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【いきべん通信】投資家の５つの視点と利用者の３つの視点

配信日：2009年09月15日

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◆今日のいきべん通信ＩＮＤＥＸ
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【９/８講義録】「コア（競争力の源泉）とは何か？」
【もう第四話】孫さんとの思い出。「お前ら、俺は経済学部出てるんだぞ」

※金のゴキブリ、つぶやくことにしました。
http://twitter.com/#search?q=%23ikiben
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参考記事はバラまきOKです。みんながハッピー！NEWエコシステム♪
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ねえさん、大変です。

金曜日のモバ大講義でとりあげる
「「結果を出す人」はノートに何を書いているのか」が、
アマゾン最高位４位で、ナイナイと戦ってます。
その前は俊輔と戦ってました。

ツイッター中継されてます。
http://twitter.com/note272amazon

公式サイトも出てます。
http://www.note272.net/?p=198

初日に２万部増刷決定で、昨日は３度目の増刷決定。
発売にあわせて講座をセットしましたが、
ベストセラーになるとは思ってもいませんでした。

著者の美崎さんは、いきべんでもお馴染み。
商品開発のテーマで、２回講義をしていただきました。

いきべん講師発のベストセラー作家の特別講義、
これは伝説ナイトが必至です。
しかも六本木ヒルズ校の開幕日ですからね。
マーケのプロは本も売っちゃうヒットの再現性を持っている。
このあたりのノウハウは、ねえさんに代わって、
ボクが絞りだしてみますね。いや、ねえさんが来た方がいいかも。


●９/１８（金）【六本木ヒルズ校】「結果を出す人」はノートに何を書いているのか
http://www.mobile-daigaku.jp/reserve/res_main_plan_dtl.php?mp_id=82
（講座のお値段は据え置きで、１５００相当の本をプレゼント！）


そして本日は、午後１時から、
第二回コンバージョン倍増計画。
おかげさまで５０名の参加登録いただきました。
こちらも、まだまだ間に合います。
明日から結果を出す講座です。

●９/１５（火）コンバージョン率倍増計画
http://www.mobile-daigaku.jp/reserve/res_main_plan_dtl.php?mp_id=95


前回ご精読の１２８２名のみなさん、毎度ありがとうございます。

さ〜て、いきべん通信、はじめますよ。


~~投資家もうなるビジネスモデルとは。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

●９/１７（木）【中野坂上校】「コアを誰にどう売るのか？」
http://www.mobile-daigaku.jp/reserve/res_main_plan_dtl.php?mp_id=81


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●投資家の５つの視点と利用者の３つの視点
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【９/８講義録】「コア（競争力の源泉）とは何か？」
　　　　　　　　　●松永良輔
http://www.mobile-daigaku.jp/reserve/res_main_plan_dtl.php?mp_id=79


キムタクは、誰にも換えられません。
どのメディアにも互換性があります。
１０年以上もトップで持続しています。
歌だけでなく、俳優、バラエティなどの拡張性があります。
コーダクミは、エロかっこいいという今までにない革新性があります。

そして、こういうタレントをホールドする企業は、
そういう予備軍をたくさんかかえています。

さてあなたのサービスは投資家からどう見られているでしょうか？

それでは５つの視点をあげます。

１．革新性
新しいユーザ効用の提供のことをいいます。
青色LEDやインターネット、ケータイの登場はまさにこれです。
ソニーは、ウォークマンで、「音楽を外に持ち歩く」という効用を
世界で初めてうちだしました。

２．非代替性
簡単に言えば、お金で買えないものです。職人芸もそれです。
i-tunes、インテル、マイクロソフトは他に替えられない存在です。

３，持続性
プラダやヴィトンは、一度つかんだ顧客を離しません。
一過性のファッションで終わらないために、ユーザの興味を覚醒し続けています。
グーグルも皆さんの知っている通りです。
根拠のあるモデルチェンジを繰り返すのは持続性を保つためです。

