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DailyDramaExpress2012/01/09ステップ・ファーザー・ステップ(1)

配信日:2012年02月06日

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===================================================== 発行部数 4321 ==
★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2012/01/09(Mon) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 月曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル ステップファザー・ステップ
局  名 TBS系
放映日時 月曜20時
キャスト 俺   (上川隆也)
 灘尾礼子(小西真奈美)
 秋山ナオ(平山あや)
 宗野 直(渋谷龍生)
 宗野 哲(渋谷樹生)
 脇坂芳江(須藤理彩)
 脇坂信之助(渡辺いっけい)
 柳瀬豪造(伊東四朗)
原 作 宮部みゆき『ステップファザー・ステップ』
脚 本 篠ざき絵里子・徳永友一・国井 桂
主題歌 トータス松本『ブランコ』

あらすじ  第一話

 公園で鬼ごっこをしている子供たち。
 追われているのは、担任の灘尾礼子(小西真奈美)か? 鬼の中に
は、双子の少年、宗野直(渋谷龍生)と宗野哲(渋谷樹生)がいて、
どちらが鬼なのか、区別が付かない。

 礼子は、上手に隠れすぎて、みんな礼子を忘れて、帰ってしまう。


 直と哲の二人が帰宅すると、母親からの、駆け落ちをするとの置き
手紙が残されていた。

 −−家族はずっと一緒にいるっていう約束だと思っていた。だけど
ある日、それはもろくも破れ、ボクたちは二人ぼっちになってしまっ
た。


 えさを撒いて動物をおとなしくしておいてから、建物に侵入する人
影。
 『MTX87』と書かれた黄緑色の液体が入った瓶を取り上げると、
警報機が鳴り響き、警備員たちが駆けつけてくる。

 袋のネズミかと思ったら、警備員たちの前に、ラクダなどの動物が
現れ、侵入者は脱出する。

 その場には、トランプのスペードのキングがのカードが1枚だけ、
残されていた。
 この遺留物から、『怪盗キング』と呼ばれている。
 今回盗まれた物は、研究中の新薬。それと、実験動物が、すべて放
たれていた。


 5年2組では、礼子が子供たちに、タイムカプセルについて説明し
ている。20年後の自分に対する手紙を書く。そして、5年2組のマ
ークとして、赤いリボンのシールを貼る。タイムカプセルを埋める時
には、父兄に来て貰うように、と言う。


 柳瀬法律事務所では、所長の柳瀬豪造(伊東四朗)が、夫がピンク
雑誌しか残さず亡くなったと泣いている寡婦を適当に丸め込んでいた。


 俺の活動により、新薬に関する治験データが改ざんされ、残酷な動
物実験も行われていたことが明らかに成り、雑誌に載った。

 柳瀬は報酬を、俺と秘書兼事務員の秋山ナオ(平山あや)に現金で
支払う。だが、柳瀬自身の提供した情報代として、かなり抜いている
らしい。


 今度のターゲットは、いんちきなダイエット薬を売って、ボロもう
けしている女性経営者。

 彼女はとある住所宅地に住んでいる。個人宅なんだから、簡単だろ
う。儲けで買ったダイヤを貰ってきてくれればいい、と柳瀬。

 だが、俺が下見に行くと、その家は、監視カメラの巣だった。


 目覚めた俺は、立ち上がろうとしたが、足首が痛くて、うめいた。
 そこに、直と哲が現れ、俺の足首はねんざしている。だから無理し
ちゃダメ。誰も帰ってこないから、大丈夫だよ。お父さんもお母さん
も、同じ日に、駆け落ちした。もちろん、それぞれ違う相手と。携帯
の番号も変えてしまったので、連絡も付かない、と言う。
 直と哲は、がけの下に落ちている俺をつけて、拾ってきたという。
二人は俺の持ち物を見て、泥棒!?と思った。

