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【いきべん通信】根元からまるごとひっくり返しちゃおうぜ。(entrypostman御登壇記念号)
配信日:2010年12月14日
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◆今日のいきべん通信INDEX
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●儲かっているうちに撤退して、もっと儲かるところを見つけろ。
●リチャードブランソンが語るソーシャルメディア
●iPhoneアプリを作る4つの指針。
●iPhoneアプリビジネスの4つの生き残り方法。
●3つのおめでとう。
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●Zen Artistが2010 Apple Rewindを獲得。
http://www.appbank.net/2010/11/30/ipad/192890.php
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先日、テレビで鎌倉の豪邸がテレビで放映されていました。
どうやら造園業の資格制度を運営している団体の協賛番組らしく、
造園業を営む一代叩き上げ社長の家のようでした。
今をときめく女子アナが、この社長をいろいろインタビューしてます。
よくある成功物語ってやつです。
最後には、
「跡継ぎが欲しいから、うちの娘をもらってくれ」というシーンで
その娘がお茶を注いでいるカットで、番組は終わりました。
資格試験は3ヶ月後にあるから、
資格をとって娘を貰いにこいというメッセージなんでしょう。
この娘、おそらく35歳すぎで、まあ悪くありません。
私は早速、この家に訪問することにしました。
一応、自分の親父もつれていきます。
まず親父どうし、世間話をします。
なぜかうちの親父が年上と判明したわけか、タメ口をききます。
豪邸にあがりこんで、タメ語とはなかなかやるもんです。
豪邸社長が、私に聞いてきました。
「キミがもし造園をやるとしたら、どんな風に営業するのかい?」
「まず、その家の土をすべて入れ替えます。タダでやります。
タダで断るひとはいないでしょう。」
折角、木を買ってくれて植えに行っても、
ガレが周りに埋まっていたら、その木は枯れてしまい、
ボクらの売った木が悪いということになる。
そんなのやってられない。ということを言いました。
「どこの業者も庭から出て来たガレをまたこっそる埋めるわけでしょ。
そういうのを暴いてやるんです。今回これだけガレがでてきたので、
ぜんぶ引き取りますねと。おそらくトラック一杯つまれたのをみて、
家主は何十年と植木屋に騙されてきたことを恨むでしょう。」
注)ガレとは、庭にうまっている石ころやセメントくずのこと。
こうなればしめたもんです。全幅の信頼をうけるわけですから。
庭からは居間もキッチンも覗くことができる。
家電から何やら全て売り込むことができるのです。
「ところで、お父さん。ご提案があります。」
もうお父さんにも孫を見るための時間は限られている。
この縁談がうまくいったとしても孫が拝めるかどうかわからない。
「もしお嬢さんとあのお時間をいただいて、
もしご懐妊したら、結婚させていただく。というのはいかがでしょうか。」
豪邸社長は、うんとうなずきました。
「できれば、早い方がいいですね。いま二階でやってきますよ。」
私は、豪邸社長の横でずっとおとなしくしていた
35過ぎの娘を二階につれていきました。
体内にある、ありったけのガレをその娘の庭にぶちこんでやりました。
その娘がどんな顔をしていたか覚えておりません。
なにせそこで目が覚めたのですから。
リアルとウェブの行き来を考えるまでもなく、
私たちは夢と現実を行き来しています。夢は現実になります。
I have a dream.
