日刊ドラマ速報

読者数 5,000人~ 発行頻度 2,3日/回 パソコン

広告価格帯 ~10,000円/回(概算)

※メルマガ内容は省略されています。もっと詳しく見る

広告のお問い合わせ

  • メルマガ概要
  • バックナンバー一覧

Daily Drama Express 2009/08/11 救命病棟24時 (1)

配信日:2009年08月31日

===================================================== 発行部数 4321 ==
★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/08/11 (Tue) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 火曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル 救命病棟24時
局  名 フジ系
放映日時 火曜21時
キャスト 進藤一生(江口洋介)
 小島 楓(松島菜々子)
 澤井悦司(ユースケ・サンタマリア)
 花輪勝司(板尾創路)
 丹原博嗣(趙?和)
 野口昭光(矢柴俊博)
 工藤亮介(石田卓也)
 鴨居千夏(北乃きい)
 横溝静香(市川実和子)
 守谷隆文(小野武彦)
 浦賀昌義(山田明郷)
 山城紗江子(木村多江)
 辻 智宏(八嶋智人)
 桜井ゆき(須藤理彩)
脚  本 二木洋樹ほか

あらすじ  Episode 1 待望の新シリーズ! 救え!!救命の危機


 横浜MM21地区を走る救急車。今、結婚式が行われている式場へ
と入る。花嫁が突然、倒れたのだ。
 花嫁は、臨月の妊婦。
 救急車は、いったん病院へと向かうがUターン。受け入れを断られ
たからだ。
 次々と受け入れ不可の病院が増える。


 海南医大の初療センターでは、誰もいなくいって、照明も消えてい
る。
 センター長(小野武彦)が院長に、初療センターの医師全員の辞表
を持ってくる。頑張っていた大山医局長が、突然倒れて無くなってし
まったショックがひどく、みんな、頑張る限界を超えてしまったのだ。
 全員が止めることにより、救急医療の崩壊を世間にアピールするの
だ、と。
 とりあえず、ICUの患者は他科に移した。

 医師の手当てとしては、今、アフリカに、人道支援に行っている人
物が戻ってきたら来てくれるとセンター長。
 でも、一人じゃ、どうにもならないんだろう、と院長。


 妊婦の乗った救急車。海南医大も、医師がいないと断り、これで
8件目の拒否。
 新郎が、どうにかならないのかと、救急車の運転手を揺すったので、
救急車は路肩に突っ込む。
 対向車は危うく避け、交通事故は起こらなかったが、付近は大渋滞
に。

 その間にも、妊婦の血圧は下がり続ける。

 渋滞に巻き込まれた車の後部座席に座っていた、パスポートに方々
の国の査証が押されているものを持っている男性が、車を降りる。
 そして救急車に乗り込み、妊婦を診る。

 海南医大に、救急車がやってくる。
 救命医が一人もいないのにどうして?といぶかる看護師たち。

 救急車に医者が乗っているので大丈夫だと言われる。

 到着すると、進藤一生(江口洋介)は、すぐに自分はここに赴任予
定の救命医。すぐにPSPの用意を、と言う。

 進藤はテキパキと処置し、胎児はカイザーで取り出し、NICUに
入れる。

 ただ、新郎に、生まれた子は、母親の胎内で低酸素状態が続いた。
脳に障害が残るかもしれない、と続ける。

 看護師に促され、妻につきそう新郎。

 救命の医局に案内して貰う進藤。
 その途中、山城紗江子(木村多江)に会う。
 今、紗江子は放射線科に勤めている。
 医局には誰もいない。今朝、10名の救命救急医が全員辞表を出し
た、と言う。

 センター長に、ここは三次救命の機能を果たしていない。三次救命
には、少なくとも5名の救命医が必要だと言う。
 センター長は、各科に頭を下げて回って、医師を回して貰っている、
と言う。
 寄せ集めじゃ無理だと言う進藤に、センター長は、これで精一杯な
のだ。進藤は救命医としての経験も長いし、もしこれはという人材が
いれば、積極的に集めてください、と頼む。

 救命センターの新人看護師・鴨居千夏(北乃きい)に、名前を聞い
てからかう麻酔医の花輪勝司(板尾創路)。
 先輩看護師・横溝静香(市川実和子)は、花輪に、よく来られたも
のね、と言う。
 花輪は、地獄でも元居たところは、懐かしいな、と言う。
 花輪は先月、救命センターから麻酔科に逃げた。花輪が逃げたこと
で、大内の負担は更に増え、過労死した。花輪のせいじゃないか、と
責める静香。

