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【いきべん通信】財務諸表からバリューエーションと投資倍率を読み解く！

配信日：2009年09月10日

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◆今日のいきべん通信ＩＮＤＥＸ
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【講義録】第３回モバアゲ勉強会「財務諸表　ＰＬ/ＢＳ編」
【コラム】孫さんとの思い出。須田仁之氏の場合。第一話。

※金のゴキブリ、つぶやくことにしました。
http://twitter.com/#search?q=%23ikiben
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参考記事はバラまきOKです。みんながハッピー！NEWエコシステム♪
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もうすぐお昼ですね♪ＧＦです。

昨晩はクラリスの会で、
セプテーニ代表の佐藤とじっくりディスカッションしてきまいた。

「あとから聞けば戦力外通告だった」というお話など、
意外な一面と、それから柔和の中に熱い魂を感じるセッションでした。

次回は、エフルートに乗り込みます。
会場をいつもお借りしているお馴染みの校舎ではありますが、
いよいよ、クラリスの会もモバイルを主戦場としている闘士として、
大先輩にお知恵を拝借しに参ります。

●１０/８（水）起業家の集い。第五回クラリスの会。エフルート尾下代表。
（ハロ主催／いきべん協力）「モバイルについてとことんしゃべります」
http://www.mobile-daigaku.jp/reserve/res_main_plan_dtl.php?mp_id=97

本日からお待ちかね、孫大帝の物語です。

前回ご精読の１２５３名のみなさん、毎度ありがとうございます。

さ〜て、いきべん通信、はじめますよ。



~~豪華講師陣があなたの問題解決に挑みます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「モバイルサイトのコンバージョン率倍増計画」
第２回テーマ：ユーザの活性化とライフタイムバリューの向上

９月１５日(火）13：00〜17：00
会費：5000円
会場：市ヶ谷健保会館会議室 F室

●申し込みフォーム
http://www.mobile-daigaku.jp/reserve/res_main_plan_dtl.php?mp_id=95


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●財務諸表からバリューエーションと投資倍率を読み解く！
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●第３回モバアゲ勉強会「財務諸表　ＰＬ/ＢＳ編」


なんとか私立中学受験の進学塾に入れさせることを回避したＧ君は小学六年生。
両親から、塾に通わないかわりに日経新聞を読むことが条件にさせられていました。
Ｇ君はライブドアや楽天やディーエヌエーなどが紙面をにぎわせていたので
次第にネット株分野に関心をもつようになりました。

そんなある日、父親の友人であるベンチャーキャピタリストのＳ氏が家にやってきました。
もうすでに父親は話についていけないので、むこうでテレビを見ています。

Ｇ君「会社の時価総額ってどう出すの？」
Ｓ氏「株価に株数をかけると出てくるでしょ。
　　　それが一応僕らが目安とする会社の価値基準なんだ。」

Ｇ君「でも、Ｓさんは公開前の株を持って公開後に売るわけでしょ。
　　　公開前の会社の価値ってどうだすの？」
Ｓ氏「事業計画書と財務諸表という紙切れをあてにするしかないんだよ。」

Ｇ君「えー、そんなものなの？
　　　これは絶対に売れるってものがあればポンと出すわけじゃないの？」
Ｓ氏「もちろんそれは、事業計画書におりこみ済みさ。
　　　あとは従業員数の推移や採用計画や離職率なんかも見るよ。」
　　「でも何がしかの金額が書いていないと金換算できないよね。
　　　だから財務諸表が決めてにはなるなんだよ。」

Ｇ君「あー。ＰＥＲとかそういうやつね。利益に係数をかけて算出する方法でしょ？」
Ｓ氏「よく知っているね。
　　　公開後の同業種のＰＥＲ（時価総額/利益）を統計とってやってみる方法だね。」

