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【いきべん通信】もはやスマートビジネスはケータイを見ていない。新しい分野の挑戦権を手に入れよ。

配信日:2011年07月04日

<はやべんもくじ>
1「次に来るのは、スマートテレビでのアプリケーションビジネス」(GClue佐々木陽氏)
2「スマートフォンが2000万台を超える2012年が勝負」(MTI小畑陽一氏)
3「ビジネスの定石、パッション、英語が3種の神器」(アドテックTokyo武富正人氏)
4「よそ者、わか者、ばか者が、新しいビジネスをつくる」(DDH藤田明久氏)
5「生活導線の中にアプリがうめこまれる」(電通 細金正隆氏)


いきな皆さんo8です。

去年のAppleRewindに選出された
iPad向けお絵描きツール「Zen Artist」の
iPhone版「禅アーティストmini」がでました。

そして、Apple銀座店のイベントの7月4日にあわせて、
無料セールを開始させていただきました。

イメージ検索などを駆使して、簡単に絵がかけて、
Twitterで「絵のうまさ」を自慢できます。

ぜひお試しいただけますと幸いです。

●禅アーティストmini
http://itunes.apple.com/jp/app/id442273424?mt=8

こないだ某通信キャリアの社長をみかけました。
折り畳みのガラケーでした。
そんなことどうでもいいですね。

ではいきます。


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●7月4日(月)19時ー20時 Apple銀座店 (観覧申込み不要)
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「ゲームカテゴリの壮絶なバトルを勝ち残るために」

第1部:全国アプリ自慢
全国から集まった腕自慢のiPhone App開発者が、
自作のアプリケーションを各自3分間の持ち時間でプレゼンテーションします。
世界的ヒットを狙って制作された、クールなアプリケーションの数々にご注目ください。

●RainbowAppsSchool
http://school.rainbowapps.com/


第2部「AngryBirdsをとことん検証!iPhoneアプリゲームの神髄」<藤永真至>

世界で一番売れたiPhoneアプリゲーム「Angry Birds」。
ヒットの裏側にはたくさんのヒットの法則があります。
いまから即実践できる、企画のポイントや制作のポイントを
惜しまずお裾分けいたします。
ゲーム以外のアプリにも応用できるiPhoneアプリならでは、
ヒットの秘訣にせまります。


第3部「ポケットベガスの話をします」<村井智建>
AppBankがリリースしているポケットベガス。
ダウンロード数は50万以上、1日のアクティブユーザーは約10万人。
リリースから1年3ヶ月でのプレイ回数は1億2千万回を超えています。
オンラインゲームであり、Twitterとも連携していてソーシャルな雰囲気満載のゲームアプリですが、
アバターアイテムビジネスなどをするつもりはありません。
世の中のソーシャルとは別のところを狙って企画され、独自に突き進んでおります。
今年の夏にはアメリカでの配信も開始を予定しているポケットベガス、その話をします。

○FaceBookにて交流用のイベントページを用意しております。
http://www.facebook.com/ikiben#!/event.php?eid=102010803225814


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●もはやスマートビジネスはケータイを見ていない。新しい分野の挑戦権を手に入れよ。
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先日、「スマート化する時代の新しいビジネス」というセミナーが開催された。
スマートビジネスといえば、iPhone/androidアプリを、
スマートフォンユーザに配信するということばかりに注目してしまうが、
実は既に大勢のプレイヤーが水面下で、未来のビジネスを虎視眈々と狙っている。

そのような中で、どんなビジネスが今後生まれてくるのか、
各セッションについて、講義録をまとめてみた。


●「次に来るのは、スマートテレビでのアプリケーションビジネス」(GClue佐々木陽氏)

まず前提条件として、米国では動画のオンライン配信ビジネスが
すでに大きなビジネスになっていることに注目したい。

・hulu 
2007年設立のNBC,FOX,ABCなどのジョイントベンチャー。
無料でTVドラマが視聴でき広告収入プラス、見逃し視聴課金で運営。
9億再生年間売り上げ100億円を突破。来年IPOか。

