中国株投資レッスン

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預金準備率引上げ、利上げ見送り

配信日:2010年12月11日

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                   2010年12月11日 第137号


         「中国株投資レッスン」

       TS・チャイナ・リサーチ株式会社 田代尚機 発行
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         目次
         1.預金準備率引上げ、利上げ見送り
         2.お知らせ

1. 預金準備率引上げ、利上げ見送り
 11日(土)、11月の月次経済統計が発表された。最も注目されたのは
消費者物価指数である。結果は対前年同月比5.1%上昇であった。これは
10月と比べ0.7ポイント高く、市場コンセンサスと比べ0.4ポイント
高い数字であった。

 消費者物価指数が大きく上昇した要因は、食料品価格、居住関連価格の
上昇である。食料品価格指数は11.7%上昇、物価全体への寄与率は
74%、居住関連価格指数は5.8%上昇、寄与率は18%である。

 居住関連価格指数が上昇している理由はわかりやすい。不動産価格が
上昇していることから、家賃も上昇しているのである。11月の
不動産価格は、別の統計をみると、前月比では若干上昇しているが、
コントロールできているといっていい水準である。また、厳しい
不動産価格抑制策が採られており、不動産税導入など新たな政策も
検討されている。寄与率自体が小さいこともあり、こちらについては、
それほど心配することはなさそうだ。

 一方、食料品価格指数の上昇要因はいまひとつはっきりしない。先月の
月次統計発表段階では、天候不順、輸入穀物価格の上昇、コストアップ、
投機などが主な要因であると統計局は指摘していた。

 10月以降の変化がどうであったか判断するために、対前月比でみた
消費者物価指数上昇率を調べると、11月は10月と比べ1.1%の
上昇であった。内訳をみると、食料品、居住関連、衣類の上昇が大きく、
これらの寄与度をみると、食料品が0.7%、居住関連が0.3%、
衣類が0.1%である。ちなみに、この3つで11月の上昇がすべて
説明できることになる。このデータでも、食料品の影響が圧倒的に大きい。

 統計局は、この1ヵ月間の食料品の上昇要因を次のように説明している。
すなわち、“季節要因によって、食用油、果物、卵などの価格が
上昇しており、そのために物価全体が押し上げられた”といった見方を
している。つまり、国家統計局は、インフレ期待が進行しているとは
見ていないようだ。

 国務院は11月20日、物価抑制政策を打ち出し、先物、現物両市場を
通じた価格の吊り上げや、買い占め、売り惜しみなどを厳しく
取り締まっている。統計局の判断では、この物価抑制策発動後、穀物価格は
安定しており、豚肉、野菜は下落している。その他の食料品を含め、
全体として食料品価格は落ち着きを取り戻している。政策の効果が十分
出ており、12月以降、物価は落ち着きを取り戻すだろうと統計局は
予想しているようだ。

 その他の統計についても簡単に触れておく。11月の工業生産
(付加価値ベース)は13.3%増。前月と比べ0.2ポイント
上昇しているものの、6月以降ほぼ横ばい。小売売上高は18.7%増。
前月と比べ0.1ポイント上昇しているものの、8月以降ほぼ横ばい。
固定資産投資は1〜11月の累計で24.9%増と前月までの累計と比べ、
0.5ポイント上昇している。固定資産投資についてははっきりとした
上昇傾向がみられる。輸出は34.9%増と前月と比べ12ポイント上昇、
輸入は37.7%増と12.4ポイント上昇した。貿易収支は
228.9億ドル。前月よりは42.58億ドル減少したが、
対前年同月比では増勢を保っている。

 今回の統計発表を前に、中国人民銀行は10日、預金準備率引上げを
発表した。統計局の判断とは裏腹に、金融当局は用意周到に政策を
打ち出している。ちなみに、預金準備率引上げは、この1カ月間で3回目、
今年に入って6回目(大手6行については特別な1回を加え7回目)。
大手6行の預金準備率は19%となり、史上最高を再更新することになる。
短期金融市場における資金吸収は、現段階で過去最高レベルと言えよう。

 一方、利上げについては今回見送られることになった。金利水準は
依然として歴史的に見れば低い水準に据え置かれている。

 投資家はこの結果をどのように評価するだろうか。預金準備率引上げが
行われたことで当面悪材料出尽くしと判断するのだろうか。それとも、
今後利上げの可能性が残されており、あく抜けしないのだろうか。もし
後者のように考える投資家が多いならば、上海総合指数はボックス圏から
抜け出せないまま、冴えない動きが続いてしまいそうだ。

 中央経済工作会議が10〜12日の予定で開催されたようだが、その結果が
伝わってこない。こちらで好材料があれば、状況は変わってくる
かもしれないが、果たしてどうだろうか?


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2.お知らせ
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