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コンサル出版!『民主党の破天荒』 第161号

配信日:2009年09月14日

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《今週のCONTENTS》

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たびたび失礼します。
本多泰輔です。

おっメルマガ復活か、というくらいの頻度で現われてますが、出来
心です。復刊したというわけでもありません。選挙前に書いたので、
選挙後にも書こうという程度のことでございます。

予想どおりとはいえ、本当に政権交代してしまいましたね。

結婚したいと思ってはいたものの、相手のOKがもらえると、
「えっ本当に結婚してくれるの!そうか、うれしい、でもどうしよ
う」と、にわかにいろいろ不安になるという状況が、民主党と国民
の大多数が、いま置かれているポジションでしょうかね。

期待は失望の母ですから、多大なる期待だけはするなよと周辺には
警告しております。

破天荒、その意味するところは「いままでだれも成し得なかったこ
とをやる」です。

日本ではじめて政権交代が起きた、とあちこちでいろんな人が言っ
てますから、これは民主党の破天荒なんだろうなと思ってました。

でもよく考えると、明治維新も政権交代だったわけですし、昭和2
0年代に選挙で社会党が第1党になって組閣したこともありますか
ら、本当に破天荒かどうかはちょっと疑わしい気もいたします。

しかし、書店に民主党の本のコーナーができたのは、正しく破天荒
で、いまだかつてなかった現象です。

あんまり売れているようには見えませんが、4年後には自民党の本
が並ぶかもしれません。それもたぶん売れないでしょう。


■また倒産


総合出版社であるゴマブックスが、今月7日に民事再生を申請しま
した。倒産情報は、前の週には全国を駆け巡っていたようです。4
日には、取次ぎからゴマブックスの本の取り扱いについて、全国書
店に連絡があったので、その段階でほぼ公表されていたといえます。

あんまりおつき合いのある出版社ではなかったのですが、まったく
なかったわけでもありません。

噂は前からいろいろと出ていました。

とにかく、やたらに「強気」な出版社という声はありましたし、個
人的にもそう感じた経験があります。

出版業界紙「新文化」によると
「負債額は現在約40億円で、出版社の倒産規模としては近年で最
大級」ということだそうです。

負債額は、草思社より大きいようですが、衝撃は草思社のほうが大
きかったですね。ゴマブックスは、ビジネス書も出してましたが、
目立っていたのは携帯小説とかゲーム攻略本でしたから、「あっち
側の会社」という意識でした。

いずれにせよ、草思社みたいにうまく支援企業がついて復活できる
といいですが。

倒産の原因は、もちろん資金繰りの悪化ですが、その悪化の原因は
返品の増加です。

なぜ返品が増えるのかというと、売れなかったからです。

返品分のお金はマイナスになりますから、その分を埋めるべく、新
刊を大量にばら撒く、そうするとまた大量に返品をかぶる、その返
品のマイナスを埋めるために、さらに大量の新刊をばら撒く、する
とまたまた返品が増える・・・・、いわゆる自転車操業ですね。

それもどんどん荷物は増えるわ、坂道は険しくなるわ、という状況
での自転車漕ぎです。

で、ついに息切れ、倒産という流れだったんでしょう。ミリオンセ
ラーがあっても倒産する出版社の倒産パターンです。

返品急増でも新刊の大量出荷を受け入れてもらえたというところが、
ゴマブックスのパワーであったといえます。そのために負債額は増
えましたけれども。

ビジネス書の著者にとっては、印税が焦げ付くよりも、既刊本が消
えてしまうほうが痛手でしょうね。

どこが危ない出版社で、どこが安全かはわかりませんが、基本的に
は印税をケチらないところは、とりあえず当面大丈夫なんでしょう。

広告の出稿量も一定の目安にはなります。しかし、断末魔で、とり
あえず部数を伸ばすために無理な広告を打つところもありますから、
その場その場の判断では間違うこともあります。

印税はジャブジャブ出すわ、広告費はバンバン使うわという出版社
があったら、けっこうなんですが、そういうところは、案外裏でな
んかやばいことやってるケースが多いです。