 花輪は、自分が逃げなければ、過労死していたのは自分かもしれな
い。麻酔科は、時間も決まっているし、土日も休み。天国だぞ、と言
う。

 センター長が、とりあえず集めてきたのは、眼科医・丹原博嗣(趙
?和)と、耳鼻咽喉科医・野口昭光(矢柴俊博)。
 丹原は、救急で運ばれてきた患者の目ばかり診ていて、白内障にな
りそうだな、と言う。
 進藤は、この患者は、気胸を起こしかけている。至急ポータブル
CTを、と言う。

 レントゲン写真を前に、悩み続けている野口。とりあえず、脱臼し
ている患者の腕を引っ張る。

 みかねた進藤が、患者の腕を回して戻す。

 救命センターに研修医・工藤亮介(石田卓也)がやってくる。指導
医は進藤。
 工藤は進藤に、自分は研修のためにここへ来たんだけど、はっきり
言って、人が死ぬのを見るのって苦手なんですね。どうせ研修が終わ
ったら、実家の美容整形外科、継ぐ予定だから、と言う。

 進藤が医局に戻って、ついていたテレビを見ると、医学博士・澤井
悦司(ユースケ・サンタマリア)がインタビューに答えていた。澤井
は、アメリカのERでの経験がある。日本の救急医療の崩壊は、救命
医にとにかく頑張って仕事をしろと、すべてを押しつけたことが原因。
精神論だけでは、何も解決しない、と得々としゃべっている。
 進藤はテレビを消す。

 進藤は紗江子に、紗江子は救命救急認定看護師の資格を持っている
のだから、救命センターに来てくれないか、と頼む。
 紗江子は断る。
 紗江子は離婚し、今子供を一人で育てている。レントゲン科は、外
来が終われば、帰れるし、土日も無い。だから、子供を育てられてい
る、と言う。
 紗江子は、小島楓(松島菜々子)と一緒だったこともあるという。
 進藤は、楓に連絡を取りたい。携帯の番号も変わってしまって、と
言う。

 紗江子は、今、楓はそれどころではないと思いますよ。楓の事件、
ご存じないんですか?と聞く。もう楓は、救命医には戻らないだろう、
と言う。


 民事417号と書かれた法廷に入っていく楓。
 被告人と呼ばれて、立ち上がる楓。

 児童の健康診断を行っている楓。

 進藤が楓を訪ねて来る。
 楓は、大学の先輩に頼まれて、県内の小学校を回って、健康診断を
している。子供たちを見ていると、元気が貰える。自分には、こうい
う世界があっているんだなと感じると言う。

 進藤は、係争中だと聞いた。何があったのか、話してみろ、と言う。

 あの日、受け入れた10歳の男の子を殺した。
 階段から落ちたのは、足を滑らせたのではなく、くも膜下出血を起
こしていたから。脳外科に空きはなく、楓は懸命に心臓マッサージを
したが、男の子は亡くなった。
 自分が判断ミスをして、受け入れなければ、あの子は死なずに済ん
だのだ。自分には何もできなかった、と楓。
 法廷でも、男の子の両親に対して、何も言えない、と。

 進藤は、患者の死を怖れていては、救命医はつとまらない、と言う。

 楓は、怖いのはそうではなく、自分自身。ホットラインが鳴る度に、
怖くなる。誰かが断ってくれると、ホッとする。そんな救命医、要り
ませんよね、と言うと立ち上がり、去っていく。


 縫合をした進藤が工藤に、糸を切れと言っても、工藤はボーッとし
ている。
 進藤が再び促して、やっと切る工藤。

 ホットラインが鳴る。出るように言う進藤。
 千夏が出ると、木造アパートで火災。患者は6名。2名は全身熱傷。
2名は腕や足首の骨折。3名は軽い熱傷。他の病院からは、すべて断
られている、と言う。
 進藤は、すべて受け入れろ、と言う。

 その時、ホットラインの受話器を横から取り、全身熱傷の2名は受
け入れるが、骨折の2名は二次救命へ、他は近くの病院へと指示する
男。

 彼は澤井。新しい医局長。
 不満そうな進藤に、進藤は我が身を削って、救命にあたり、それを
当然としている。それが救命を消耗させて、日本の救命医療を崩壊さ
れているのだ、と言う。

