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コンサル出版!『本多より暑中見舞いです』 第154号

配信日:2008年08月18日

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《今週のCONTENTS》

1.『本多より暑中見舞いです』

………………………………………………………………………………

暑中お見舞い申し上げます。
本多泰輔です。

今年も暑い夏ですが、みなさんいかがお過ごしですか。

さて暑中見舞いだけというのもなんなので、もうすこし書きます。
かえって暑苦しくなったらお許しください。

どこまで上がるガソリン価格という報道が続いていますが、すでに
原油価格は7月11日をピークに下がっているのですよね。NY先物価
格ですけど。

ピーク時より2週間ほどで20ドル近く下落、このメルマガを書いて
いる時点(8月15日)では30ドル以上下がり、このまま順調に下が
り続けそうです。ま、急落って感じじゃないでしょうか、あんまり
報道されてませんけど。

先物価格とはいえ9月になれば7月よりも20ドル以上は安い原油が手
に入るわけで、原油が安いのにガソリンだけ高くなるはずはなく、
やっぱりガソリンの価格も下がるはずです。

結局どこ出さなかったですが、もしいまから『石油クライシス!』
なんて本など出せば惨敗は目に見えています。開き直って『ガソリ
ンは必ず再び高騰する!』とかタイトルをつけるしかありません。

これが時局ものの難しさで、タイミングが早すぎても売れませんし、
遅いと恥さらしになってしまうし、予測でもしようものならほぼ必
ず外れます。

メディアでは7月半ばを過ぎてもなおガソリン価格リッター300円、
400円を超えるとか言ってた人もいましたね。

その他でも、小麦を別とすれば、穀物の先物価格も原油同様に下降
しています。まだ高い水準とはいえ、下げ止まる様子はありません。
小麦はオーストラリアの不作が響いているのでしょうね。

とうもろこし価格は原油と同じカーブを描いています。原油が安け
りゃバイオ燃料も必要ないってことですかね。現実はエコとはほど
遠いですね。


■萩原朔太郎の箴言

詩人萩原朔太郎は詩のほかにいくつか評論も残しています。評論と
いっても箴言集のようなもので、短文が続きます。アフォリズムと
かいうやつでしょうかね。アホリズムではありませんよ。箴言、金
言とか訳されます。

「男は彼の名誉ためにも三度離婚しなければならない」とか、根拠
不明(本人は2度ほど離婚してますが)ながら妙に説得力のある独
創的なフレーズが散乱していまして、それなりに面白いのですよ。
でも全体の印象は「やっぱりちょっと病気だよな。この人」という
のが浅学非才たる本多の印象でした。

そのひとつに『虚妄の正義』という作品があります。序文に寄れば
世間に(出版社に)受け入れられなかったため「街上に叩きつけて」
世に問うた本だそうです。要するに自費出版したんじゃないかと思
います。自費出版はこれだけじゃなく、箴言集は本人が評価するほ
どに版元は評価せず、何度か自費で本にしたようです。

当時は今と違い出版市場はずっと小さかったですから、自費で出版
する人は多かったようですし、それを流通させる市場も、露天商の
ようなものだったらしいですがあったみたいですね。

自費で出されたものが、後に出版社から増刷されるということもあ
ったようで、事実『虚妄の正義』も後年版元から出版されています。
今日ではちょっとありませんね。

年間2000点以上発行する自費出版の会社から、1万点にひとつベス
トセラーが出ることはありますが。

さて、その『虚妄の正義』の中にこんな文があります。

「多くの著述は、それが未だ印刷されず、原稿のままで在る時、最
も大きな悦びを著者にあたへる。人々(作家たち)は書いたものか
ら、やがて刊行されるであらうところの、光輝にみちた大著述を空
想し、かくも優れた著者としての、誇りに胸を轟かしてゐる。しか
しながら印刷され、書物が刊行された時に於いて、初めの花々しい
幻想は消えてしまふ。それは世の常の書物であり、平凡と陳腐と無
能の外、何の新しい創造でもない、貧しい財産の登録にすぎぬだら
う。すべての著者はそれを感じ、前よりも一層貧しく、無力の自分
を絶望してくる。それ故に作家達は、多くの著書を出した者ほど、
比例に於いて謙虚であり、自分への幻想を持って居ない。稀にしか
著作をせず、売れない原稿を抱えたままで、生涯を彷徨してゐる著
書達ほど、自尊心の強くして、花々しい幻想を持ってゐるのである」
*( )内本多