Ｇ君「よく割高とか割安とか言っているのはなんなの？」
Ｓ氏「このＰＥＲが決め手さ。
　　　ある業種で理想的なＰＥＲ値とその企業のを比較して決めるのさ。」

Ｇ君「えーそんなものなの？投資利回りみたいな考え方ってないの？」
Ｓ氏「いい所に目をつけたね。
　　　それがディスカウントキャッシュフロー（ＤＣＦ）の考え方だよ。」
　　「まあ、計算法は小難しいから割愛するけど、
　　　ＩＰＯまでのキャッシュフローの計画値を使って投資利回りを予想するんだ。」

Ｇ君「そうすると、投資ファンドの利回りよりその数値がよければ投資すればいいんだ！」
Ｓ氏「ご名答。それをＩＲＲ（内部投資収益率）っていうんだ！」
　　「だからね。ＩＰＯが１年遅れればＩＲＲが少なくなるだろ。
　　　ＶＣにとっては相当の痛手だね・・・」

Ｇ君「ＶＣってさ、やすく買って高く売るんでしょ？
　　　ってことは株を入れるときの企業評価は低くみつもるの？」
Ｓ氏「ところがそうもいかないんだよね。
　　　今は投資マネーがあまっているから、ノルマをこなしたいというのもある。」
　　「二回目の増資、三回目の増資で、
　　　前回よりも低く見積もると買い手がつかないから下げられないという事情もある。」

Ｇ君「いろいろ大変なんだね。そうすると曖昧に企業価値を算出する方法もあるの？」
Ｓ氏「キミもばしばし聞いてくるね。
　　　ファーストシカゴ法っていう算出法は小難しいので悪用されかねない。」
　　「これは、理論どおりいった、よこばいだった、紙くずになった、
　　　などのパターンの確率を想定する方法だよ」

Ｇ君「新興市場は、四分の三が時価総額を崩しているんだよね。
　　　ってことは、最初での算出の読み間違いってわけ？」
Ｓ氏「ボクをそんなにいじめないでくれよ。こんどちゃんと勉強会やるからさ。」

Ｇ君「じゃあ、キャッシュフローについてやってよ。
　　　新聞読んでるとこの言葉ばかり目についてうざいんだよ。」



●１０/１（木）【六本木ヒルズ校】「売上の意味、及び、３つの収益性と1つの投下資本」
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●１０/１５（木）【中野坂上校】「お金の出入りと黒字倒産」
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●１０/２９（木）【中野坂上校】「バリュエーション百花繚乱」
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●孫さんとの思い出。須田仁之氏の場合。第一話
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※過去の学生向けのクローズドな講演議事録を入手したので、
須田さんの了解のもと、転載しました。
（一部、ざっくりとした表現もありますが、ご了承ください）


●９/３０（水）【六本木ヒルズ校】「ベンチャーの荒波を超えて、未来への航海に出る方法」
講師：アエリア取締役CFO 須田仁之氏
http://www.mobile-daigaku.jp/reserve/res_main_plan_dtl.php?mp_id=85


＜BB以前のソフトバンク＞

既に分かっている方もいらっしゃると思いますが、
簡単に「ソフトバンク」という会社の経緯を説明します。

起業の経緯（翻訳機をつくって売却）→ソフトウェア流通→出版→ファイナンス
系（野村証券7人衆）
→インターネット財閥の形成（ヤフー、ジフデービス）
→ナスダックジャパン構想など打ち上げ花火
→数々のインターネット関連子会社を設立
→「孫」さんの神格化

そんな中、急遽、全く畑違いなインフラビジネスである「ブロードバンド事業」
構想が勃発しました。

ソフトバンクのような、当時すでに有名な企業が「新しい事業」を起こすときの
プロセスってどういうイメージでしょうか？

綺麗な社長室での幹部ミーティング
外部ブレーンとのブレスト
幹部のブレストミーティング


全然、、、そんな綺麗なイメージとは真逆の世界でした。



＜2人のクレイジー技術者がキーマンであったビジネス＞

技術者というと、理系で、インテリで、切れ者で、ってイメージでしたが、
こちらも真逆でした。

一人は「Tさん」といって、白髪交じりのボサボサっとした髪型でいつもアタマ
をポリポリ書いていて、どうみても、さえないオジサンです。
話す言葉は、語尾が若干赤ちゃん言葉が多く、「●●じゃないですかぁ〜」って感じ。

