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スウェーデンIT企業がパイレート・ベイを買収

配信日:2009年07月05日

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    スカンジナビア・タイムズ  ● 2009年7月5日発行

   ● スウェーデン・ニュースと社説の日本語新聞です。
一週間のニュースをダイジェストでお届けします。    

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■ 今週のニュース

● スウェーデンIT企業がパイレート・ベイを買収

● スウェーデン中央銀、政策金利を過去最低の0.25%に引き下げ
● スウェーデンクローナの下落続く、中銀は1000億クローナの資金貸出を発表
● 遊園地 弱い通貨とABBAが収益増のカギ
● アイスランド危機に援助

● 中年の独り身は認知症のリスク高い
● 帝王切開による出産は、出生児のDNAを変異させる
● スウェーデンのガラス工芸作家、エリック・ホグラン展が開催

● スウェーデン、7月は暑くなるという気象予測
● 米国大使館の「クリーンエネルギー企業」リストに、スウェーデン企業が
三社選ばれる
● EU議長国、スウェーデンに交代

● スウェーデン 企業の政府政策への支持が増大 調査報告 
● スウェーデン、難民受け入れにより柔軟に
● スウェーデン企業界は、キャピタル・ゲイン課税引き下げを主張
● 民営化以降はより収益率が良くなる 政府白書

● 乳製品メーカー、アーラ・フーズ社、公正取引法違反の疑い
● スカンジナビア航空(SAS)、さらに経費削減
● 世界最大のポンプ・メーカー、ダンフォス社は、ワークシェアリング中止
● スウェーデン・ベアリング(軸受け)の最大手SKF社、さらに900人削減

● サーブ、政府に緊急融資を申請
● イケアが北京で2店舗目、4,400万ドル投資へ
● セレシオ(Celesio)、スウェーデンで100店以上の薬局チェーンを展開
● テリア、中国・華為と携帯第4世代のインフラ整備

● 経済危機の動向 収束に向かっているか?
● ゴールデンブーツ賞獲得、得点王はスウェーデンのマルクス・ベリ
● 飼い犬2匹が暴走、4人負傷した後に射殺される
● 女性をレイプし起訴された女

●  JSPS スウェーデン・日本の二国間共同研究事業を募集


スウェーデンニュース


● スウェーデンIT企業がパイレート・ベイを買収

30日、スウェーデンのIT企業、グローバル・ゲーミング・ファクトリーX
(GGF)がパイレート・ベイを買収し、サイトの運営を引き継ぐことを発表した。
売却額は6000万クローナ(780万ドル)と言われている。
記者会見は30日11時にストックホルムで行われた。

GGFは、インターネット・カフェやゲームセンターでのソフトウェア販売の世界最大の
ネットワークを持つ。売却は8月に完了する予定。GGFは、買収後には、これまでの
パイレート・ベイのビジネスモデルを大幅に変更し、著作権所有者に著作権料を支払って
合法的に運営したいと表明している。

GGF社のCEO、 ハンス・パンデラ氏は記者会見でこう述べている。
「サイトを通じてダウンロードされる著作権物の、著作権所有者とプロバイダーの
双方に対価を支払うモデルを導入したいと考えています」
「パイレート・ベイは世界で最も利用されているトップ100のインターネットの
サイトの一つですが、生き残っていくためには今までのビジネスモデルを変え
なければなりません。関連している全ての人たち、つまりプロバイダー、
ブロードバンド事業者、ユーザーの全てが満足し、かつ合法である新たな
ビジネスモデルが必要です。クリエイターとプロバイダーは著作権物をコントロールし、
その支払いを受ける必要があります。ファイル共有者はより早く、
より高質でダウンロードすることを望んでいます」

これに対しパイレート・ベイは、「パイレート・ベイがGGF社に売却される
交渉に入っているのは本当です。たくさんの人が心配していますが、私たちは
何も心配していません。皆さんも心配は無用です!」「私たちは、何年もの間
このプロジェクトに関わってきました。そして今、安全で確実な方法でこの
プロジェクトにより多くの人を招待する時だと考えています。そうしなければ
このサイトはなくなってしまいます」と表明している。


