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【ビジネス選書／特別企画】辞めて生きる技術（藤井孝一）

配信日：2012年02月29日

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■■　　　　　　　ビジネス選書＆サマリー
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━＜読者数40,007部＞━
■今週の選書
■辞めて生きる技術
■藤井孝一
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■■お知らせ
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藤井です。

先日もご報告させていただきましたが、最近本を出しました。

そこで、要約を作ってみました。自著を要約したのは久しぶりです
が、いつもお読みいただいている皆さんに紹介させてください。

なお、書籍はすでに店頭に並んでいます。おかげさまで、中々多く
の方に買っていただいているようです。

これを記念して、本書を読んで下さった方をセミナーにもご招待さ
せていただきます。

ユーストリームでも中継しますので、遠方の方、ご多忙の方も、
ぜひご覧ください。

※詳細＆お申込み
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こちら、昨年やったセミナーの【パワーアップ実践編】となります。
昨年ご参加された方も、ぜひご参加ください。

フェイスブックページも作りました。メッセージや感想などを、
遠慮なくウォールに投稿してください。

※詳細＆お申込み
→ http://k.d.combzmail.jp/t/7fof/b0syk6u0vjltzct8wcl9j

PS
神保町三省堂さんではサイン本もさせていただきました。
まだ、あると思います。お近くの方はどうぞ。

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■■選書サマリー　　
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【１】

「働く」ことの意味が変わりつつある。「会社」という土台が揺ら
ぎ始め、これまで誰も疑わなかった価値に多くの人が疑問を感じ始
めている。

「なぜ自分は、この会社で、こんな仕事をしているのだろう」

そんな風にあなたも考えたことがあるはずだ。

もしかしたら、昨年の震災を機会に感じたかもしれない。「帰宅難
民」になって、延々と歩きながら自問自答した人もいるはずだ。今
もその問いを続けているのかもしれない。

もし、あの時、少しでも疑問を感じたなら、その疑問を深めていく
べきだ。人は、こうした疑問を忘れてしまいがちだが、心の中の疑
問を風化させるべきではない。

【２】

「会社に雇われて生きる」ことは、今やそれ自体がリスクだ。月々
の給料に依存している状況は「給料という生命線を絶たれたらオシ
マイ」を意味する。

そして、ほとんどのサラリーマンが「すべてを失ってもおかしくな
い状況」にある。だから「今の職場や働き方」を当然と思うべきで
はない。あなたが立っている地盤は、今も揺れているのだ。

すでに感じていると思うが「雇われて働く」という仕事形態そのも
のが、制度疲労を起こしている。会社という制度が、時代にそぐわ
なくなっている。

もともと、会社とは、大資本を投入してたくさんの従業員を一か所
に集め、たくさんのモノをつくって生産性を上げるシステムだ。し
かし、モノが行き渡り、大量生産でモノを作る意味は失われた。

今では、頭の中身を「価値」に換えて利益を生み出す時代だ。そう
いう仕事は、大人数が一か所に集まらなくても、ひとりひとりが、
ネットでつながっていれば成立するのだ。

どこにいても、パソコンさえ開けば仕事ができる。わざわざ「会社
に行く」必要など、なくなっているのだ。

【３】

終身雇用が崩壊した今、会社に属していれば安泰、というわけでは
ない。昇進ポストは限られたエリートにしか与えられない。大半の
サラリーマンの給料は、年々下がり続けている。

もはや、会社には利益を生まない人に給料を払い続ける余力は残っ
ていない。出世コースからはずれた人は、ひとたび経営が悪化すれ
ば、即リストラ対象になる。

それでも、私たちは生きていかねばならない。従来の「働き方」を
見直して、会社に依存せずに生活を維持する道を探すべきだ。今か
ら「会社を辞めて生きる道」を模索しておくべきなのだ。

ここで提案したいのが「フリーエージェント」という働き方だ。す
でにアメリカでは主流になっている。組織に帰属せず、個人で組織
から仕事を受託して働くスタイルだ。

これからは、このような働き方が主流になる。それは、決して悲観
すべきことではない。この働き方なら、場所、時間に縛られない。
今より人間らしく生きられる可能性があるのだ。

