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【いきべん通信】AppStoreへ挑む日本の開発者たち。その第2章が始まりつつあるのかもしれない。

配信日：2010年08月12日

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◆今日のいきべん通信ＩＮＤＥＸ
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●第2回 iPhone・iPad ・Android交流会「スマートやろうぜ！」
●ボクらは、はじめから日本を相手にしていなかった。。
●ライツよりも、ブランドよりも、アイデアにつきる！　天晴アプリ。
●日本のミドルウェアベンダーの生き残る道
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音楽殿堂001「Eagles」リリース。
http://www.eagle-inc.jp/music/eagles
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昨晩は、男は黙って清龍でした。

「馬場で飲んでます」とだけ、つぶやき続けたら、
忍者がこっそりやってきましたよ。

https://twitter.com/ikiben

いよいよ音楽屋っぽくなってきましたぜ。
カウントベーシーも、まもなくリリースです。


~~伝説の授業。レインボーアップススクール。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

素人だったあなたのアプリが全米チャートをかけあがる！

●第８期生は、今週で募集終了。iPhoneアプリ開発講座。
※９月開校はありませんので８月中に手をうちましょう。
http://school.rainbowapps.com/



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●第2回 iPhone・iPad ・Android交流会「スマートやろうぜ！」
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次世代デバイス(iPhone・iPad・Android)をフューチャーした新しい形での
セミナー＋エンターテインメント＋交流会を恵比寿駅傍のライブハウスにて実現！
未来デバイスの今後を感じ、共有する新しいカタチでの交流会です！

iPhone・iPad・Android関連のビジネスに携わっている方、ユーザの方、
これらの未来に興味がある方、是非お誘いあわせの上ご参加ください！


▼オープニングセミナー
・テックファーム　矢吹氏
・ネットストラテジー　平野氏
・ジークルー　佐々木氏

▼トークセッション
「デコメールサービスのスマートフォン展開について」　
・ビヨンド　一谷氏
・寺島情報企画　丹羽氏

▼iPad DJ Live 2010
DJ Qunoによる iPad DJパフォーマンス

▼iPhone iPad android ライトニングトーク（限定１０名）

※詳細につきましてはMLにて随時発表致します。
※ライトニングトークに参加する方、大募集中です。

●お申し込みはこちら。
http://www.eagle-inc.jp/smart

ー参考ー
第1回 「スマートやろうぜ！」AppBank記事
［AppStoreへ挑む日本の開発者たち。その第2章が始まりつつあるのかもしれない。］
http://www.appbank.net/2010/07/02/iphone-news/138728.php

日程：2010年9月2日（木）
時間：19：30〜23：00
会場：「LIVEGATE」地下1階(恵比寿駅徒歩8分)
アクセス：http://www.livegate.jp/index.php/map
会費：4000円（飲み放題/軽食あり）
協賛：テックファーム株式会社（http://www.techfirm.co.jp/）

●お申し込みはこちら。
http://www.eagle-inc.jp/smart



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●ボクらは、はじめから日本を相手にしていなかった。。
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【６/１６講義録】「iPhoneで世界を狙うということ」
　　　　　　　　　●柳澤康弘（パンカク代表）

パンカクのiPhone参画は３G発売一ヶ月前。
まず、絶対１００％を出す相性診断、Love testerを出す。

次は、かたむきだけでテルミン、PASY01。
ドラムの自動演奏、SP Drum。
網をひっかると独自世界の音がなる、PASY02。

このPASY02が、ギズモードでとりあげられた。
エッジなもの作る集団だぞと注目されるが、ヒットにはいたらない。

次は顔認識をしてサンタをかぶせるクリスマスカメラ。
サンタが出てくるAR、３Dサンタ。
これもヒットしない。

今までの省エネアプリじゃだめだ。ゲームを作ろう。

ターゲットはブロガーでガジェット好き、SF好き。３０-４０代の男。
そしてアメリカ人！

アイコンやタイトルで一発でわかるもの、
みんながすでに知ってるもので、iPhoneでは斬新なもの。

こうしてできたのが、トロンゲームであるライトバイクだ。

認知が高いけど今は出ていない、ニッチを見つけた。
しかし、ただのそれだとニュースにならない。

１台で２人対戦、２台で４人対戦を実現した。
さりげなく、ワイファイ通信対戦というテクニックも使って。
ライトバイクをもっていない友達とも遊べる。
これは、そもそもの広がりをつくるポイントだ。