４．互換性
今あるインターフェイス以外でも使えることをいいます。
ウィンドウズのように互換性のあるミドルウェアのコストを負担する場合もあります。
誰かが負担したものに乗っかれる、これが互換性です。
ハードディスクからブルーレイ。
プロッピーディスクから、CD、DVD、メモリーフラッシュ。
PSP、ニンテンドーDS、iPhoneなどのゲームコンソール。
こういった変遷についていけるか、自分がプラットフォームになるかです。

５．拡張性
ある同じような用途での互換性と対になるのは、
違う用途にも使われる拡張性です。
CDはソニーとフィリップスが共同で音楽再生用に作りました。
それがゲームソフトの流通に使われ、PCソフトの流通に使われました。
ただ、いずれはネットにより消滅するでしょう。


上記の５つのポイントに照らし合わせると、
我々の業界におこりがちなウィークポイントも見えてきます。

革新性：本来、ユーザの新しい利用シーンを創出しなくちゃいけないのに、
儲かりそうだからやると、他人の真似事ばかりしている。

持続性：一度ヒットを出すまではいいが、
再現性を研究して次のサービスを出すところに目がいかず、
マイナーモデルチェンジなどの中長期的な戦略を描けない。

拡張性：モバイルで仕入れた情報、ノウハウは他のリアルでも有効活用できるはずなのに、
どうもモバイルで完結してしまう。
また新しいプラットフォームに顔をつっこまなきゃいけないところが、
どうもガラケーだけを市場だと制限してしまう。

非代替性：社員流出で属人的な職人芸がなくなってしまう。
代替できる権利は別のホルダーが持っている。

互換性：オールドエコノミーと寄り添えばいいのに、自分たちの領域で戦おうとする

これが投資家たちのネット業界への一般的な見方ということでしょう。

インターネットビジネスでの、技術革新やアイデアは、
革新性と代替性の領域がやりやすいとされます。
しかしながらリアルビジネスのように時間や関係や土地にしばられるわけでもないので、
すぐに真似されるリスクがあります。

もっとも儲かりやすいのは、
新しい効用を出し、新しい市場をつくり、
なおかつモデルチェンジを繰り返すこと。
「技術革新」や「代替」とは別の領域になります。
まさにiPod、iPhoneの作り出した世界です。

われわれは、ここを狙っていかなくてはなりません。

ソニーは、MDへのダウンロードに固執し、
音楽データ販売も自社レーベルを囲い込みしたいというところで、
アップルにスキを与えてしまいました。

ここにはユーザ視点が抜けていました。

ユーザは以下の３点しか見てません。

１．コスト
２．利便性
３．おもしろい

ウォークマンの互換戦略、拡張戦略は、
ユーザ視点を無視したものだったのです。
強いブランドという持続性も太刀打ちできませんでした。

このような例は、FOMAのテレビ電話など、
意外にもたくさん埋もれています。

もしかしたらあなたのサービスもすでにそうかも知れません。

これを読んで、商売のめんどくささを感じるかもしれません。

しかしながら、
マネージディレクター（業務執行のトップ）になりたい動きをしていれば、
必ずサポートする人が出てきます。自分の実力の範囲以上の力を発揮できます。

スティーブは「何もつくらなかったのに、すべてをつくった」と言われています。
しかし彼は、頭の中にあるビジョンを明確に示し、
ビジョンを実際に商品として形にできるのです。

今まで出て来た成功事例の裏には、誰かがコミットしています。
そういう人にあなたがなればいいだけのことです。

まずは人任せにせず、この８つの視点の批判力をつけることです。
投資家と顧客の間にいることを意識することです。

目の前の顧客が真の決済者ではないときもあります。
それは次のビジネスモデルのテーマで深く学んでいきましょう。


●９/１７（木）【中野坂上校】「コアを誰にどう売るのか？」

！こんな状況の方は一発解決です。

1.　評価は高いのに、なかなか売上が上がらない状態である。
2.　結構売れているのに、儲からないという状況である。
3.　投資家に「コレじゃ、儲からないよ」ってお金を出し渋られている。
4.　一気にもうけようと焦っている。
5.　もうすぐ売上が終焉してしまうのはないかと不安である。


＾０＾良きコアを少しでも高く、長期に売る手法を考えます。
！経営者ではなくても、今の事業をなんとかしたいという方は大歓迎です。
http://www.mobile-daigaku.jp/reserve/res_main_plan_dtl.php?mp_id=81


