読者数 --未選択-- 発行頻度 --未選択--

広告価格帯 --未選択--(概算)

発行者

※メルマガ内容は省略されています。もっと詳しく見る

広告のお問い合わせ

  • メルマガ概要
  • バックナンバー一覧

【BBBvol.196】ビジネススクールで身につける仮説思考と分析力生方正也(著)

配信日:2012年09月16日

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


B┃ B┃ B┃ B U S I N E S S B O O K B A N K
━┛━┛━┛━━━━━━━━━━━━━━━━━
ビジネスブックバンク


------------------------------------------------------------------

vol.196 2012.09.16 SUN     info@businessbookbank.com

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

こんにちは!BBB(ビジネスブックバンク)発行人の山村です。

今週は調べ物や勉強することが多くて全然寝れませんでした・・・。
流石にふらふらになってきたので、今日は今から寝ようと思います。


さて、本日ご紹介させていただく一冊は、
東京大学文学部卒業後、日産自動車、ウイリアム・エム・マーサー、
グロービスを経て、現在はHRデザインスタジオ代表
生方 正也さんの『ビジネススクールで身につける仮説思考と分析力』です。


仮説思考は、誰もがわかったようでわからないと
感じている部分があるのではないでしょうか?

また、そんな暇があったらとにかく行動をという
時代錯誤な人も時々見かけます。
(もちろん行動は大切ですが、それだけだというのは違いますよね)


本書は、この仮説に対するバイアスを取りのぞき、
体系的な仮説立案のプロセスが学べると同時に、
豊富な事例で理解が深まる一冊です。


仮説立案プロセスとしては、

「目をつける」→「問いを立てる」→「仮説」

というわかりやすい流れで開設されています。


そして、仮説立案に欠かせない分析についても
本書はセット捉えておくべきとして、そのプロセスを

「バラす」→「比べる」→「意味を読みとる」

という流れで説明してくれます。


本書では、仮説とは精度の高い行動をサポートする
ためのものであるという理由から、以下のように定義されています。

「手に入れることのできる情報から導き出された、
 現時点でもっとも実現する可能性の高い説」


だから、仮説とは思いつきやアイデア、
ひらめききなどではなく、冷静に分析な分析を基として、
根拠があり、行動に繋がり、
それが検証できることが重要ということですね。


ビジネスパーソンとしては、こういう体系的な学びと
実践を行き来しながら、自らの能力に磨きをかけ、
それを結果や自信につなげていくことが重要だと思います。

会社にも事業にも製品・商品にも、必ずライフサイクルがあり、
過去の成功プロセスの先には下り坂しかありません。

だからこそ、新たな知見を取り入れ、その知見によって
自らを、自社を、革新していく必要があります。

その時に大事なのは、役に立たない理論など無く、
理論の使い方が違うだけという自らを疑う姿勢です。

そんな実行者の為の体系理解にオススメの一冊です。


では、本日もどうぞお付き合いくださいね!



ご意見、ご要望、なんでも結構ですので、
いつでもご連絡くださいね!かならず返信します。
info@businessbookbank.com
※このメールに返信いただいても僕にとどきます。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■今週の書籍紹介
------------------------------------------------------------------

・ビジネススクールで身につける仮説思考と分析力
・生方 正也 (著)
・amazonでの購入はコチラからどうぞ
 ⇒http://cs-x.net/bbb/c/00268.html




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■チェックポイント B B B C H E C K P O I N T
------------------------------------------------------------------
■仮説をもとに行動する
------------------------------------------------------------------