無名の会社がやっちゃいけないのは、
日本人らしさの押しつけと、過敏なクオリティへのこだわり。
そして世界のユーザニーズを見つめないことだ。

日本人のレビューは細かい。みんなが批評家だ。
これに対してアメリカ人のレビューは、
「こんなクールなゲームは初めてだぜ、５つ以上の星をつけれないのが残念だぜ。」
といったもの。

この感覚についていけるか、こういった声に囲まれているかで、
ムコウでウケるかが決まる。

ライトバイクでは、機能改善はレビューでと呼びかけて、
レビューコミュニケーションが機能している。

また日本では、ランキング滞留期間が非常に短く、
アメリカではなかなかランキングが落ちないという。
情報感度をiPhone上のアプリにかけていないというのが実情だ。
みんなアップストアのランキングのみを便りにするぐらいで、
ｉモードのようなきめのこまやかさは要らないのだ。

傾向としてはランキング上位の上がりモードで値上げ予告をして購入を煽り、
実際に上げて（１位のときに重なると理想的）、下がってくると値段を安くしている。

ちなみに、ライトバイクは１位のときに高くしなかった。
バージョンアップとともに値上げするということをうたっていたからだ。

無料版はあくまでもお試し版ということで、
対戦ができないというすさまじい機能制限をしている。

普通は１：２０と言われている
有料版と無料版の対比が１：６という有料割合の高さも特徴的だ。

現在１５０万ダウンロード。すべてのiPhoneユーザの４％が落としていることになる。

今回のアプリ内課金が可能になったことで、
今まで落としてくれたユーザが、まだアプリを使ってくれているならば、
（バージョンアップを機会にして）
次のキャッシュコンタクトがとれるようになった。

NgMocoはすでに１０００万人のダウンロードユーザがいる。

ライトバイクは一つのライトゲームで１５０万人だから、悪い数字ではない。
今後はパンカクネットという、サードパーティが乗れるプラットフォームを作るという。

簡単に言えば、ライトバイクのようなライトゲームを集めて
ゲームセンターを作るようなものである。
そしてパンカクは１５０万人に対するアプリパブリッシャーになる。
当然、コンテンツが増えればユーザも増える。

今までの売り切りの時代は終わった。
さらにいえば、ユーザの自社単独囲い込みもしんどくなった。

iPhoneでの積み上げ型ビジネスは、
ガジェットオンガジェットで、他社とのユーザシェアにヒントがあった。



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●ライツよりも、ブランドよりも、アイデアにつきる！　天晴アプリ。
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【５/１５講義録】「敵ながら天晴。人気iPhoneアプリのヒット要因」
　　　　　　　　　　●橋本謙太郎（コニット代表）


動画などの、今後のケータイのコンテンツリッチ化の波では、
知名度のあるコンテンツぐらいしかお金がまわらなそうな予感がしますが、
アイフォーンでは、これまた、ちょっと違うようです。

確かにセガは、いきなりスーパーモンキーボールが２０日で３億円以上の
売り上げをあげました。

でもそれはアップストア開始にリリースを間に合わせ、
アップル陣営もキラーコンテンツとしてとりあげたことが功を奏したからであり、
その後は、ゲームメーカーもウハウハしているわけではないようです。

大辞林もしかり、PDAでは当たり前にある辞書機能ですが、
やはりアップル陣営がとりあげました。

アイフォーンはゲーム機ではないし、
音楽プレイヤーでもなく、映像プレイヤーでもなく、
アイフォーンアプリのプレイヤーであり、
ユーザはアイフォーンをアイフォーンらしく使いたいたいのだから。

