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DailyDramaExpress2012/01/23ステップ・ファーザー・ステップ(3)

配信日:2012年04月10日

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★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2012/01/23(Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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----------------------------------------------------------------------
1. 月曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル ステップファザー・ステップ
局  名 TBS系
放映日時 月曜20時
キャスト 俺   (上川隆也)
 灘尾礼子(小西真奈美)
 秋山ナオ(平山あや)
 宗野 直(渋谷龍生)
 宗野 哲(渋谷樹生)
 脇坂芳江(須藤理彩)
 脇坂信之助(渡辺いっけい)
 柳瀬豪造(伊東四朗)
原 作 宮部みゆき『ステップファザー・ステップ』
脚 本 篠崎絵里子・徳永友一・国井 桂
主題歌 トータス松本『ブランコ』

あらすじ  第三話

 怪盗キングは死亡したりではないかという憶測記事が週刊誌に載っ
ている。

 秋山ナオ(平山あや)は、自分の詐欺がうまくいっていないので、
気が立っている。
 俺(上川隆也)は、100万円ぐらい、すぐに盗み返してやる、と
言う。
 だが、柳瀬豪造(伊東四朗)は、契約がある。もし契約を破ったら、
違約金1億円、と言う。本当に、小さな字で書き込まれていた。


 『脇坂敬二の空き巣対策講座』。
 オレが双子の宗野直(渋谷龍生)と宗野哲(渋谷樹生)に呼び出さ
れて向かった先だ。

 寸劇で、オレは泥棒の役をやることになり、唐草模様の風呂敷を担
いでいる。

 脇坂信之助(渡辺いっけい)し、空き巣対策には、ご近所とつなが
り合うのが有効ですと、話を締めようとする。
 オレは、すでにご近所で3件も空き巣が発生している。犯人がご近
所の人だったら、どうするんですか?と発言して、水を差す。
 脇坂は、なんとかオレを丸めこもうとする。


 帰宅すると、家の中が乱れている。
 ドロボウ!と慌てる双子に、落ち着け。何が無くなっているか、確
認するんだと指示する。

 DVD! スタンプカード!と見つけて喜ぶ双子に、まずは金目の
物から確認するんだ、とオレ。
 「さすが、元ドロボウ」と双子。
 「いや、現役だ」とオレ。

 オレは心の中で、「ドシロウトめ.....犯人は男か」と毒づく。

 双子は、あるモノがないことに気づくが、オレには黙っておくこと
にする。
 オレは二階にいる双子に、大事なモノ.....お前らの通帳と印鑑は
あったぞ、と言う。


 柳瀬の事務所へ行くと、柳瀬とナオに、思いっきり笑われる。ドロ
ボウが、ドロボウに入られた、と。

 被害者なんですけど、と抗議するオレに、どうせ被害届出せないじ
ゃないですか。警察に調べられたら、やばいんだから、と言いかえさ
れ、散々な状態。


 病院で待っている哲。
 そこに灘尾礼子(小西真奈美)が駆けつけ、直は大丈夫だよ、と励
ます。

 治療を終えた直が、処置室から出てきて、ただのねんざだと言う。
 看護師が、直のデイパックを差し出す。
 礼子が受け取ると、デイパックのファスナーが開いていて、中に地
図が入っているのが見える。そこには、『ドロボー』と書かれている。

 双子に問いただす礼子。

 オレは病院に駆けつけると、双子に何をしていたんだ?と問いただ
す。塀の上によじ登ったと聞いているぞ、と。
 双子は声をそろえて、「塀の上においしそうなみかんがあったから」
と言う。
 嘘を言うな、とオレ。

 礼子がオレに文句を言う。あの子たちは、ドロボウを捜している。
お母さんのネックレスが盗まれたから、探しているって。オレが届け
出ないのが行けないのだ、と。

 さらに礼子は、奥さんが実家に帰っているなんて、嘘。実家なんて、
無いじゃない。それに、オレが新聞記者というのも嘘。一ヶ月も前に
辞めたそうじゃないですか。なんでそう、嘘ばかりなのですか。体の
傷は治せても、心の傷は、ずっと残るんですよ。あの子たちは、わた
しの子供でもあるのです、と言う。

