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【いきべん通信】トップクリエイターの共通点は、とにかく勉強熱心。byエントリーポストマン

配信日:2010年08月10日

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◆今日のいきべん通信INDEX
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●iPhoneがもたらした3つの波。そして「パソコン2.0」
●つなげてなんぼ。オープンPFで勝つにはソーシャル性。
●デスクトップがポータル。ワンタッチで済むアプリが好まれる。
─────────────────────────────────────
大人気シリーズ第三弾。「秘書の恋人」リリース。
http://www.eagle-inc.jp/secretary
─────────────────────────────────────

先週末のレインボーアップススクールには、
アップバンクの村井さんが御登壇されたんですが、
とっても良いこと言ってましたよ。

おもわず、つぶやいときました。
https://twitter.com/ikiben

トップクリエイターの共通点は、勉強熱心。

そして、いつどんな時もiPhoneをいじっている。

それってボクみたいですね。


~~伝説の授業。レインボーアップススクール。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

素人だったあなたのアプリが全米チャートをかけあがる!

●第8期生は、今週で募集終了。iPhoneアプリ開発講座。
※9月開校はありませんので8月中に手をうちましょう。
http://school.rainbowapps.com/


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●iPhoneがもたらした3つの波。そして「パソコン2.0」
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【7/28講義録】「iPhoneアプリ:ヒットするための戦術と長期的成功のための戦略」
         ●林信行(ITジャーナリスト)


iPhoneは私たち(全世界で)に3つの波をもたらした。

初代機では、「web2.0 in your pocket」。
モバイルでのインターネットアクセスを激増させた。
この衝撃をもって、世界のITの主戦場はケータイへの移行した。
ちなみに、もはやモバイルブラウズは、webkidが台数ベースで90%以上。
日本だけが独自仕様で取り残されるハメとなった。

iPhone2.0では、「Global Application」。
これはお馴染みのアプリの流通革命だ。
とくにゲーム業界を震撼させ、今や
iPhone→ゲーム機→PCという逆流が起こり始めている。

そして3.0では、「Degital Life」。
デジタルコンテンツを楽しむ時代から、
生活密着型のツールへの変貌を示唆している。

例えば、twitterとiPhone。
世界とつながる、街とつながる、体とつながる、家とつながる。
さまざまなライフスタイルへの組み込みがトライされている。

Webkitも進化している。
今ホットなのは「HTML5」だ。
HTML上でGPSやXMLの取得ができるようなもので、
「Flashが要らなくなる」と発言している著名人もいる。
ParmPreは、ケータイのUIそのものがウェブベースアプリケーションで構成されている。
もちろんiPhone、アンドロイドも実装済みだ。
今後どのようなアウトプットができるかは、サービスプレイヤーの腕次第である。


林さんからはまた独特の見解があった。
iPhoneはパソコン2.0ではないのかという示唆だ。

パソコンの登場によって、仕事の効率があがったのかというアンチテーゼである。
ウィルス感染や海賊版、物理的なハードル、これらを見事にクリアしているというのである。
電車の中や接待ゴルフなどの隙間時間で、承認フローをすすめ、メールを返すことができる。
こんなところでも、あらたな仕事スタイルができているのである。

この文章を読んだ方の中には、
「そんなの日本のケータイで既にやっているよ」と言うかもしれない。

しかし、日本ケータイはスペックシートでの評価が中心で、
端末もサービスもコンテンツも、苦情要素から逃げるようにできていた。

それに対し、iPhoneは「feel」。コンセプト重視だ。

業界周辺を見て、iPhoneが出てから、
ようやくモバイルが注目されはじめた事実を直視すれば、
すでに旧モバイル業界の各人の力不足は認めざるを得ない。
コンセプトが足りなかったのだ。
ここは一つ、大きな教訓を得て次につなげる方が賢明だろう。


さて今回の主題でもある3GSでアプリ内課金でもたらした変革について話をすすめる。

まず、出版業界にとっては念願の電子ブックがiPhoneで実現した。
Scroll Motionである。

日本でもその動きに追随するように、
電通からはマガストア、ボイジャーとセルシスが独自ビューアーを開発している。


アプリ内課金により、継続課金のロジックを入れることができるため、
ようやく、日本のケータイコンテンツプレイヤーにもチャンスがやってきた。

注目すべきところは、ツールとコンテンツの分離だ。
ひとつツールを落とせば、シームレスにいろいろなコンテンツが楽しめる。
従来だと、例えば「キャプテン」というコミックを1話ずつ落とすと、
アイコンがキャプテンだらけになっていた。