● スウェーデン中央銀、政策金利を過去最低の0.25%に引き下げ

スウェーデン中央銀行は2日、政策金利(1週間物買いオペ金利)を現行の0.5%から
過去最低の0.25%に半減させ、アナリストを驚かせている。
ロイター調査によると、アナリストのほぼすべてが0.5%での金利据え置きを
予想していた。中銀の声明によると、ラース・スベンソン副総裁は、ゼロ%への
引き下げを主張していたという。
中銀は声明文の中で、2010年秋までレポ金利(政策金利)を0.25%の水準に
とどまる見通しを示している。
 その上で「レポ金利は0.25%への引き下げで、実質的に下限に到達したと
われわれは判断する。また、金融市場はまだ完全に正常な状態には戻っていないと
評価する」とし、「金融政策が意図した効果を確実に発揮するには補完的政策が
必要だ」と指摘した。

また、今年のGDP成長率見通しについて、マイナス5.4%に下方修正した。

 
● スウェーデンクローナの下落続く、中銀は1000億クローナの資金貸出を発表

金利引き下げ発表後の取引ではスウェーデンクローナが対ドル、対ユーロなどで
急落している。
予想外の利下げを実施したスウェーデン中銀は同時に、約12カ月間、国内銀行に
対して固定金利で1000億クローナの資金貸出を実施すると発表した。
企業・家計向け融資の支援が目的。スウェーデンクローナは対ドルSEK=で
7.6クローナ付近までじりじりと下落している。


● 遊園地 弱い通貨とABBAが収益増のカギ 

とはいえ弱い通貨は観光業にとっては朗報だ。
スウェーデンの三大遊園地は、昨2008年は利益減であったが、今年はスウェーデン・
クローナが弱くなっており、またスウェーデンのポップグループABBAの公演を
企画しているため、利益増を見込めると話している。


● アイスランド危機に援助

デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドはアイスランド金融危機に
17億8,000ユーロの融資を行なうことに合意した。
またEUとIMFは、数週間内にエストニアに12億ユーロの緊急融資を発表。


● 中年の独り身は認知症のリスク高い

カロリンスカ研究所によると、中年のときに独り身だった人は、結婚や同棲をしていた
人に比べて認知症になるリスクが約2倍という研究結果が、3日の英医学誌「ブリティッシュ・
メディカル・ジャーナル」に発表された。

同研究所は、1970-80年代にフィンランド東部のクオピオとヨエンスーの住民から、
平均年齢50.4歳の男女2000人を無作為に選び、98年にそのうちの1409人(65-79歳)に
対し認知力テストを実施した。

その結果、アルツハイマーなどの認知症と診断されたのは57人、中程度の認識機能障害と
診断されたのは82人だったが、中年時代に一人暮らしをしていた人では、パートナーと
一緒に暮らしていた人に比べて認知症リスクが2倍近く高いことがわかった。また、
中年時代に夫と死別または離婚してその後一人暮らしをしていた人では、認知症リスクが
約3倍だった。

男女差も顕著だった。中年時代に一人暮らしだった男性が認知症を患う確率は、
パートナーがいた人に比べて2.5倍、女性では1.87倍だった。

なお、この調査では、認知症の発症に影響すると考えられている諸要素
(教育や喫煙習慣など)はすべて加味されている。

以上の結果から、同研究所は、「パートナーと暮らすと認知力や社会性が刺激され、
認知症の発症の予防になっているのではないか」との見方を示している。

世界の認知症患者数は、2005年には推定2500万人だったが、2040年までには
8110万人に達すると考えられている。


● 帝王切開による出産は、出生児のDNAを変異させる

スウェーデン・カロリンスカ研究所の研究によると、帝王切開によって出生した
子どものぜんそくやガン、糖尿病などの免疫に関係する疾病にかかる率が高いのは、
帝王切開による出産は、出生児のDNAを変異させるためだという。


● スウェーデンのガラス工芸作家、エリック・ホグラン展が開催

表参道のショップ「Elephant*」にて、スウェーデンのガラス工芸作家、
エリック・ホグラン展が7月7日(火)より開催される。

エリック・ホグランは、シンプルで流れるようなフォルムや、繊細で洗練
されたデザインが主流だった1950年代に、人間味溢れるプリミティブな作風で、
注目を浴びた作家だ。今回は、彼がBODA社に在籍していた1950年代から1960年代
頃にデザインした作品、約100点が展示販売される。

