もともとクーラーも扇風機も使わない生活でしたので、
さらにどんな節電をしようか・・・。

前回は、部下の意見を尊重せずに、否定する上司物語でした。

上司は、自分の考えによほど自信があるのか、
部下を自分の意見に丸め込みたいのか、
自分の意見が正しいと主張したいのか、
何らかの理由があると思いますが、
ブログ内で述べたように、人間は否定の言葉を理解することが困難です。

そのことを踏まえると、部下を指導する立場としては、
否定する行為は、非常に非効率で、成果があがりにくいです。

つまり、部下の育成能力が低いとみなされる可能性が高いのです。

さて、今回は、記念すべき第1回目のメルマガで発表したダメ上司物語の
リメイク版です。前回のものと比較してもらえば分かりますが、
肉厚な内容となっています。
最初のものは、ひどいので、見ないで欲しいのですが・・・

では、成長したグッチ55のダメ上司物語をお楽しみ下さい☆

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◇ ダメ上司を見習え! 3分で分かる仕事が楽しくなる秘訣 第96回
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このメルマガは上司と部下がおりなす物語を紹介します。

主人公である外村勝之が、様々な企業で働き、様々な上司と出会います。
いくつもの出逢いから外村は、自分が成長するためのヒントを得ていきます。

外村を支えるのは澤田康介。
澤田は外村と同じ立場、異なる立場にたって外村を支えていきます。

この2人が出会う上司は、良い面も悪い面も持った上司たちです。

この上司たちとのやりとりから

□部下から見た問題点
□部下として今どうすべきか
□自分が上司になった場合はどうしたらいいのか

の3つを学ぶことにします。


注意して頂きたいことがあります。

このメルマガは上司をバカにし、あざ笑うためのものではなく
上司を反面教師とし、将来の成長につなげるための物語であることです。



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◇ ケース:「いいのにしておいて」 具体的指示を出さずに後で文句を言う上司
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登場人物 
上司(斉藤課長)
上司(高橋先輩)
部下(外村) 
部下(澤田)
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1ヶ月間の長い新人研修が終わり、ひと回り成長した僕は、
ようやく求めていた仕事をやれる喜びに満ちていた。

「はじめまして、外村です。今日からよろしくお願いします」 
まずは、配属された課で一番偉い斉藤課長に挨拶をすることになった。

「私こそ、よろしく頼むよ。新人研修はどうだった? 
外村君は大学を卒業してすぐの入社だよね?」

「はい、そうです。4大を出てすぐです。研修では勉強になることがたくさんありました。
研修中はしっかり出来ていたと思いますが、現場でしっかり出来るか不安です」 

「最初は皆そうだよ。心配しなくてもいい。まずは電話対応から慣れていってくれるか」

「分かりました。積極的に電話に出るように心がけます」

ありきたりな挨拶となった。ただ、上司というのは大学の先輩と違い、
理不尽で変わった人間だと聞いていたため、普通で優しそうな斉藤課長にホッとした。
それから、何事もなく3ヶ月が経過した、ある日、
斉藤課長から僕にチャンスが与えられることとなった。

「どうだ? 外村君? 仕事に慣れてきたか?」

「まだまだ分からないことばかりです。
先輩たちに迷惑かけているだけで、役に立てている実感は持てていません」

「そうか。まだ早いかもしれないが、
君にひとつ仕事を任せてみようと思うのだが、やってみるか?」

「私が、ですか? まだ分からないことの方が多いので、
一人でやるのは無理があると思います」 
正直、仕事を任せられることが嬉しかったが、謙虚な姿勢をとった。

「いつまでも先輩たちの下仕事ばかりじゃつまらないだろう。
分からないことがあれば直接私に聞いてもらって構わない」 
“いつまでも下仕事”って言っても新人だから当たり前のことだと思ったが、
上司がそう言うのであれば素直に従ってみようと思った。

「ちなみに僕は何をすればよろしいのですか?」

「高橋君に任せた仕事なのだが、彼は手が一杯でどうにも出来ない状態なんだ。
仕事の内容は彼が分かっているから、細かいことは彼に直接に聞いてくれるか?」

「高橋先輩の仕事を私がやるのですか? 新人の僕に出来るでしょうか」

「ここ3ヶ月間の君の仕事の取り組み方を見ていての決断だ。
それほど難しいことではないし、大丈夫だ。君にならできるよ」

「・・・分かりました」

斉藤課長の指示を受けてすぐに、軽い足取りで高橋先輩の元へ向かった。

「高橋さん、ちょっとお時間よろしいですか?」

「ん? いいよ。どうしたの?」

「さきほど斉藤課長から高橋さんの仕事引き継ぐように言われたのですが、何か聞いていますか?」

「いや、聞いていないけど。何の仕事?」

「すいません、詳しいことは聞いていません。高橋さんに聞くようにだけ言われて」

「そうか。またか」 高橋先輩の顔色が曇ったことが分かった。
しかし、そんなことよりも、どんな仕事を任せられるのかを早く聞きたかった。

「僕は何をしたらいいのですか?」

「ん〜。金平商事から依頼のあったプログラムの作成をお願いしてもいい?
俺もまだ手をつけられていないんだ。チェックはこっちでするから外村君の主導でやってもらってもいい?」