やな奴でしょ、朔太郎って。
箴言ですけどね。


■歪める力

朔太郎は「歪力」ということばがお気に入りのようでよく出てきま
す。歪力とは辞書で引くと応力(圧力に対する応力)とありますが、
朔太郎の「歪力」はそういう物理的な力ではなく、人の内面を歪め
る精神的な作用のことを言うのかなと見受けました。確かに朔太郎
は歪力に溢れていたと思います。本多もけっこう自信があります。

しかし、最初に「歪力」という文字を見たとき抱いたイメージは、
応力でもなく屈折した心理でもなく「物事を歪めて伝える力」。力
のあるメディアや著者、発言者にはこの力がありますね。いわば
「物事を歪めて伝えても、正しいと思わせる力」です。ある意味で
著者や発言者には必要な力だと思います。

バブルのピークのころ、ある著名なエコノミストが、なぜ坪一億を
超える土地が売れるのか、そんな高い土地を買っても元が取れない
じゃないかという、世間の素朴な疑問に対し自信を持ってこう答え
ました。

坪1億の土地に坪単価200万円で10階建てのビルを建て、それを坪10
万円で貸せば10年で回収できる。これでみんな納得してしまいまし
た。

事実、銀行は「借りてください」と拝むかのように不動産投資に資
金を融資していましたし、デベロッパーも豊富な資金を背景に次々
と大型施設を建設し続けましたし、エコノミストの本は市中に溢れ
メディアもこぞって取り上げていました。世間の体勢に押され、い
つしか疑問を抱く人も「やっぱり自分が間違っているのかなあ」と
思ってしまいました。

この論法でいけば賃料さえ上げれば、投資金額は無限です。
でも、問題はだれが坪10万円の物件に入居するか。

結果はバブル崩壊とともに明らかにされました。つまりこの論法は
「説得力あるでっちあげ」だったたわけです。しかし感心すべきは
このエコノミストの事実を歪めて伝える力、歪めても正しいと思わ
せる表現力です。

世相を背景にしていたとはいえ、明らかに破綻している論法を多く
の人々に納得させていたのですから見事な表現力であったといえま
す。著者というか「作家」としての能力は尋常ではなかった、ひょ
っとすると当代一だったかもしれません。

なにしろこの破綻した論法で一冊(だけじゃなく何冊も)の本をつ
くってしまうわけですから、なかなかできることではありません。
普通の人なら書いてる途中で破綻してしまいます。

さまざまな角度から検証し、事例を引き(事例があったのか?)、
結論として自説の正しさを導き出す。そしてそれがまた説得力があ
ったのでしょう。ちょっと学ぶところがありますね。

こんな凄い力を持った人だったのだから、ベストセラーもうなづけ
ます。どっちかというと、小説家になったほうがよかった人なのか
もしれませんけど。


■考えを一冊の本にする難しさ

小説というものは、3行で言える意見をわざと長々と回りくどく伝
える手法だ、と言ってた人がいましたが、3行では小説にならないし
本になりません。3行でいいのはメモ。なにぶん本にするには一定
量の原稿枚数が必要なのです。

長年考え続け、暖めていたものを本にする。しかし、意外にもいざ
書いてみると100ページに満たないうちに終わってしまう。私はこ
う思う、こうすべきだ、という主張を述べる本をつくろうとすると、
たいていこうなります。

