湯けむり通信

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■メルマガ湯けむり通信　第６２８号■　『15年前のやり方では失敗する』

配信日：2013年04月30日

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┏┏┏　　週刊　メルマガ湯けむり通信　2013年 4月30日
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┏　　　●2428部発行●　　http://www.u271.com

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　　今週のCONTENTS
●コンサルタントの視点
　『15年前のやり方では失敗する』

●湯けむりニュース１
　『次世代型温浴経営！
　　　　〜温浴経営の未来につながる圧倒的切り札！〜』

●湯けむりニュース２
　『第２回おふろ甲子園エントリー開始！限定１００店舗４月末締切』

●編集後記
　『温浴チーム　阿久津の高貴な後記！』

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人工アルカリ風呂「湯の旅」
■来館動機の創出：アルカリ泉＝美人の湯　（美容男子市場が狙い目！）
■施設の有効活用：既存の浴槽・循環設備を活用
■経営の効率化：売上UP、運用コストの削減
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株式会社シュリーマン
代表取締役　平野善之
ＴＥＬ：03-6459-0073　ＦＡＸ：03-6893-6333

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┏┏　　■コンサルタントの視点
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こんにちは、相良です。昨年後半からですが、温浴施設の開発が
増えています。温浴市場は閉鎖店舗が出ているので、
市場拡大ではないですが、特に今年になり
「新たに温浴事業を立ち上げてはどうか」という話は格段に
加速しているのを感じます。数値イメージでいうと今年は昨年の倍、
震災があった2年前と比べると4倍ぐらいになっています。

市場が活性化するのは決して悪い話ではないですが、
以前と違う大きな懸念もあります。それは、
「過去と同じやり方を繰り返すべきではない」ということ。
スーパー銭湯ブームに火がついた2000年の頃と今では市場はもちろん、
社会情勢がまったく違います。故に多少真新しい浴槽設備を入れ、
あとは以前とほとんど変わらない発想で温浴事業をはじめると、
水光熱費や人件費、さらには売上と客数が思い通りにいかずに
きっと事業は失敗すると感じるのです。

2000年当時は、燃料代が今の3分の１程度でした。
また労務規定、残業代や有給、社会保障などは
今と比較にならないほど曖昧だったため、人件費も
計画通りにいくことがほとんどだったはずです。
しかし今は違います。これから温浴事業をやっていこうと思うならば、
一体以前と何を変えねばならないか。
　
技術的な面では、まずエネルギーシステムの変革でしょう。
燃料⇒加熱・加温⇒循環⇒排水の流れにおいて、
極限までエネルギーを消耗せずに再利用しなくてはなりません。
今までどおりにつくって跡付け対応しても、
燃料費の高騰・乱高下を後追いするだけで利益を食いつぶします。
機械室の中が加温熱で妙に暖かいという、熱エネルギーを
膨大に逃がしてしまうような設備のつくりから脱却しなくてはなりません。
幸いここにきて、今の燃料代を５０％削減という技術が３つ、４つと
一気に表舞台にでてきました。コジェネやバイオマスの技術であり、
今まで使っていたボイラーを無用にするほどのシロモノ。
投資回収は3年程度で済みます。今後の温浴施設はこういった
次世代型のエネルギーシステムで、水道光熱費をかつての
半分以下に抑えるべきです。

次に変えるべきことは、時代に適応できる施設規模（面積）や
営業経営にすることです。
800坪を超えるような大型の温浴施設を成立させる立地は、
極めて限られています。恵まれた人口規模のエリアで、
圧倒的地域一番店として君臨できるなら別として、
誤って出店してしまったら最初から最後まで赤字になります。
一方で多くの競合温浴施設が存在しても成立するのが200坪程度の
小型温浴施設で長時間営業するパターン（一日に20時間以上営業する）です。
小さいながら苦しい大型店舗よりもコストが非常に小さく、
逆に利益額は大きくなります。小さいだけに時代や社会情勢、
競合環境の変化にも対応しやすく、今はこういった小規模施設が
一人勝ちする様相を呈しています。

あえて最後にあげるなら、温浴事業の儲けのモデルを
以前と変えるべきでしょう。一部の企業を除き、
温浴事業を拡大するモデルは「大型店舗出店⇒多店舗展開」でした。
これが通用しなくなったのは、ここ５年の業界動向をみても明らかです。
ならば、居ぬき物件で小規模店舗を開発、それを全国展開させる戦略が、
低投資で最も拡大・安定につながります。
事実、以前から床面積400坪以下の温浴開発に主とし、
小商圏型の温浴施設開発を進めた企業は、大手が縮小・鈍化した今でも、
店舗拡大を続けています。設備や開発規模・営業形態について、
より「小回り」がきく形で発展させた経営が、これからの温浴事業で
設ける最大のポイントと言えるでしょう。

繰り返しますが、近年の温浴ブームから20年近くが過ぎました。
その間に業界が学んだ技術の革新と知恵、
さらには経営ノウハウを投入し、これからは未来永劫、
商売を続けられる形、言葉としては「次世代型の温浴事業」を
展開してほしいものです。
（さがら ゆうじ）


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（株）船井総合研究所 温浴ビジネスチーム　
　〜お風呂と妄想で世界と人生を豊かに！〜
　経営コンサルタント　相良 祐司（さがら ゆうじ）
■メールアドレス：yuji-sagara@funaisoken.co.jp
■電話：03-6212-2931　受付担当：阿久津　若奈（あくつ　わかな）
■温浴ビジネスチーム公式サイトＵＲＬ
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第２回おふろ甲子園事務局　水品
直通電話０９０−３４５０−８３６０
公式ホームページ：http://ofurokoshien.jimdo.com/

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【 編 集 後 記 】「阿久津の高貴な後記！」

★皆様こんにちは！編集長の阿久津若奈です。
　ＧＷの前半は実家に帰ってのんびりしてきました♪
　伊香保温泉いって、水沢うどん食べてまったり〜。
　最近牧場にはまっているので、後半は牧場にいってこようと
　思います。笑
　
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　ご意見・ご感想お問い合わせなどは⇒ e026@funaisoken.co.jp
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　編集長：阿久津　若奈
　発行所：株式会社船井総合研究所 温浴ビジネスチーム
　〒100-0005　東京都千代田区丸の内1-6-6　日本生命丸の内ビル21階
　TEL 03-6212-2931（直通）
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