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◆日本の金利が上昇しない理由とは?

配信日:2010年09月11日

前回、ロシアの経済破綻の例を基に、日本の破綻スキームについて考察してみました。


1)日本は借金が多い

2)借金を賄っているのは日本国債

3)借金が多い日本国債は海外では買ってくれず、購入しているのは日本人(日本国)

4)日本国債の買い手がいなくなれば、日本円を発行しなければならない

5)日本円の価値が低下へ・・・

このようなスキームです。


ここに金利がどの様に動くかを考えてみましょう。


その前に、今はとても低金利です。

景気が悪いので、金融緩和策として金利を下げているというのはわかります。

しかし、日本国債の金利はバブル崩壊後、低金利が続いております。

この間、多少の好景気がありました。

日経平均株価は20,000円近くまで回復したこともありますし、

世界の金利は軒並み上昇したなかでも、日本はいつでも低金利です。

実はこれには訳があります。

それは日本が抱えている莫大な借金の為に金利を上げられないのです。


日本は現在約900兆円の借金を抱えております。

もし、金利を1%上げたとしましょう。

金利返済だけで年間9兆円支払わなければなりません。

国家予算の10%相当です。

日本は意地でも金利は上げないと思います。


しかし、いつか上げざるを得ない時が来るかもしれません。

それは、冒頭のスキームで

4)日本国債の買い手がいなくなれば、日本円を発行しなければならない

と言う状態に陥った時です。

日本国債の買い手がいなければ金利を上げて買い手を探さなくてはなりません。

しかし、突然金利が上がれば、その理由があるわけで賢い海外の人たちは購入しないはずです。

では、日本人が買うかと言われれば、既に3)で資金不足の状態ですので、それも望めません。


このような事から、日本では金利が上げることは出来ず、

逆に金利が上昇してきた時は、危険領域に入ってきたと考えるべきなのです。



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