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【いきべん通信】「起業して世の中変えようぜ。」by 鉢嶺登
配信日:2010年11月22日
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◆今日のいきべん通信INDEX
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●「起業して世の中変えようぜ。」
●あえて言うなら、ライバルは電通。
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結婚式でも本領発揮、Zen Artist!
http://www.eagle-inc.jp/zenartist
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土曜日は、イセオサムの結婚式でした。
金曜日にサイバーエージェントに30名でおしかけたわけで、
やっぱりかわいいコが多いなと感心したわけですが、
そんなことがぶっとぶ事件がおこったのです。
なんと、イセオサムには超美人アナウンサーの友達がいたのです。
やつは今までそんなことを言いませんでした。慶応義塾とはこういうところなのです。
まず矢野くんが話しかけにいきます。
このチャンスを逃す訳にはいきません。
ボクにはちゃんとした口実がありました。
iPadのZen Artistで、みんなの寄せ書きをあつめているんだと。
彼女はサウスポーでした。
「このアプリを開発されたんですか?」
「そ、そ、そうです。」
サイバーの女子が200人集まったって、彼女の香しさにはかないません。
いままでなんてちっぽけなことに一喜一憂していたのだろう。
35年の人生でヒトメボレした全ての女子が塵のように一瞬でふっとびました。
「おしあわせに おっさむ サイコー りお」
ちっきしょう、イセオサム。
こんな色紙、おまえにくれてやるぜ。
というわけで、記憶から消したい1日をすごしました。
実は金曜日、私が尊敬する早稲田の先輩、
鉢嶺御大と偶然お会いしたので、今日はオプト特集とします。
ちなみに11月の上旬にやってみた「つあど」は、驚異的な数字がでました。
詳しくは、八田さんまで。
ひとつ、わかったことは、ZenArtistさえあれば、
クチベタなボクでも、美人と会話する糸口ができるということ。
iPadを持っているなら、速攻でダウンロードすべきでしょう。
http://www.eagle-inc.jp/zenartist
ではいきます。
~~申し込み総数300名突破、今年最後の大交流会~~~~~~~~~~~~~~~
本日、申し込みを終了いたします。
●第3回 iPhone・iPad ・Android交流会「スマートやろうぜ!」
11/24日(水)19:30-23:00
http://www.eagle-inc.jp/smart
~~今年最後のスマートフォンの大型セミナー~~~~~~~~~~~~~~~
1.「成功確率をあげるアプリプランニング」椎谷ハレオ氏
2.「素人からのトップランキングへの挑戦」臼井廉人氏
3.「見えてきたiPad市場とコンテンツの方向性」相澤謙一郎氏
4.「ランキングに居続けるということ」木村武弘氏
5.「スマート業界で語られた本音と金言、そして来年の提言」藤永真至氏
●第5回サバイブ計画「ランキングに居残り続けるために努力すること」
11/26(金)13:30-17:30 溜池山王:山王健保会館
http://www.auriq.co.jp/event/2010/det/1126.html
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●「起業して世の中変えようぜ。」
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【第1回クラリスの会】「起業の意義」
●鉢嶺登氏(オプト代表)
鉢嶺さんが起業を思いついたのは中学の時から。
森ビルを辞めたときは貯金80万円。
友達5人で300万円あつめて起業しました。
初年度の売り上げは150万円。
にもかかわらず、2年目VCから1000万円を調達。
「キミは逃げそうもないと思ったから」というのがその理由でした。
今までつらかったことは二つ。
一つ目は創業以来5年間、一向に利益がでなかったこと。
土日もなく、24時間一生懸命やっているのにどうにもこうにもうまくいかない。
社長に向いてないんじゃないかと、悩んだそうです。
自分はビジョンを伝えることには長けているが、
実行面には向かない。だから適任者を見つけては任せていた。
しかし、それもうまくいかなかったそうです。
この悩みは海老根さんの登場で消えます。
ぐんぐんと業績を伸ばすこととなりました。
次の悩みは、まさにここでのジレンマでした。
「エビに任せているから、俺は口出しはしない。」
でも、起業家としては自分が現場に降りて直接手を出したい。
オプトの快進撃と裏腹に2年くらい相当悩んだそうです。
稲盛和夫氏のセミナーなどいろいろ顔を出しては、相談を乞うという日々でした。
ナンバー2が会社を盛り上げている例は稀ですから、
解決策があったわけでもなく、自分の考え方で折り合いをつけたそうです。
そうして、行き着いたのは、
「経営の仕方は100人100用。自分にあった方法でやる。」ということ。
起業時のアドバイスももらいました。
事業を次々と立ち上げようとせず、できる限りフォーカスして
一点突破をすること。
そのためにはとにかく儲けること。
受託でもいい。どこまでいったら、新しい手を出すか決めておくこと。
起業メンバーの合宿も薦めておりました。
オプトの創業メンバーは当時、
会社としての夢と、個人の夢。それぞれに対して語り合ったそうです。
こうしてたどり着いたのは、「3年後に上場しようぜ」。
これをきっかけにメンバーの気持ちが一つになったようです。
人材については、早期からの新卒採用と、中途採用は起業予備軍をというアドバイスでした。
