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【BBBvol.136】コンサルティングとは何か堀紘一(著)
配信日:2011年07月24日
★★★読者数150,000人突破!本当にありがとうございます★★★
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ビジネスブックバンク
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vol.136 2011.07.24 SUN info@businessbookbank.com
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■ビジネスブックバンクのアップグレード版はこちら
→http://cs-x.net/bbb/c/00005.html
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こんにちは。
BBB(ビジネスブックバンク)です。
今、バカンスと視察を兼ねてタイに来ています。
素晴らしい都市ですが、エビ料理が多いので、エビが苦手な僕には
御招待いただいた食事は地獄です(笑)
(気合で一応全部食べます)
さて、本日ご紹介させていただく一冊は、
株式会社ボストンコンサルティンググループ(BCG)社長を経て、
株式会社ドリームインキュベータ創業者であり現会長、
堀 紘一さんの『コンサルティングとは何か』です。
その名のとおりですが、本書は、
曖昧に語られたり、いろいろと便利な言葉となっている、
「コンサルティング」について、おそろしいほどわかりやすく
説明してくれる、コンサルティングの基本を理解できる
最高の一冊だと思います。
僕も一応コンサルティングの国家資格と言われている、
中小企業診断士ですが、いろんなところでコンサルティング
という言葉が氾濫しすぎているなと思っていたところでした。
それが、本書を読んだら霧が晴れたかのように、
本当に頭がスッキリしました!
本書によれば、コンサルティングの仕事の本質とは、
「何が問題かを突き止め、その答えを考える」ことであり、
知っていることを伝えるのではなく、「考える」ことに対して
いただくものが、コンサルタントに支払う対価だと説きます。
コンサルティングを問題提起とその解決策立案と
するなら、すべてのビジネスや出来事に応用できるはずですし、
それは最強のスキルとなるはずです。
ですので、就職・転職活動中の方、
論理的思考力、問題解決力を磨きたいビジネスパーソン、
自社でコンサル導入を考えている方には、
特にじっくり読んで欲しいと思います。
そこで、今月中にBBBのアップグレード版に登録いただいた方には、
特別に本書の詳細をお送りすることにしました!
今月登録いただいた方は、info@businessbookbank.comまで、
「7月24日号配信希望」という件名でご連絡ください。
※登録はこちらから行えます。
http://cs-x.net/bbb/c/00025.html
30日無料で読めますが、購読後すぐ配信停止いただいても結構です。
それほど一読いただきたい良書ですので。
では、本日もどうぞお付き合いくださいね。
※どんなことでも結構ですのでどしどしメールください☆
必ずご返信します。(お時間がかかるかとは思いますが・・)
info@businessbookbank.co.jp
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■■■本日のCONTENTS
……………………………………………………
○書籍紹介・CHECKPOINT
○本書の目次
○編集後記
○広告・ご献本について
……………………………………………………
ご意見、ご要望、なんでも結構ですので、
いつでもご連絡くださいね!かならず返信します。
info@businessbookbank.com
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■■■今週の書籍紹介
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・コンサルティングとは何か
・堀 紘一 (著)
・★★★★★★★★★★
http://cs-x.net/bbb/c/00026.html
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■■■チェックポイント
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■日本では、勉強や学問というと、答えを導くことが
重要と考えられているが、それがまかりとおるのは
受験勉強のようなレベルの話でしかない。
現実社会で真に重要なのは、問題を解くことではなくて、
何が問題なのかを探り当てることである。
たとえば企業活動においては、
真の問題を突き止めていないがゆえに売上が伸び悩み、
利益が低迷する。
政治の世界においても、社会の閉塞感を打ち破れないのは、
民主党も自民党も、何が問題かを定義できていないからだ。
■コンサルティング・ファームの需要が増えて来た理由には、
コア業務に集中するために戦略立案業務をプロフェッショナルに
外注してしまおう、というニーズが高まってきたことがある。
そのほうが企業は人材を有効に活用できるし、
そもそもプロに任せたほうが、確実にいい戦略が立てられる。
このようなコンサルティング活用の例として、
新規事業や海外進出をする際にコンサルティング・ファームを雇う、
ということがある。
経験したことがない分野や国へ進出するにあたって、
未知の部分を埋めるために企業はコンサルタントを雇うわけだ。
この場合のコンサルタントは、企業が土地勘のないところを
歩むための道案内、エベレスト登山のシェルパと同じとも言える。
道案内がいれば、自力で道を進むよりも、リスクを減らすことができるし、
道に迷うこともなく、時間をはるかに節約することができる。
時間は、ビジネスにおいて重要な要素だ。
一年参入が遅れるだけで数十億円の機会損失が出るというようなことは
ざらにある。