 俺は、学校か親戚に連絡して、引き取って貰え、と言う。直と哲は
大反対。そんなことをしたら、二人はバラバラになってしまう、と。
 生活費はどうしているのだ、と俺。パパの退職金を、パパが引き出
すより前に、直と哲のものにしてしまったから、1年ぐらい生活でき
る。まさか、ひのお金を狙っている?と俺を疑う。
 お前たちの金なんか、と俺。

 そこに来客。礼子だった。直と哲の二人がそろってプリントを忘れ
たので、渡しに来た。ついでに、転入してきて以来、一度も家庭訪問
できなかったので、と礼子。
 直と哲は、お母さんは仕事の後、買い物をしてくるので遅くなる、
と断る。
 礼子は、日を改めて訪問すると言い、家を出る。
 その時、裏口からこっそり出てきた黒ずくめの服装の男を見つけて、
「ドロボー!」と叫ぶ。
 直と哲は、「お父さんだよ」と言う。そして俺に、コンビニに行く
のに、裏口から出るから、紛らわしいじゃないか、と言う。

 礼子は、改めて俺を双子の『お父さん』として家庭訪問をする。
 俺は、直と哲を呼び間違えた。礼子は、俺に、もっと子育てに積極
的になってください、と言う。
 俺の職業は、新聞記者、ということになっていた。


 礼子が帰った後、直と哲は、もし俺が父親にならないなら、俺が
『怪盗キング』だという証拠となる写真を警察に持って行く、と言う。
 俺は、どうぞと言い、気にしていない。双子は、今の時期、牢屋の
中は寒いよね、と脅す。


 朝になる。
 朝ご飯は?と訊く双子に、俺は朝は食べないし、小学校にも行かな
いと答え、引き続きソファーの上で寝ようとした。
 双子が、ゴミ出しはお父さんの仕事、と言う。

 俺は、ゆで卵とコーヒーを飲もうとしたが、コーヒーが切れていて、
牛乳を飲むことになってしまった。

 ゴミ出しに出ると、さっそく近所のおばさん・脇坂芳江(須藤理彩)
に声を掛けられる。俺は、適当に受け流す。

 その時、ヘッドフォンを耳にしたままゴミ出しをしている女性がい
た。


 柳瀬は俺に、今度の仕事、簡単に終わらないの? 次の案件が詰ま
っているんだけど、と言う。
 オレは、俺も早く注ぎに移りたいです、と答える。


 子供たちよりも元気な礼子。

 矢城美鈴(松田亜美)は、校長先生・矢城久子(萬田久子)のこと
を、「おばあちゃん」と呼ぶ。久子は、学校では、校長先生でしょ、
とたしなめる。
 久子は礼子に、美鈴は母親がいないので、甘えて.....と言う。
 そんなことないです。しっかりしてますよ、と礼子。


 俺は柳瀬に報告する。ダイエット食品販売会社経営者の井口雅子
(李千鶴)は、事前の報告書とは違い、無愛想で、耳にヘッドフォン
をつけている、と。
 柳瀬は、全身ブランド物って聞いてたんだがな。それより、どこか
ら見ているだって?と訊く。秘密の場所から、と俺。
 気をつけるように、と柳瀬。俺は、監視対象の家で、何かが光って
いるのが気になっている.....


 俺は、帰宅途中の直と哲を捕まえ、キャッチボールの相手をさせる。
 頃合いを見計らって、わざと強いボールを投げて、目的の家の庭に
飛び込ませる。

 その家のチャイムを何度か鳴らすが、応答が無い。庭に回り込み、
カーテンの隙間から、部屋の中を覗く。
 そこでは、鏡が光っていた。これが正体か。

 本を読んでいた女は立ち上がると、サッとカーテンの隙間が無くな
るようにカーテンを引く。

 俺は、「呼んだけど、応答が無くて.....ボール、入っちゃっ
て.....」と曖昧に挨拶する。

 公園に戻ると、そこに双子の姿は無かった。


 俺が宗野家に帰ると、直と哲は模型飛行機を作っていた。
 そんなことをしていてはダメとと言う俺に、お父さんが作っていい
と言っていた、と双子。
 そして、大人って、子供のことを考えていない。あのボールだって、
あの家を見るために、わざとあそこに投げたでしょ、と言う。