【４】

「自分には無理」と思うかもしれない。だが、心配無用だ。働きな
がら準備すれば、難しいことではない。

私は、10年前「週末起業」という働き方を提唱した。そのノウハウ
を利用すれば、いざという時、速やかにフリーエージェントに移行
できることに気付いた。

「サラリーマンでやっていくしかない」と思っていた人の多くが、
「会社なんていらない」と思うようになる。そして、人生に新たな
可能性を見つけている。

これから、日本にもフリーエージェントの人が増える。そうなれば
「働くことの意味」や「幸せの意味」もこれまでとは大きく変わる。
それが、日本を元気にするはずだ。

今後、フリーエージェント化の波紋の波は大きく広がっていく。実
は、動きはすでに起きている。あなたも、今すぐ意識や行動を変え
ないと、乗り遅れる可能性がある。すぐに準備を始めて欲しい。

自分を、そして生き方を変えて、時代にふさわしい「新しい働き方
の地盤」に立つべきだ。それができれば「働く」ことに抱き続けて
きた、あなたの「心の揺れ」もおさまるはずだ。

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■■選書コメント
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本書は、私のライフワーク「サラリーマンの自立」について、今後
10年の変化を見据えて書いたものです。フリーエージェント時代を
迎え、一人一人が何をすべきかをお伝えしています。

10年前「会社を辞めずに起業する！」を旗印に世に出た私ですが、
今回「会社を辞めて生きる」という本を書きました。時代の変化を
感じます。

さすがに10年というと、その間の変化はたいへんなものです。今、
見えている景色は、10年前とはまるで違います。毎日は、平凡な
日々の積み重ねですが、変化は確実に起きているのです。

10年後が、どんな世界になるのかは、とても予想できません。ただ、
少なくとも「会社で働く」という働き方は、一部のエリートを除き、
古臭い、できれば避けたい働き方になっている可能性があります。

いずれにしろ、これから何が起きても不思議ではありません。それ
を考えれば、恐ろしく不安かもしれません。でも、ご安心ください。
「自力で稼ぐ力」があれば、何の心配もいりません。

10年は、あっという間ですが、生まれ変わるには十分な歳月です。
小さな一歩を踏み出し、その歩みを止めなければ、必ず自力で稼ぐ
力が身に着いているはずです。

私は、これからの10年を全く悲観していません。多くのビジネス
パーソンが、時間や場所、しがらみや細かいルールの束縛から解放
されていると思います。

そして、自分の能力を発揮して、世の中のお役にたちながら、生き
生きと働いていると思います。その時が来たら、また同じテーマで
本を書いてみたいと思います。

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◆ありがとうございます！
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オピニオンリーダーたちにもお読みいただいています。
ご高評をいただき、ありがとうございます。

■鳥居 祐一さん
『スピード・ブランディング』
http://k.d.combzmail.jp/t/7fof/b0syn6u0vjltzct8wccVF
週末起業で一大ブームを巻き起こした著者が、フリーエージェント
時代に生きる知恵を書き下ろしたということで読むのがとても楽し
みです。

■中山マコトさん
『地雷語！社会人が決して使ってはいけない42の言葉』
http://k.d.combzmail.jp/t/7fof/b0syo6u0vjltzct8wcGky
http://k.d.combzmail.jp/t/7fof/b0syp6u0vjltzct8wcDkN

新しい時代の週末起業＝雇われない生き方です。この考え方は僕と
もとても似た部分があって、”だよな〜！”と何度も首を振りなが
ら読ませていただきました。これはまさに当然のことですが、会社
にいようと会社を出ようと・・・・結局のところ、”稼ぐチカラ”
が無ければ話になりません。稼ぐチカラが足りなければ、結局、以
前よりも劣悪な条件で勤め人に戻ったり、キツイ暮らしをせざるを
得なくなってしまいます。そんな時代にひとつの灯りを灯す意味で
もこの一冊はとても大事な本になるでしょう。

■坂口孝則さん
『売りたかったら客に考えさせるな！　思考停止ビジネス』
http://k.d.combzmail.jp/t/7fof/b0syq6u0vjltzct8wcUfJ
http://k.d.combzmail.jp/t/7fof/b0syr6u0vjltzct8wcoja

本書では、独立するまで、そして独立してからの見込み客の集め方、
初回の仕事の受注法などが語られる。本書は切迫したリアルに応じ
て書かれた。きっと読む人によっては胸に迫るものがあるだろう。
その意味で、藤井さんのこれまでの書籍とは一線を画している。
これからのビジネスパーソンの生き方を考えるうえでの「たたき台」
が、ぼくたちの前にあらわれた。たたき台から何を読み解き、行動
するか。それはつねにぼくたちにかかっているのである。