この場合、コンサルタントは時間という価値を企業に提供している。
だが、これら新規参入や海外進出、あるいは前に説明したM&Aといった
事業は、あくまでイレギュラーな案件だ。
起業に大きなインパクトを与えることができるのは
やはり「本業」への戦略コンサルティングとなる。
コンサルティング・ファームが企業の本業に役に立てるのは、
企業の戦略立案部門の手間を減らせる、というレベルの話ではない。
それでは単なるアウトソーシングだ。
企業の戦略立案部門の負担を減らしつつ、より大きな付加価値を
生み出すことこそ、コンサルティング・ファームの真髄だ。
■欧米ではすでに当たり前、日本でも取り入れる企業が
増えてきたとはいえ、まだまだコンサルティング・ファーム導入に
抵抗を示す人は多い。
だが、コンサルティング導入に反対するそうした人の声は、
ほとんどの場合、コンサルティングというものを
知らないがための誤解である。
たとえば、私の知っている限り、
戦略コンサルティング・ファームではない会社、
たとえば総研系や会計形に戦略立案を発注して、
その結果に不満を持って反対するといったマンガのような話が
本当に多い。
また、代表的な批判として、
「コンサルタントの理論など、机上の空論だ」というものがある。
この批判はまさに、戦略コンサルタントが誕生した
50年前に浴びせられたものと同じだ。
その批判に対してBCG(ボストンコンサルティンググループ)
およびブルース・ヘンダーソンが出した答えが、
TI(テキサス・インスツルメント)社およびデュポン社での
圧倒的な成功であった。
経験曲線(experience curve:エクスペリエンス・カーブ)や
PPM(Product Portfolio Management)は、
いずれもBCGが実践の中で生み出した理論だ。
つまり、理論とはいえ現実から乖離した空理空論ではなく、
経営の実践の現場で裏打ちされた理論なのだ。
そしてその後もBCGおよび各コンサルティング・ファームは、
理論を実戦で検証しつつ、そのコンサルティング手法を磨き続けている。
それらの理論は、今度は経営学の教科書に採用され、
それを世界中の経営者たちが学び、活用している。
「コンサルタントの理論など、机上の空論だ」というのは、
コンサルティングの世界のことをまったく知らない人間のたわごとである。
そもそもどんな分野でも、「教科書」は多くの先人の経験をもとに
作られた、正しい理論である。
もちろん、教科書を読んだだけでは身に付かない。
教科書に書いてある通りにやっても、うまくいくことなど滅多にない。
だが、だからといって教科書の内容を否定するのは本末転倒というものだ。
理論を正しく実践できないとしたら、その人の使い方が間違っているだけだ。
■コンサルティングの仕事の本質とは、
「何が問題かを突き止め、その答えを考える」ということ。
つまり、「知っていることを教える」のではなく、
「考える」ことこそがこの仕事の価値なのである。
そもそも私は、知っていることを教えてることでお金をいただくのは、
コンサルタントとして邪道だと考えている。
企業がコンサルティング・ファームに払う金額は少なくはない。
それなりの金額をいただいておきながら、提供するのが「知識」だけ
というのでは、いくらなんでも見合わないと、私は考えるのだ。
だから私は知っていることはタダ、ないしはタダ同様、
たとえばこの本のように一冊1,000円以下で教える。
この本が安いのは、私の知っていることを書いているからだ。
我々がお金をもらうのは、むしろ「考える」ことに対する対価である。
■BUSINESS BOOK BANK UPGRADE
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■■■本日はこの書籍からの引用です
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■■■本書の目次
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はじめに 「何が問題か」が最大の問題である
第1章 経営戦略コンサルティングの誕生
第2章 なぜ、コンサルティングが必要なのか?
第3章 コンサルタントは、生半可な能力では務まらない
─求められるスキルとマインド
第4章 コンサルタントは「プロフェッショナル」である
─その仕事の流儀と覚悟
第5章 コンサルティング・ファームを使いこなせる企業が勝つ
終章 これからのコンサルティング─コンサルティングを超えて
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■■■編集後記
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こうやって海外からもメルマガが書け、生活ができる、
といるという時代がくるなんて、10年前は想像もできませんでした。
さらに10年後、どのようになっているのか、
本当に楽しみですね。
これからの10年。。。さすがに長期すぎてわかりませんが、
・特に日本に関しては人口統計が未来を予測できる最重要ツールに
・今の国家、政府の現状が続けば続くほど、富裕層は日本を出る
・人を介してのみ提供できるサービスなどの価値が高まる
(保存ができず、経験を蓄積しなければならないもの)
・変化し続けるプロフェッショナルにニーズが集中する
・農業、製造業は本当に良いものをつくり、提供手段を保持できる
供給者のみが幸せなビジネスを行うことができる
・ヒト・モノの輸送手段がより便利に、かつ重要度が高まる
・ネット環境はより便利になり、デバイスは進化するが、
良い情報提供者へのニーズは逓増していく
(提供する情報や内容、量自体は変わらないため)
・創造者、イノベーターの需要が高まる
(世界の価値観に合わせるのではなく、新たな価値観に世界をひっぱる)
・日本人の一部の集団が、華僑のようにアジア、世界の中で発言力を増す
なんて考えてみましたが、まったく創造できません(笑)
とにかく楽しみですね。
僕も社会が良くなる一端を担えるよう、日々がんばります!
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