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TCDテーマのレスポンシブに対する2つの考え方

配信日：2016年06月20日

こんにちは。中田です。
いつもありがとうございます。

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■TCDテーマのレスポンシブに対する2つの考え方

TCDテーマのレスポンシブに対する
考え方は2つあります。

考え方というよりは実装方法ですね。

実はTCDはまったく異なる2タイプの
レスポンシブ方法を採用し、
それぞれが進化を遂げているのです。

なぜ、異なるレスポンシブを採用しているのか。

それは、我々の実験でもあり、
最終的にどちらがユーザーにとって良いのか未知数だからです。

だから、将来的にどう転んでも対応できるように
今の段階から日々実験と研究を重ねているわけです。

まず一つ目の手法は
Bootstrap3です。

該当するテーマは
PHOTEK、FOCUS、AMORE、AGENTがあります。

Bootstrap3を採用した理由は、
多種多様なデバイスへの対応が可能だからです。

レスポンシブ部分はBootstrapが行ってくれるので、
その仕様に乗りさえすればCSSを作る必要がありません。

これは世界的に見ると標準仕様に近いのですが、
弱点もあります。

欧文フォントですと、
わりとざっくばらんに作っても美しく見えるのですが、
漢字やひらがな、カタカナはとても繊細な文字の為、
フォント、カーニングの問題が出てきます。

1pxレベルから徹底的にこだわるTCDのデザインでは、
このあたりの調整に苦労することになります。

また、固定幅デザインとの致命的な相性の悪さもあります。

で、それらの解決策として、
もう一つの方法が出てきます。

ブレイクポイントを定めて、各デバイスごとに
デザインを忠実に再現していくやり方です。

この方法のメリットは、
デザインを忠実に再現できることと（和文フォントでも美しく見せられる）、
カスタマイズが容易であることです。

スマホもスマホ専用デザインに近いくらいの
細かい配慮が施されています。

デメリットとしては、
デバイスごとにCSSを考慮する必要があり、
対応に漏れが生じる可能性が高いこと。

要するに、お互いにメリット、デメリットが
補完関係になっているのです。

この2つの方法で、
最終的にどちらが日本のユーザーに
受け入れられるのかはわかりません。

どちらか片方ではなく、
両方受け入れてもらえる可能性も高いでしょう。

ただ、いずれにしても、
新しいことはどんどん取り入れてやっていきたいし、
そこから得られることも多いでしょう。
改善を積み重ねれば、弱点も弱点でなくなります。

残念ながら国産WPテーマの多くは
まだこのあたりを考慮する域に入っていません。

「テンプレートでSEO効果がある」といった、
価値のないものに価値があるように見せて売るという
10年前の古いやり方が未だに通用してしまっているのです。

しかし、このままでは秒進分歩のこの世界で
海外との差は広まっていくばかりです。

私たちWordPressテーマTCDでは、
最先端の技術を実用化に結びつけていくことで
海外に負けない品質のテンプレートを開発していきたいと思っています。


それではまた。


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