北欧の伝統、土着文化から生まれた手の温もりが感じられる作風で、ガラス工芸に
新しい風を吹き込んだエリック・ホグラン。彼の手がけた作品は、ガラス特有
の素材の美しさをいかしながら、人間や動物をモチーフにした、ユニークなデザインが
際立っている。それらは、どれも普遍的な魅力に溢れたものばかり。今回はそんな作品の
数々が集まる貴重なエキジビション。北欧デザインのファンならずとも楽しめる。


● スウェーデン、7月は暑くなるという気象予測

という記事がありましたが、怪しいのでこれ以上訳しません。


● 米国大使館の「クリーンエネルギー企業」リストに、スウェーデン企業が三社選ばれる


● EU議長国、スウェーデンに交代

スウェーデンは1日、半年ごとの輪番制の欧州連合(EU)議長国をチェコから
引き継いだ。
12月のデンマークでの気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)、
10月初旬に予定されるEU新基本条約、リスボン条約批准をめぐるアイルランド
再国民投票などを控え、「北欧大国」が重責を担う。

ラインフェルト首相率いるスウェーデン政府は、COP15で京都議定書に定めの
ない2013年以降の温暖化対策の包括合意を導くことが「最大の使命だ」として、
域内外と協議を重ねている。

リスボン条約では、最後の難関となったアイルランドで批准が承認されれば、
新設される「EU大統領」、外相に当たる外交安保上級代表のほか、欧州委員の
任命など「先例のない人事」の指揮を執る。

さらに、議長国として9月の第3回金融サミットに出席、経済危機からの脱却策を
協議するが、スウェーデンは単一通貨ユーロに非加盟の上、通貨危機に直面する
ラトビアなどバルト3国と経済的な結びつきが強く、経済運営を不安視する声も上がっている。


● スウェーデン 企業の政府政策への支持が増大 調査報告 

スウェーデン企業の、政府の貿易・産業政策に対する支持が増大している。

スウェーデン企業家連盟の最近の調査によると、スウェーデン企業のほぼ60%が、
政府の貿易・産業政策を信頼していると回答している。昨年夏の調査では40%であった。
また、政府の貿易・産業政策は誤っていると考えている経営者の割合も、昨夏の17%から
8%に減少している。
政府の政策が誤っていると回答した経営者は、約30%。

また、企業の規模が小さくなるほど、政府政策に対する不満が高くなる傾向があることが
わかった。
従業員50人以上を抱える企業の82%が政府政策に満足していると回答。従業員9人以下の
企業では62%という結果が出ている。

企業家連盟の理事アンナ=スティーナ・ノルドマーク・ニルソンは、声明で「労働市場は
今後さらに悪化することが予測されます。政府が、小規模ビジネスの信頼と可能性をより
増加させる措置をとることが非常に重要です」と述べている。


● スウェーデン、難民受け入れにより柔軟に

最近発表されたレポートによると、移民・難民を受け入れることに反対している
スウェーデン人は減少していることがわかった。

ヨーテボリ大学が6000人を対象に行なった調査によると、より少ない難民を受け入れる
べきだと考えるスウェーデン人の割合が、昨年の49%から今年は45%に減少している。

この調査グループの代表の政治学教授、マリー・デムカー氏はこう話す。「1990年代の
初めには、難民の受け入れを制限するべきであるという意見がかなりの大きさを占めて
いました。しかしその傾向は、年々弱まっています」

教授は、難民・移民の受け入れの制限を主張する極右政党スウェーデン民主党が、近年
支持を急速に伸ばしていることを考えると、この結果に多少驚いていると述べている。

また、この調査で、教育水準や年齢、居住している地域が移民・難民に対する考え方に
影響を与えていることも明らかになっている。

例えば、中等教育を受けていない人の57%が、移民・難民の受け入れを制限するべきと
考えているのに対し、受けている人はわずか28%である。


● スウェーデン企業界は、キャピタル・ゲインに対する課税の引き下げを主張

スウェーデン企業家連盟の最近の調査によると、競争力を維持するために、スウェーデンの
税制システムの見直しが必要であり、特にキャピタル・ゲインに対する課税を引き下げる
べきと考えている。