 とりあえず全身熱傷の2名が到着し、処置を始める。

 進藤は工藤に採血を命じ、野口は耳鼻咽喉科医なのだから、気管挿
管。その際、煤が入っているか、確認しろと言う。
 丹原には、熱傷の軽いところからラインを取れ、と言う。

 なんとか処置を終え、進藤以外はフラフラになって、医局へ戻って
くる。

 澤井は進藤に、今回以外にも、進藤には問題が起こっている、と言
う。あの帝王切開をして、今、外科病棟に入院中の新婦を、産科医で
もない進藤が帝王切開し、子供に障害が残るかもしれない状態。子供
の父親は、ずっと保育器に入ったままの我が子を抱けない、と文句を
言っている。そしてもし子供に障害が残ったら、病院を訴えるとも言
っている、と言う。

 千夏は、進藤が助けなければ、今頃母親と子供共々亡くなっていた
かもしれないじゃないですか、と抗議する。
 澤井は、そうだとしても、海南大病院が訴訟リスクを抱えることは
なかったと言い放つ。

 誰かが、「モンスター・ペーシェント」と、つぶやく。
 澤井は、最近患者さんから、「ありがとう」と言われたことがある
か?と問う。
 救命医が、少なくなったのは、仕事がきついとか、給料が安いとか
だけでなく、身を削って助けても、感謝されないどころか、何かあれ
ば訴えることしか考えていない患者にも、問題がある、と言う。


 楓の裁判。
 証人席に立たされ、受け入れを行った判断が正しかったかと問われ、
間違っていましたと答える楓。


 先日、健康診断を行った児童たちが野球をしているのを見ていた楓。

 一人の少年・雄太は、転がったボールを拾おうと歩いていったとこ
ろ、素振りをしていた児童のバットが頭にぶつかり、倒れる。

 立ち去ろうとした楓が振り返って、それに気付く。


 その頃横浜では、集団食中毒が起きていた。患者は64名。
 朝、配達された仕出し弁当を、猛暑の中、放置しておいたためだ。

 海南医大には、11名の受け入れ要請が来る。だが、進藤以外の医
師は、寝ていなくてフラフラ。これで受け入るのなら、自分たちの方
が先に倒れてしまう、と言う。
 でも、進藤の指示で、準備を始めるのは看護師だけ。

 やってきた救急車に、雄太と一緒に乗り込む楓。
 でも、どこの病院からも受け入れを拒否され、その間にも、どんど
ん雄太の容態は悪化していく。
 楓は、海南医大に連絡して欲しい、と頼む。

 澤井は処置をせず、約束があると、出かけていく。
 引き止める千夏に、食中毒の処置なんて、簡単だと指示をして、行
ってしまう。

 楓から進藤へ、直接の連絡。だが、進藤は受け入れを断る。
 楓は、簡単な手術なのだ。でも、早く処置しなければ治らない。患
者を前に手をこまねいているだけなんですか、と言う。

 進藤は、そこにいるのは誰だ。お前は医者じゃないのか?手をこま
ねいているのは誰だ?と言うのと、電話を切ってしまう。

 楓は、救急車の人に、車を安全なところへ止めてください、と言う。
これからここで開頭して、血腫をドレナージュする、と。
 あんた、誰だ?と問われ、「わたしは医師です」と答える楓。


 救命センターに紗江子も手伝いに来る。


 楓は雄太に、絶対助けると言うと、処置に取りかかる。


 進藤は、患者が吐いたものを見て、この患者は何も食べていない、
と言う。
 中に、話せる隊長の患者がいると聞いて、進藤が話を聞くと、その
人も弁当は食べていない。頭が痛い。お茶を飲んだだけだ、と言う。