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●孫さんとの思い出。須田仁之氏の場合。第四話
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※過去の学生向けのクローズドな講演議事録を入手したので、
須田さんの了解のもと、転載しました。
（一部、ざっくりとした表現もありますが、ご了承ください）

●９/３０（水）【六本木ヒルズ校】「ベンチャーの荒波を超えて、未来への航海に出る方法」
講師：アエリア取締役CFO 須田仁之氏
http://www.mobile-daigaku.jp/reserve/res_main_plan_dtl.php?mp_id=85


＜苦心の事業計画＞

こうなると本格的に事業計画を立てなければなりません。
毎日ミーティングをしては、キーマン技術者2人にひっついて、
技術的にかかるコストと想定されるオペレーションコストを見積もらなければなりません。
最初のビジネスプランナーはそこで失敗しました。
2人に嫌われては、何も教えてもらえないのです。

2人の事務所は本社から100ｍほど離れた雑居ビルの一室でした。
私はそこの一角にノートパソコンを置き、
クラビットの仕事をまだやりつつも、2人の機嫌をとりながら事業計画を作成しました。
孫さん＝壮大な事業計画、2人＝こじんまりと自分の技術を試したい、
とのハザマにはさまれ、2人は一生懸命ヒアリングしてもあまり教えてくれませんでした。

「お前は孫さんのまわしもんか！」

あるとき、モデム発送のオペレーションコストを算出する為に、ヒアリングしたところ、
「そんなの君が佐川急便のラベルをペタペタはればいいんじゃい。
頭使わずに手を動かさんかい！」と言われた。
「あのー、初年度目標100万台なんですけど。。。」

孫さんが突っ走った為に、事業計画承認取締役会が刻々と迫る中、
その打ち合わせも鬼気せまるものになってきました。
深夜3時にわたり、また、
いつものようにのらりくらりとやられたり時には怒鳴ったりする2人に
私は「ふざけんなっつーの！」と切れました。
普段温和な自分は小６のとき以来、切れましたね（笑）。

その日の朝に上司にメールを送り、
ストレス耐性ではピカイチの評価を受けていた私でしたが
「さすがの私でも切れました、これでは無理です。。」
と一時はギブアップ宣言を送りました。

しかし、そんなことは焼け石に水で、本事業におけるそのときの上司は既に孫さんであり、
その2人だったのです。子会社の社長経由では調整もできず、
私は陸の孤島状態で本格的にYahooBB事業にどっぷりとつかる羽目になりました。

ビジネスプラン関係のミーティングもいつも紛糾です。
「儲からない」と考えたくないから、悲観的な意見を徹底的に排除する。
あるとき局舎の電気代がNTTから多く請求されるという実績があって、
「じゃあ、発電機をつければいい！NTTに交渉する！」といっていました。

ネットワーク回線費用については、
KDDIからクロスウェイブなど中距離回線系の業者を片っ端から呼んで、
見積もりを眺めては、
「うーん、ちょっと高い。今日中にもう一度持ってきたらチャンスをあげよう」といって、
これまた夜中の0時まで交渉を行ってました。
一日中同席させられた我々に対して、
「見たか！ほら、値段下がったろう。交渉はこうやってやるんだ。
お前らこんなの生で見れる機会は無いぞ！」
という感じでした。

ビジネスプランに関する議論については、私をはじめ、
事業企画系の猛者たちに対して、いつも孫さんの口癖は
「お前ら、俺は経済学部出てるんだぞ（計算できるんだぞ）」
という半分冗談ともとれる絞め言葉でした。

それでも深夜のミーティングが終わって、その後も一部担当者が残って
「こんなの本当に出来るんですかね」とぼやいていると、
ふと孫社長から電話がかかってきて
「さっきのあの費用、あれで大丈夫だよな。
あれが大丈夫ならいけるよな、うん、遅くまでお疲れ」なんてお茶目な部分もあって、
こういうところが人をひきつける憎めない人という評価をされているのかなと思いました。

