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【歴史・一日一話】(毎日2分で読める歴史)
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【歴史・一日一話】2011.05.08第1433話 『サラリーマン新党』結成
配信日:2011年05月07日
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【歴史・一日一話】(毎日2分で読める歴史)
第1433話 『サラリーマン新党』結成
1983年(昭和58年)5月8日、経済学者・青木茂らが『サラリーマン
新党』を結成しました。
結成の目的は、『サラリーマンの不公平税制の是正、必要経費の容認』です。
サラリーマン(広義には年収2000万円以下の全ての給与所得者)のほと
んどは、源泉徴収により所得税などの税金を自動的に天引きされています。
また、サラリーマンには必要経費が認められず、確定申告を行える医師や自
営業者などより収入では劣るのに、納税額は逆に高いという不公平税制にな
っていると主張しました。
サラリーマンには源泉徴収によって、100%に近く収入を捕捉されている
との不満も背景にありました。
また、多くのサラリーマンは労働組合に加入しておらず、自らの政治的立場
を代弁する勢力を持っていませんでした。
これらの公約を背景にして、同年の参院選では2議席、1986年(昭和6
1年)の参院選でも1議席を獲得しました。
地方選挙にも参加し、首長選挙では党推薦候補を支援、議会選挙では公認候
補を擁立し議席を獲得しました。
サラリーマン新党の訴えは、給与所得控除の増額という形で一定の成果を見
ました。
実質的には、自営業者などよりもむしろ有利になったとの指摘もあるほどで
す。
しかし、源泉徴収によるサラリーマンへの徴税という制度の根本は、その効
率の高さから変えられることはありませんでした。
さらにサラリーマンといっても、高額所得者と低額所得者、大企業社員と中
小企業社員の利害は必ずしも一致しません。
また、党自体も野党的立場をとりながら、大企業から積極的に政治献金を募
るなどの自民党的体質が見られました。
社会党からは『保守』、自民党からは『革新』と批判されるなど、政治的立
場は不安定でした。
新党のインパクトが薄れ、党の求心力が落ちていったことも衰退へ向う一因
でした。
現在も書類上は存続していますが、実質的な政治活動は行っていません。
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(第1433話)(2011年05月08日号)
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