 進藤は処置室に戻ると、これは食中毒じゃない。何かの毒だ。でも、
何の毒か、判明するまでは、胃洗浄をして、基本的な処置をしよう、
と言う。


 楓が処置を終えた頃、やっと受け入れ先病院が見つかる。
 楓は、切迫性脳ヘルニアで、ドレナージュしたと伝えてください、
と言う。

 紗江子が、混入されていた毒物が判明したという。それはカドミウ
ム。

 工藤が、カドミウムは重金属。DDPAが治療薬として有効、と言
う。
 でも、ここにはDDPAは無い。
 進藤は紗江子に、DDPAの手配を頼む。

 他の病院に運ばれた患者が一人、亡くなる。

 出先で、今回の事件をニュース番組を見て知る澤井。

 DDPAを受け取って、出た紗江子と、雄太を病院に引き渡した楓
がすれ違う。

 進藤に注意された丹原が、遂にキレる。そしてゴミ箱を蹴ると、進
藤のええかっこうしいが、患者や医師を殺すんだと言って、眼科へ戻
る。

 後藤は、糸の切れた人形のように、へたり込んで、座り込む。

 進藤は一人で頑張り続ける。
 心臓の止まった患者の心臓マッサージを続けながら、工藤に、目の
前のたった一つの命を見つめろ。それがオレ達の仕事だ、と言う。

 渋滞している道路。
 やっとタクシーが到着し、紗江子と一緒に下りる楓。

 紗江子が、DDPAを進藤に渡す。

 楓は、廊下の患者が心臓停止になっている、と自主的に心臓マッサ
ージを始める。

 そんな初療室の様子を、ドアの向こうから見ている花輪。

 なんとか全員の処置を終える。もう今が朝か、夜かわからない。

 紗江子は挨拶をして出て行く。

 その時、ICUの患者がショック状態との連絡。
 処置したのは工藤。
 工藤は、モニター上、問題はなかったと言う。

 患者の身体を診た進藤は、これはカドミウム中毒ではない。そのシ
ョックにより、心筋梗塞を起こし、心タンポナーゼになっている。そ
れを除去する、と言う。

 そこに澤井がやってきて進藤に、11人も引き受けたことで、注意
力散漫になっていたのではないか。手術室は、救命のためにあるので
はない。ここで開胸するといい、電気メスその他の準備を指示する。

 そして上着を脱ぐと、術衣を羽織り、オペを始める。

 そのオペは正確無比。みんな、澤井は口先だけの男ではなかったの
だと、初めてしる。

 進藤は顔を洗い、腕時計で7時だということを確認すると、ポケッ
トから数種類のクスリを取りだし、飲む。
 脳裏に浮かぶのは、戦場を飛ぶヘリコプター。


 屋上に立っている進藤。
 そこに楓がやってきて、今でもまだここで働けますか?もう一度、
やってみたいと言う。
 進藤は、上に話しておくという。

 千夏が進藤に、あの新郎からの手紙を渡し、子供はNICUを出て、
小児病棟に移れたと言う。

 進藤が封筒を開けると、親子三人で写った写真に、『ありがとうご
ざいました』と書いてある。
 もう一枚、『ひかる』と命名されたその子の手形が入っている。自
分の手のひらと見比べる進藤。


寸  評  番宣では、楓が裁判を起こされたことが大きなテーマになるよう
ですが、これで楓は救命医に戻れるということでしょうか?
 それとも、この裁判が元で、楓は救命医に戻れなくなるのでしょう
か。

 また、進藤は、何のクスリを飲んでいるのでしょうか?
 戦地から戻ってきたようですが、どんな戦地から戻ってきたのでし
ょうか?

 今までは、進藤の情熱と神業が人命を救ってきましたが、澤井は、
その進藤にストップを掛けます。
 今まで、進藤がホットラインに対して受け入れるというのに対して
ストップをかけた人物はいなかったように思いますが、これから、進
藤の活動はどうなるのでしょうか?

 救命医不足ということで、いくら情熱を持った救命医がいるとして
も、絶対数の不足の前にはどうにもならないということでしょうか?
 それても、救命医不足に対しての対案が、ドラマの中で示されるの
でしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 今、韓国版の『花より男子』を放送しています。
 これで、台湾、日本、韓国と出そろったことになりますが、やはり日本人故
か、あるいは原作の国故か、日本版が一番いいように感じます。
 といいながら、原作はまだ読んでいないのですが。最初単行本が平積みにさ
れていた頃、「この題名ってなによ」という風に感じて、食わず嫌いではあり
ませんが、読む気がせず、読まずに過ごしてしまいました。
 その後、漫画が家に貯まって、足の踏み場が無くなって、もう買うのを止め
ようと決心したことと、漫画を貸し出している図書館もあるようなのですが、
なかなかそういう図書館が行動範囲にないこともあり、読まないままになって
しまいました。
 そのうち、読んでみたいと思うシリーズですね。
 『のだめ』は、友達に借りて16巻まで読んだのですが、最新刊はすでに
22巻とのこと。
 誰か貸してくれないかな?(鈴木)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv/
url :http://www.j-drama.tv/
ID :0000018579
このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発
行しています。(http://www.mag2.com/)
======================================================================


広告のお問い合わせ
メルマガ広告に関するご相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。TEL:0120-109-744
ぺージ一番上へ