【音声も聴ける!】元新聞記者による著者インタビューメルマガ「人生を変える一冊」

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【音声も聴ける!】著者インタビューメルマガ「人生を変える一冊」Vol.29『新時代の課長の技術「場づくり」リーダーシップ』吉井亮介さん

配信日:2009年11月17日

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.29━2009.11.17
「著書への想い」「座右の書」「仕事・人生」について聞く
【音声も聴ける!】元新聞記者による著者インタビューメルマガ「人生を変える一冊」
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┃目次 
┃    (1)今日の著者インタビュー
┃    (2)ポッドキャスト(インタビュー音声)更新情報
┃    (3)編集後記 読書に付せんはいらない!?
┃    (4)今週のプレゼント
 発行:KIQTAS(キクタス) 早川洋平
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

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(1)今日の著者インタビュー:
株式会社ワコルダー代表取締役吉井亮介さん
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【プロフィール】吉井亮介(よしい・りょうすけ)
大学卒業後、コンサルティング会社ウィルソン・
ラーニングワールドワイド勤務。総合電機業界・外資
系製薬メーカーのコンサルトを経験する。同社
退社後、神田昌典氏の株式会社アルマックへ入社。
弱冠27歳で最高マーケティング責任者に就任。
2007年に独立し、経営コンサルティングファーム
株式会社ワコルダーを設立。

吉井亮介公式サイトhttp://www.wacholder.jp/



【早川】みなさんこんにちは。
今日はPHP研究所から発売中の『新時代の課長の技術 
「場作り」リーダーシップ』著者で経営
コンサルタントの吉井亮介さんをお迎えしてお話を
うかがいます。

吉井さんは2回目のご登場です。

さっそくですが、本書の特徴や、他のマネジメント本
との違いをお聞かせいただけますか?


《コントロールを手放す》

【吉井】今までのマネジメント本は、マネージャーが
部下をうまくコントロールして生産性を上げていく
ための方法を書いたものがほとんどでした。しかし
この本はコントロールしを手放し、部下が創造性や
やる気を発揮して仕事への意欲を持てる場をつくる
ためにマネージャーはどうすればいいのか、また
マネージャー自身はどう成長すればいいのかを
コンパクトに書いています。


【早川】吉井さんが考えるマネジメントの定義とは
どんなものでしょうか。


【吉井】「マネージャーが部下を管理・コントロール
して手足のように動かす」ことが従来のマネジメント
の定義だと思うのですが、そもそも管理やコント
ロールが可能なのはお金や道具といった物だけで、
人間である部下をコントロールすることはできない
んです。だから僕は部下が主役になって生き生きと
働けるようにとりはからうことがマネジメントで
あり、マネージャーの役割だと思います。


【早川】マネージャーが変えるべき意識、実践すべき
行動について教えてください。


【吉井】まずは「人はコントロールできない」と認識
することです。たとえば仕事が遅い人や文章が書け
ない部下がいて、それを改善しろと言ったとします。
しかし言葉だけで人は変わりません。それなのに
「なんでこいつは言ってもわからないんだ」と、
どんどん部下を突き放して悪い評価を固めて
しまう。この気持ちがまさにコントロールです。

だからまずその気持ちを手放してみる。すると部下を
一人の人間として扱うようになり、「文章が書け
なくても彼には他の特技があるかもしれない。では
その才能を生かす方法を考えてみよう」と考える
ことができる。多くの上司やマネージャーは一方的に
NOをつきつけて部下との関係を悪化させ、仕事の
生産性も下げてしまいます。ですからまずは自分の
コントロールを手放し、部下を一人の人間として
尊重し、お互いに対等な仲間として接すると、
まったく違うチームができあがるのではないで
しょうか。

そのためには対話が一番です。ある仕事を複数で
おこなう際に、それぞれの情報量の違いによって
意見がずれてきたり、当たり前だと思っていることが
違っていたりする場合もあります。これが徐々に
ストレスの温床になっていきますし、意見をぶつけ合えば
結局権力を持っている人が勝ってしまう。そうなる
ことを防ぐために、マネージャーは相手がなぜその
意見を言ったのかを考え、相手の見方を尊重した
コミュニケーションをこころがけるといいのでは
ないかと思います。


【早川】お仕事柄、いろいろな方とお話しする機会が
多いと思いますが、吉井さんが「聞く」ことで大事に
していることはありますか?