現在のキャピタル・ゲインへの課税率は30%であり、同連盟によるとこの率は他の欧米や
アジアの34カ国平均のほぼ2倍である。
「スウェーデンのこの高率の税率は、全く不必要だ」、同連盟の税制委員会のメンバー、
ルーネ・アンダーソンは、ダーゲンス・インダストリ紙にこう述べている。

委員会によると、企業が直面しているこの高い税率が、スウェーデンビジネスの将来を決定する
大きなカギとなる要因である。キャピタル・ゲインに対する課税を引き下げることで、企業が
よりリスクに強くなり、スウェーデン企業の国際競争力を維持することにつながると言う。

「現在スウェーデンが抱えている問題は、民間の企業が多すぎるということではなく、むしろ
民間企業が少なすぎるということだ。今日のように少数の大企業ではなく、少なくとも100の
大企業、50の中堅企業、そして何千の小企業が存在することが必要だ。そうなれば、もっと
ダイナミズムを引き起こすはずだ」、医療機器製造メーカー社長のカール・ベネットは話す。

さらに、経営者は税制システムがより簡素化され、透明性を増すことを要求している。

「スウェーデンの政治家はちゃんと目を開けて、経済が回復した時にスウェーデンの企業が
国際市場で生き残っていけるよう留意するべきだ」、企業家連盟議長、ウルバン・ベックストルム
はこう語っている。


● 民営化以降はより収益率が良くなる 政府白書

スウェーデンのかつての国有企業は、民営化して以降、収益率が改善されていることが、
産業・雇用・通信省 (N?ringsdepartementet)が発行したレポートで明らかになった。


● 乳製品メーカー、アーラ・フーズ社、公正取引法違反の疑い

スウェーデンの乳製品メーカー、アーラ・フーズ(Arla Food)社が、
乳製品市場から他メーカーを排除し、市場を独占しようとしているという理由で、
公正取引法違反の疑いがかけられている。

スウェーデン公正取引委員会(Konkurrensverket)は、同社は販売店に対し、他メーカーの
製品を販売することを禁止するような契約を強制している疑いがあるとし、
「アーラ社は競合する他社を完全に排除し、市場を独占しようとしている」
という申し立てをストックホルム裁判所に提出した。同委員会によるとこの契約を
強要された販売店にはCoop、Netto、Lidlなどの大手スーパーが含まれている。

アーラ社は容疑を否定しているが、もし同社が違反していると判断されれば、最高で
同社利益の10%の罰金が課せられることになり、アーラ社の場合は70〜75億クローナの
罰金ということになる。

同社の広報担当トビアス・ウォフレンは、「なぜこういうことが起きるのかわかりません。
私たちの希望は、消費者に可能であるベストな方法で製品を提供したいということ
だけです」と話している。

競合する他社はコメントを控えている。


● スカンジナビア航空(SAS)、さらに経費削減

デンマークのビジネス誌「テイク・オフ」によると、収支悪化にあえぐスカンジナビア
航空は、今後2年間に60億クローナの費用を削減することを発表していたが、今年中に
さらに2億クローナのカットを予定していると発表した。

同社はこの削減を夏休みのシーズンに入る前に行ないたいとしているが、詳細に関して
これから労組と交渉に入る。
同社は昨年73億クローナの損失を計上しており、今年第一四半期もすでに10億クローナの
赤字を報告している。


● 世界最大のポンプ・メーカー、ダンフォス社、ワークシェアリング中止

デンマークの部品製造大手、とくにポンプ・メーカーとしては世界最大のダンフォス社は、
経済の低迷に対応するためワークシェアリングを導入していたが、同社は第一四半期に
大きく収益減となったため、期待したほどの効果が得られなかったとして中止することを決定した。

同社は、昨秋からすでに従業員を850人解雇している。

ワークシェアリングは、「一人当たりの就業時間を減らして、雇用を複数の人で分ける」
ものだが、同社の従業員はパートタイムで13週間働き、働いていない時には失業保障を
受け取るというワークシェアリングを実施していた。
同社の第一四半期は、5億6200万クローナの損失。前年同時期は1億6400万クローナの利益を
上げている。


