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【歴史・一日一話】2011.11.01第1601話 銀座に2千燭光のアーク燈が登場

配信日:2011年10月31日

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【歴史・一日一話】(毎日2分で読める歴史)
第1601話 銀座に2千燭光のアーク燈が登場

1882(明治15年)11月1日、東京電燈会社が銀座で2千燭光(しょ
っこう)のアーク燈を点燈しました。

東京電燈会社は日本で最初の電力会社で、現在の東京電力のご先祖様です。

ただし、この時点では設立準備中で、実際の企業活動開始は1886年(明
治19年)7月5日です。

『燭光』は明かりの単位です

1951年(昭和26年)の計量法改正以前に使われており、『蝋燭(そう
ろく)の光』の意味です。


江戸時代では、人口の明かりとしては『ろうそく』が最も明るいため、明か
りの単位になったと思われます。

しかし、ろうそくは高価であったため、長屋の住人は行灯(あんどん)を使
っていました。

行灯は油を燃やして明るくします。

菜種(なたね)油であれば、不快な臭いはしないのですが、高価であるため
魚油を使っていました。

映画、テレビでは、行灯が置かれた部屋は、かなり明るいようですが、実際
は、現在の60ワットの電球の50分の1の明るさでした。

それでも、『蛍の光、窓の雪』よりは明るいのですが、読書をしたり、こま
かい仕事は不可能であったようです。

したがって、江戸時代人は『早寝早起き』の『健康で文化的な』生活をおく
っていました。

屋外も街灯などはありませんでしたし、工事現場などの広い場所の照明は不
可能でした。

したがって、大工、左官などの労働者は、日没になると帰宅し、早寝してい
ました。

江戸時代の行灯の光になれた明治初期の人々が、2千燭光の明かりを見てど
う思ったかは、現代人には想像がつかないでしょう。

この日を最初として、日本人が『夜ふかし民族』に変貌していったのです。


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