繁盛する店の法則 流行らない店の法則

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【 繁盛する店の法則 流行らない店の法則 】<第107号>

配信日:2009年06月02日

━━ 第107号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   繁盛する店の法則 流行らない店の法則     
 −そのやり方だから売れない!もうからない!−  2009/6/2

               関連サイト:http://www.hanjou-shop.com/

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先週末、伊勢を訪れ、伊勢神宮に参拝してきました。


「なにごとのおはしますかはしらねども
かたじけなさになみだこぼるる」(西行)


詳しくは編集後記で。。。


では、、、
帰ってきたメルマガ!
「繁盛する店の法則 流行らない店の法則」を始めましょう。


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【今号の内容】

 ◇ このマガジンの主旨・・・ちょっとだけ変えています。

 ● メインテーマ:<第107話> 知らせる?知らせない?

 ◎ おしらせ
 ◇ 編集後記

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◇このマガジンの主旨(ちょっと変わりました)

 最近ちょっと怒っています。

 他にも店舗系のメルマガを実は何誌も購読しています。
 でも、売る側の理屈ばかりが並んでいます。
 こう売ればいいんだ!みたいなテクニックばかりです。

 そんなんでいいんか〜!(怒)

 そんな気持でメルマガを書いています。


 お客様は店内を覗くのに、なぜ入店しないのか?
 商品を手にしても、なぜお客様は買わないのか?
 店舗スタッフの行動は、お客様にどう見えているのか?
 お店の構造は、どのようにお客様に感じられているのか?

 そんな疑問の答えを導き出す、
 「お客様視点、スタッフ視点の重要ポイント」をお伝えします。

 気づいて実践すれば、もっと簡単に繁盛があなたの手に。
 経営者・店舗責任者のあなたが気づかなければ・・・
 
 なんて恐ろしいことでしょう!



━ メインテーマ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

● 【第107話】 知らせる?知らせない?

     対象:小売              レベル:★★★★★

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 対象  小売   :冷やかし客のある通常の小売店
     飲食・専門:買う気でお客様が来る店舗 例:飲食店、美容室
     共通   :いずれにも共通する

 大切ポイントの気づきレベル ★★★★★:基本編
               ★★★★☆:初級編
               ★★★☆☆:中級編
               ★☆☆☆☆:上級編

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「○○はありませんか?」

「○○でございますか。少々お待ちいただけますでしょうか。」


【 変わりました 】

「お香」を扱う、ある老舗の店頭。

日頃使っている「お香」を買い求めに訪れました。
「お香」が並ぶショーケースを見ても、
使っている「お香」が見あたりません。

そこで、お店の方に尋ねてみまたのが、冒頭の会話。

若い店員さん。

直ぐに店の奥の棚から、
見慣れたお香「○○」の箱をもって戻ってきました。

店員「お客様、○○はあるのですが、
   香料の調合を変えざる終えない事情がございまして、
   香りが以前と少し変わってしまいました。

   商品名は○○のままですが、
   香りが変わっておりますので、店頭に置かず、
   お客様に香りを確かめていただいております。」


「ちょっと香り、、、いいですか、、、」

○○の箱を受け取り、香りを確かめました。



店員「お客様によっては、
   以前より甘い香りが強くなったとおっしゃるお客様も、
   いらっしゃいます。」


以前の香りより確かに違います。

少し甘さが強くなると伴に、
香辛料のようなちょっとツンとくる、
刺激的な香りがかなり強くなっているような。。。


「そうですね〜。
 以前よりは変わっちゃいましたね〜。
 甘いと言うより、ちょっとスパイシーかな。。。」


店員「もしよろしければ、
   こちらをお持ちいただいて、
   実際に点けて香りを確かめていただいてから、
   お決めいただけるとよろしいかと思いますが、、、」

と言いながら、
新しい○○の線香が数本が入り、
空気を封入して折れにくくしたビニールの棒状袋を差し出しました。


「そうですか、、、
 ありがとう。香りを確かめてみますよ。」


私は、差し出された「お試しお香」を手に、
その老舗を後にしました。


新しい○○は、やはり香りが異なり、
甘さを香辛料のような残香があるので、購入は止めました。

しかし、やはりお香は必要。


で、どうしたか?


あの老舗に赴き、
○○と類似の香りの別商品を購入しました。


【 知らずに変えない 】

なぜ商品名を変えないのか?
○○を止めて、他の名称にすればよいじゃないか!


確かに正論ですね。


お香の命の香りが多少なりとも変わってしまうなら、
それはもう別商品だと言っても良いのかもしれません。


お試し線香の包みを手にしながら店を出るとき、
私もそう思いました。


商品名については、いろいろ意見はあるでしょう。
なにかしら理由があるのでしょうが、
そこまでは判りません。


ただし、商品名を残した時の対応は、
満足できるものだったといえるでしょうね。


* ○○を知っているお客様が、
  変わった事情を知らずに買わないよう店頭に並べない。

* 店員が「香りが少し変わったこと」をお伝えする

* 新しい○○の実物を持ってきて、
  お客様が香りが確認できるようにする

  お香は、点けなくとも固形のままの香りでも、
  違いは判りますので、これだけで充分な方もいます。


* 点けた時の香りを確かめられるように、
  お試しを用意している

* お試しの線香が折れないように、
  包装に工夫をしている


商品の香りが変わったこと、
買いたいと思ったときに変えなかったこと、
は残念ですし、また買いに来る面倒臭さはあります。


が、ここまでしてくれると、
○○を買うことは止めても、
他の類似の「お香」を求めてこの店に足を運びました。

そして、別の○□を購入し、
以前のように、お香を焚く毎日です。


【 知らせない 】

ある珈琲チェーン店。

(話は突然変わりますが、、、
 ちゃんと関連性はありますよ。(笑)