仮説思考とは、仮説をよりスピーディーに
精度の高い行動に結びつける考え方である。

ビジネスシーンは、問題解決の連続と言っても過言ではない。

経営上の意思決定から現場で起こったトラブル対応まで、
レベルに違いこそあれ、すべてが問題解決ととらえられる。


これら日常的に起きる問題に対しては、
どのように対応し解決していけばよいのだろうか。

方法の一つは、地道に解決策を導き出して行動に移すことである。

判断に必要な情報をすべて集め、
考えられる打ち手を網羅的に列挙した上で
結論を下して行動するという方法だ。

この方法は、理論上はうまくいきそうだが、
昨今の、変化の激しい環境にスピーディーに対応することはできない。

いくら綿密に検討を重ねて効果的な解決策を考え出したとしても、
当初と状況が変わってしまっては意味をなさない。


変化に対応するためには、
いつどの時点でも行動に移せるようにしておかなければならない。

つまり、意思決定や行動ができるような答えを
仮の形ででも持っておく必要がある。

これが仮説である。



そして必要に応じてその仮説を修正・進化させる。

かぎられた情報をもとに仮説を立て、必要に応じて検証を行いながら
行動に移すというダイナミックな思考・行動パターン、
これが仮説思考である。


仮説思考とは、単にある局面での考え方だけを指すのではない。
行動まで含めて「仮説思考」なのである。

仮説は文字通り、「仮の答え」であって、
仮の答えを出しただけで満足するのは本末転倒だ。

仮の答えをもとに何らかの行動を起こして、
初めて仮説が意味を持つようになる。


さらに、「仮説と検証」と、
セットで語られるように、仮説は検証されなければ意味がない。

仮説を導きその仮説をどう活用するかという、
思考・行動プロセス全体をとらえなければならないのである。

仮説思考での成果物は、仮説そのものではない。
「どんな行動を取ったか」である。

行動を取るには、行動のもととなる「仮説」がなければならない。

その仮説を導き出すために行うのが「仮説立案」だ。
そして、その仮説をより精度の高いものとする原動力が、
「分析」である。




■分析とは状況をクリアに見ること
------------------------------------------------------------------

正確に表現すると、分析とは

「次に取るべき行動のヒントとなるよう、状況をクリアに見る」

ことである。

状況をクリアにとらえるという観点から考えれば、
分析で必要とされるのは「解像度の高さ」である。


分析の目的は、精度の高い行動につなげることである。

具体的かつピントを外さない行動を取るためには、
どのような状況かをはっきり理解していなければならない。

その理解を助けるのが分析なのである。


そして、より細かい部分まではっきり理解できれば、
仮説や行動の精度が高まる。

スポーツで、失敗をした場面の映像を考えてみよう。

粗い画像をいくら見ていても、ミスをしたことは分かるが、何が悪く、
どう改善すればよいかという具体的なレベルまでは分からない。


一方、ハイビジョンTVのように解像度の高い画質ならば、
ミスの詳細まで分かり、結果として改善すべきポイントも明らかになる。

このように解像度の高い分析は、
精度の高い行動を生み出すのに欠かせないものなのである。


もちろん、分析の解像度が低くても
状況をまったく理解できないわけではない。

場合によっては、そうした行動でもよい結果をもたらすかもしれない。


しかし、それはまぐれ当たりの世界にすぎず、
精度の高い行動を取り続けるのは不可能だ。

ましてや、ううまくいった原因を振り返ることなどできるはずがない。

行動の精度を高めたい、成功確率を高めたいと考えるなら、
しっかりとした裏付けに基づく行動を取るべきだ。

そのためには、ハイビジョン画像のように解像度を上げて、
より細かい状況までを理解する必要があるのだ。




■解像度を高めるための三つのステップ
------------------------------------------------------------------

では、どうすれば分析の解像度が高まるのだろうか。

それは、さまざまな分析手法を覚え、その技術を磨くことではない。

データや情報を「バラし」、それらを「比べ」、その結果を「読み取る」
という三つのステップを地道にこなすに尽きると言ってよい。


1)データをバラす

分析の解像度を上げたければ、まず細かく分析対象をバラすことだ。

分析対象をバラさないことには、
漠然としたままでの分析を余儀なくされる。

これではとうてい、解像度の高い分析を望むことはできない。

バラし方には個人差があるので、いかに丁寧に、そしてうまくバラすかで、
分析の解像度は変わってくる。


2)バラしたものを比べる

分析対象は、比べて初めて何らかの意味を帯びてくる。
したがって、分析対象をバラしたら、それらを比べてみる。

そうすると、さまざまな傾向や共通点、
特徴的なポイントが見えてくるはずだ。

「比較」と一言でまとめても、何を何と比べるのが、
どのような基準で善し悪しを判断するのかなど、
人によって比較の仕方はいろいろだ。

どのような比較をするかは、
分析における腕の見せどころの一つである。


3)比べた結果を読み取る

分析対象を比べた結果、特徴的な傾向や共通点が見つかったら、
その意味を探り、読み取る作業に入る。

同じデータを同じようにバラし、比べても、
この読み取る段階で分析結果はそれこそ十者十様になる。

とはいえ、誰も納得しないような読み取り方をしても、
自己満足にすぎない分析結果になるだけだ。

新たな発見をもたらすと同時に、
納得感があるような読み取り方が求められる。




■精度の高い仮説を生み出す思考プロセス
------------------------------------------------------------------

