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クリエイティブな仕事はどんな会社に行けばできるのか？

配信日：2016年02月11日

こんにちは。中田です。
いつもありがとうございます。

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■クリエイティブな仕事はどんな会社に行けばできるのか？

「クリエイティブなことがやりたい」

採用の面接をしていると
こういう言葉を頻繁に耳にするようになります。

特にウチはそっち系の職種だからでしょうか。

先日面接したウェブデザイナー志望の方も
そんなことをおっしゃっていました。

内容はだいたいこんな感じ。
「前の会社ではバナーしか作らせてもらえなかった」
「毎日毎日バナー作成ばかりで嫌になった」
「大企業なので歯車として働くしかなかった、自分の意見も通らない」
「クリエイティブなことをやらせてほしい」

最後はなんとなく素晴らしい志のように思えますね。
けど、結局採用には至りませんでした。

理由は、スキル不足もあるんですが、
「クリエイティブ」を勘違いされていることに
引っかかったからです。

ウチは多少のスキル不足は全然いいんです。
デザイン以外の業務もあるので。

ウェブデザインがしたいなら、
優秀なデザイナーと接する機会もあるので、
他業務をこなしながらエッセンスを学べばいい。

問題はそこじゃないんです。

「クリエイティブな仕事」とは
何を指しているんだろうかってことなんですね。

クリエイティブかどうかは
職種とか職務内容で決まるわけじゃありません。

どんな仕事でもクリエイティブにできる
ということなんです。

例えば、バナー作成というのは
マーケティング上、重要な仕事なわけです。

クリック率、コンバージョンが変わるわけですからね。
広告コピーにも関わるところです。

単調な作業か、クリエイティブな作業かは
作業への向き合い方次第です。

創意工夫することで
いくらでもクリエイティブに変わるからです。

私が18歳の頃、バイトしていた接客業では
毎日、お店の売上や人件費や経費から利益までを
まとめた日報をつけていました。

この業務は店長などお偉いさんがやる仕事だったのですが、
いつもめんどくさそうに上同士で業務を押し付けあっていたので
「やりましょうか？」と言ってみたわけです。

最初は「まだ5年早い」と断られましたが、
4年も5年も待てなかったので何度も頼んでいると、
すぐにやらしてくれました。

この日報ってすごいんですよ。
客数、客単価、スタッフの給料まで
何から何までの情報が詰まっている。

キャンペーンをしたら客単価が変わるとか、
テコ入れとその結果を知れること自体、
とても新鮮でした。

日報業務は辞めるまでずっとつけていましたが、
毎日いろんなことを意識しながら付けていると、
営業中でも今どれくらいの売上や利益かとか、
想像がつくようになります。

これは21歳で1回目の起業をする時にとても役立った経験です。

ちなみに、10年後くらいにその時の店長とは
ミナミの繁華街でバッタリ会ったことがあります。

彼はもう40半ばを過ぎていて、
仕事はキャバクラのキャッチをしていたのですが、
給料が手取り20万もないと不満を漏らしていたのを覚えています。

18歳の頃は、凄い人だと思っていたので、震撼しましたね。

でも、彼の小さくなった背中と年老いた姿を見ると、
人生の厳しさを感じました。

話を元に戻しますが、
どんな仕事でもおもしろくやれる。
それが真理だと思うんですよね。

仕事をつまらなくしているのには、
自分にも原因があるということです。

最初に例に上げた面接の彼女も
そのように考えて前の会社に勤めていれば
おそらく素晴らしいバナー広告を作れていたかもしれません。


ところで、そもそも、
仕事は何のためにやると思います？

生活のため？

もちろん、それもあります。
でも、本質じゃありません。

だって、宝くじ三億円当たった人って
仕事続けてたりしますよね。

もし一時的に会社を辞めても、
社会との接点を求めてまた働きますよ。

仕事は自己実現、成長、社会貢献の場でもあるわけです。
人はそこに喜びを感じます。

でも、言われた通りにやってるだけでは
自己実現はありませんし、
人間の持つ活力もどんどん失われていきます。

簡単に言うと、仕事に飽きて
ダラ〜ンとなっている状態です。

だから、仕事はどんなものであれ
他人のためにするものではなく、
どこまでも自分のためにやるものなんです。

もちろん、マニュアル通りにできるのも
大事なことですよ。

でも、その中でもちょっとスピードを上げるとか、
正確性・効率性を考えるとか工夫することも
クリエイティブだと思うんです。

クリエイティブにできないのは
環境や職種が原因なのではなく、
自分とどう向き合っているかだと思いますねぇ。


それではまた。


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