・NETFLIX
郵送のビデオレンタルからオンラインにシフト。2000万人の会員。
200種類のインターネットデバイスから接続可能のビデオレンタル屋。
時価総額1兆円とされる。

・Qriocity
ソニーのVODサービス。

・Amazon
79ドルの年会費で5000本の映画を無料配信。9万本が買える。

・iTunes
アメリカではVODで映像を見るのが当たり前の中、iTunesが重要な役目を担う。

・Youtube
1日20億再生、チャンネル開設コストが0。
ウェブサイトのような多チャンネル展開、生放送でなくても十分な世界を

・VEVO Google、ソニー、ユニバーサル、EMIのジョイントベンチャー、映像音楽配信。
ストレージはYoutubeを使う。クラウドありきの成功事例。Youtubeの半分のユーザを獲得。
VEVOは5500万ユーザを突破し、Yahoo!を超えた。


そのような市場概況の中で注目されるのが、
スマートテレビ向けのアプリケーションだ。

すでに、iPhoneからテレビに絵がかけるアプリ、
映像をコントロールするアプリ
図鑑アプリなどが上位で、すでに2000本がすでに販売されている。

またテレビ用のSDKは10万円で売っており、
無名のベンチャーがテレビや付属機器を作れる時代となった。

事実として「Kinect」は、XBOX上のアプリケーション機器で800万代出荷された。
骨格認識で、動作認識系のゲームやシミュレーションができる装置である。

これからの時代のビジネスはといっても、すでに映像コンテンツは揃っているので、
かつての資産をどう活用するかのクリエイティブ力がポイントであると佐々木氏は指摘する。

好きなときにすきなだけ見れるVODや生放送ではなく、
アプリケーションのダウンロードと実行で、TVを拡張した使い方というところが
スマートテレビビジネスのポイントといえそうだ。

GoogleTVでは、2011年春からアンドロイドアプリのダウンロードが可能になる。
サムスンは2013年にGoogleTVを1億台販売するという。
Googleは世界の40億人のテレビ視聴者からの広告収入を狙っている。
米国は7000万世帯が月額42ドルのケーブルテレビ代をはらっている。
これがスマートアプリのマーケットにシフトすれば、相当の規模になるだろう。

ウインドウズには、すでにXボックスが5000万台が普及されており、
それがスマートTVプラットフォームとして継承される可能性もある。

これからのスマートテレビビジネスに目が離せなくなりそうだ。



2.「スマートフォンが2000万台を超える2012年が勝負」(MTI小畑陽一氏)

「ルナルナ」や「ミュージックドットジェイピー」などを配信しており、
ケータイ公式サイトの分野では確固たる地位に君臨し続けている
エムティーアイは、ちょうど一年前に10年培ったガラケービジネスから
スマートフォンビジネスに大きく舵をとろうという意思決定がおこなわれた。

スマートフォンが誰でも数千円でつくれる、コモディティ化する世界の潮流をかぎとった結果であった。

これまでケータイで培って来た
「既存システム」、「会員基盤」、「経営指標」。
スマートフォンになった瞬間にまったく使えないことがわかったという。

そこでやったことが、Mopitaというコンテンツ課金プラットフォームの構築と、
そして、「Mobile Convert」というスマートフォンサイト構築ソリューションである。

まず基盤システムをつくって、コンテンツをスピーディに移植した。
まず、30万人の会員基盤の作り込みをして、そのあと経営意思決定ルールを変更をした。
その結果、大手のEコマースサイトがこぞってスマート対応をMTIによって実現した。

スマートフォンが2000万台(16%)を超える2012年がキャズムを超えるターニングポイントと考える。
アーリーマジョリティのときにサービスを出せば大きな果実が得られる。本当の勝負は今年の秋。
アーリーアダプターがいる今この時期にどれだけの経験を積めて、
本当の大衆層にリーチできるときに、何を用意できるのかがポイントだという。

