IT業界の裏話

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[IT業界の裏話-0349]コンサルタントを虚業と切り捨てられる姿勢

配信日:2010年09月27日


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2010年9月27日発行(4500部)
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■■  IT業界の裏話−−−−−−−−−−−−−−−−−−−No.349

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バックナンバー:http://it-ura.seesaa.net/



どうも、吉澤準特です。

マシュマロチャレンジを御存知ですか?
ルールはとっても簡単です。

・4人チーム
・1つのマシュマロ、20本のパスタ、90センチの糸、90センチのテープ
・できるだけ高い自立式構造物(塔)を作る
・一番上にマシュマロをのせる

世界中で使われているワークショップです。

これまでの傾向では、幼稚園児が好成績を残し、
MBAチームは芳しくないとのこと。

その理由は?

答えはこちら。
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▼ INDEX ▼
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■ 業界裏話 :コンサルタントを虚業と切り捨てられる姿勢

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■ 業界裏話 :コンサルタントを虚業と切り捨てられる姿勢
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「コンサルタント業は虚業だ。」

「奴らは、こちらが用意したものを机上でこねくりまわし、資料を作って
 おしまい。現場のことを何にも分かっていないから、経営層にもトン
 チンカンなことを言って、状況をさらに悪化させる。考えるだけの楽な
 仕事だよ。」

そういった声を私も時々耳にします。


そもそも「虚業」とは何かを整理しておきましょう。この言葉は「実業」
とセットで使うことが多いです。知人やWebから見聞きしたかぎりでは、
次のように示すことができます。


・実業
 →具体的なモノを生み出す仕事

・虚業
 →具体的なモノを何も生み出さない仕事
 →他人が何かを生み出せるよう手助けする仕事


多くの人の感覚では、他人のフンドシで何かをするのは虚業だと捉えてい
るようです。そういう意味では確かにコンサルタント業は虚業ですね。

何せ、他人がやっていることに対して助言したり、これからやろうとする
ことについて計画を立てたりすることが生業なのですから。


この認識に対して、あるコンサルタントはこう語ります。

「もとが誰のフンドシかで仕事の質に優劣をつけて貶めるのはおかしい。

 たとえば、「机上でこねくりまわし、資料を作っておしまい」という
 シンプルな表現の裏側には、様々なデータを突き合わせて納得できる
 ストーリーを作り上げるために努力しているコンサルタント達がいる。
 
 現場から上がってくる情報は断片的なものが多く、整合性の取れたひと
 まとまりの情報を作り上げるのは、思いのほか手間が掛かる。」

「もちろん、出てきた資料が後続フェーズで使えない代物というなら話に
 ならない。ただ、使えない代物になってしまっている原因は、クライア
 ント側にもある。
 
 社内担当者が変わってしまったから内容が分からない、社内展開がうま
 くできなかったから、改めて計画修正が必要になってしまった。そんな
 理由が多いのも事実だ。」


このコンサルタントの主張のポイントは、別にコンサルタント業が虚業か
否かという話ではありません。虚業という貶めた見方をするヒトの仕事へ
の姿勢について、「そのスタンスでいいのか?」という疑問を呈している
のです。


実行フェーズには関与しないという点に注目して、現場を知らず、モノを
生み出していないと軽んじる姿勢を批判は確かによろしくないと思います
が、実際の世の中は虚業に対してますます風当たりが強くなっていますし、
殊に、IT業界では、計画フェーズと実行フェーズの両方を責任をもって推
進してくれる外部パートナーの存在が強く求められています。

クライアントが成熟し、賢くなればなるほど、計画フェーズの内製化が進
みます。

ピンポイントでのアドバイザリー業務は残ると思いますが、企画立案だけ
をする外部業者はどんどん仕事の規模が縮小していくだろうという予想は、
昨今のジョブで私が持ち得ているものです。

大企業には、コンサルティング業を「虚業」と言って切り捨てるくらいの
内的成熟が求められています。そして、コンサルティングファームは、虚
業だけに留まらない実行力が必要です。

これからの10年、コンサルティング業界の仕事は大きく変容するかもしれ
ません。


参考までに、Web上で数多にあるコンサルタントの虚業論をまとめたエント
リーを紹介しておきます。

http://d.hatena.ne.jp/yo4ma3/20100802/1280764001

論点は以下のとおり。

* 他人への貢献度が高いか、否か
* クライアントが自分で出来るか、否か
* 成果に再現性があるか、否か
* 後に引き継ぐ人のことを、考えた仕事をしているか、否か
* 価値が発生する"場"がサービス提供の場か、否か
* 価値の測定ができるか、否か
* 実行するか、否か
* 作業内容を秘密にするか、否か
* 成果が形に残るか、否か etc



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編集後記)

コンサルティング業界のなかの人の意見としては、
過去の報告書スタイルのプロジェクトは
どんどん縮小する傾向にあります。

お金の使い方が変わってきてますね。

コンサルティング業界は次のステージにすでに突入しています。


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