世に問うべき珠玉のノウハウ、目からうろこの意見ではあれば、原
稿枚数など無関係に出版すべきではないか。

確かにすべきかもしれませんが、できません。

商業目的で出す本は、造本上も一定の条件を満たさなければなりま
せん。原稿の枚数が足りないことには本にならないのです。

では、100ページ手前でラストを迎えてしまった原稿をどうやって
増量するか。イラストで誤魔化せるのは150ページを超えてから。
100ページ程度ではどうにかなるレベルではありません。やはり原
稿そのものを増やすしかありません。しかしもう書くことがない、
尽きてしまった、さてどうしよう。

本当に書くことが枯渇し切ってしまったのなら仕方ありません。本
にするのはあきらめましょう。それもひとつの解決手段です。100
ページに満たぬとはいえ、せっかくここまで書いたのに没にするに
は惜しい、そう思ったなら次の視点で原稿を見直してみましょう。

(1)証拠品は十分か
論より証拠。成功事例を5W2Hで詳述する。記録は資料さえあれば
いくらでも書けます。成功事例は説得力を高める上で有効ですから、
詳しければ詳しいほど説得力も上がります。

たとえば「やはり成果主義が必要だ」という主張の原稿を書くとし
ます。すると成果主義の理念や構造について記すだけでは世間は納
得しませんから、成果主義導入による成功事例が必要です。それも
成功要因が一企業の特殊事情によるものでなく、普遍的に通用する
ものであることを示すため、より多くの事例を紹介しそれぞれの経
緯を詳述する必要があります。

ビジネス書ですからそこにあるHAW TOも記すことも忘れてはいけ
ません。なので2H(HAW、HAW TO)です。

(2)状況証拠も必要だ
成功事例だけでは足りない場合、比較事例(失敗事例、類似事例)
や環境変化について記す。歴史に学ぶ、他国のやりかたに学ぶ式の
書き方も可。

たとえば「やはり成果主義が必要だ」という本の場合、成果主義で
成功した企業はありませんので、導入に失敗した理由を追究し、企
業が導入のしかたを誤っていたのだということを説得します。そし
て環境変化に対応するためには、もはや成果主義しかないというこ
とを読者に納得してもらうために類似事例を求め、地理的歴史的に
世界を渉猟しましょう(ネット上で)。

(3)スパイスの効いた譬え話
譬え話そのものがセンスの問われるものですが、細かいところでも
ちょくちょく使えますし、譬えが上手ければそれだけでも読者を惹
きつけられます。

(4)3つ以上の視点から検証
自信のある主張、ノウハウであっても最低三つ以上の視点から批判
的に見直し、その検証過程を記してみましょう。たとえば、成果主
義は社会のモラルに悪影響を与えているのではないか、企業の成長
には寄与していないのではないか、しょせん経営者のその場しのぎ
に過ぎないのではないか。これらの批判に対し実証的に、かつ正当
に、そしてスマートに論破しなければなりません。


■まとめ

以上の4点を原稿をながめ直しながらランダムに適用していけば、
自ずと書き加えることは浮かんでくるでしょう。

それでも何も浮かんでこなければ、だれか人に原稿を見てもらいま
しょう。身近な人であればあるほど、著者を絶望させるような容赦
ない批判が返ってきます。たいていは「独りよがり」「根拠不明」
「論旨不明瞭」ということに収斂しますので、仮借なく指摘された
点を上記4点で見直してみてください。

ここまでやれば、いかなる原稿であれ問題は解決します。

結果、本を出すことにさえ嫌気が差してしまったとしても、それは
それで出版断念というひとつの解決の形です。

ま、とにかく原稿枚数を増やすだけなら、あきらめず粘れば必ずな
んとかなります。がんばってください。


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《編集後記》
本多さんより暑中見舞い代わりの原稿が送られてきました。義理堅
いのか、あるいは暇を持て余していたのか、これだけは読者に言っ
ておきたかったのか・・・真意は不明です。ともかく発行者として
は喜ばしい限りです。時々まぐまぐから「廃刊にしますよ」と警告
のメールが届きますがこれで暫くは大丈夫でしょうか。という訳で
休刊中ですが、本多さんの仕事は稼働しております。

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どうぞ、よろしくお願い申し上げます!(発行者:樋笠)

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