負けない経営 勝ち残る経営:会社を伸ばす秘密の視点

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【負けない経営 勝ち残る経営:第7号】経営参謀:ふるはた

配信日:2009年06月24日

━━ 第7号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  負けない経営 勝ち残る経営     
  〜 会社を伸ばす秘密の視点 〜       2009/6/24

             関連サイト:http://www.keiei-senryaku.com/

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次回の配信は一週間スキップします。
7月8日(水)の予定です。

理由は、メルマガ配信スタンド「まぐまぐ」さんの都合です。

詳しくは、お知らせで。


では、メルマガ
「負けない経営 勝ち残る経営」第7号を始めましょう。

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【今号の内容】

 ◇このマガジンの趣旨(毎回少し変えているのですが、、、)
 ◇第7号からお読みいただいている「あなた」へ

 ◆メインテーマ:<第7話> 儲かりたいのですよね?

 ◆次号予定のメインテーマ
 ◇おしらせ
 ◇編集後記


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【このマガジンの趣旨】

 もうかなり怒っています!
 経営の現場をわかっていない!としか言いようがありません。

 こんにちは。
 あなたの経営参謀:ふるはた です。

 複数の事業会社で経営に携わる役員、役職を経験しました。
 IT系やサービス系、販売業の事業立て直し、
 業績回復の支援にも数多く携わり成果を出していきました。

 この様な経験の中、巷の経営論やコンサルが語る手法は、
 実際の経営に携わる人にとって、
   「ずれている、足りない、視点が違う、適さない」
 ことに気づきました。

 本気で会社・事業の改革と改善、
 業績の回復に取り組む経営者・管理職の方のために、
 『負けない、勝ち残る、そして伸びる経営』に変わるための視点を、
 このメルマガでお伝えしたい考えています。


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◇第7号からお読みいただいている「あなた」へ

 星の数ほどあるメルマガの中から、
 当メルマガをお読みいただきありがとうございます。

 「面白い、役に立つ、ちょっといい感じ」と思っていただけましたら、
 経営に携わるお知り合いの方にも、転送・紹介して勧めてくださいね。

 メルマガへのご意見とご感想もお待ちしています。

 よろしくお願いします。

===================================

 では順番に始めましょう!

 とその前に、メインテーマのタイトル部分の記載内容を補足します。

 ポイントの気づきレベル
            ★★★★★:基本編
            ★★★★☆:初級編
            ★★★☆☆:中級編
            ★☆☆☆☆:上級編

━ メインテーマ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

● 【第7話】 儲かりたいのですよね?

                気づきレベル:★☆☆☆☆:上級編

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気づきレベル。

前回に引き続き、今回も☆4つの「上級編」です。


それ程気づいていない人達が多いって事です。



【 実績検討にて 】

某社、月次の実績検討の会議。

月次の試算表(月次の損益計算書(PL)です)が配られました。


前月までの予実数字。
今月の予算数字と見込み数字。
来月の予算値。

各月、勘定科目毎に数字が整然と並んでいます。


会社によって表記は異なりますが、
△、▲、赤字、マイナスのついた数字が並んでいます。

予実対比の結果、予算未達を示す数字です。


売上額の差額について、営業責任者が状況を説明します。

 「先月予定していた○案件の着手が今月にずれ込み。
 
  検収が都合で遅れ、売上計上が1ヶ月遅れる。

  □案件は失注。来月の売上¥○分が獲得できない。」

などなど。


続いて、コスト側の状況説明。

デリバリー側のコストとして、売上原価の説明。

 「○案件対応の、社内要員の手当つかず、
   外注を入れたので原価が¥◇増加。

  △案件で遅れが生じたので、
   キャッチアップのため外注要員を増やし、¥◎増加。」

などなど。


販管コストの状況説明。

 「従業員の増減で、¥△人件費が増加。

  旅費交通費は、予算より¥□減少。

  予定より経費が全体で¥◇増加した。」

などなど。


最後に、

 「営業利益は、予算未達ながら、単月で僅かだが黒字。

  来月も単月黒字目指して、よろしくお願いします。」


良くある会議、月次の実績検討に関する討議です、、、か?



【 なぜ上からなんですか? 】

皆さん、一所懸命、事業に取り組んでいることでしょう。

で、皆さん、事業で儲かりたいんですよね?