 そして礼子は、携帯の番号を書いてください、と手帳とペンをオレ
に突きつける。今日みたいなことがあったとき、連絡を付ける必要が
あるからと言って。

 オレは、名前と携帯番号を書いて返す。
 その字を見て、性格が表れている、と礼子。
 放っといてくれ、とオレ。


 オレは、双子を車に乗せて送っていく。
 双子は車の中で、今晩の食事をどうするか話している。


 オレが事務所にいると、柳瀬はこんな日ぐらい、双子と一緒にいて
あげればいいじゃないの、と言う。

 ナオが入ってきて、あいつは家ごと消えていた、と怒る。
 柳瀬に、どうしてくれるの!と怒鳴るが、聞こえない、と柳瀬。

 ナオはオレに、ご飯食べに行こう、と言う。だが、考え込んでいる
オレ。
 どうしたのかと問われ、新聞記事を指し示す。連続空き巣事件。
 オレは、この犯人が許せない、と言う。プライドを傷つけられた。
 双子の母親のプラチナのネックレスを盗んでいった。空き巣に用心
しているはずの町内で、注ぎ月度盗みを働いている男、とオレ。
 どうして、男と断定できるの?と柳瀬。
 男物のスニーカーの足跡が残っていた、とオレ。
 そして、2人に、プラチナのネックレスを探して欲しいと、オレ。
 手のひらを上にして、手を出す2人に、成功報酬、とオレ。


 柳瀬は、古物商をあたる。

 ナオは、リサイクルショップをあたる。

 オレは、ネットオークションのサイトで探す。

 だが、いっこうに見つからない。

 古物商にいらないものを買わされた柳瀬が、必要経費、と言うが、
オレは無視する。


 脇坂芳江(須藤理彩)は、あんたのせいだからね!と文句を言う。
 脇坂は、空き巣を見つけられたら、ベッドに寝られるんだよね、と
確認する。
 ベッドに寝るなんて、10年早いわよ!と芳江。

 そこに人影。
 脇坂は、芳江を前に押し出して、進む。
 オレは、ご夫婦で仲がいいですね、と言う。

 芳江が、何があったか話そうとすると、脇坂が、捜査上の秘密は話
せない、と止める。
 それでも、一部を芳江が話してしまう。


 事務所でオレは、盗まれたのは、ダイヤ付きのプラチナのネックレ
スだけだと言う。
 柳瀬は、そいつはクラブの姐ちゃんにプレゼントしたんだ。確認し
てくる、と出かける。
 自分が行きたいだけでしょ、とナオ。


 2人だけで留守番をしている、直と哲。今日ぐらいは、オレに来て
欲しいな、と言う。

 その時に、呼び鈴。
 双子は、「お父さん!」と喜んで玄関へ行き、鍵を開ける。

 訪ねてきたのは、礼子だった。双子に夕飯を作ってあげる、と言う。

 双子が断っても、礼子は夕食を作る。
 双子に料理を出しながら、礼子は、礼子を『お母さん』と呼ぶ男の
子に食事を食べさせていたところを思い出していた。

 礼子は、自分が双子のお母さんを捜してあげる、と言う。
 双子は、母親は自分から出て行ったので、と断るが、礼子は、子供
を捨てても平気な母親なんていない。母親も探しているはずだ、と言
う。


 事務所でオレは、近所の質屋を当たって欲しい、とナオに頼む。
 まさか近所で、と柳瀬も言うが、オレには目算があり、行って貰う。

 ダイヤ付きのプラチナのネックレスを売りに来たのは、板倉和代
(丘みつ子)という女性。すでに質流れしている。

 オレは、これだと言う。
 ナオは、犯人は男なんでしょ。それに、質に入れた日付を見てよ。
二ヶ月も前よ、と言う。
 オレは、和代をあたる、と言う。


 オレは、ナオと、和代を見に行く。
 和代は一ヶ月も前から、葉沢総合病院に入院していた。車いすに乗
っている。
 ナオは、あの体では無理だと言う。

 そこに若い男がやってくる。彼は、和代の一人息子の板倉裕之(笠
原秀幸)。

 オレは、裕之だという。そして、ナオに、これをつけて、会ってみ
てくれと頼む。


 礼子は、オレの写真を持って、新聞社の同僚のところへ行き、宗野
正雄さんは、この人ですか?と訊く。
 だが、その『同僚』は、写真の人物を知らない、と答える。

 礼子は、双子の父親と行ったり、父親かと問われると口ごもったり
した、オレの受け答えを思い出して、不信感を強める。


 看護師の格好をしたナオが、和代の病室に入る。ナース服の胸元に
は、ダイヤが付いたプラチナのペンダント。

 和代は、そのペンダントを見て、自分も同じペンダントを持ってい
た、と話し始める。
 今まで、何も買ってくれなかった夫が、今まで苦労を掛けたな、と
買ってくれた。でも、今はもう、手元にはない。それよりも大切なも
のに換えたのだ、と言う。
 それは、裕之の大学進学資金。でも、そのことは後悔していない、
と言う。

 ナオからその話を聞いた俺は、一度質流れしてしまったものを取り
返すことは、素人には難しいだろう、と言う。

 オレは、これから取り返す、と言う。
 盗むの?と訊かれ、『取り返すんだ』と強調する。


 オレは、ある家に入り、「これはひどいな」とつぶやく。
 ある箱を空けると、ペンダントと一緒に保証書が入っていた。保証
書には、双子の母親の名前が書いてある。
 「ビンゴ!」とオレ。