● スウェーデン・ベアリング(軸受け)の最大手SKF社、さらに900人削減

スウェーデンのベアリングメーカー最大手SKF社は30日、世界で900人の従業員を解雇する
ことを発表した。
計画では、フランスのフォントネイ・ル・コントの工場を閉鎖し、さらにインド、英国、
スウェーデンでの雇用を削減するとしている。
フランス工場では主に家庭用品や電気モーターに使われる小さいボールベアリングを製造
していたが、この工場の閉鎖により380人が削減されることになる。
同社は、自動車メーカーなど製造業者からの受注が落ち込んでいることにより、2008年から
雇用の整理を開始し、現在までに3700人が解雇されている。

1907年に創業したSKFは、現在グループ全体で世界50カ国に約80の工場、7000以上の代理店を有し、
従業員は約4万。世界ベアリング総売り上げの約20%を占めている。


● サーブ、政府に緊急融資を申請

サーブは、クレジット市場の流動性の枯渇により、自動車を製造する能力はあるが、資金不足の
ためできない。サーブCEOヤン=オーケ・ヨンソンは「サーブ社の受注は増大しており、
生産台数を増やしたいが現在のところ融資がないためできない」として、政府に緊急のつなぎ
融資の申請を検討している。

同社は、会社再建や新型車投入のために10億ドルが必要だとしてきたが、ヨンソンCEOは、
つなぎ融資を獲得出来れば、同社は増産のため人員の補充なども行うとの考えを示した。
サー ブは今年2月、スウェーデンの裁判所に対し会社更生法の適用を申請、債権者からの
財産保護を求めていた。先月、スーパーカー製造のケーニグゼグ (Koenigsegg)がサーブを
買収することで基本合意し、それに伴い欧州投資銀行(EIB)がスウェーデン政府の債務保証
付きで6億ユーロを融資する予定となっている。


● イケアが北京で2店舗目、4,400万ドル投資へ

家具製造・販売大手イケアはこのほど、中国・北京で2カ所目となる店舗を開設するもようだ。
投資額は3億元 (4,400万ドル)に上る。同社は現在、場所の選定を進めている段階で、
「最終的な決定はまだ」としたが、関係者はすでに数回にわたり建設予定地を訪 れ、
周辺環境の確認や交渉などを進めているという。

29日付地元紙・北京商報によると、2店舗目の事業は10月にも始まり、2010年7月に着工、
12年7月の完成を目指す。総建築面積は15万平方メートルで、オフィスビルや商業ビルも
併設する計画となっている。


● セレシオ(Celesio)、スウェーデンで100店以上の薬局チェーンを展開

医薬品卸売り欧州最大手セレシオ(Celesio)はスウェーデンで100店以上の薬局チェーンを
展開する方針を明らかにした。国営薬局の独占廃止に乗じるもので、英国市場への依存度を
低下させる狙いがある。同社のフリッツ・オエスタール最高経営責任者(CEO)とエックハルト・
コルデス会長が事業拡大をめぐって対立していたと報じられていたが、最近になって両者の溝が
埋まったとされる。


● テリア、中国・華為と携帯第4世代のインフラ整備

中国・深センに拠点を持つ通信設備大手の華為技術は25日、通信大手テリア・ソネラとともに、
フィンランド北部地域に欧州初となる無線ネットワーク対応のSingleRANを設置することで合意、
協議書に調印した。
SingleRANは、中国の第4世代通信規格「TD─LTE」に準拠した無線ネットワークインフラ設備。
さまざまな方式の移動通信ネットワークを融合させることが可能という。

協 議書によると、華為はSingleRANをテリア・ソネラの旧式GSMベース・ステーションと
入れ替えるほか、W─CDMAネットワークのカバー範囲を拡 大する計画。このほか華為はベース・
ステーション・コントローラーや運営サポートシステムのほか、ネットワークの設置に関連する
サービスを提供する。


● 経済危機の動向 収束に向かっているか?