「別に儲けはいいんだ。気にしちゃいない」という方、
この先は読む必要はありません。

あなたの貴重な時間が無駄になるだけですから、、、


『儲かりたい!』と、
本当に思っている方だけ読んでくださいね。



『儲かりたい!』ってことは利益が大切ですよね。


「そう、だから営業利益を議論して、
 単月黒字を目指そう!って話をしているんだ!」

とあなたは言うでしょう。


そうですね。その通りです。


月次の実績検討の議論では、

 『売上額』の内容報告を聴いて、
 『売上原価』の状況を議論し、
 『販管費』の費目を検討し、
 『営業利益』過不足をチェックする。

試算表の費目を上から順番に見て話していますね。



ここで素朴な質問。

月次の試算表。
なぜ売上額からチェックするのですか?

試算表の科目構成が、
損益計算書と同じで『売上額』から始まっているからですか?



『売上額』を構成している案件状況の説明と議論、
『売上原価』を構成している状況の説明と議論、
『販管費』の各費目の状況説明と議論。

これをやっているうちに、結構疲れてきます。

説明が的確なら良いのですが、
大抵、予算未達を正当化する言い訳説明なので、
聴いているだけで疲れてしまいます。


『営業利益』に辿り着く頃には、
僅かでも「単月黒字」達成に喜び、
「営業利益予算未達」で「今月もか・・・」と落胆します。

それで、
「(今月・来月)まぁ、がんばるか〜」
で会議は終わりです。


おかしくないですか?



【 儲かりたいんですよね? 】

もう一度お尋ねします。

あなたは『儲かりたい!』のですよね。


利益の獲得が重要なのですよね。

ならば、、、

  なぜ試算表の『利益』費目を最初にチェックしないのですか?

獲得したい『利益』の状況を、
はっきり認識することが重要なのではありませんか?

『利益』が予算達成していれば、
『売上額』の未達は問題ではないでしょう?

  ちょっと極論ですが。

  実際は、売上の未達は翌月に影響するので、
  まったく議論しなくても良い!という意味ではありませんが。


『利益』が確保できていることに焦点を当てた議論をすべきだ、
とお話ししているのです。



【 射止めたい異性本人を見てください! 】

『利益』が予算に対してどうなっているのか?
そこをハッキリ認識した上で、

『利益』の予算未達は、

 ・販管費が予算より多いのか?
   多い費目は減らせるのか?
   減らせないとしたら、費用予算を見直すのか?


 ・売上原価が予算より増えたのか?
   増える状況は今後も続くのか?
   続くなら、予算の見直しが必要か?
   減らす為に、短期的に打つべき手は無いのか?
   減らす為に、中期的に検討・対応すべき事は何か?


 ・売上が予算に達していないのか?
   売上区分毎の売上達成状況が影響しているのか?
   なぜ売上が予算達成できないのか?
   見込み顧客をどの位抱えていて、これからどの位案件化するのか?
   売上向上のために何をすべきか?

をつぶさに検討することになります。


試算表は、、、

  表の下側の費目『利益』の欄から見ていく代物です。
  表の上の『売上額』から見るものではありません。



損益計算書は、事業結果を見るための表です。

   売上 − 経費 = 利益

期が閉まった結果としての利益を上式から導き出すので、
売上から順番に読みとるのです。


しかし、、、
日頃の経営では、結果を見るだけではなく、
次に良い結果を得るために、
原因を探り、対策を講じなければなりません。


その際、注目すべきは、
やはり事業の結果として獲得したい「もの」。

   『利益』に焦点を当てなければなりません。



異性を射止め結婚するのに、

 異性を見ることなく、
   異性の祖父母をまずよく見て、
   次に異性の父母を見て、
   それで納得して、初めてその異性を見る!

そんなコトする人はいないでしょう。


まず異性を見るでしょ!

それで、どうしても「この人」って思い、
  いざお付き合い、結婚の過程で、
  父母と会ってみて、
  もしかしたら祖父母の話を聞いて、
  「この人」が結婚相手にふさわしいか?というを考えてみる。
  そして、、、決断。

でしょ!違いますか?


なのに、なぜ企業経営では、
  射止める異性も見ずに、
   祖父母から見ようとするのでしょうか???