by Martin Luther King
PS)
昨晩、Apple銀座店にお越しの方は有り難うございました。Apple社員も感動してました。
今晩は今年最後のレインボーズ。神様、仏様、ムライ様が卒業記念講演します。
どうしても来たい方はいきべん読者で見学に来ましたと言ってください。21時です。
~~伝説の授業。レインボーアップススクール。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●iPhoneアプリを作れるラストチャンス。11期生募集中。
http://school.rainbowapps.com/
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●儲かっているうちに撤退して、もっと儲かるところを見つけろ。
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【第6回クラリスの会」
「iモード前夜が清水の舞台なら、 今のは金閣寺の屋根みたいなもんだ。」
●真田哲弥氏(KLab代表)
iphoneの登場は、i-modeの時よりも魅力的ではなかった。
しかし、ソーシャルは、i-modeの時よりも、魅力的だ。
真田さんは目を輝かせます。
彼によると、おいしいプラットフォームには、
「集客、集金、継続」がそろっていなくてはならない。
i-modeの場合は、100万人超える瞬間までにリソースをそろえて、
超えてから一気に疾走しようという戦略で、20億円のファイナンスをした。
結果は周知のとおり、サイバードは15億円の赤字で上場するものの、
次の期では10億円の黒字、一気に100億円企業となった。
最終バスに乗り遅れないように頑張った者が勝った。
iPhoneの登場は、真田さんがそこに駒を進めるには至らなかった。
ビジネスの継続性とプロモーション機能の欠落したプラットフォームだったからだ。
i-modeは、参入コンテンツ数を制限したり、
ユーザに満足してもらう指標を、プラットフォーム側が立てていたが、
アップルはそこを自由にした。それが最終バスの論理と違うから、
参入時期はいつでもいい。だから今参入する意味がないというわけだ。
しかし、今回のソーシャルの波は違う。
世界同時多発のコピーバラまき型ビジネスなのである。
とにかくプロモーションコストはゼロなのである。
いわば、早く出したもの勝ちだ。なぜなら、収斂も早いからだ。
ノードの数の二乗で、カテゴリーキラーは、そのカテゴリーをおさえる。
それと同時に、モノマネ多発でプラットフォーム自体の崩落リスクもあるので、
なおさら、崩落するまえにおいしい果実をとってしまえというわけだ。
そして儲かっているうちに、儲からないと見切ったときに、逃げる。
それを真田さんは「前向きな撤退」という。
儲かっているうちに撤退して、もっと儲かるところを見つけて、
そこに兵力をあつめていくというわけだ。
ドリコムの内藤さんがこういったそうだ。
「ソーシャルで成功するにはセンスがいる。
ボクらはセンスがないから、ソーシャルに集中できるように、
ブログ事業を切ったのです。」と。
真田持論とそれに呼応する実例に会場は沸いた。
経営者たるもの、常に次のエクイティストーリーを描いていないと、
美味しい思いにありつけないのである。
ソーシャルでうまくいくには、
いまうまくいっている奴らよりも、
うまく行く法則を見つけること。
ジンガを見てないで、グリーやモバゲーが何故うまくいっているのか、
もっと学べというわけだ。
ソーシャルがPCからモバイルに主戦場をうつしたときに、
ログイン頻度をあげて、1回あたりのプレイ時間が短いのが受ける。
マネタイズ方法についても、好事例は日本にたくさんある。
とはいえ、コンテンツサービスの作り方は、i-modeとは違う。
とりあえず作って、うまくいきそうなものに対して、
順々に中身をそろえるというやり方だ。
これはi-modeが全国会議を通るときがクライマックスなのと対照的だ。
じゃあアイデアはどうやって出すのか?
「アイデアマンがいないからといって、
その下積み作業をしないのは経営者の怠慢だ」
と真田さんは言う。
売れているアプリ、売れていないアプリのその原因追及はできる。
既存のコンテンツをどうソーシャル化すればいいかの議論はできる。
コンテンツのテーマや、ゲームロジックを出して行くことはできる。
そういう掛算をしていけば、アイデアが出て来るはずだと。
さて、ソーシャルを離れて、組織や経営の話にうつる。
「i-modeの歴史の中で、尊敬する企業や経営者は誰ですか」
という問いに対して、真田さんは、ドワンゴ、MTIをあげた。
彼らは広告宣伝をやって一気に帝国を作り上げた。
本当にいいものだと思うなら、5億でも10億でも、広告宣伝にかければいい。
グリーも田中さんがいいと思ったから、それをやってのけた。
誰かがちゃんとリスクをとるから、その果実もでかい。
いざというときは、権限委譲をとりさげてでも、
経営者がやりたいことをする。そのリスクをとれるかどうかだ。
前多さん(MTI代表)という男は、胆力がものすごい。だから勝つんだ。
次に組織作りについて、質問がとびかった。
「俺もそれが知りたい。カプコンさんはどうやってるんだろう。」
そういうや否や、会場が笑い声で沸いた。
ハイリスクハイリターンとローリスクローリターンのポートフォリオについての問いには、
5-10名くらいの規模だったら、ハイリスクハイリターンのみでいいんじゃない。
だって、それくらいの責任をとれるから起業したんでしょ。
「だったらリスクなんて考えるなよ。」と、さらりと言った。
では、どうやって次のおいしいビジネスを見つければいいのか?