現在の経済危機は、消費者の消費動向を大きく変化させている。とくに高級品市場、靴や宝石、
化粧品、家電市場により深刻に影響している。

が、5月の小売業界の売上は、順調に伸びている。とくに家具の売上の伸びはめざましい。
また、ボルボPV車の米国での売上が伸びている。

さらに金融市場の流動性が回復し始め、銀行の企業と世帯へのローンが増加に転じている。

グラフ↓
http://www.dn.se/ekonomi/utlaningen-tar-fart-1.899262


● ゴールデンブーツ賞獲得、得点王はスウェーデンのマルクス・ベリ

イングランド対ドイツ戦の決勝で幕を下ろした2009年UEFA U-21欧州選手権では、出場8カ国の
選手が見事なパフォーマンスを披露した。
スウェーデン代表FW22歳のマルクス・ベリは本大会で7得点を記録し、大会得点王、アディダス・
ゴールデンブーツ賞に輝いた。「アディダス・ゴールデンブーツ賞を受賞できたことをとても
光栄に思います」と、 FCフローニンゲンに所属するベリは語った。「フットボールでは勝利が
大事であり、そのためには相手チームより多く得点しなければなりません。ただし、得点
するにはチーム全体の協力が必要です。今回の受賞の喜びをチームメートと分かち合い、
支えてくれた彼らに感謝したい」

大会7得点の新記録は、しばらく破られることはないだろう。華麗さ、スピード、重圧に負けない
落ち着きに加え、正しいタイミングで最良の場所にいる優れたゴール嗅覚を併せ持つ。ベラルーシ戦で
達成したハットトリックは、地元スウェーデンの人々を魅了し、大会を盛り上げた。

スウェーデンのオラ・トイボネンも特に印象深いプレーを見せた。

トイボネンは、無欲なチームプレーヤーで、ベリの理想的な引き立て役となった。空中戦では
相手の脅威となり、足元のボール扱いも巧み。ベラルーシ戦でベリの2点目のボレーシュートを
生んだ絶妙な浮き球のパスには、誰もが目を奪われた。自身も大 会を通じて3得点を記録するなど、
クレバーなパスはもちろん、フィニッシュの正確さも特筆に値する。


● 飼い犬2匹が暴走、4人負傷した後に射殺される

ストックホルム西部のBlackbergで、飼い犬のピットブル犬2匹に噛まれ4人が負傷、また、この
ピットブル2匹は駆けつけた警察に射殺された。

2匹の犬は最初別の犬を追いかけて、その犬に噛み付き怪我をおわせた。その後ピットブル2匹の
飼い主はこの2匹を離そうと試みたが、噛まれ負傷。そ してそのまま2匹は他の2人にも噛み付き
怪我を負わせ、周辺にいた人々を追いかけて、更に1人に噛み付いた。この他にも怪我を負った人が
いる可能性もある が、まだ定かではないという。

通報を受けた警察が現場に駆けつけ、負傷の酷い2人を救急車で病院へ搬送し、残りの軽傷者2人は
警察の車で病院へと連れて行かれた。負傷した人々は、主に胴と足を噛み付かれていたという。

最終的に、このピットブル2匹は警察により射殺された。また、自身も噛まれて怪我をしたこの2匹の
飼い主は、過失傷害の容疑が疑われている。


● 女性をレイプし起訴された女

32歳の女が、スウェーデン南部のGothenburg地方裁判所で、女性をレイプした罪で告訴された。
事件の詳細については警察はまだ声明していない。

スウェーデン南部Gothenburgで、32歳の女が女性をレイプした罪で告訴された。この女は、被害者の
女性の髪をつかんで地面に倒し、上にまたがり 指を被害者の性器へ挿入したという。

この加害者の行為は「レイプ犯罪」に分類出来るとしている。
また、加害者の女は加重暴行の罪でも疑われている。


●  JSPS スウェーデン・日本の二国間共同研究事業を募集

JSPSではスウェーデン・日本の二国間共同研究事業を創設し、
2010年実施分についての募集を開始した。

この事業は、個々の研究者交流を発展させた二国間の研究
チームの持続的ネットワーク形成を目的とするもので、両国の
研究者が協力して行う共同研究の実施に要する経費を支援する。

対象は、自然科学分野で1件当たり1年250万円(日本側。スウェーデン側
は15万SEK以内)、二年間の助成。

日本側研究グループはJSPSへ、スウェーデン側
研究グループはVINNOVAへ申請し、両方が採択される必要がある。
JSPS本部への申請締切は21年9月9日。

http://www.jsps.go.jp/j-bilat/semin/nikokukan_boshu1.html

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