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【歴史・一日一話】2010.10.03第1216話 土佐藩が『大政奉還』の建白書を提出

配信日:2010年10月02日

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 第1216話 土佐藩が『大政奉還』の建白書を提出

  慶応3年(1867年)10月3日、土佐藩が将軍・徳川慶喜に『大政
  奉還』の建白書を提出しました。

  『大政奉還』とは、幕府が朝廷から『委任』されている全国統治の権
  限である『大政』を朝廷に返上することです。


この当時、薩摩藩と長州藩は、それまでの敵対関係を水に流して、薩長
  同盟を結び、討幕運動を進めていました。

  それとは別に、土佐藩は『公議政体論』を主張していました。

  『公議政体論』は、諸侯・公卿・諸藩士の参加によって国政を議すべき
  であるということです。

  その『国政会議』の議長として、徳川慶喜を考えていました。

  その前提として、朝廷が幕府に『委任』している『大政』を幕府が朝廷
  に返上する必要があります。

  それが『大政奉還』です。


  慶喜は、朝廷には国政を担当する能力がないと見ていました。

  それならば、朝廷は前将軍である自分に『国政会議議長』の就任を要請
  するであろうと考えていました。

  朝廷には、まだ幕府支持の公家が勢力を持っていました。

  慶喜の構想は、決して希望的観測に基づくものではありませんでした。

  10月14日、幕府は朝廷に『大政奉還』の上奏文を提出しました。

  翌日の10月15日、朝廷は上奏文を承認し、『大政奉還』は成立しま
  した


  しかし、薩長の倒幕派から見れば、慶喜の構想は『幕府の復活』です。

  それを阻止するため、クーデター的手法を用いました。

  それが『王政復古』の大号令です。

  『王政復古』は、平安時代の摂関政治以前の天皇親政に戻そうという建
  前のもとに行なわれました。


  『大政奉還』と『王政復古』により、江戸幕府は消滅し、源頼朝が『鎌
  倉幕府』を創設以来、670年近く続いた武家政治は終わったのです。


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