（先ほどの大辞林は、アップルもとりあげたくなるほど、
使って楽しいような設計がされていることは補足すべき点です。）

サンケイは無料アプリをリリースしましたが、
広告費で稼いでいるといわれます。

全国紙ビリの発行部数３００万部と
アイフォーン３０万台という絶妙なバランスでやっているから、
他の新聞紙もやるかといえば難しいでしょう。


アップストアは個人の参入が低く、高いリターンを狙える、
いちかばちかの市場。まるでミュージシャンの世界のようです。
プロデュース力がものをいいます。

誰でも作れそうだけど、どれが儲かるかわからない、不思議なおもちゃ売り場。
しかしながら、市場はでかいです。

１４００万台出荷で、９ヶ月で１０億ダウンロード。
ノキアは４億台のスマートフォンを出していますから、
同様のマーケットを意識してビジネスをすることが、
今回のノアの箱船にのれる人です。

じゃあどうやって、アプリを作っていけばいいのでしょうか？

ヒットアプリを見ていると、敵ながら天晴と思う共通点がありました。
版権にも頼らず、ブランドにも頼らずに儲けています。
むしろアイフォーンの世界で、ゼロからブランドを作っています。

ふりかえってみれば、
インデックス、サイバード、ザッパラス、ドワンゴ、エムティーアイ、
みんな国内ケータイ公式の世界でブランドつくっているじゃないですか。

同じことです。
アイフォーンの世界で勝てばいいのです。

そのれではアイフォーンアプリのヒット要素、
ひとつひとつ見ていきたいと思います。


●ソーシャル性

世界の誰かとのつながりを感じたり、その場の誰かと一緒に何かをする
といったことです。

ライトバイクの一台での対戦、
オカリナの誰かの演奏が聴ける、
サムライチェスの乱入対戦。など。


●世界観の切り出しアイデア

日本の池を再現した、コイポンド。
雨を降らせたり（波紋がキレイ）、エサをあげたりできます。

ソニックライターは、擦ってロウソクをつけて、ふいて消します。
これは、キャンドルナイトですね、ソーシャル性もあります。

オカリナ、ポケットギター、フィンガーピアノは楽器の再現です。

これらは拡張現実性（オーギュメントリアリティ）という便利な言葉があります。

ライトバイクはひとびとの記憶に眠っている、
ディズニー映画のトロンの世界です。
版権がなくてもこういった世界感の切り出しは
雑学的な感性と、アイデア冥利につきるでしょう。

こんな世界も切り出せちゃったのかという
オドロキ（斬新性）がポイントです。


●クチコミしたくなるもの

オカリナの天国への階段の演奏は感激ものです。

去年末におならアプリが流行りました。
おならの種類のネーミングは思わず確かめたくなります。
おならを録音して友達におくりつけるというソーシャル性もあります。

ユーチューブに勝手にアップしたくなるかどうかです。

最近はフライトシミュレータが流行っているそうです。


●いやし

前述のコイポンドは全米年間１位です。
日本人が作るべきでした。

オカリナ、ソニックライターの地球は素敵です。
世界中の誰かも生きている、
ボクはひとりぼっちじゃないんだの世界です。


●中毒性

フィンガーピアノは、著作権フリーながら、
たくさんの楽曲が更新されています。
クラシックな名曲ですから、いやしもあるでしょう。

ジンガはいわゆるカジノです。
なんとアイフォーンでは無料、
フェイスブックでチップを販売。
月に３億円あげてます。換金はできません。
１日１０００チップを無償配給しているというところがミソです。

つみねこは、猫をつむだけ。
でも、子供にわかりやすい。
子供がやりたがる、やらせて黙らせる、
すげえワザみせて尊敬させる、
父親はアイフォーンもっててよかったと心底思う瞬間です。

絶妙なゲームバランスの設計は当然腐心するところです。


●ぎりぎりエロス

アイフォーンはエロと暴力は禁止です。
しかしながら、脱がさずに胸をゆらすことはオッケー！
ウォブルの発案者、サイコーです。


とりあえずここまでにしておきます。


すべての共通していえることは、
直感的にわかるもので、すぐにできる手軽さ。

いまあげた以上の要素を複数以上もたせながら、
操作は簡単、楽しみ方法がわかりやすいというのが
全てのヒットアプリのポイントです。


ケータイビジネスをやっていると、
はじめからいろいろ制限があるためか、
それは技術的にだめだろうと思考停止になりがちですが、
技術的観点で企画ブレストをするのは御法度です。


