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【いきべん通信】昨日のお約束。
配信日:2010年11月30日
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◆今日のいきべん通信INDEX
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●クチコミしたくなるあり得ないアイデアをしれっと出す。
●世界中に同じビジネスモデルを持って行けるのがiモードとの違い。
●無数のボトルレターが大陸を超えて流れ、どこかで誰かが種を拾う。
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●プロアーティストも使い始めたゼンアーティスト。
http://www.eagle-inc.jp/zenartist/intheworld
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昨日、ボクはみなさんと一つのお約束をしました。
昨日のメルマガを読んだ方は、
仲間や社員に回覧しましたでしょうか?
読んだにもかかわらず、しなかった方、
いつからあなたは、偉くなったんですか。
そうやってなめて生きてるんじゃありませんよ。
すぐに退会をお願いします。
●退会はこちら。
http://archive.mag2.com/0000285643/index.html
上記のような方は、自分だけがよければいいという人です。
そんな人が、友達が友達を呼び込むようなサービスをつくれるわけありませんよね。
ヒットするサービスを作るための指標は、
友達に自慢したいものか、そして、その友達も別の友達に自慢したいものか。です。
ゴッドファーザーは、言葉を守る男です。
友達のためには何でもしました。
しかし、自分を友達だと思わない奴と言葉を守らない者
には報復を忘れませんでした。
それではソーシャルグラフ第2弾、いきましょう。
~~ レジェンドストーリーは突然に ~~~
あの日あの時、秋葉でヒットアプリが生まれる。
●1/8(土)より11期生がスタート。
http://school.rainbowapps.com/
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●クチコミしたくなるあり得ないアイデアをしれっと出す。
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ミクシィアプリ、速くも熾烈な戦いが戦っている。
インストール数が1000以上が3社。
アプリ数でいうとスパイスボックス社がダントツの45アプリ。
この中で要注目なアプリプロバイダーは、
コミュニティーファクトリーとスパイスボックス社の他に、
空飛ぶ、ドリコム、ロックユー、サトルドットネットよいった面々だ。
いまのところ、ミクシィアプリ参入組は、
・とりあえず出してみた系、
・FaceBookをマネする系、
・黒船系、
・ゴリゴリ作り込む系
にわかれているようだ。
参加者数の上昇角度の高いアプリはチャンネーと戦国対戦。
非同期コミュニケーションをうまく取り込んでいるとの分析だ。
さて先に市場ができている海外に目を向けてみる。
フェイスブック陣営では、1000万人のユーザを抱える会社も出ている。
注目プロバイダーは
Zynga(ポーカーゲーム)、
ロックユー(バーチャル贈り物)
プレイフッュ(脳トレゲーム)
バーガーキングやアディダスなども独自の広告アプリ(ソーシャルアプリ)を展開。
フェイスブック陣営に対抗するのが、オープンソーシャル(グーグル)陣営だが、
まだアプリ数でいうとフェイスブックの方が多い。
中国でもシャオネイワンなど、すでにオープンソーシャルでデカい市場ができている。
フェイスブックの課金での市場は500億円規模と言われるから、
人数でそのまま換算してみるとミクシィは40億円には達するのではないかと思われる。
次にビジネスモデルについて検証してみる。
おおよそ、下記の5つが見受けられる。
1.広告・課金モデル
他アプリへの送客や、アドネットワークに参加、広告バナーの直販、アプリ内広告といった広告収益、
そしてアイテム課金といったもの。
2.受託開発モデル
ブログパーツの制作のような仕事や、企業キャンペーンの1手法としての提案、
ミクシィ内で完結する出張型の企業コミュニティ、大企業の新規事業の受け仕事など。
3.タイアップモデル
自社アプリのOEM提供や、アイテム協賛。
4.B2Bモデル
アプリベンダーへ、開発ツールや分析ツールの提供。
5.アドネットワークモデル
既存アフィリエイトプロバイダーの参入や、アプリの紹介媒体、アプリ間アドネットワーク、ゲーム連携アフィリエイトなど。
実際、ユーザに受けるのはどんなアプリなのだろうか。
桃鉄やマリオカートの面白さにヒントがあると松本さんは言う。
面白いアプリはログインするとついついまず、ルーチン作業をするだろう。
そしてログオフ後もゲームが進行する。
またログイン後、ゲーム進行の進捗を確かめ、またルーチン作業をする。