 奥さんはいないの?と訊かれ、好きな女性なんていない。面倒なだ
けだ。独りは身軽だと答える。


 夜になると、俺はここから逃げ出すことにする。そして、箱の中な
どを見ていくが、全部双子に先手を打たれていた。


 脇坂芳江(須藤理彩)が、ハッパを掛けて、夫・脇坂信之助(渡辺
いっけい)をランニングさせている。「そういうことだから、逃げら
れるのよ!」と言いながら。


 直と哲が学校へ行くという時に、俺は一人で食事をしている。俺は、
ここにおいて貰う代わりに、風呂掃除をする羽目になった。


 直と哲が書く。20年後の自分に宛てた手紙には、どうやら、『泥
棒』、『悪党』という単語が入っているらしい。


 俺は、オペラグラスを手に、見張っていた。すると家の中から、楽
しげな声が聞こえてくる。

 なんと、柳瀬とナオが来ているのだ。双子は、柳瀬が持ってきたお
土産を、おいしい!と楽しんでいる。
 双子は、俺に友達がいるのを知って安心した。友達が弁護士ってこ
とは、捕まった時のため?と訊く。
 柳瀬は、ナオがおもしろそうだって言うから、付いてきただけ。俺
とはただの腐れ縁、と言う。

 俺は、柳瀬が双子に変なことを言う前に帰らせようとする。
 柳瀬は、俺は結構子供たちに人気がある。泥棒としては、見所があ
ると褒めていた、と言う。

 ナオは、双子から、「おばちゃん」と呼ばれ、お茶の入れ方を指導
されていることに、カチンと来ていた。

 俺は柳瀬に、今晩片付ける、と言う。


 忍び込むと、室内を物色した。

 これから本格的にと思いながらソファーに座っていると、双子の一
人が来て、「朝、ゆで卵でいい?」と訊く。
 「まだ夜中だろう」と俺が言うと、そのまま俺の足下でまるまる。
 「お前のベッド、上だろう」と言っても、きかない。


 俺は、「警察に通報してくれ」と電話を掛けた。


 脇坂たちが現場へ着くと、捜査員の一人が、スペードのキングのト
ランプを見つける。今回も『怪盗キング』の仕業だった。

 三階で物音がする。言ってみると、人が閉じ込められていた。助け
出すと、その女性は、井口雅子と名乗る。


 事務所で話す、柳瀬と俺。井口雅子は、入れ替わっていたのだ、と
俺。
 よく気づいたなという柳瀬に、近所の主婦が話していた。引っ越し
てきてすぐは社交的な女性がすっかり人嫌いになったというのがヒン
トになった。
 もう一つの違和感の元は、家から漏れている沢山の光。覗いてみて
わかったのだが、あの屋敷には、無数の鏡が置いてあったのだ。偽物
の井口雅子は、耳が不自由なので、物音を聞く代わりに、鏡で様子を
探っていたのだ。
 彼女がいつもヘッドフォンをつけていたのは、外に出た時、話しか
けられにくくするため。事実彼女の携帯プレーヤーには、1曲も登録
されていなかった。