では、精度の高い仮説を立てるには、どうすればよいのだろうか。


まず、仮説を導くための手がかりをつかむことから仮説作りは始まる。

それは、対象や状況をどのように見るか、ということにはほかならない。

たとえば、何か新商品を発売しようとする場合、
どんな商品かをいろいろな角度から検討するはずだ。

そうしたさまざまな角度から見ることが、
仮説を導くための手掛かりを得るという最初のプロセスになる。


次に、見る角度に応じて比較を行いながら、特異点や異常値など、
いつもと違う状況を探る。

つまり、目のつけどころを探るのが二番目のプロセスだ。

私たちが「おかしい」とか「問題だ」と感じるのは、
特異点や異常値に対してである。

特異点や異常値は何らかの比較対象がなければ
見つけることはできない。

何かに目をつけるとき、
自分の関心や問題意識に加え、比較することも忘れてならない。

こうして見つけた特異点や異常値に対しては、
「なぜだろう?」「具体的にどういうことか?」という疑問が湧く。

つまり、問題意識や目のつけどころから、
知っておきたいことが浮かんでくるはずだ。

その、知りたいことに対する現時点での答えが仮説である。


ここで仮説を導く前に、
知りたいことはどのような質問から生まれてきたのかを押さえる。

これが三番目のプロセスの「問いを立てる」だ。

このプロセスを意識しておくと、
仮説の精度を一段高めることができる。




■仮説を検証する─精度の高い行動と仮説の進化を実現する
------------------------------------------------------------------

仮説思考の精度を高める検証

検証とは、

「仮説の精度を高めるために必要な情報を入手し、
 仮説の妥当性のチェックと修正を行う」

ことである。

仮説思考において、検証は仮説立案と同じくらい重要だ。

仮説の精度を高めたいと考えるなら、
検証は必要不可欠なものと言ってよい。


仮説思考において、検証には次のような意義がある。


1)行動の精度を高めることができる

検証によって、仮説が妥当なものかが確かめられる。

仮説が妥当ならそのまま行動に着手すればよいし、
妥当でなければ行動に修正を加えることができる。

また、仮説思考の中に検証がなければ、
行動を起こした後に何がよくて何が悪かったのかが把握できない。


2)仮説の精度を高めることができる

検証によって、仮説そのものを進化させることも可能になる。

検証して仮説通りにいかないことが分かれば仮説を修正すればよいし、
仮説で分からなかった部分が明らかになれば、その分、
仮説はより具体的なものになる。


3)思考や行動をクールダウンさせる

検証という作業の特徴を考えると、検証する際には、
仮説立案時以上に丁寧にデータを集め、
仮説が妥当なものかを判断することが必要になる。

仮説を立てたり行動を起こすときには、
前に進もうとする意識が働いてどうしても
熱くなってしまうものだ。

しかし、ここで検証を加えることによって、
いったん冷静さを取り戻すことができる。




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■本日はこの書籍からの引用です
------------------------------------------------------------------

・ビジネススクールで身につける仮説思考と分析力
・生方 正也 (著)
・amazonでの購入はコチラからどうぞ
 ⇒http://cs-x.net/bbb/c/00268.html




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■ 本書の目次  
------------------------------------------------------------------

第1部 仮説思考を身につける

第2部 分析の思考技術

第3部 仮説立案の思考技術

第4部 仮説思考を実践するために




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■編集後記
------------------------------------------------------------------

明日は大親友の結婚式で札幌に行くので、今から本当に楽しみです。

何かお祝いをとずっと考えていたのですが、
会費制の時にはお祝いをしないことが逆にマナーらしいですね。
(新郎新婦のお気づかいを無駄にしないという意味だそうです)

ということで、別途パーティを企画中です。

こんなおめでたい日に万が一のことがあってはいかんと、
悪天候による欠航・遅れなどにも対応できるよう
6:55羽田発、24:25羽田戻りという
強行スケジュールで行ってきます(笑)




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■広告・ご献本について 
------------------------------------------------------------------

■ご献本について
もちろんご献本は歓迎ですし、日々ご献本いただいたものは、
必ず読ませていただいております。しかし、
本メルマガに掲載できかねる場合もございますので、
予めご了承くださいませ。

ご献本いただける場合は、下記アドレスまでご連絡をお願いします。
送り先等返信させていただきます。
info@businessbookbank.com


■相互紹介、掲載希望情報などをお持ちの方へ
部数などを問わず、読者様に有益な情報でしたら、
随時ご紹介させていただいております。
info@businessbookbank.com


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

B┃ B┃ B┃B U S I N E S S B O O K B A N K
 ━┛━┛━┛━━━━━━━━━━━━━━━━━

・発行人   山村 隆
・発行理念  日々の学びの素をおとどけすることにより、
       人の可能性を広げる。
・発行周期  毎週日曜刊+α
・blog   http://ameblo.jp/businessbookbank/
・mail i nfo@businessbookbank.com

---------------------------------------------------------------

■購読・解除については、こちらからお願いいたします。
http://www.mag2.com/m/0000276431.html

本メルマガでご紹介している内容やサービス、商品をご利用の上での
トラブル等について、当方では一切責任を負いかねます。
Copyright (c) '08-'12 business book bank All rights reserved.

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━





本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
           よい一週間を!
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎【BBB】ビジネスブックバンク-書籍point抜粋マガジン
のバックナンバー・配信停止はこちら
http://archive.mag2.com/0000276431/index.html





広告のお問い合わせ
メルマガ広告に関するご相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。TEL:0120-109-744
ぺージ一番上へ