あんまり考えないけど、やった!やられた!などの心の機微がある。その繰り返し。
このようなユーザの動きを想定して「非同期をどう楽しませるか?」がポイントだとのことだ。
最後にアプリ開発のポイントを述べていただいた。
・技術<アイデア
・じっくり<スピード
・技術=デザイン
・先に囲い込む
・どこにコミュニケーションは発生するのか
・それは友達に言いたくなるものか
さらに、モバイルならではポイントは、
・すぐに勢いで買わせること。
・中毒性が強すぎるとすぐしんどくなるので適度に。
・足が早いので長期で楽しめるようにすること。
コミュニティーファクトリーは、
ミクシィ上でPHPがかけて、動かすことができるというアプリを出した。
金になるかならないかはともかく、
こんなよもや考えつかないようなアプリがどんどん生まれる。
それがミクシィアプリの世界なのだ。
バーガーキングの友達100人切りキャンペーンも
ある種、セオリー通りだ。
お友達100人集めようじゃ、クチコミにならない。
ありえないアイデアがポイント。
アイデアに自信がある方はぜひトライして欲しい。
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●世界中に同じビジネスモデルを持って行けるのがiモードとの違い。
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【7/14講義録】「世界初モバイルソーシャルアプリ、ミクシィへの挑戦と世界へ。」
●国光宏尚(グミ代表)
「mixiは十分大きいけど、それ以上にオープンソーシャルの世界がでかい」
RockYou、friendster、 beboなど、
フェイスブック展開をしてから急激にインストール数を伸ばした例は多い。
この世界は、ユーザとコンテナ(プラットフォーム提供者)とディベロッパーに、
それぞれのメリットがあって成立する。
ユーザにとってのメリットは豊富なコンテンツ。(フェイスブックでは5万アプリ)
コンテナは、開発に対してリクスを背負う必要がない。
そして、ディベロッパーは、プロモーションコストがゼロ。(ミニゴルフは1週間で130万人)
これが新しいエコシステムの特徴である。
GREEは、課金収益120億円の大半を自社の4つのゲームに託している。
ミクシィは、その収益性をアプリベンダーに解放しているということになる。
ある志向性や属性の中でのコミュニケーションが成立するところに、
既存のSNSとの違いがある。そしてそのHUBとなるのがアプリだ。
オープンソーシャルに対応することで、ユーザはコンテナを超えて交流できる、
ディベロッパーはアプリを世界中に提供できる。
このしくみを一番脅威に感じているのはゲーム業界だ。
一人の天才プロデューサーが、大手ゲーム会社に立ち向かえる。
既に現実として、Zynga1、RockYou、Playfishが、
年間100億円規模の売り上げペースを出している。
Z社はポーカーゲーム、
R社は本来コンテナが用意すべきツールの拡張版、
P社は、友人を働かせたり、どんどんデコレートしたくなる場の提供
と、各々違った戦略をとっている。
この3社はフェイスブックで長者となったが、
すでにフェイスブックはiPhoneと同じくレッドオーシャンとの見方もある。
フェイスブックは5億ドルをサードパーティが稼いでいるが、
5万ディベロッパーがいる。
ビジネスモデルは、課金、広告、タイアップ、
そしてリーバイスモデルともいうべき、
ディベロッパー向けシステム/ツール提供である。
(広告配信、測定解析、アバター、アプリミドルウェア)
ひとつ面白いところは、ユーザがPC上でもお金を使うというところ。
デイリーで0.1%が数百円を使うといった計算ができる。
なんとフェイスブック上での1課金の平均は800円だという。
では、我々はどこのコンテナを狙えばいいのか。
すべてのコンテナは、それぞれのタイムラインを持って成長している。
端的に言えば、これからのアジアのコンテナが狙いだ。
所得層の低いユーザ中心でも払うものには払う。
すでに5minutesやiapartmentは中国で成功している。
(後者は、女が犬をほしがって、男が買って上げる、
エサ代もかかるというロジックで売上4割アップだそうだ。)
ブルーオーシャンの瞬間がそれぞれにある。
日本のプレイヤーの場合、3回のチャンスがあると国光さんは言う。
まずはミクシィ。ここでPCベースとモバイルベースを戦う。
2回目のチャンスは、世界のPC向けソーシャルアプリ。
そして3回目のチャンスは、世界のモバイル向けソーシャルアプリだ。
オープンソーシャルの面白い点は、
世界中のコンテナに同じアプリを配信することができるところだ。
魚群探知機を使うように、いろいろなコンテナで旬なアプリニーズを探し出せばいい。
そのときに、自分たちに投入アプリがあれば、勝ちゲームとなる。
最後にモバイルならではのソーシャルアプリのポイントを述べてもらった。
・デザイン
・操作性
・速さ
・行くたびの変化
・やたらに発生するイベント
・自分からは何もしない
前述の3社のアプリとはまるで逆なところが印象的だ。
PCとモバイルの共存アプリはあえてしない方がいいかも知れない。
オープンソーシャルの世界はモバイルでガラリと変わる!