ユーザがスマートフォンのことを「PCよりもケータイ」と感じているリサーチ結果がでているため、
ケータイでのサービスをスマフォ化をいち早くすることが大事であるとともに、
ケータイで培ったノウハウ(ケータイとしての利用価値、使い勝手など)も活かせるはずである。

今は、サイトを作るチカラが重要ではなく、
何が求められているかを考えるチカラが必要。これが現場の感覚だと指摘する。



3.「ビジネスの定石、パッション、英語が3種の神器」(アドテックTokyo武富正人氏)

インターネット17億人に対して、モバイルデバイス50億人。
モバイルビジネスがグローバルのインターネット産業への寄与度は年々あがっている。

グリーバリゼーションの意義について、武富氏は下記のように定義する。

・国際分業でモノの低下による生活向上
・全世界から知識があつまり知的文化の発展
・貧困、環境、人権など、国際的課題が解決

「どうみても、日本のモバイルは先進国、自信をもってつきすすもう。」と武富氏はエールを送った。
生活に落とす知恵は海外では、まだまだカンファレンスで言われてる程度なのだから、
上記の意義をサービスに落とすことができるのは我々日本人なのだと。

一方で、武富氏が危惧するのは、「日本の起業家に少ないのはフレームワークを叩き込み」だという。
グローバルプレイヤーはこの「定石」を大学で勉強している。
とくに文系のひとはこの定石を知らない。

例えば、デルタモデル。知っているか知っていないかではなく、
常に考える癖があるかどうか。
共通言語があれば、議論になる。

ソニーのプレステも任天堂に勝てっこないという下馬評をくつがえしたのは、
ビジネスモデルがきちんと設計されてたから。あとから見れば、納得できるものだ。

続いて足りないのは「マーケティングスキル」。これは自分でもできる。
グローバルプレイヤーは、テクニカル、ビジネス、マーケティングのメンバーを揃えてやっている。
マーケティングができないプレイヤーは世界で挑戦する資格がないと見るべきだ。
ガイカワサキの「Enchantment」はシリコンバレー界隈でシェアされている。

言う事を実行する。モバイル先進国なのだから自信を持って良い。
ただ、クリアすべきハードルは英語力。
「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」がおすすめ。

会議でパッションのない者がまざるのは御法度。
グローバルプレイヤーの会議では、誰もがアイデアを出して、時間内に結論を出す。

「ビジネスの定石」、「英語」、「パッション」、この3つが
外資系のカンファレンス企業に飛び込んだ先輩からのアドバイスだった。



4.「よそ者、わか者、ばか者が、新しいビジネスをつくる」(DDH藤田明久氏)

i-modeをいち早く「マーケティングツール」であると気づき、
ディツーコミュニケーションを立ち上げ、世界に先駆けてモバイル広告を牽引してきて、
今は、電通のオンラインビジネス戦略を見ておられる藤田氏より、
投資家の立場からインタネットビジネスの立ち上げについて示唆に富む講義がなされた。

・投資家はどこを見るのか。
経営者、チーム、株主、アイデア。
株主にエンジニア出資がいるのかは米国では説得力があがる。
アイデアは、前者3つがそろってはじめて生きる。
イノベーションとは、「職人芸」ではなく「仕組み」である。
例えばスタンフォードのNABCサイクルで考えればいいサービスができる。

それは、哲学でもなく、精神論でもなく、天才の個人芸でもなく、
会社が組織として粛々と取り組む仕事の仕組みなのである。

イノベーションを引き起こすひとは、
「risk takerではなく、risk reducerである」という言葉が印象的だった。

・ひとのマネジメント 
結果だけを求める、命令の遂行を厳しく管理するのはNGだという。
「様々な才能を組み合わせる」「その才能をインスパイアし続ける」「そのために現場との距離を縮める」
こういったことが、「管理」ではなく「マネジメント」なのである。