「須田君はパソコンで数字いじりばっかりやらずに、手を動かさんかい！」
と言われて、取締役会用のビジネスプランよりも、
ＮＴＴの局舎におくラックのねじ回しとかを深夜3時にやらされたりしていました。

もう一人は「Ｍさん」といいまして、風貌はこちらはもっとすごい。
・芸能プロの石井光三社長
・サリーちゃんのパパ
髪の毛がスーパーサイヤ人なみの寝癖で、ドギツイ油だらけのメガネをかけて。。。


2人とも共通点が沢山あって、メガネは常に油だらけ、裸足で体臭が臭い。
たぶん、お風呂には入ってない模様・・・

なんと、YahooBBはこの2人が事務所の一室でSB内で一番、細々と行っていた事業なんです。


＜当時のブロードバンド議論＞

当時はまだISDNで常時接続の概念が大分いきわたった頃で、
回線周りは当然NTTの牙城を崩せるものは全くいませんでした。
規制緩和により、「NTTの回線を借りる」ことで通信事業が出来るような制度が出来て、
参入者が入ってきた。

DSLという通信技術は自分も詳しくは良く分からないのですが、光ファイバーなどと違って、
既に引いてある電話回線を使って、回線速度を早くできる仕組み、
として密かに注目を集めつつあった。
独立系では「東京めたりっく通信」という会社がDSL事業者としては、注目を集めていました。

が、その後、NTTも自ら「フレッツADSL」なるサービスで一気にかっさらおうという感じ。

当時「NTTは汚い」といわれていました。そもそも規制緩和で第三者も事業が出来るように、
物理的に回線や局社のラックを借りたり/工事をしたりという手続きを経るものなんですけど、
意地悪をするんですね。自社サービスを優先して、第三者の参入に対して。
このあたりは「お役所」の社風が残っていたのかと思います。

当時のSBは来るべきブロードバンドに備えて、どのような体制を取っていたかというと、
その先の「光ファイバー」を事業化するべく、既に体制を整えておりました。
元NTT社長の息子で三井物産の「真藤氏」を招聘し、
「ＩＰレボリューション」なる会社を作ったり、
東京電力、マイクロソフトと組んで「スピードネット」
という無線を使ったブロードバンド事業などを検討していました。
この2社は当時、結構マスコミを賑わせていたいわゆる「花火系」の事業です。

他のブロードバンド系事業が華々しく行っている中、
例の2人というのはソフトバンク社長室付きのような形で2名で細々とやっていました。
じゃあ、なぜこの2人なのか。。。


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●１０/８（水）起業家の集い。第五回クラリスの会。エフルート尾下代表。
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【講義時間】20時〜21時30分　

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○１０/１６（金）「ベンチャービジネス協議会」につき休校
○１０/２０（火）コンバージョン率倍増計画
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●１０/２１（水）【中野坂上校】「種類株式の発行スキームと活用法」
●１０/２２（木）【六本木ヒルズ校】「モバイルと放送」
●１０/２９（木）【中野坂上校】「バリュエーション百花繚乱」
○１１/５（木）コンバージョン率倍増計画
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●１１/１２（木）【中野坂上校】「経営者視点と投資家視点」
●１１/１７（火）第６回クラリスの会
●１１/２６（木）【中野坂上校】「資金調達先をどこにするのか。投資家、銀行、それともお上？」
●１２/１０（木）【中野坂上校】「エクイティ・ストーリーつくり」


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