だからこそ、2回目と3回目のチャンスがそれぞれにある。
まさにボクらは世界初のモバイルソーシャルアプリを体現するのだ。
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●無数のボトルレターが大陸を超えて流れ、どこかで誰かが種を拾う。
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【7/1講義録】「次世代モバイルが加速するWebのストリーム化とは」
●小川浩(モディファイ代表)
グーグルが脅威に思っているのはツイッターだ。
グーグルは世界中のデータをインデックス化しているが、
ツイッターで繰り広げられるリアルタイムのつぶやきまではインデックス化できない。
いや、できたとしても意味はない。
なぜならグーグル検索よりも早く、仲間が教えてくれるからである。
ウェブ2.0のときにページとページのつながりが重要視されたのに対して、
ポストウェブ2.0は、コンテクストとコンテクストのつなぎ目にミクロ化されている。
ユーザがつぶやく言葉は、細胞のようでもある。
一つ一つの情報の粒子はあらけずりで、精度は悪いが、
圧倒的な量が有機的につながることで、大きな情報活用ができる。
今までのように、しっかりと文章を組み立てて「読むにたる情報」を構築する、
読み手は時間をかけて読むというハードルを一気にさげたのは、やはりモバイルだった。
モバイルは、つぶやきのファーストワンマイル、
つまりリアルからの一歩目をコーディネートしたのである。
ちょっとつぶやいてみよう。ちょっと教えてあげよう。
タイトルも書かなくていい、コミュニティみたいな誰かが牛耳る島もない、
お気楽な世界だ。なんとなくやっていたら目的を達成するため情報が全部得られるのである。
話は一旦飛ぶが、先日西和彦氏がシンポジウムで、
シスコシステムズがどこかの企業が社員数が同じまま、売り上げを3倍にしたという話があった。やったことは、2日以内にレスポンスが無い場合イエスとして扱うというルールだった。即レスが業務効率をあげたという例である。
ツイッターの世界では仲間さえ恵まれていれば誰かが即レスをする。
即時にいろいろな解決ができる。
さて、話を戻す。
日本以外の世界では、iPhoneが他のモバイルデバイスの50倍のトラフィックを生んでいる。iPhoneとtwitterという組み合わせは、ユーザにとって最強の武器だ。
ライフログの情報を吐き出すことに意味のある「つぶやき」は、
SNSやブログ、どこに流れてもかまわない。
いやむしろ、誰かに拾って欲しいから、どんどんフィードを出し続ける。
もうどこかの狭いコミュニティに閉じこもる必要がないのだ。
このように情報が海流や気流のように流れることをストリーム化という。
IKKOのオフィシャルサイトでは、
情報を、ブログとミクシィとtwitterとで循環させている。
企業もすでに気づいている。
ナイターの実況中継みたいに、目的別でアカウントを立てて、
その目的別にユーザがフォローする。
このフォローという概念もまたお気楽だ。
音楽人のいうリスペクトに似ている。一方通行な関係だ。
お気楽といえば、ほとんど炎上もありえない。
みんなが自分の部屋で書くから、辛辣なことを言う書き逃げはできない。
しかも膨大な情報が流れるからすぐに薄まる。
第一、ユーザは過去を生きてはいない。今を生きているのだ。
その点、テレビと良く似ている。
テレビは人間をバカにするという論理があるように、
情報に流される懸念もあるだろう。
しかし、それはそういう使い方をし、そういう仲間たちをフォローしているかなのである。
類は友を生むというように、ツイッターにより、勝ち組はもっと勝ち組に、
堕落組はもっと堕落組にするだろう。
インターネット上で人間はひとつの細胞になった。
自分の脳と目と耳が仲間たちのもので、仲間たちのそれが、自分なのだ。
そして器官が目的なら、大きな生命体は社会である。
要は、あなたが何をしたいか、なのである。
あなたの目的のはばむ大陸のムコウにブルーオーシャンがあるのなら、
そこに向かうことができるスエズ運河がtwitterなのだ。
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