■押切孝雄さん『グーグル・マーケティング!』
http://k.d.combzmail.jp/t/7fof/b0sys6u0vjltzct8wcsqS

起業してみたいけどどうしたらよいかと考えている人にとって、背
中を押してくれる1冊です。明日、起業前後の人向けにWEB関連のセ
ミナー講師をするので、その時にも紹介してみたいと思います。

■平野 敦士カールさん『プラットフォーム戦略』
http://k.d.combzmail.jp/t/7fof/b0syt6u0vjltzct8wcmZb
http://k.d.combzmail.jp/t/7fof/b0syu6u0vjltzct8wcwDj

小職の提唱する「ひとり社長」フリーエージェントとも関連する内
容ですね！ぜひ読んでみてください

■クロイワ正一さん
『電光石火AO・推薦入試─コミュニケーション能力アップへの道』
http://k.d.combzmail.jp/t/7fof/b0syv6u0vjltzct8wcL6l
http://k.d.combzmail.jp/t/7fof/b0syw6u0vjltzct8wcTWa

とても興味深いご著書です。多様な職種の方の起業プロセスについ
て豊富な事例も示されていますのでフリーランスとしての生業の立
て方にも大きな示唆を与えてくれる本です。

■菊原智明さん
『「稼げる営業マン」と「ダメ営業マン」の習慣』
http://k.d.combzmail.jp/t/7fof/b0syx6u0vjltzct8wcDtq

時代は変わりました。FA時代の生き方、稼ぎ方が学べる１冊です。
これからの時代のサバイバルツールとしておススメです。


■岡田充弘様
『残業ゼロ! 時間と場所に縛られない クラウド仕事術』
http://k.d.combzmail.jp/t/7fof/b0syy6u0vjltzct8wc9Ky
http://k.d.combzmail.jp/t/7fof/b0syz6u0vjltzct8wc6Xm

会社のリストラはもはや当たり前となり、またこれらを止める術は
無い。ワーカーは自分の市場価値を常に高める努力をすると同時に、
生活基盤となる収入の複線化を進めるべき。そんなことを考えさせ
られる一冊でした。

■安藤 俊介様
『アンガ-マネジメント』
http://k.d.combzmail.jp/t/7fof/b0sy06u0vjltzct8xcplw

会社に属さず、技術、技能、専門分野でフリーとして生きていく。
終身雇用は終わったと言いつつも、まだまだほとんどの人が終身雇
用的な考え方を捨て切れていないと思いますが、これからは本格的
にFA時代がやってくるでしょうね。具体的な商売の事例もあって、
とても参考になります。

■マインドマップ的読書感想文　smooth様
http://k.d.combzmail.jp/t/7fof/b0sy16u0vjltzct8xciHS

昨年の震災以来、藤井さんの『週末起業セミナー』は、受講者の数
が増え、セミナー室に入りきれないほどだそう。まだの方は、こう
いう単発のセミナーで雰囲気を味わってみるのもいいかも。

■島居里至様
『サラリーマンでも35歳で3億円作る！「会社×複業」シナジー仕事術ノート』
http://k.d.combzmail.jp/t/7fof/b0sy26u0vjltzct8xcOuh
藤井さんと言えば会社を辞めずに週末起業、というスタイルの提唱
者ですが、最近では、週末起業から卒業し、会社を辞める人が多い
とか。まぁ僕もその一人ですが・・僕も大変お世話になっています。

■松尾昭仁さん
『できる上司は「教え方」がうまい』
http://k.d.combzmail.jp/t/7fof/b0sy36u0vjltzct8xcYdY
今、この時代だからこそ読むべき1冊だと思います。

■俣野成敏さん
『プロフェッショナルサラリーマン』
http://k.d.combzmail.jp/t/7fof/b0sy46u0vjltzct8xcCgp
週末起業から10年経った変化を踏まえた「新週末起業」について書
いておられます。

■吉澤大さん
『一生食べていくのに困らない 経理の仕事術』
http://k.d.combzmail.jp/t/7fof/b0sy56u0vjltzct8xciPu
最近は働き方を問う本が増えてきたね。震災以来、思いをめぐらす
人が多いのだろう。この本は、日本版「フリーエージェント社会の
到来」私が、まさにこのFAなわけで。

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発行元：（株）アンテレクト　藤井孝一 Copyright 1999-2012
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