【吉井】ある企業の営業部門を統括している方の
お話をうかがったときに、僕はその方の話を繰り返し
ながら丁寧に聞いていったことがありました。すると
僕よりはるかに年配の男性で、ずっと仕事を頑張って
きた方が「吉井さん、本当にわかってくれてありがとう」
と涙を流しながら言ってくれたんです。相手の話を
真剣に聞くことで年の離れた方からも信頼が得られる
ことがわかった印象的な出来事でした。

だいたいビジネスの場では、数字などの事実ばかりを
聞くものですが、そこで実際に働いているのは人間で
あって、人間は感情で物事を見ているものです。
ですから単なる事実だけでなく、その時やその数字に
ついて「あなたはどう感じますか」と質問することで、
その人を知ることができます。だから僕は事実と感情を
いつもセットで聞くようにしています。そして相手の
話を聞くときは、相手に意識をむけて集中すること。
これが「聞く」ことの真髄だと思います。


《仕事で自分を表現する》

【早川】吉井さんが本書で一番伝えたかったことは
何でしょうか?


【吉井】本書はビジネスだけでなく個人の人生の
質を上げることにも役に立つと思います。
というのも僕はみなさんに仕事を通して幸福感を
味わってほしいからです。そのためにはまず老荘思想
の無為自然のように、僕たちは「いますぐ幸せになれる」
という哲学を持つことです。たとえばコーヒーを
一杯飲んで、「まずい」と言う人と「おいしい」と言う
人がいる。実はそれはその人の認知の問題であって、
どんなコーヒーでも「おいしい」と思えばその瞬間に
人は幸せになれるんです。仕事でも目の前の作業の
中に利点を見出し、人間関係をしっかりつくっていく
ことが幸せにつながります。

そしてもう一つは、人はどうしても人に勝ちたいと
思うものですが、それは幸福にまったくつながらない
ということです。そもそも人に勝ちたがるのは、
自分で自分を信頼できず、その不安定さを人に勝つ
ことで押さえ込もうとするからです。ところが本当の
原因は自分ですから、いくら人に勝ってもその空白は
埋まらないんです。これは先ほどのコントロールと
まったく一緒で、「誰かに勝ちたい」と思うとその
「誰か」にとらわれて自分の才能ややりたいことが
わからなくなる。そこから抜け出すためには自分の
意識を高めるしかありません。人との競争に心を
奪われるのではなく、「自分自身が成熟する」という
目標を据えると人生はすごく楽しいものになり
ますし、自分も気付いていなかった新たな力が出て
きて、ビジネスもまったく違ってくると思います。


【早川】吉井さんが最近読んで印象に残った本は
ありますか?


【吉井】クリシュナムルティの『生の全変容』
(春秋社)です。
彼は500年に一人の思想上の天才といわれ、
最終的にアメリカで活躍した方です。この世の中の
原理・原則、人間はどういうふうにすれば成長する
のかなどが書かれています。たいへん難しい本ですが、
これが理解できると仕事のやり方や人との関り方が
変わってくると思います。
あとは『夜と霧』(ヴィクトール・E・フランクル著/
みすず書房)もおすすめします。


【早川】最後にリスナーに向けてメッセージを
お願いします。


【吉井】仕事を通して自分自身を表現することを
伝たい−。一人ひとり才能は違うので、
他と同じ方法で成功できるはずがありません。しかし
自分なりのやり方を発見すれば、誰もがイチロー選手
のようになれると思います。まずは自分自身に目を
向けて、自分は何ができるのか、得意な事や苦手な
ことは何か、そしてそれが仕事にどう生かせるかを
考えることです。

そしてみなさんがもしマネージャー
になったとしたら、人にNOと言える権限を持つこと
になりますが、部下が進めようと思っていることを
妨げないでほしいです。できればその人を生かす
方向でマネジメントを考えてほしいと思います。
自分が持つ権力によりかかると人の人生を壊して
しまう可能性があることを心のすみに置いて、
自分の人生を高めていってほしいと思います。


【早川】ありがとうございました。
今日はPHP研究所から発売中の『新時代の課長の技術
「場づくり」リーダーシップ』著者で経営
コンサルタントの吉井亮介さんをお迎えしてお話を
うかがいました。(了)

●インタビュアー/早川洋平 ライティング・構成/関根美代子

【吉井さんの著書】
『課長のための次世代の技術 場作りリーダーシップ』(PHP研究所)