店頭で、焙煎した豆も販売しています。
もちろん、それを店頭で挽いてくれます。

エスプレッソ用の豆として、
とても深入りだったこともあり、以前から用いていました。

ある時期を境に、
味に深みがなくなり、浮ついたような苦みになりました。
酸味も以前より強くなりました。
飲んだ後の後味もあまりよくなく、、、


一体どうしたのか?と思っい、
このチェーンで働く知人に尋ねてみました。

知人「あっ、判っちゃいますよね。やっぱり。。。」

「えっ、どういうこと?」

知人「味が変わったと感じた時期の前に、
   各店にだけ本部から連絡があったんですよ。

   豆の焙煎と配合比を変えると。」

深入り焙煎を止めて、流行の少し浅めの深入りになりました。
豆の比率は、アラビカ種の比率か以前より大きく増えました。

珈琲豆には、標高800m以上の高地で育つアラビカ種と、
800M以下のロブスタ種に分かれます。

このチェーンの以前は、
ロブスタ種比率の高い、とても深入りエスプレッソ用豆でした。

焙煎は浅くなり酸味が増し、豆の比率も変わることで、
味が違ってしまいました。


しかし、、、

商品パッケージは以前のままです。
どこにも、焙煎、豆の比率が変わったとの案内はありません。

店員が何か説明することもありません。

お客様は、以前の珈琲豆と同じと思って購入します。


で、自宅で珈琲を淹れて、
以前との味の違いを感じても、
淹れ方がいけないのか?と悩むばかりです。


【 まとめ 】

今回まとめは、、、敢えてしません。


あなたはどちらの店を支持するでしょうか?


原料が変わったことをお客様に伝え、
購入はお客様に決定してもうように準備する老舗のお香店。


原料や加工方法を変えても、
お客様には何も知らせず、
以前とまったく同じ商品のように販売する某珈琲チェーン。



「お客様にしれなければいいや!
 お客様がわからなければいいや!」

との考え方もできますし、
そうではない対応もできます。


なぜ、あなたはその店を支持するのでしょうか?


これをよく考えてみてください。



今回はここまでです。
では、また来週お目にかかりましょうね〜。



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【 おしらせ 】

◆前号の「脳ミソ汗かき問題」へ、たくさんの回答を頂きました。
 ありがとうございました。


 この号の配信を持って、
 「回答」および「考え方例のための感想」お申し込みを終了いたします。


 いろいろな考え、回答があり、私もとても気づきを得ました。
 内容が多岐、詳細に渡るので公開はしません。

 お寄せいただいた回答には、
 私の工夫案を添えて、お返事をしました。

 お返事した私の「工夫案」へは、
 「そういう考え方、対応方法があったのかと『目から鱗』でした!」
 などの感想をたくさん頂きました。

 回答、感想を送る行動を起こした方だけが手に入れた、
 知らないと、、、とても損する内容だったと思います。

 メールの送信を、ありがとうございました。



◆メルマガ配信時の件名を変更します。

 今まで、メルマガ配信時の件名は、
 メインテーマタイトルとメルマガ名称で構成していました。
 今号より、メルマガ名称を号数のみの構成にします。

 わかりやすくする、メール振り分け設定等を容易にする事への対応です。
 ご注意くださいますようお願いいたします。


 旧:【なぜ立ちはだかるのか?】繁盛する店の法則 流行らない店の法則<第106号>

 新:【 繁盛する店の法則 流行らない店の法則 】<第107号>



◆次号は、通常通り、2週間後の火曜日 6月2日(火)の配信です。

◆現在、作成中の「秘密レポート」。
 内容は、、、お客様の視点で店を見る方法についてです。

 8割方完成しましたが、、、もう少し手を入れますので。。。

 かなり核心について書いています。
 6月後半にはお知らせできると思います。
 もう少しお待ちくださいませ。


                    Fからの『おしらせ』でした。


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【 編集後記 】

快晴とはいかず、時折雨が降りましたが、
却って気持ちが清々しくなったように感じました。


みちひらきの大神 猿田彦神社にて特別参拝。

翌日、豊受大神宮(伊勢神宮 外宮)に参拝。
別宮(多賀宮、土宮、風宮、月夜見宮)にお参り。

翌日、皇大神宮(伊勢神宮 内宮)では、
御垣内(みかきうち)参拝、
神楽殿にて神楽奉納によるご祈願。
別宮 荒祭宮を遙拝しました。


驚くほどの太さと高さの木々。
僅かに開けた上から漏れはいる空の明るさ。
石の擦れ合う音を聞きながら踏みしめる参道の玉砂利。


冒頭の和歌は、
西行が伊勢神宮を訪れた際に詠んだと言われています。

当時は、僧侶は五十鈴川を渡っての参拝ができなかったそうです。
内宮ご正宮から五十鈴川を挟んだ向かいの山の中腹から、
ご正宮を遙拝したとか。


西行の和歌が少し判るような、
心洗われた気持ちになりました。



今回も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。



◎ご意見・ご感想・ご質問、「こんな事はどうなの?」といったテーマなど、
 どんなことでもメールください! 必ずお返事、書きます。
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