「情報に敏感になれ」という。
こういうときにはこいつに聴こうという、
人間フィルターを築いておけば、
人を通して、波を知ることができる。
情報は絞り込むことに価値があるんだと。
最後に書き残した真田さんの言葉。
「着眼大局、着手小局。」
リョーマ、ダイヤルQ2、i-modeと、波瀾万丈な起業を通じて
周りをワクワクさせていた男が、常に持ち歩く言葉は、
今回のセッションでも参加者のみんなが実感したことだろう。
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●リチャードブランソンが語るソーシャルメディア
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みなさんはもうお気づきなことだと思いますが、
ボクは、アメリカ人のスティーブジョブズを世界一憎んでいます。
では、世界一憧れている起業家はというと、孫正義でもなく、
当然、英国人のリチャードということになります。
こんな憧れのひとが数十メートル先に立っているわけですから、
集中して聴かないわけにはいきません。
でも、ほとんどの時間寝てました。聞こえない言語は眠くなる。
試しにテレビをつけながら寝てみました。
よく眠れます。ぜひみなさんもお試しください。
リチャードのような冒険家がちまちまとした、
ソーシャルネットワークなんかやるわけねえだろ。
と思いますよね。
彼はお客さんを恋人のように洞察しています。
バージン機のお客さんが、添乗員が、自分にジュースを運んでくれなかったと
つぶやいたそうです。バージン機はインターネットができるのが売りです。
それをたまたま見ていたのは地上勤務の同僚。
すぐさまツィッターで、その便に乗っている同僚に自体を告げます。
そうやって、サービスへと還元されたというお話です。
リチャードが、ソーシャルメディアに関心をもっているのなら、
ボクも多少は目を向けようかと思ったぐらいです。
こんな話もしてました。
「何故ぼくがいろいろな会社を買収するのかって?」
「そりゃ、広告も買わずに新聞がバージンを宣伝してくれるからさ。」
やっぱり、かっこいい男は違いますね。
禅寺の坊さんのようなカルフォルニア人とは格が違います。
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●iPhoneアプリを作る4つの指針。
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今晩、七夕パーティにお集りのみなさんに、
私が日頃悩んで、悩み抜いて、ようやく到達した一つの仮説を、
おすそわけしたいと思います。
まず最初に私たちEagleがiPhoneアプリを作る上で大切にしている
4つのことについてお話したいと思います。
ぜひ参考にしていただければ幸いでございます。
1.App itself is spokesman.
Same Brand Apps promote to sell each other.
Eagle will release 1000 apps in 3 years.
一つ目は、同じカテゴリーで、たくさんのアプリを作るということであります。
日本のi-modeビジネスでは、
ザッパラスは占い、アイフリークはデコメ、恋愛シミュレーションはボルテージ、
といったように、同一カテゴリーを何十、何百というサイトで覆った会社が
株式上場を果たしております。
アプリを束ね、そしてユーザを滞留させるということが大事ということを、
私たちの先輩方が実証してきました。
iPhoneアプリはi-modeコンテンツの10倍規模の数になります。
従いまして、私たちも従来の開発数を10倍にする必要があるのです。
2.User is promoter.
Users promote to sell with their friends,
if the apps are used in face to face communications.
では、どんな風にカテゴリーと数を抑えればいいのでしょうか。
iPhoneアプリの世界は、カテゴリーという整理整頓がされているというより、
選別されるタグがあるぐらいのゆるやかなものです。
ですので、自分たちの思う形で、
「このアプリはあの会社の仕事だな」と思われるようにしていくしかありません。
Eagleは次の3つを自分たちの作るアプリとしました。
Eagle will create Apps like below.
1.Usage in face to face communication.
2.Training for somewhat & Showing off later.
3.Something moved like Music instruments or Soccer ball.
3.Parents are strong supporter .
Eagle do not create the apps
that will kill people’s precious time.