一番安全なのは、やはり本なんか出さないことでしょうね。


■文章も見た目が9割


以前に、ビジネス書の文章、文体について触れました。
もうすこし補足します。

最近の本文組版の傾向として、このメルマガでもそうですが、3行
から5行くらいで1行空きのスペースをとる、そういう話を以前に
書きました。

本によっては、さらに文中ところどころ『書体を変えている』もの
もあります。強調しているわけですね。

『あたかもここが重要!』という感じに周りと区別しています。こ
ういう表記は、PCのせいかと思っていたのですが、もうひとつ学
習参考書でもよく目にします。

学習参考書では、書体を変えたり、網伏せしたり、いろいろと編集
で工夫しているようです。なにしろ、どの本でも書いていることは
同じなのですから、そこは見せ方で差別化していくしかありません。

なんとなくわかりやすそうで、実際ほんとうにわかりやすければな
おいい、という方向で本づくりがなされているように見えます。

最近のビジネス書の本文組も、非常に学習参考書っぽくなっていま
す。それはそれでいいのですが、出版者によって、あるいは著者に
よっては、そのへんをあまり意識していません。

なので、ちょっとその効果に触れます。

わざとスペースをとったり、文中の一部で書体を変えることには、
好き嫌いはともかくも次の点で効果的です。


(1)3行、5行のブロックで独立した文章に見えるため、そこに
   強調した部分があれば、読者はそこだけ読めばOKという印
   象をもつ。

(2)3行、5行は集中して読んでも大した負担ではない。だから
   読者は、効率よく読めるという気になる。

(3)特にマークのない前後の行は、割合気楽に読み飛ばすことが
   できるので、結果、読者は全体もすらすらと読めそうに感ず
   る。


■形なのか中身なのか


本一冊読むという作業は、一冊の中のどこに重要なことが記してあ
るかを探す作業にほかなりません。

それが、あらかじめ大事な部分が標示されているならば、読書とい
う作業はもう終ったようなものです。

いままでは、さんざんタイトルで「この一冊でOK」とか「この本
が一番分かりやすい」とか、不当表示を続けてきましたが、いまや
本文の見た目でわかりやすさを主張する段階に至ったということで
しょうか。

いや、実はそうではなくて、タイトルで釣ったり、目次の見せ方で
工夫したり、本文の組み方を変えたり、図表を加えたりは、昔から
いろいろやっていました。

それが、今般、また新しい形を編み出したということなんでしょう。

改行でスペースをとるという組み方は、ひとつ間違えると、甚だし
く素人っぽく見えてしまいます。だから、すべてのテーマで使える書
き方ではありません。それでも今日ではずいぶん応用範囲はひろがっ
たように見えます。

それでも例外はあります。

『日本で一番大切にしたい会社』という本が売れています。
もう一年を超えるくらいの息の長いベストセラーですね。

こちらの本文の組み方は、昔ながらの本づくりにある形で、特に工
夫があるわけではありません。

スペースも取らないし、書体に変化もつけません。見た目では何も
変化がない、タイトルも優勝劣敗の新自由主義から思いもつかない
ものです。でも、まだ売れてます。

だから形がすべてというわけでもないのです。
では、なぜ売れているのか。

そこに読者がいるからという以上のことはわかりません。

会社をあてにできない時代、非正規労働者が社会のマジョリティー
になる時代、いい会社に帰属したいというあこがれが刺激されるの
か。

あるいは60歳以上人口が全体の3割を超えるいま、かつて帰属し
た会社組織へのノスタルジー、三丁目の夕日現象なのか。

背景はまったくわかりませんが、多くの人が読んでいるという事実
は動きません。本のつくりかたからすれば、読者は後者だと思いま
すけど。

新自由主義に痛んだ、いまだからこそ売れている本なのかもしれま
せん。


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《編集後記》
短い夏が終わって、もう秋。本文にもありましたように、また出
版社の倒産もあって、出版企画の売り込みに対する出版社側の姿
勢も、かなり厳しいように感じます。ただいくら本が売れない時
代だからといって新刊の企画は求められますので、やはり編集者
が欲しがる企画をタイムリーに提供することがますます重要にな
っている気がします(発行者:樋笠)

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