・チーム
とくにシリコンバレーの強みは「多様で異質な人間を集める」ということ。
そのときの共通語がフレームワークであり、大学で学ぶ用語である。
シリコンバレーのインキュベーションオフィスでは起業家の卵たちが離合集散している。

・プロセス
個人で深堀りするのはNG。
さまざまな人間がポジティブにたたくのが大切なプロセルであり
日本ではネガティブにたたきがちなのが残念である。

・判断の基準 
テクノロジーではなく、顧客にとって価値があるか。

・MBAは重要なのか。
標準化の保証書、同じ釜の飯を食った仲間がいる。
しかし、学んだメソッドを使わなければ意味がない。

最後に
「古今東西、日本のムラ社会を変えて来たのは。よそ者、わか者、ばか者だ。」
ということばで講義をしめくくった。


5.「生活導線の中にアプリがうめこまれる」(電通 細金正隆氏)

「スマートデバイスの登場により、
クリエイティブの領域が拡大している。
これはチャンスであり、危機でもある。」
と電通の細金氏は、最初につぶやいた。

さて、スマートフォンアプリの事例を紹介しながら、
各事例についての考察をまとめてみたい。

・企業アプリという広告表現の拡張
レゴ、ナイキ、アクアフレッシュ、ゼクシィ、など。
クライアントを向いて考えて作るのではなく、
自分の欲しいアプリを作っていかないと、
ユーザが使ってくれない、結果としてクライアントも満足しないという
現場ならではの示唆があった。

・キャンペーンプラットフォームとしてのアプリ
iButterfly、Scan it
前者は、クーポンがAR上で蝶になって飛ぶというもの、
後者は、写真をとると、何かがトリガーになって、情報を吐き出すというもので、
マーケティング目的の企業が複数で参加できるプラットフォームになっている。


・表現プラットフォームとしてのアプリ、Phone Book
トヨタがエスティマが協賛している「いちばんのおしごと」という作品には、エスティマは登場しない。
中身が同じで、エスティマ補助金版のみ安いという仕掛けがなされている。
「ブランドの姿勢を伝えたい。」というクライアントの姿勢は注目すべきところだ。
「メディアに向いて仕事をする。→クライアントの課題解決」、ここまでが今までだった。
これからは生活者に向いて仕事をしていき、
生活者にむけたサービスやコンテンツをつくることで、クライアントと課題を共有できる。
そういうわけでコンシューマー向けのサービスを電通がしはじめたのが
「Deco Market」(デコメのマーケット)「CliDeco」(クリックできるデコメ)であった。


・メディアの電子化に伴う広告表現の拡張
例えば、ソーシャルリーディング。つぶやけて、それに応じたその広告がでる。
例えば、見たらチャリンとたまる。
例えば、シームレスにAR表現(時計がはめられる、服をきせる。)
手をうごかしてみると新しい体験を感じる。
こんな世界観が「MAGASTORE」にはあった。


最後に、「PENKI(http://penkiapp.com/howto.php)
「Suwappu(http://www.monogocoro.jp/2011/04/07/suwappu.html)
といったメディアートの事例が紹介され、
デバイスの拡張にともなう未知の世界について提言があった。

「このようなクリエイティブテクノロジストとどんどん会って欲しい」
商売を知らない彼らと、皆さんのようなインキュベーションプロデューサーの出会いで、
新しいスマートビジネスがどんどん生まれるはずだと。

アプリはスマートフォンを飛び出していく。
生活導線の中にアプリがうめこまれるのを見越した
生活者に利便性と共感を与えるストーリーづくりが、
クリエイティブの新しい挑戦分野なのである。



●売れるiPhoneの法則
http://www.shuwasystem.co.jp/products/7980html/2929.html


~~US citizen wait for us ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

●English PR for iPhone Apps
http://www.facebook.com/IDEAPP

●Share the knowhow of iPhone Apps
http://ideapp.in/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~Google,Apple,Eagle~~
◎モバイルのプロたちが読んでいる「いきべん通信」
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