Internet technology should be used
in purpose of “Love & Peace” but “Killing talent”
3つ目は、私が10年間、モバイルの仕事をするなかで、
やりたくないなということを、「やらない方針」にいれたものです。
それは親の憎むことを、やらないということです。
私はケータイを自分の息子に渡したくありません。
どうやら、ココ、アメリカでも、iPhoneがゲーム機だから、
コドモに持たせたくないという言う意見を聞いてびっくりしました。
いま日本では、年に1ビリオンドルのお金が親の財布から抜き取られ、
何百億時間ものコドモの大切な時間、つまり才能が殺されています。
それがモバイルソーシャルゲームです。
iPhoneにて、まもなく「ゲームセンター」というプラットフォームが開始されます。
おそらく、日本と同様に、全世界で親の憎むビジネスが儲かることでしょう。
でも、私はそれをやりたくありません。
いや、世界では、そんなに流行らないのではないかとも思います。
世界はこれから経済がのぼっていき、才能の競争がありますから、
時間つぶしをするような時間なんかないですし、親がコドモの教育に熱心だからです。
4.One company cannot change the world
but Our funs can do that.
最後に言いたいことは、一社で世界を変えられないということです。
でも、もし私たちにファンがいれば、彼らが世界を変えることでしょう。
幸い私たちは、レインボーアップススクールという、
自分たちが教えてきたiPhoneクリエイターたちがいます。
1000人集まれば、1000の特殊な才能を
iPhoneアプリのアイデアに注ぎ込むことができます。
スティーブジョブズは、現在4万人のクリエイターの才能から生まれて来た、
20万のアプリを揃えています。だからiPhoneは1億台ものビッグセールスになった。
スティーブは先ほど申し上げたことを、世界に先駆けて実行したのです。
私たちは、スティーブと全く同じことをやらなければなりません。
ある意味、ハングリーで、フーリッシュなことです。
でも、これが現実なのです。
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●iPhoneアプリビジネスの4つの生き残り方法。
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次に4つのサバイブメソッドを紹介してプレゼンを終わりたいと思います。
1. Be Artist aiming to big sales like musician.
2. Publishing label like Motown,Atlantic...
3. Selling something other than Apps like Levi’s.
4. Develop Apps for other company.
まず1番目の生き残り方法は、マイケルジャクソンになるということであります。
無数のiPhoneアーティストの中で勝ち残るには、
自分だけの才能では無理だということです。
一人のミュージシャンが独立レーベルでレコードをリリースさせるということを
スティーブジョブズはボクらにやらせていることになります。
なぜジャニーズがあるのか、吉本興業があるのか。
それは、自明のことです。
自分の才能の育ててくれる裏方さんたちがたくさんいるからです。
一発屋で終わらせないために、才能と商売をつなげてくれる、
そういった組織を見つけて、花形選手になればいいのです。
次に2番目の生き残り方法は、モータウンレーベルになるということであります。
彼らの功績は、ブラックミュージックを広めたところにあります。
彼らがいたからこそ、今のロックやヒップホップがあります。
iPhoneアプリという表現方法をつかって、未来のカルチャーを作ってしまう、
こういった方がいて、産業は成立します。
モータウンレーベルは早いうちに、MJという逸材を逃してしまいました。
しかし、それでいいのです。マイケルが独立して活躍すれば活躍するほど、
モータウンレーベルの評価は後世へ語り継がれたのでした。
3番目の生き残り方法は、俗にいうリーバイスモデルというものです。
1849年、カルフォルニアに砂金が出るやいなや、
無数のあらくれものが、ここに殺到しました。
リーバイスの創業者は、はじめこそ砂金を掘っていましたが、
一攫千金の成功者の陰に無数の屍がいることをさとり、
幌につかわれた生地で、ズボンを作ることを思いつきました。
これが今や定番ファッションとなりデニム長者となったというお話です。
自分が直接AppStoreにiPhoneアプリをアップロードしなくても、
無数のiPhoneクリエイターに対してできるビジネスはたくさんあります。
彼らが喜ぶのはなんなのか、一瞬のひらめきがあなたをヒーローにします。
最後の生き残り方法は、他人の農場の畑を耕すということです。
つまりあなたは奴隷です。どうせ奴隷ぐらいになるのなら、
フォアグラや、松茸や、ナタデココを産出しているところに属するべきでしょう。
有名ブランドの無料アプリや、iAd上の広告表現などは、
実作業ベース以上の付加価値を買ってくれるかもしれません。
しかしながら、それ以外の牧場主はただの守銭奴です。
i-modeビジネスと違うのは、
スティーブの下に群がるディベロッパーの一人一人がばらばらだということです。
i-modeビジネスでは、一社が多くの人を雇い、また取引先も多くいて、
産業全体にお金が流れていました。
ところが、一攫千金のこのビジネスでは、アプリを作る過程では、
お金をかけられないので、外部にお金は流れにくく、
成功者は2度目のドジョウが難しいことを痛いほど知っているので、
勝ち逃げをした方がグッドチョイスだということになります。
車を買い、不動産を買い、あるいはケーキ屋さんでもやって余生を過ごせばいいのです。
こうしてスティーブは産業のプレイヤーたちを無力化するのに成功しました。
個人にできなくて、法人にできること、
法人一社で完結せずに、たくさんの法人をまきこむこと、
こういうことを起業家は考えていかなくてはなりません。
5.”We” are “You” .