 そこに裕之が入ってきて、「誰?」と訊く。
 「警察じゃない。安心しろ」とオレ。そして、あんな下手な山踏ん
でいるんなら、止めろ。遅かれ早かれ、捕まる。そもそも、お前の目
的は、金じゃないだろう、と言う。
 お袋さんが、大学入学のお金を工面してくれたが、その苦労は報わ
れなかったようだな、とオレ。
 裕之は、食卓の上に、馬券の束を置く。

 そのお金が、どうやって工面されたかは、お袋さんの胸元を見れば、
バカでもわかるだろう。
 それを取り戻そうとした時には、すでに七苦れしてしまっていた。
素人に質草の流れた先なんて、わかるわけがない。
 そこで手っ取り早く、盗むことにした。
 盗みの目的は、このペンダントだけだから、ほかのものは盗んでい
ない。
 でも、悪いがこのペンダントは返して貰う。盗まれた方にとっては、
大切なものだからな、とオレ。

 裕之は、早く警察に通報しろよ、と強がる。
 だが、オレは通報しない。オレも警察は嫌いだからな、と言う。

 その時、脇坂と部下の桜庭正義(松島庄汰)が来て、ドアを叩く。
早く開けろ!と。


 礼子が、双子のことは自分が救わなければ、と自分に言い聞かせな
がらやってくると、パトカーが止まり、人だかりができていた。

 その見物人の陰から、オレが立ち去るところを見かけた礼子は、オ
レを追いかける。


 脇坂と桜庭は、裕之を署に連行する。
 だが途中で柳瀬が現れ、接見を要求する。
 無視しようとする脇坂に、法律を無視するのか?と圧力を掛ける柳
瀬。
 脇坂は桜庭に、接見室に連れて行った後、終わったら取調室へ連れ
て行けと指示すると、立ち去る。

 柳瀬は裕之に、会わせたい人がいる、と言う。
 現れたのは、和代。
 和代は、あんなことをしてお金を作るべきではなかった。あんなこ
とをしなければ、裕之が、と涙を流す。いい加減だった裕之が、まじ
めに働くと言った時は嬉しかった、と言う。
 出てきたら、親孝行するんだな、と柳瀬。


 双子のところに現れる俺。双子は喜ぶ。

 オレは、取り返してやったぞ、とあのネックレスを箱ごと取り出す。
 しかし、双子は喜ばず、ドロボウじゃないか、と文句を言う。
 オレは、『取り返したんだ』と強調する。そして、お前たちも探し
ていたじゃないか、と付け足す。
 双子は、僕たちが探していたのは、そんなんじゃない!と口をそろ
えて言う。
 オレは、「なら、いい」と言って立ち上がる。その拍子に、ネック
レスが箱ごと落ちる。
 すると、箱に入っていたオレの寝顔と七つ道具の写真、そしてキン
グのトランプが飛び出す。
 オレはハッとする。

 双子は、オレが間抜けなドロボウをして、足が付き、逮捕されるの
を防ぎたかった、と言う。
 オレは、もうドロボウはしない、と言う。
 約束だよ、と言う双子に、約束だ、とオレ。

 「風呂にでも入るか」とオレは立ち上がり、目を輝かせる双子。

 オレは、風呂の中で、双子の頭を洗ってやるが、俺自身は入らない。
双子は、つまらない、とオレに向かって、水鉄砲を撃つ。

 オレは、濡れた髪と服を拭きながら、リビングに入る。
 その時、チャイムが鳴り、ドアを開けると、礼子がいた。



寸評

 礼子に、『オレ』が双子の父親ではないことがばれてしまいました。
こんなにすぐにばれてしまって、これからどのように接していくので
しょうか?

 ただ、普通だったからこんなに早くばれなかったのでは?とも思い
ます。
 というのは、このドラマを見ていて違和感があるのが、担任の礼子
が、双子の私生活まで密に接していること。
 双子は、オレに父親役をやって欲しいはずなので、学校でばれるよ
うな言動をしているとは考えにくく、そうすると、礼子が双子に干渉
しすぎるのではないかと思えるのです。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 3月まで、深夜ドラマで『白戸修の事件簿』を放送していました。
 原作の小説があると知った時、ドラマの雰囲気は軽かったので、あまり期待
せずに読み始めました。
 そうしたら、結構ひねりが利いていて、おもしろかったです。
 深夜時間帯だからと言って、お色気に走らず、もっとしっかり作ればよかっ
たのに、とある意味、残念でした。

 ところで、ドラマでは、白戸修が事件に遭う鬼門は、阿佐ヶ谷駅でしたが、
原作では国立駅でした。
 『謎解きはディナーのあとで』も国立でしたが、人気があるのですね。西東
京に縁がない生活をしていると、国立といわれても、ぴんと来ないのですが。
(鈴木)

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