コンテンツアグリゲーションという観点から見れば、
日本のCPがやっていた手法が再評価されるだろう。


マーケティング戦略を林さんは次のように薦める。

1.無料版を出し、そこから有料に導線をはる
2.タイミングのいい値下げをする
3.意味のあるアップデート
4.APP Exchange(現在、アドモブがやっている)
5.有名ブログとの連携
6.YouTube
7.FaceBook


アプリ制作でのポイントにも言及した。

1.英語化を必ずする。(75%が英語圏)

2.今後の注目分野。
・ソーシャルメディア
・ロケーション
・企業向け
・カメラ/ビデオ

3.アプリのライフサイクルを意識
・他プラットフォーム展開
・自社アプリ間のシナジー
・無料/有料、多産型/フォーカス型の使い分け
・デザイン

最後に、シリコンバレーでも有名な、
ウェブサービスでのマトリックスについての紹介があった。
iPhoneアプリでもあてはまるのではないかという林氏の提言だ。

GF自身もすでにモバイルマーケティングで取り入れている、
「訪問者、貢献者、啓蒙者」それぞれに対する、
アクティベート、リテンション、レベニューのプランのお話である。

ここで林さんがもっとも強調するポイントは、
「どうもう一回つかってもらうか。」(Retention)
「どうクチコミしてもらうか。」(Referral)の2点だ。。

一回ぽっきりのダウンロードと利用で終わるのではなく、
ずっと使い続けてもらうものであれば、広告メディアとして、
自社母集団形成としてずっと効果があり続ける。

ここの部分が今のiPhoneアプリ群は弱いと指摘した。

USA Todayは、新聞記事を写真だけでも楽しむことができ、
利用のハードルをさげている。(リテンション向上)
さらに、おもしろい記事は、友達にメールやツイッター、
フェイスブックに投稿できる。(リファラル向上)

マフィアライブは、リコメンド欄で勧誘行為を誘発している。

こういったヒントはまだまだたくさんあると言うのだ。

ぜひ、下記の資料を参考にして欲しい。


【参考文献】

「Welcome to Startonomics & Startup Metrics for Pirates (AARRR!)」
 ●Dave McClure氏
http://www.docstoc.com/docs/document-preview.aspx?doc_id=1739739

○5Steps

Acquisition
Activation
Retention
Referral
Revenue

○3Targets

Visitor
Contributor
Distributor


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●つなげてなんぼ。オープンPFで勝つにはソーシャル性。
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【5/20講義録】「APP STORE の全てを語ります!」
         ●佐々木陽(ジークルー代表)

アップルのアップストアの成功により、一気に火がついたプラットフォーム戦争。

当然世界一のマーケットであるiPhone市場には参入しないのはお話にならないが、
各マーケットプレイスはベンチマークにしておくべきだ。
なぜなら先行者メリットはやはりiPhoneでも証明されているからだ。

・ノキアのOviの台数規模(1億台)と配信バリエーション
(symbian,Java,Flash lite,音楽、動画、きせかえ、ウィジット)

・ビジネスターゲットのブラックベリー(780万台)

・まだ50万台とはいえ、存在感の大きいアンドロイド。

・眠れる獅子ウィンドウズモバイル(500万台)

そもそも世界規模のアプリ配信と小額決済のセットは、
なんら新しいものではなかった。

ノキアだってとうの昔から、フォーラムノキアをやっていた。

ただ、ウェブブラウザ経由で行われるものだったから、
SMSで用を足せる世界ではハードルがあったのだ。

今回なぜ火がついたのかといえば、3Gへの移行という背景があるにせよ、
プラットフォームプロバイダー直営という形式であるということ。

ノキアのOviでの再参入は、Symbian買収が背景にある。

キャリアでもなくメーカーでもなく、
OSプレイヤーがコンテンツ配信の鍵を握っている。


では、コンテンツ側の者にとってはどうか?

ずばり、この世界、まるで「勝手サイト+課金」のようだ。

誰もプロモーションしてくれない。

「良いアプリを作り、良く知らせる」

単純明快。これがビジネス上のポイントになる。

逆に言えば、オープンのコンテンツ流通市場の出現により、
すべてのソフト業者(個人クリエイターを含む)が横一線になってしまった。

アップストアでは1日に200新作が現れ、500万ダウンロードがある。
すでにソフト数は20000を超えた。

とはいえ、7月の3.0化で、アプリ内課金が可能になるので、
市場規模は1000億円(現状260億円)を超えるかも知れない。

こんな世界で勝てるためのキーワードは、
「ソーシャル要素+アプリ内課金」。

どこかのひととつながる。
となりのひとと一緒につかう。
次の決済でつながる。
クチコミでつながる。

いろいろな意味で「つなげてなんぼ」なのである。
それを、ソーシャルアプリのトレンド性に根拠をもってくるよりも、
マーケティング手段が人のつながりを頼るしかなくなったというのが妥当だろう。