固定概念のない染めやすい人材で企業体としてのまとまりを求める一方で、
いづれ卒業してもいいからコミット意識の強い人材で事業発展を図るという、
面白いポートフォリオ設計です。
人材登用のミスジャッジについては、「辞めてもらうのも経営者の責任」。
入れるのも出すのも、経営者が責任を持つ。
創業まもなくの場合、どうしても情念がはたらきますから、
先輩の声は、各パネラーにも刺さったことでしょう。
講演も終盤にさしかかるとき、
鉢嶺さんは、面白いエピソードをしゃべろうと切り出しました。
ITバブル崩壊を受け、オプトの当時の4つの事業を、
1つにしぼるという局面がありました。
経営ボードの出した結論は、
「ネットの不動産会社をやる」ということ。
しかしながら株主総会で、大激論がおこりました。
結論がどうなったかというのは周知の通りです。
居合わせたメンバーは「こんな株主総会は初めてだ。」と感激したそうです。
株主も我が事のように、真剣に議論してくれる。
株主の入れ方も多いに考えるポイントです。
ちなみに、ネット不動産事業の売却先は、ホームズです。
どっちでも成功してたわけですね。
アドプランの差別化ポイントについて、会場から質問がありました。
もともとアドプランを作った経緯は、広告売りっぱなしの広告業界への異議だった。
だから、まずアドプランを売ってそのあと広告も売るという考えで営業した。
アドプランの商品に差別化ポイントは特にあるわけじゃない。
違うのは広告効果測定への「想い」にあるんだと思う。
「想い」がひとを動かす。
起業は「想い」から生まれる。
鉢嶺さんが色紙に書いた言葉。
「起業をして世の中を変えよう。」
この言葉の裏側が見えたような気がしました。
「森ビルには絶対恩返しをしよう。」という言葉も印象に残りました。
次の対談相手はアドウェイズ代表の岡村さんです。
サイバーエージェントに入りたくてしょうがなかったけど、
全然とりあってくれなかったから会社をつくったという
エキセントリックなエピソードを持っています。
どんなアドバイスを引き出せるか、
イセオサムと念入りに作戦会議をしたいと思います。
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●あえて言うなら、ライバルは電通。(2006年10月の講演手記。)
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鉢嶺さんはCVOという役職についてます。
チーフビジョナリーオフィサー。
藤田さんと同じくビジョンを大切にする、
ネット起業家でも数少ないビジョナリー君主の一人です。
そのビジョンとは「社員一人一人が社長」。
それがオプトニズム。
「我々は広告代理店ではない。
国内唯一のeマーケティング企業だ。」
言うことがいちいちかっこいいです。
「ネット広告はそもそもボクのやりたいことじゃない。」
とも言いました。
「ビジネスモデルをネット流に移植しやすいのが広告だった。」
藤田さんに通じるものがあります。というか、鉢嶺さんの方が起業家としては古株なのだけど。
要は変なこだわりが邪魔してないんですね。
「今後は、強い立場になる消費者側にたつようなサービスに興味がある。」
なかなか示唆にとんだコメントでした。
そんな彼の起業体験とは。
鉢嶺さんは3年間。森ビルにいました。
ちなみに私の勤務先も森ビルで、付近の敷地は森ビルがどんどん買い占めていたりします。
あ。すみません。脱線しました。
起業のきっかけは、休暇をとって世界旅行をしたときでした。
まずは、想像してみてください。
豪華客船がちょっと停泊します。
そしたら対岸で原住民が殺到します。
現地のヒトがオリジナルのTシャツを作って、
ビニール袋に入れて甲板に投げ込んできます。
外国人客はそれで気に入ったらお金を入れて、
現地人に投げてお返しします。
池の鯉にエサをやるごとくですよ。
「おもれえ。おもれえ」という感じで、
彼も当初は楽しんでました。
でもやりあきるうちに気づきました。
生死をかけて、家族をまもるために、
買ってくれた外国人に、
お祈りしてるじゃあーりませんか。
お祈りされるんですよ。
ヨハネパウロでもなんでもない我々が。
そこで、鉢嶺さんは、
「何やってるんだ。俺は。」と思ったそうです。
その答えが起業。
帰るや否や。
どんなビジネスをやればいいか、
仲間を集めて座談会をはじめます。
ただヨタ話になるのはヤだから、
毎回3000円を集めて、
資本金にあてようということにしたそうです。
とにかく起業するんだということで、
はじめました。
公演中、
「いい企業を見抜く方法は、
早くから新卒を採用している企業だ。」
といいました。
現にオプトは、わけのわからない企業な
創業当初から新卒の採用をしてます。
親御さんから「うちのコを何するんだ」と怒鳴りにこられたこともあるようです。
でも結果はみなさんのご存知のとおりです。
当初、起業するぞと鼓舞しあった仲間は、
創業からはジョインせず、
何年かたっては一人、また何年かたっては一人と、
今の大企業勤務を捨ててジョインしたそうです。
もちろん他の育っている社員もいますから、
最初はテレアポからはじめます。
「大企業の安定を捨ててくるから覚悟もあるわけで、
そりゃ結果を出すわけです。」というように、
当初の仲間もメキメキと社内で頭角をあらわし、
結局今の役員はみな当初の仲間です。
そんなこんなで、
ビジネスモデルがなんやかんやというよりも、
仲間との熱い想いが今のオプトを作ったのだと思いました。
「ビジョンを語り、共感してもらうためにはいかなるメディアも使いとおす。」
というように、
メールや社内報や誕生日カードや、立ちションしているときまで、
鉢嶺さんはビジョンを社員に語り継いでいるそうです。
※立ちションはボクの想像ですが、ああいうときこそ、
そういうチャンスなはずなので、きっとやってるはずです。
あえて言うなら、ライバルは電通。
とは言わなかったですけど、
そんな気迫は伝わってきました。
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