「分かりました! よろしくお願いします!」

最低、半年は何も出来ない状況が続くことを覚悟していた。
こんなにも早く上司から期待され仕事を任せられたことが僕にやる気を出させた。
新人にとってこれ以上の喜びはない。
不思議とプレッシャーはなく、与えられた仕事を全うしようと、
家に帰ってからも仕事のことを考えずにはいられなかった。

ただ、苦痛はなかった。


それから1週間が経過した。
完成したプログラムを見て欲しくて、出社後、すぐに高橋先輩に報告した。

「高橋さん、プログラムのチェックお願いしてもいいですか?」

「あ、おはよう。もう出来たのか? 早いな。よく頑張った。
今からチェックするから、その間は澤田君の手伝いしてあげてくれるか」

「おはようございます。厳しくチェックお願いします」

「うん。分かったよ。お疲れ様」

高橋先輩は、自分の仕事よりも、僕の仕事のチェックを優先してくれた。
何て優しい先輩なんだ。

「未完成な部分はあるけど、初めてにしてはかなり良い出来だと思うよ。
直さなきゃならない部分はまとめておいたから、後で直しておいてくれるかな。
直した後、斉藤課長に報告してその後の指示を受けておいて」

「ありがとうございます。大変でしたが高橋さんおかげでうまく出来ました」

「君の努力の結果だよ。またよろしく」

「こちらこそ、よろしくお願いします」

高橋先輩のチェックリストは非常に分かりやすく、
言われた通りに直したら自然とプログラムは完成した。
これで自分に任せられた仕事は完了した。僕はさらに仕事を進めようと、
この後、どのような段取りでいけばいいか必死で考え、指示を受けようと斉藤課長の元へ向かった。

「斉藤課長、プログラムの作成が終わりました。
この後、澤田さんたちのプログラムと結合する作業が必要だと思いますが、
どのようにお考えですか? 指示お願いします」

「もう出来たのか。そうか。次は高橋君の指示をうけて進めてくれるか」

「はい。それでは、澤田さんたちのチームと話し合って先に進めていってもよろしいですか?」

「いいのにしてくれれば良いから」

「分かりました」

それから高橋先輩のサポートを受けながら、
澤田さんのチームと打ち合わせを行った。ある程度の話はまとまった。
ただ、どうしても自分たちだけでは決められないことが出てきた。
何度話し合っても結論は見えてこない。
そんな時、高橋先輩から「こういう時のために、上司がいるんだよ」と言われ、
「分からないことがあったら私に直接聞いてくれ」という斉藤課長の言葉を思い出した。

「すいません、斉藤課長。お時間よろしいですか? 相談があるのですか?」

「どうしたんだ?」

「金平商事依頼のプログラムで、完成に向けて2つの方向性で話し合っているのですが、
どちらで進めるか決めかねています。アドバイスいただけますか?」

「私は君にその仕事を任せると言った。君の良いと思う方を選んでくれればよい」

「でも、大事なところだと思うので、私が決めるのはどうかと思いますが、よろしいのですか?」

「かまわない」

斉藤課長に完全に信頼されていると感じ、疲れが溜まって重かった体が急に軽くなるのを感じた。
徹夜で頑張った苦労も、これで報われたんだ。これが仕事をした達成感か、と喜びに満ち溢れた。


それから、さらに1週間、澤田さんと力を合わせて商品の納品に向け頑張った。
方向性に迷うこともなく順調に進み、完成間近になった。
納品に向けての段取りがあると思ったので、一度、斉藤課長に報告しておこうと思った。

「金平商事のプログラムが完成しそうです。一度報告させて下さい」

「分かった。説明してくれるか」

「完成」という言葉を聞いて、斉藤課長は手を止め、話を聞く姿勢になった。
今までは、僕に決断を任せてくれていたため、話を聞いてくれることはなかったが、
今回は目つきが違う。

斉藤課長は黙ったまま、資料を次から次へとめくっていった。
どれほどだろうか、しばらく沈黙が続いた。
ふぅ、というため息と一緒に、資料を全て閉じた斉藤課長が口を開いた。

「一つ一つの細かい内容は良いが、これは金平商事のニーズと離れていないか? 
なぜこういう方向性で行こうと決めたのだ?」 
いきなりの発言に僕は戸惑ったが、何とか言葉を探して質問に答えた。

「高橋先輩はじめ、澤田さんのチームの人たちと何度も話し合って決めた結果です」

「あのな、お客さまからのニーズと異なるものを作ったって
商品になるわけがないだろ。よく考えろ」

「申し訳ありません」 
斉藤課長の大きな声に驚き、何と答えて良いか分からなかった。
とにかく謝るしかなかった。

「何でもっと早く相談しなかったんだ? 
分からないことがあったら私に聞くように最初から言っていただろ。
今すぐ作り変えなさい。来週の月曜日には先方に伺う予定でいる。
それまでに仕上げてこい」