いいモノを作り、そこで世界をつくりあげる、その世界で共感を生む。
今までのリアルプロダクトとなんらかわらなくなったということでもある。

ここで面白いのは、意外にもユーチューブでの効果が大きいこと。
動画は言語を超えて訴えかける手段として最適だ。

ケータイのビジネスばかり見てきたプレイヤーにとっては奇異なことなのだが、
違うデバイスであるところからの引き込みが効果あるということだ。

プレスリリースもしかり、ブロガーもしかり、リアルの出会いもしかり。
こういった環境もオープン(脱デバイス)になってきた。

マーケティングのあり方が随分と多様になってきた。

もちろんアプリ内広告配信のAdmobも使わない手はない。

どうやら、この世界、知恵の総力戦らしい。

いろいろ書くべきことがあるが、
それは参加者の気づきワードから類推されたい。

とにかく世界プラットフォームには参戦しよう!


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●デスクトップがポータル。ワンタッチで済むアプリが好まれる。
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【5/8講義録】「6万ダウンロード!日本初GPS対応iPhoneアプリの制作秘話」
         ●野々村範之(サンゼロミニッツ代表)

すでにウェブサイトを運営しているなら、
まず、アイフォーン対応をやってみるべきだ。

サンゼロミニッツの場合、ディベロッパーの承認の3週間と、コントラクトに3週間をのぞいて、賞味の開発期間は5日。

まず初期版は、WebkitとGPSのみで作った。あとで、web閲覧以外の機能を付け足した。

この素早さが功を奏し、アップストアのカテゴリ2位を取り、7万ダウンロード。
社員2名の会社の名前が売れ、駅探、ホットペッパー、住宅情報、Yahooグルメなどと
アライアンスが組めるようになった。

彼らはアイフォーンアプリ開発そのものが事業目的ではない。
あくまでもPCウェブ情報サイトの運営者だ。
地域情報サイトだからGPS機能があれば便利だろうというキッカケに過ぎない。
ケータイ対応よりもアイフォーン対応を優先したところに、キラリとセンスが光った。

開発者として感じたことは、「iPhoneはおもちゃ箱」。

・アニメーションやボタン、バーなどが用意されている
・デザインセンスなしでもUIの出来上がりがいい。
・組み立てやすいAPI。

開発していて楽しいのだ。
しかも、アップストアという世界を相手にヒットを目指せるプラットフォーム。
スティーブジョブズの哲学は、開発者とのエンゲージメントにあった。

アイフォーンアプリに大切な点は、

・アイコンのインパクト
・起動するだけですぐに使える情報がある
・クリック回数を最低限にする設計
・そもそも楽しいもの
・内容(情報)の質

ケータイサイトでも共通点があるが、
独自のUIが設計できる分、もっとユーザビリティセンスが問われそうだ。

逆にいうと、ユーザがアプリに一度慣れてしまうと、
WEBブラウザの方が億劫になるのかもしれない。

アイフォーンは、デスクトップにアプリアイコンが散らばっている。
ユーザは目的別にアプリを揃える。デスクトップがマイポータルなのだ。
だから、ワンタッチで目的を達したいし、
動きが気味悪ければ、使わなくなってしまう。

アプリ内でもデスクトップの世界観をひきずっているので、アイコンは重要だ。
ボタンやバーのデザインが用意されているのは、そういう意味だったのだ。
ユーザに楽しく使って欲しいから、
ジョブズは、まずそれを開発者に教えたかったのだろう。

アップストアの攻略については、とにかくカテゴリのトップ50に入ること。
このマーケティングについては非常に悩ましい問題である。

とはいえ、ウェブサイト運営者にとって、
アイフォーン対応WEBを作るよりも、
アイフォーンアプリを作った方がいいという実感は、
今後のケータイサイトのあり方についても考えさせる。

わたしたちはケータイごしで、立てスクロールの長いリンク集を
10年眺めてきて、それを普通と思うようになっている。

しかし海外だと、もしかしたら、「モバイルでWEBサイトなんて見てられない。」
ということもありうる。で、気づいたら最後にそう思うのが日本人ということも。

そういったことも含め、
新しい潮流には乗った方がいい。

「まず、やってみよう。」

ケータイで出遅れた野々村氏が、言った言葉。
モバイル業界人にも届いて欲しい。



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