これは、日々変化し対応が必要な企業経営を、
結果主義の「企業会計」で見ることによる悪い慣習が原因です。



【 まとめ 】

決算書としてのPL、月次の試算表。

これらは、結果を説明するための表です。
結果主義である企業会計での、
ひとつの表に過ぎません。



言葉は悪いですが、、、

「一年の結果について、
 つじつま合わせの説明をする」
ための資料です。

 「今期の売上はこれだけで、
     経費はこれだけかかってしまったので、
     だから『利益』はこんだけです。

     仕方ないですよね」

なのです。



しかし、経営の日常は違います。

 利益獲得(=儲かる)ために、
  一体何をしたらよいのか?

なのです。

単に売上を予算通り増やしたら、利益が増えるものではありません。
 売上を増やしたために、利益が減少する「売上」もあります。

予算通りに経費を下げれば良い、というものでもありません。
 せこく切りつめて、却って志気が低下することもあります。


だからこそ、
『利益』に焦点を当てて、
原因を追及するために、販管費、原価、売上の内容を、
じっくり見て欲しいのです。

・・・本当は、費目の並びを変える事が必要なのです。



で、試算表を下側の費目から見るようになると、

  月次の実績検討に関する討議が変わります。

  状況の説明ではなく、対応すべき領域の議論になります。
  そして、実行に繋がり、業績向上へ、、、

となっていきます。


『売上額』から見ている限り、
残念ながら、業績の向上は、、、期待できません。



『利益』に着目するのは良いとして、、、
試算表で『利益』の項目は2つあります。

「で、どっちに注目すのか?」
という疑問が沸き起こってくるでしょう。

わかりやすくするために、
今回は「営業利益」で話しましたが。


どの利益か?それは、、、


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でお話しします。



今回はここまでです。
では、次号でまたお目にかかりましょう。


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【 次号予定のテーマ 】

   配信日は、一週間スキップし、7月8日になります。
   詳しくは、次のお知らせで、、、


期初にキックオフミーティングを開催した会社もあるでしょう。

今期の目標や施策を、社員に説明もしたことでしょう。

で、、、今期の会社目標。

あなたの会社の社員は、説明できますか?

できない、、、と思います。なぜなら、、、

詳しくは、次号で!

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【 おしらせ 】

◆次回の配信は、7月8日(水)です。

 当メルマガの配信スタンド「まぐまぐ」が、
 7月1日〜3日に終日、システム入れ替えのため停止します。

 → http://www.mag2.com/

 通常ですと、次回配信が7月1日に当たるため、
 今回は、配信ができません。

 そのため、配信日を一週間スキップします。
 次号配信は、7月8日(水)早朝です。
 
 お間違えなく!


◆このメルマガでポイントはわかった。
 実践することを考えるとどうやったらよいのか?
 もっと詳しい事や方法を知りたい!

 経営に実際携わる方なら、この様な疑問を持たれるでしょう。

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 第6号では、

 目標数字達成を目指すならやらなければならないこと、

 について説明しました。


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 このメルマガのバックナンバーは、、、公開の予定がありません。


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【 編集後記 】

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


この週末の夜、ちょっとTVに釘付けでした。

「刑事一代」

警視庁捜査一課 平塚八兵衛の手記を元に、
渡辺謙が演じたドラマ。

土曜日の第一話は、前半を見逃してしまい、、、
「喜展ちゃん事件」のところから見ました。

そして日曜日の第二夜。

画面に引きずり込まれるように見入ってしまいました。


途中のCMが邪魔で邪魔で、、、
 (こういうドラマこそ、CMナシで見たいものです)


犯人小原保の福島でのアリバイを「ケツ洗い」で崩すときの、
小原保の母親とのシーン。

犯人の小原保が「落ちる」時。

三億円事件捜査の最中、刑務所から小原保の刑執行の連絡を受けたとき。

退官後、小原保の墓を参るとき。


ググーッと吸い寄せられて、
視線を動かすことができませんでした。



話は変わって、

「『鳩の乱』ってなんでしたっけ?」


前回の編集後記について、ご質問を頂きました。

失礼しました。

『鳩の乱』は、元総務大臣の鳩山さんが、
郵政の西川氏解任を巡って、
麻生氏の首相筋とやり合って更迭されたヤツです。
未だに、鳩山(弟)氏は、麻生氏批判が納まりませんが、、、




ここまで読んでくださって、ありがとうございました。


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 *        ウィズスマイル 降旗 利弥 (ふるはた としや)
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