 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4569774911/yohaya10-22

【吉井さんの最近印象に残った一冊】
クリシュナムルティの『生の全変容』(春秋社)

http://amazon.co.jp/o/ASIN/4393316169/yohaya10-22

【このインタビューを音声で聴きたい方は…】
 ポッドキャストでお聴きいただけます。
 ↓ ↓ ↓ ↓
 https://i-magazine.jp/bm/p/aa/fw.php?i=yh1043&c=32&n=__no__
(iTunesストアが起動します) 


 ◆次号(予定):
   高橋学さん(ビジネススキル発掘ライター)
『「場回し」の技術』

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(2)ポッドキャスト(インタビュー音声)更新情報
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●「人生を変える一冊2」(音声)更新しました。
 ↓ ↓ ↓ ↓
  https://i-magazine.jp/bm/p/aa/fw.php?i=yh1043&c=32&n=__no__
(iTunesストアが起動します)

◎Vol.59『新時代の課長の技術「場づくり」リーダーシップ』吉井亮介さん
◎Vol.58『「続ける」技術』石田淳さん
◎Vol.57『毎月500万円!会員制ネットビジネスのすごい稼ぎ方』山本行影さん


●今後取材予定の著者さんへ質問募集中!

・嶋津良智さん(株式会社リーダーズアカデミー代表取締役社長兼CEO)
・竹田和平さん(竹田製菓代表取締役)
・鳥井シンゴさん(鳥井シンゴデザイン事務所代表)

質問フォームはこちら  
 ↓ ↓ ↓ ↓
http://www.formpro.jp/form.php?fid=43198

●早川のプロデュース番組(動画)
 『野宮真貴の新宿二丁目ハーメルン』
 ↓ ↓ ↓ ↓
https://i-magazine.jp/bm/p/aa/fw.php?i=yh1043&c=33&n=__no__

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(3)編集後記
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今日は先週連載が始まった
「マイコミジャーナル」【メモの極意】のVol.2

美崎栄一郎さんのインタビューをしてきました。

さすがメモの達人だけあってたくさんの学びと気づきを頂きましたが
そのなかからひとつ。


【読書はiPhoneで記録する】


みなさんは読書時にふせんやボールペンを使っていますか?

美崎さんの場合は、

iPhone片手に
表紙撮影→気になるページ撮影
で終了。

ビジネス書ではこのスタイルが多いそうです。

僕もさっそく試しましたがiPhoneでなくても最近のデジカメであれば
十分にPCやiPhoneでも認識できます。

簡単だし、何よりもワクワクするので続けられそう!
かなりおすすめです。


●連載【メモの極意】がスタートしました(毎週木曜日配信)
 ↓ ↓ ↓ ↓
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/11/12/memo01/index.html?route=blog

この企画は毎月一人、各界で活躍するプロフェッショナルに「独自のメモ術」を伺おうというもの。
ポッドキャストではなく、ライティングで勝負しています。



●アメブロ、始めました。「聞くをビジネスに!聞きコミ」
 新聞記者やポッドキャストのパーソナリティーとして培った「聞く技術」、
 さまざまな著者さんへのインタビューから学んだビジネスに活かせる
 「聞く技術」を公開しています。
 ↓ ↓ ↓ ↓
 http://ameblo.jp/kiqtas/


●始めました、Twitter
 早川のTwitterアカウント
 ↓ ↓ ↓ ↓
   yh1043


●梶原しげるさん(フリーアナウンサー)、木戸一敏さん(営業コンサルタント)と
 【口下手な人がビジネスで結果を出す】ための
 オーディオセミナーを出させていただきました。
 ↓ ↓ ↓ ↓
https://i-magazine.jp/bm/p/aa/fw.php?i=yh1043&c=31&n=__no__


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(5)今週のプレゼント
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総計38名様に「あの一冊」をプレゼントします!


・「ビジネス書」のトリセツ/水野俊哉さん(3名様)

・すぐにケータイをかけなさい!/井上裕之さん(5名様)

・戦わない経営/浜口 隆則さん(10名様)

・「心の翼」の見つけ方/浜口 隆則さん(10名様)

・1回きりのお客様を100回客に育てなさい/高田 靖久さん(10名様)


ご応募はこちらから
 ↓ ↓ ↓ ↓

http://ameblo.jp/kiqtas/entry-10360228887.html

《11/23(金)締め切り!》

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発行者    KIQTAS(キクタス) 代表 早川洋平
        プロフィール 
        https://i-magazine.jp/bm/p/aa/fw.php?i=yh1043&c=34&n=__no__

バックナンバー https://i-magazine.jp/bm/p/bn/list.php?i=yh1043&no=all

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