 彼女は、井口雅子の詐欺の被害者だった。家の購入資金に貯めてい
たお金を巻き上げられたのだった。

 柳瀬は、俺は探偵としてもやっていける。今度は、そっち方面の仕
事を増やすか、と言う。
 冗談じゃない、と俺。

 柳瀬は、あの家に帰るんだろ?と俺に言う。
 まさか、と俺。
 柳瀬は、約束を破るなんて、ろくでなしだ、と言う。


 井口の家がある住宅地では、こんなところにまで『怪盗キング』が
出たとの噂でもちきり。


 直と哲は、一縷の希望を抱きながらも、もう俺は帰ってこないだろ
うと、覚悟を決めていた。

 二階に上がると、本当の父親が作りかけにしていたラジコン飛行機
が完成していた。

 直と哲は、その飛行機を持って、日曜日の校庭に忍び込んだ。

 礼子は職員室から、二人の姿を見たが、注意するのは後でいいやと、
思う

 直と哲は、ラジコン飛行機を校舎に接触させてしまう。校舎に近づ
いて、美鈴がバッグをあさっているところを見てしまう。


 久子が、5万円が入ったハンドバックが盗まれたという。礼子は、
直と哲を見たと言う。

 脇坂たちが、捜査に来る。脇坂は、見つけた足跡を子供のものだと
決めつける。

 久子は、子供たちがやったことならば、事を荒立てるつもりはない
というが、脇坂たちは捜査を続けようとする。

 礼子は、自分が責任を取って辞める、と言ってしまう。
 二人だけになった時、久子は礼子に、本当に辞められるの?と訊く。
 礼子は、あの時は勢いで言ってしまったが、後悔していると言う。

 教室では、直と哲が盗ったということになっていて、クラスメイト
たちから責められていた。

 屋上にいる直と哲と美鈴。
 直と哲は美鈴に、今は何も言うつもりはない、と言う。

 双子の前に現れた俺は、本当に盗っていないのか確かめる。
 盗っていないと二人が答えると、それでいいじゃないか、と言う。


 俺とナオは、夜の遊園地が見える空き地に座っている。
 ナオは、俺に、なんで黄昏れているの。あんた、変なところでまじ
めなのよね。泥棒の俺になんて、父親はつとまらないってね.....ま、
守れない約束はしない方がいいかもね、と言う。
 帰ってくれ!と、俺。
 ナオはいなくなる。

 近くを酔っ払いが通る。
 その酔っ払いは、脇坂とその部下の桜庭正義(松島庄汰)。
 脇坂は、嫁が怖くて、デカやってられるか!と怒鳴っている。桜庭
は、脇坂をなだめようとする。
 そこに芳江が現れ、「嫁がなんだって!!」と言って、脇坂を引っ
張っていく。


 双子の元に戻る俺。
 双子は、「帰ってきてくれたんですね」と期待を込めて言う。
 俺は、お前らの担任に呼び出されただけだ、と素っ気なく言う。そ
して、やってないならそれでいい、と言う。

 双子はおずおずと、ラジコン飛行機の羽根が折れてしまった、と言
う。
 俺は、「こんなのは壊れたというのに当たらない。すぐ直る」と言
う。

 俺は、ラジコン飛行機の修理を始める。

 作業中、ふと前の机を見る。そこに、黒いバッグがある。

 中には、『20年後の自分へ』と書かれた久子の手紙が入っている。
財布の中には、久子の運転免許証。


 直と哲が、朝起きてきた時には、俺はすでにソファーに座っていた。
 早いね、と言う双子に、「あの鞄はどうした?」と俺は訊く。
 答えられない双子に、俺は、俺たちは所詮利用し合っているだけの
関係だ。もういい。出て行く、と告げる。
 「お父さん! タイムカプセルを埋めるまで、いてくれんでしょ!」
と双子。
 大人だけでなく、子供だって、人間はみんな身勝手なんだ。お前た
ちを捨てた親たちだって、もう戻ってこないだろう。もう、俺を『お
父さん』なんて呼ぶな。あの熱血戦線にでも頼れ、と俺。
 二人はバラバラにされたくないと、双子は言うが、俺は勝手にしろ。
そもそも、子供たちだけで暮らそうっていうのが間違いなのだ、と言
って出て行く。最後に、キャッチボール、楽しかった、とつぶやく。