取締役会は無事通過しました。
その当時、社外役員ということで、大前研一さんやオリックスの宮内社長が入っていました。
宮内社長は「普通の会社はこういう事業計画を立てるときは、もっと時間をかけてやるべきだ。」
大前さんとは途中、ホテルニューオータニで何度か打ち合わせがありました。

「孫さん、インフラは儲からないし、大変だ。インフラの上にのるサービスで儲けないと。
インフラは大きいところにやってもらえばいい。
線路を引いてもらって、駅が出来たら、そのインフラを狙って、
商業施設やデパートを建てるといったサービスをやればいいですよ」
とコンサルらしい全うなことをいったら、

「インフラやらなきゃ、儲かりそうなところにビルたてられないじゃないですか！
駅ビルルミネや西武、小田急、東急百貨店もそうじゃないですか！」と言い返してました。



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●モバイルマーケティング編（２５講座、９６頁、２２３０５字）２２００円
●スマートフォン編（１５講座、５０頁、１２１０６字）１２００円
●キャリアメイク編（１１講座、３８頁、６５００字）６５０円
●ソーシャルサービス編（１１講座、３５頁、８６０５字）８６０円
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【参加費用】無料

●１０/８（水）起業家の集い。第五回クラリスの会。エフルート尾下代表。
（ハロ主催／いきべん協力）「モバイルについてとことんしゃべります」
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【中野坂上校】エフルート株式会社　※中野坂上駅、ハーモニータワー15階
【六本木ヒルズ校】Klab株式会社　※六本木ヒルズ２０階
【原宿校】株式会社コンテクスト　※渋谷区千駄ヶ谷3-52-8 コージュビル4F

【講義時間】20時〜21時30分　

◇お申し込みはこちら
http://www.mobile-daigaku.jp/


●９/１５（火）コンバージョン率倍増計画
○９/１６（水）モバ研のための休校
●９/１７（木）【中野坂上校】「コアを誰にどう売るのか？」
●９/１８（金）【六本木ヒルズ校】「結果を出す人」はノートに何を書いているのか
●９/２４（木）ＧＦ仙台出張。だてべん
●９/２５（金）【中野坂上校】「日本のモバイル企業が世界に進出するにあたって」
●９/２８（月）【中野坂上校】「電子書籍の次の市場！ケータイ動画のすべて」
●９/２９（火）【六本木ヒルズ校】「iPhone OS 3.0で可能となったアプリ内課金と、その展望」
●９/３０（水）【六本木ヒルズ校】「ベンチャーの荒波を超えて、未来への航海に出る方法」
●１０/１（木）【六本木ヒルズ校】「売上の意味、及び、３つの収益性と1つの投下資本」
※●１０/２（金）【六本木ヒルズ校】iPhoneアプリの人気傾向
○１０/６（火）モーリスさん
●１０/７（水）【中野坂上校】「有償発行ストック・オプションを活用した戦略資本政策」
●１０/８（木）『中野坂上校】第５回クラリスの会。エフルート尾下代表
●１０/１５（木）【中野坂上校】「お金の出入りと黒字倒産」
○１０/１６（金）「ベンチャービジネス協議会」につき休校
○１０/２０（火）コンバージョン率倍増計画
・グランドデザイン小川さん
●１０/２１（水）【中野坂上校】「種類株式の発行スキームと活用法」
●１０/２２（木）【六本木ヒルズ校】「モバイルと放送」
●１０/２９（木）【中野坂上校】「バリュエーション百花繚乱」
○１１/５（木）コンバージョン率倍増計画
・ゆめみ深田さん
●１１/１２（木）【中野坂上校】「経営者視点と投資家視点」
●１１/１７（火）第６回クラリスの会
●１１/２６（木）【中野坂上校】「資金調達先をどこにするのか。投資家、銀行、それともお上？」
●１２/１０（木）【中野坂上校】「エクイティ・ストーリーつくり」

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●モバイルマーケティング編（２５講座、９６頁）２２００円
●スマートフォン編（１５講座、５０頁）１２００円
●キャリアメイク編（１１講座、３８頁）６５０円
●ソーシャルサービス編（１１講座、３５頁）８６０円
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