橋本さんは、タップネクストという、
パソコン上のパワポやキーノートを、
通信回線をつかってうごかすプレゼンリモコンを世界初でリリース。

いままでこの手のリモコンはあまたありますが、
ブルートゥースなどの設定で面倒でした。
技術的視点でブレストしていたら、生まれなかったといいます。
あとでなんとかクリアすればいいのです。
下手に技術を知っているよりも知らない方がいいのです。

このあたり、いまのケータイビジネスプレイヤーは、
今までの固定観念がある分、ハードルが高いでしょう。

アイフォーンアプリを企画するブレストのような
楽しい会議もあり得ない環境だったらなおさらです。


最後に、売り込み方をさらりとあげときます。

・ギズモード、テッククランチなどのブログ
・ツイッター
・フェイスブック
・ユーチューブ
・プレスリリース、ただし国内のみ有効
・アップルの目にとまる（自薦もあり。）

これらを日頃から駆使して、
なんとしてでも上位ランキングをキープすることは言うまでもありません。

正直大変ですが、ほんとに面白いモノが作れたらへっちゃらでしょう。

今回のみんなでやって超盛り上がった企画ブレストから
ヒットアプリが生まれるといいですね！


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●日本のミドルウェアベンダーの生き残る道
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【６/１０講義録】「Android, iPhone における 3D アプリについて」
　　　　　　　　　●高橋憲一（エイチアイ）

日本のケータイでは早くから３Dエンジンが搭載されており、
２００１年にはJフォン、２００２年にはドコモで採用されている。
マスコットカプセルは、日本のケータイにほぼ全て採用され、
３D系の開発ベンダーにはお馴染みのミドルウェアだ。

このミドルウェアビジネス、ライセンス先はキャリアや、メーカーであり、
アプリケーションベンダーは無料でそのエンジンを利用できることになる。

ところが、スマートフォンには、そういったミドルウェアは内包されていない。
というのもOpenGLという業界標準のAPIが解放されているからである。

iPhoneにいたってはシェーダー機能も可能なバージョンになっているため、
ゲーム機とまったく遜色の無いグラフィックが可能となっている。
（ちなみにアンドロイドはiPhoneより３倍遅い状況である。）

じゃあミドルウェアは不要なのかというと、そんなことはなく、
やはり開発者にとっては開発を効率化してくれる存在なのである。

このたびのオープンの波は、
アプリ開発者にとっては世界中のコンシューマーに販売できる機会を得たが、
ミドルウェア業者にとっては、これといった販売網がなく、死活問題をかかえている。

ブリューイクステンションのようなアプリとは別のマーケットプレイスが望まれるところだ。

ただ、このオープン化。考えてみれば面白いところがある。
アプリ開発者が自分たちの経営判断に、３Dを活用するかどうかが
ゆだねられているからだ。

まだiPhoneで3Dコンテンツは少ない。

そもそも３Dは、現実の空間の再現であるから、没入感を味わえる。
採用すれば「迫力」を付加価値として高価格を打ち出すことが可能だ。

タダだから埋没していた価値が、スマートフォンになって、
また再評価されたともいえる。

ARという言葉もケータイではあまり聞かれなかったが、
スマートフォンになって騒がれ始めたように、
３Dの本質的なアプローチがいよいよ始まってきた。

マウスとキーボード、縦スクロールと親指ボタンが２Dの世界なら、
タッチパネルと加速度、コンパスは３Dの世界である。

和式ケータイでは、エンジニアの自己満足に陥っていたところが、
いま有償になり、スマートフォンのUIになることで、
デザイナーを巻き込み、新しい表現方法や使い方を模索するようになってきた。

はじめて任天堂６４が出て来た時のインパクト、
はじめて携帯がカラーになった時のインパクト、
あの時以上のインパクトをあたえるSomething Newを、この分野に期待したい。




~~伝説の授業。レインボーアップススクール。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

素人だったあなたのアプリが全米チャートをかけあがる！

●第８期生は、今週で募集終了。iPhoneアプリ開発講座。
※９月開校はありませんので８月中に手をうちましょう。
http://school.rainbowapps.com/


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