最後に一番重要なことを付け足します。
それは、「私たち」は「あなたたち」ということであります。
日本であれ、アメリカであれ、個人であれ、法人であれ、他の企業であれ、
このアプリという表現の世界で生き残るかぎり、
楽しい未来を作るという同じ目的をもっています。
たくさんの仲間が集まれば、きっと素敵な化学変化がおこります。
いつか、スティーブジョブズから、最も大切なものを盗みましょう。
それは、iPhoneアプリディベロッパーたちのハートです。
すなわち私たちのハートです。
いまこうして、ボクたちを出逢わせてくれたスティーブと、
ボクのつたないお話を聞いてくれたみなさんに感謝します。
ありがとうございました。
"Stay hungry Stay foolish with Eagle"
2010.7.7 Tad
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●3つのおめでとう。
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"今晩卒業するレインボーズ9期生に捧ぐ"
今日はみなさんに、「3つのおめでとう」を言います。
1つ目の「おめでとう」は、
「スティーブジョブズのゲリラ軍団のご入隊おめでとう」
ということであります。
スティーブは、Appleのハコ庭に、
既存のあらゆる産業の正規軍と、
みなさんのようなゲリラ軍をつれてきて、
お互いに戦わせて観戦しています。
今までプロと言われていた法人企業は、
無数のゲリラ部隊との戦闘に巻き込まれ、
もはや無力化しています。
今まであこがれだった企業たちと互角に戦える武器を手に入れた、
そんなみなさんに「おめでとう」なのです。
2つ目の「おめでとう」は、
「モバイル業界の先頭集団に来れて、おめでとう」
ということであります。
i-modeが生まれて早10年、
ケータイでの課金コンテンツ市場は6000億円まで成長しましたが、
いま、iPhoneアプリの課金市場は全世界で6000億円と、
日本の10年をあっというまに抜き去りました。
みなさんは、i-modeケータイができたときに、
この世界にやってきたでしょうか?
同じ世代なのに、10年やってこれなかったということは、
今まで、みなさんはイケてなかったといえます。
ところが、モバイル業界に従事していると言われる2万人のほとんどは、
このスマートフォンの世界に来れていません。
「あの実はすっぱい」とあきらめたキツネのように、
やらない理由を見つけるのに必死なのです。
そんななか、あなたたちはリスクをかえりみず、
日本に1000人もいないiPhoneディベロッパーの仲間入りをしました。
もはやトップ集団の一員なのです。これは「おめでとう」というしかありません。
3つの目の「おめでとう」は、
「レインボーアップスの仲間たちに加わって、おめでとう」
ということであります。
さきほど、スティーブがゲリラ軍を正規軍にぶつけて楽しんでいるという
お話をしました。
1人のゲリラは、無駄死にするしかありません。
ゲリラ軍は、団結してはじめて、影響力を与えることができます。
いま、レインボーアップスは、世界一のゲリラ軍になろうとしています。
みなさんの前には600人の先輩がいます。
みなさんの後には来年も600人の後輩ができます。
つまり来年には1000以上のゲリラ軍ができることになります。
みなさんが協力しあって、リスペクトしあえば、
アプリケーションの完成度をあげることができ、
お互いでダウンロードし合って、デビューを書きあって、
ランキングを駆け上がることができます。
このレインボーの中から、
一日でも早く、一人でも多くの全米1位のチャートをかけあがる
ヒーローを生み出すという約束をして、
このご挨拶をしめたいと思います。
みなさま、このたびはおめでとうございます。
一緒に戦いましょう!
2010年12月14日 Tad Eagle
~~伝説の授業。レインボーアップススクール。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●iPhoneアプリを自分の手で作れるラストチャンス。11期生募集中。
http://school.rainbowapps.com/
~~~~過去の講義録をPDFで見たいアナタに~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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