湯けむり通信

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■メルマガ湯けむり通信　第５６３号■　『今年の前半に必要なこと』

配信日：2012年01月24日

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┏┏┏　　週刊　メルマガ湯けむり通信　2012年 1月24日
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┏　　　●2758部発行●　　http://www.u271.com
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お客様各位

東日本大震災により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
当社は本業の経営コンサルティングを通じ、各企業様を引き続き
全力でご支援させて戴く所存でございます。
被災された皆様のご無事と被災地の一日も早い復興を社員一同心より
お祈り申し上げます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 船井総合研究所
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　　今週のCONTENTS
●コンサルタントの視点
　『今年の前半に必要なこと』

●編集後記
　『温浴チーム　阿久津の高貴な後記！』

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┏┏　　■コンサルタントの視点
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こんにちは、温浴・温泉経営コンサルタントの相良（さがら）です。


１月も下旬に差し掛かり、それぞれどこの温浴施設も年末年始の
結果集計があがってきていると思いますが、
さていかがでしたでしょうか。

顧問先の業績結果は概ね前年並みで、
売上は前年比１００％±２％でした。傾向としては客数が伸び、
単価は少し下がる動きがありました。

当然、時流をとらえたり工夫を凝らした取り組みを徹底したりで、
消費者のお金の流れや心理をうまくとらえた施設は、
こんな時代であっても売上・客数ともに前年比１１０％以上、
中には１２０％となるケースもありましたが、
多くは冒頭のとおり前年程度になったと推測しています。

ただ、これらは商圏内でも地域２番店ぐらいに
食い込んでいるところであって、そうでない場合は独自固有の
強みを持っていない場合を除いて、
厳しい結果（業績が前年比９０％程度）という事も
あったのではないでしょうか。

昨年後半に加速した傾向でしたが、今年も大型温浴施設や、
売上が地域で３番目ぐらいの強さの温浴施設の閉店情報が、
皆様のエリアでもこの後出てくるかもしれません。
それは他店の新規出店による影響か、ジワジワと上がっている
コストと減少する客数のバランスが特に最近になって
崩れたことが原因だと思われます。

しかしながら、この流れから学ぶことはあります。
商売では売上や客数、営業利益などが業績の基準で
ポピュラーですが、市場拡大が終わり収縮している段階では、
当然ながらどんな商売も「キャッシュ」を意識した運営が
必須になります。温浴業界も新たな投資がバンバン
されているわけでもなく、むしろ「え？あの店が閉店するの？」
という話を多く聞くようになった昨今、
市場は既に縮小段階に突入しています。

特に今年は原発稼動の停止が夏に最大になる可能性がでてきたり、
原油やガスなどエネルギー市場の不安定要素が重なったり、
あるいは水道代が値上げになったりと、水道光熱費が大きく膨らむ
状況が迫っています。ここはデッカい固定費、当然利益を圧迫して
そのままキャッシュフローを減らしてしまいます。

水道光熱費という大きなコストが膨らみ、半年程度にわたって
キャッシュが減っていくと、今の温浴業界では多くの温浴施設が、
さすがに商売の維持が難しくなります。それを避けるためにも、
例えば深夜マーケット（深夜風呂や深夜宴会など）や、
早朝マーケット（早朝風呂が典型）といった空白マーケットで
売上を伸ばす一方、広告費・販促費や水光熱費などのコストを
再度適正化させ、キャッシュ主体で商売する体質を、今年の前半の
うちに急ぎ徹底しておく必要があると言えるでしょう。
（さがら　ゆうじ）

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【 編 集 後 記 】「阿久津の高貴な後記！」

★皆様こんにちは！編集長の阿久津若奈です☆
　先週末から東京も初雪が降り積雪もありました。
　雪が降るとテンションがあがります。
　しかし、足元は悪くなっているので皆様事故などには
　お気をつけくださいね。

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