 事務所の一室に引きこもっている俺に声を掛ける柳瀬とナオ。だが
俺は無視する。


 美鈴は、直と哲に謝る。自分のせいで、お父さんとけんかさせてし
まって、と。
 あんな奴、いいんだ、と双子。それよりも早く、美鈴の母親の店を
探そう、と。


 教室に、一人でいる礼子に声を掛ける久子。
 何かしたかと、身構える礼子に、礼子のことではない。礼子の暮ら
すの、美鈴の様子が最近変じゃない?という。
 礼子も、最近、美鈴の元気が無いように見える。お母さんと離れて
しまったからではないですか?と言う。
 久子は、美鈴の母親が、男に振り回されているので、みかねて美鈴
を引き取ったのだ、と言う。


 双子と美鈴は、住所の店を訪ね当てる。だが、美鈴の母親は、店を
移ってしまっていた。

 移った先を訪ねると、女装した男の人が出てて、びっくりして、走
り去る三人。

 三人は、途方に暮れて、夜の繁華街を歩いている。

 男と歩いていたナオは、そんな三人を見かけて、ハッとする。

 三人は、おまわりさんに捕まる。

 礼子が警察署に駆けつける。おまわりさんは、三人は、何を訊いて
もしゃべらない、と礼子に言う。

 礼子は三人に、話せないのは、三人の秘密だからでしょ。でも、先
生とも約束してね。もう、子供たちだけで、こんなことをしないよう
にって、言う。


 事務所に戻ったナオは、柳瀬に、双子のことを伝えたのに、と言う。
柳瀬は、俺に伝えるだけは伝えた。あとどうするかは、俺次第だと言
う。


 美鈴は礼子に、双子を叱らないで欲しいと頼む。二人は、自分のた
めにしてくれただけ。本当は、久子の手帳を見たかっただけ。でも、
その時物音がして、やむなく鞄を持ってきてしまった。手帳を見よう
としたのは、そこにお母さんの住所が書いてあると知ったから、とい
う。
 礼子は、美鈴には鞄を盗るつもりはなかったのよね、と確かめる。

 俺は近くまで行ったが、声を掛けなかった。
 礼子が、俺を見つける。


 柳瀬が、大量の札束を金庫にしまおうとしたところに、俺が戻って
きた。
 「わたしの金ですよ」と警戒する柳瀬。
 まだフラフラしている俺に、悪いと思うなら、謝りに行けばいい、
と柳瀬。

 柳瀬は、双子がどうしてあの家にしがみついているかわかるか?と
俺に問う。
 二人がバラバラになりたくないからだろう、
 柳瀬は、違う。いつか、あの家に、両親が帰ってくると思い、その
場所を守りたかったんだ。そう思うから、美鈴のお母さん捜しも手伝
ったんだ、と言う。

 俺は、「なんで俺がこんなことをしなきゃならないんだ」とぼやき
ながら、一仕事する。


 翌朝、校長室で、スペードのエースのカードが見つかる。「怪盗キ
ングの仕業だったんだ」と脇坂。絶対、子供だって言ってたじゃない
ですか、と言う桜庭を無視する。

 事情聴取に久子は、金も鍵も盗られていないと答える。ただ、タイ
ムカプセルに入れようとした手紙だけ、無くなっていたと付け足す。


 礼子が、美鈴と直と哲を連れて出かける。礼子が一緒ならという条
件で、久子から美鈴の母親・矢城佐織(佐藤仁美)の今いる場所を教
えて貰ったのだ。

 その店に、佐織はいた。でも、佐織は、もう美鈴の母親ではない。
お客さんに、子供がいるなんて知られたら、困るから、早く帰ってく
れ、と言う。
 子供とお客さんの、どっちが大切なんですかと訊く麗子に、お客さ
んと佐織。
 気落ちする子供たち。礼子も、昔のことを思い出し、落ち込む。
 しかし、礼子は気を取り直し、お母さんだって、間違うこともある
んだよ。そのうち帰ってきてくれるよ、と言う。

