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【歴史・一日一話】(毎日2分で読める歴史)
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【歴史・一日一話】2011.10.03第1572話 『大政奉還』の建白書
配信日:2011年10月02日
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【歴史・一日一話】(毎日2分で読める歴史)
第1572話 『大政奉還』の建白書
慶応3年(1867年)10月3日、土佐藩が将軍・徳川慶喜に『大政奉還』
の建白書を提出しました。
『大政奉還』とは、幕府が朝廷から『委任』されている全国統治の権限であ
る『大政』を朝廷に返上することです。
この当時、薩摩藩と長州藩は、それまでの敵対関係を水に流して、薩長同盟
を結び、討幕運動を進めていました。
それとは別に、土佐藩は『公議政体論』を主張していました。
『公議政体論』は、諸侯・公卿・諸藩士の参加によって国政を議すべきであ
るということです。
その『国政会議』の議長として、徳川慶喜を考えていました。
前提として、朝廷が幕府に『委任』している『大政』を幕府が朝廷に返上す
る必要があります。
それが『大政奉還』です。
慶喜は、朝廷には国政を担当する能力がないと見ていました。
それならば、朝廷は前将軍である自分に『国政会議議長』の就任を要請する
であろうと考えていました。
朝廷には、まだ幕府支持の公家が勢力を持っていました。
慶喜の構想は、決して希望的観測に基づくものではありませんでした。
10月14日、幕府は朝廷に『大政奉還』の上奏文を提出しました。
翌日の10月15日、朝廷は上奏文を承認し、『大政奉還』は成立しました。
しかし、薩長の倒幕派から見れば、慶喜の構想は『幕府の復活』です。
それを阻止するため、クーデター的手法を用いました。
それが『王政復古』の大号令です。
『王政復古』は、平安時代の摂関政治以前の天皇親政に戻そうという建前の
もとに行なわれました。
『大政奉還』と『王政復古』により、江戸幕府は消滅し、源頼朝が『鎌倉幕
府』を創設以来、670年近く続いた武家政治は終わったのです。
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(第1572話)(2011年10月03日号)
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