「はい。申し訳ありませんでした。今すぐやります」 
足が震えていた。僕は斉藤課長の期待に応えることは出来なかったようだ。

がっくり肩を落とし、トボトボと自分のデスクへ戻った。
最後まで一緒に頑張ってくれた澤田さんに報告しなきゃ。
何て言えばいいだろう。

「はぁ」

「どうしたの? ため息なんかついて。どうせ斉藤課長に褒められたんだろ」

「いや、その逆だよ。『方向性が間違えている』と怒られたよ。
最初からやり直しだって。今日から家に帰れないな・・・」

「え? ウソ? どういうこと? めちゃくちゃ話し合ったよね! 
あれ? だって方向性が決まらないから斉藤課長に相談しにいったよね?」

「うん。その時は、僕に任せるって言ってくれた」

「ありえねー。ちゃんとチェックもしないで。後で文句言うなら初めから言えよ」

「僕が悪いんだ。僕が決めたことだから」

「違うよ。斉藤課長が悪い。
だって外村さんは迷った時には報告して指示受けにいったじゃないか。
的確な指示がなくても、最後まで取り組んだ外村さんはすごいよ」

「ありがとう」 それからも澤田さんは僕を慰め、仕事を手伝ってくれた。

 僕は斉藤課長に仕事を任せられたことを高橋先輩に報告したときに
「そうか、またか」と先輩が口にしたことを思い出した。

「そうか、そういうことだったのか・・・」

僕は斉藤課長から信頼され仕事を任せられたのではなかった。
要するに無茶振りだったのだ。
上司から頼りにされ、喜び、必死で頑張った自分が虚しく感じた。


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□ 部下から見た問題点
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斉藤課長は、全ての判断を外村に任せました。
ところが、いざ成果物を目にすると「方向性が違う」と根本から否定しました。

外村の努力は無駄になってしまいました。

そうならないためにも、外村は斉藤課長に確認を取ろうとしたのです。
「これでよいですか?」と。
しかし、斉藤課長は取り合ってくれませんでした。

斉藤課長が確認してくれていれば・・・
斉藤課長が部下の考えを否定しなければ・・・
努力が無駄になることはありませんでした。

部下たちにとって、斉藤課長は努力を潰す「悪者」に見えるかもしれません。


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□ 部下として今どうすべきか
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物事を判断する時、人は2パターンに分かれます。
「シミュレーション型」と「プロトタイプ型」です。

「シミュレーション型」は、今までの経験から2・3手先を読み、結果を予想する人です。予想することにより、どちらが良いかを判断します。

「プロトタイプ型(試作型)」は、「やってみなけりゃわからない」という人です。実際にやってみた結果で、どちらが良いかを判断します。

「プロトタイプ型」は、実際の結果を判断材料とするので、
「シミュレーション型」より正確な判断ができます。
しかし、実際にやってみるので、時間はかかります。

どちらも一長一短があります。

そして、斉藤課長は「プロトタイプ型」です。
部下にやらせてみて、結果で判断するのです。

つまり、欲しいのは結果です。

そのような上司に必要なのは、「相談」ではなく「デモンストレーション」です。
実際にどのような感じで動くのか、それを上司に見せてあげてください。

そうすることで、初めて上司は「判断」してくれます。

「プロトタイプ型」には、プロトタイプ(試作品)を提示してあげましょう。


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□ 自分が上司になった場合にどうすべきか
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自分が「プロトタイプ型」だと思う人は、部下に以下のことを言ってみてください。

「私は君が一人でどこまでできるのか試しに見てみたい」

この言葉で部下は黙って頑張ってくれます。

部下に「試されている」という意識を与えるのです。
それはつまり、「期待されている」「必要とされている」ということです。
人は「必要とされる」ことで、頑張ることが出来ます。

また、「試しに」ということを伝えることで、部下に余計な重圧を与えません。
部下は本来の実力を上司に見せようと頑張ってくれるはずです。

これがプロトタイプ型上司の期待するところだと思います。

部下にやらせてみて、実力を見る。
部下は上司の期待に応えようと頑張る。

大事なのは、そのことを部下と認識あわせするということです。

ブログの更新も楽しみにして下さい^^
→ http://minarae.blog25.fc2.com/


★★・‥…─━━━─…‥・・‥…─━─…‥・・‥…─━━━─…‥・★★
ぜひ、ご意見・ご感想を聞かせて下さい。
あなたが出会ったダメ上司の話を教えて下さい。
教えていただいた話から、グッチ55が物語を作り、
紹介させていただきます。
↓↓↓↓↓
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★★・‥…─━━━─…‥・・‥…─━─…‥・・‥…─━━━─…‥・★★



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