 客を送り出した佐織に、カウンターで一人飲んでいた柳瀬は、「荒
れてるねぇ。手相でも占ってやろうか。今夜は特別にタダで」と言う。
 半信半疑で手を出した佐織の手相を天眼鏡で見て、近々大切なもの
と別れる.....相手は子供.....娘さんだね。娘さんは、お母さんのこ
と、大好きだね。その娘さんの話を聞こう、と言う。

 美鈴は、自慢の娘だった。でも、自分は母親失格だから別れた、と
佐織。
 柳瀬は、佐織には男運もないし、商売もうまくいかないからか。だ
が、娘さんの持っているものは、全部佐織の持っていたものだ。自信
を持ちなさい、と言う。

 突然、店が暗くなる。

 再び灯りが付くと、柳瀬の姿は無く、手紙が残されていた。
 それは久子から、20年後の佐織に宛てた手紙だった。
 20年後には、もう生きていないかもしれないので、娘の佐織に、
手紙を書く。
 自分は仕事ばかりだった。佐織も同じ。美鈴を、佐織と離ればなれ
にしてしまったことを詫び、20年後には仲直りしていることを願っ
ている。
 佐織は、子供の頃はピアノが上手で、絵も一番だった。そして、優
しい子だったんだから。


 佐織の店の近くの路地で、我ながら完璧だったと柳瀬。わたしのシ
ナリオがよかったからでしょ。いつもおいしいところ、持って行くん
だから、とナオ。じゃあ、食事でも、と柳瀬。食事でごまかすの?ち
ナオ。

 俺はずっと無言だった。


 タイムカプセルを埋める日、俺はいなかった。

 日頃鍛えた足腰を、と彫る脇坂。だが、途中でぎっくり腰になる。
 芳江が、ちょうどいい。穴が掘れたら、埋めてやろうか、と言う。

 美鈴の元に、佐織がやってくる。佐織は、直と哲に、あの手紙を渡
し、まだ間に合うよね、と言う。
 そして、久子と美鈴に、また失敗しちゃうかもしれないけれども、
戻ってきていい?と訊く。
 抱き合う、佐織と美鈴。

 俺がやってくる。そして直と哲の父親だと名乗る。来てくれたんで
すね、と礼子。

 俺は双子に、戻ってくる親もいるんだな、と言う。


 帰り道、俺は双子に、父親じゃない!と言う。
 双子はめげずに、俺に約束して、と言う。
 何を?と訊くと、もう約束を破らないこと、と双子。


 事務所で柳瀬は、いいことをやったら蕁麻疹が出た、と体を掻いて
いる。それから神棚に向かって、柏手を打ち、もういいことはしませ
ん、と誓う。

 ナオは、双子の両親は本当に駆け落ちしたのだろうか?とつぶやく。
同じ日に、両親とも駆け落ちしていなくなるなんて、あまりにも都合
よすぎるではないか、と。


 俺は双子と一緒に、海辺の砂浜でラジコン飛行機を飛ばしていた。


 水底に沈んでいる車。中には白骨が二体あった。



寸  評 軽いタッチのお子様向けのドラマかなと思っていたのですが、礼子
の記憶、そして最後の白骨。妙にシリアスな場面が混ざっています。

 今まで、主人公が『俺』という一人称だけで、名前もわからないと
いうドラマのあらすじは書いたことが無く、どのように表現しようか
な、と試行中です。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 ドラマは何が化けるか、終わってみないとわからないですね。
 とりあえず、ほとんど全ドラマ(2時間ものは好きなシリーズだけ)を録画
しているのですが、なかなか見る時間がありません。とりあえず、レコーダー
がいっぱいになってしまうものから、見ています。
 今稼働しているレコーダーの半分がアナログチューナーです。今は、ケーブ
ルテレビのデジアナ変換で使えていますが、あと少しで終了とのこと。
 追々購入していかなければなりません。
 ただ、アナログ機が使えなくなっても、録画を見終わっていないものもある
ので、すぐには処分できず、置き場所を考えるのが、一苦労です。
 そんなこんなで、ぐだぐたな文になってしまいましたが、今年もよろしくお
願いいたします。(鈴木)

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