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【いきべん通信】ピンチはチャンスその2電子出版が加速するのか?

配信日:2011年04月26日

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◆今日のいきべん通信INDEX
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●ピンチはチャンス その2 電子出版が加速するのか?(羽田卓生)
●秘伝のタレの物語。
●ある国の伝書鳩のお話。
●大日本印刷と凸版が全国同時多発スト!?
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【祝アップバンク掲載】「売れるiPhoneアプリの法則」
アプリビジネス関係者必読の一冊。 破天荒な文章がぶっちぎりにおもしろい!
http://www.appbank.net/2011/03/31/iphone-news/238236.php

●Catch Eels!!!
ウナギを捕獲する、いい意味でヌルいゲーム。和の趣を感じさせる背景にも注目。
http://t.co/Dx1NlCq
─────────────────────────────────────

昨日、人類に歴史的なことがおこりました。
今までポールマッカートニーやスティービーワンダーぐらいしか
コード進行を巧みにあやつれないんじゃないかと言われておりましたが、
凡人でも簡単に、感覚的に黄金のコード進行を作るための道具を、
人類が手に入れたからであります。

その名もMelody Maker。
96種類の順列組み合わせで、ミリオンセラーが狙えるわけですから、
アップストアでランキングとるよりも、宝くじで1億円を当てるよりも
確率的にはぐんと高いわけですね。

ぜひ115円でビックチャンスをお楽しみください。

●Melody Maker-黄金のコード進行をお手軽に-
「全てのプロミュージシャンを目指したことのあるあなたに捧げます。」
http://itunes.apple.com/jp/app/id432765719?mt=8


ところで先週は、仙台に行ってきました。

目的は、仙台に学生起業家を生み、
それをとことん支援させていただくというお約束をしてきました。

東北の学生たちは、東京などに活発な人材がとられ、
受動的でイケてない人たちが残らざるを得ない、
そして支店経済でどんどん中央にすいこまれるという産業構造だと
かねてより、聞いておりました。

ならば、学生時分からビジネスを教え、そこで産業を起こすのがいいと思いました。
ちょうどカヤックの柳澤さんも、このムーブメントに賛同してやってきていました。

私がお会いした学生は5名。またお寺の次男坊の中退したての方もいれて、
想いっきり飲みました。

近いうちに、お寺の本堂でアプリ開発という光景も見ることができるでしょう。
みんながアマゾンで辛口レビューを書いてくれないので、あの本は絶版にしようと思います。

ではいきます。


~~すべての業界大手がスマートで代理戦争中。もっとやっちまえ。~~~~~~~~

【いよいよ14期生】レインボーアップススクールは6月4日の開講
http://school.rainbowapps.com/

【決定】5月18日(水)19時ー20時 Apple銀座店 (申し込み不要)
「ヒットアプリは俺が出す。全国アプリ自慢大会。」


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●ピンチはチャンス その2  電子出版が加速するのか?(羽田卓生)
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この連載も2回目。自分の出身でもある出版のことに触れたい。
いま、出版業界の方からよく聞くのが、
「紙とインクがない」
という言葉。

出版物は、何で出来ているかといえば、
紙とインクでほぼ構成されている。
原材料が手に入らないのであれば、
手も足もでない。
甚だ困った事態だ。

報道などで報じられているように、
日本製紙の主力工場が、
被災に合っている。
その一つが、石巻工場。
私が担当していた雑誌の用紙も、
この工場で生産されていた。
そのこともあって、7年ほど前に工場に見学に行ったことがある。

石巻工場は海辺に接する、本当に大きな工場であった。
本来、製紙は原料である、木に近いところである山に工場を
建てるのが一般的であった。
だが、パルプチップを輸入する時代に変わり、
海辺に建てるように変わってきたとのこと。

石巻は、訪れたこともあり、
ニュースを見るたびに本当に心が痛む。
早く、復興することを祈りたい。

出版業界の方から聞くのが、
「MOOKが特に大変」
ということ。
出版物は、書籍と雑誌に大きく分かれる。
雑誌は、定期刊行物(週刊誌、月刊誌)と不定期刊行物がある。
不定期刊行物が通称「MOOK(ムック)」と呼ばれるもの。

この話を聞いて、
「ああ、3月中に出したかったのに、4月になっちゃたんだろうな…。」
と。
出版ビジネスは、ある意味自転車操業。
まったく、売れない本を発行しても、
一時的には、売上が立つという仕組みなのだ。
仮に1000円で、1万部を3月に出すとする。
4月以降に50%の返品があったとする。
だけど、期末に一旦、100%で売上を計上できるのだ。
だから、期末には不定期刊行物が乱発される。

この震災を受けて、集英社がジャンプを、講談社がマガジン、ヤンマガ、モーニングなどを、
Web上で無料公開を始めた。
これはビジネスモデル的には、
合理的ではないかと思う。

特にコミック週刊誌は、
週刊誌で認知させて、コミック単行本で儲けるという構図がある。
Webで代替できるなら、印刷して配布してというコストが不要になる。

今まで:週刊誌で認知→単行本で儲ける
これから:Webで認知→単行本で儲ける
という変化が起きえるのではないかと思う。

しかし、コミックの対極にあるのが女性ファッション誌。
収入のメインが広告。
広告は、紙とWebではカロリーが違いすぎる。
紙ゆえの広告単価。
それに依存している限りは、
ネットには移行できない。

また、今、一番伸びている出版社は宝島だ。
SWEETや、InRedなどを発行している。
宝島といえば、
もはや女性誌に付録でバッグなどがついているのが、
当たり前になってきている、このモデルの先駆け。
このモデルもネットへの移行が難しい。

出版は間違いなくネット化も進む。
しかし、それは、ゼロ・イチではない。
進む分野とそうでない分野が濃淡が分かれるであろう。

震災時に、NHKなどがUstreamを活用したように、
オールドメディアが、ネットの使い方を理解したときに、
大きな力になるのではないだろうか。

モバイル・IT研究会幹事
ハダタク @TakuoHada


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●秘伝のタレの物語。
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焼き鳥を主食にするある国の物語。

築地の城主はなんとか市場をつくろうと、
焼き鳥にタレを塗ることを文化にしようと試みた。
そうすればタレを売ることができるという魂胆だ。

彼らの家臣は、
ありとあらゆる大手焼き鳥チェーンに分担して張り付き、
「タレがないと売れないよ。」と脅しては、
タレを売り続けていた。

その時の城主は「摩擦をおそれたらお前は卑屈になっちゃうぜ」
と家臣に言い聞かせては市場を独占していった。

実際彼らは別の豪族たちにタレを作らせていた。
その豪族がたとえいいタレを作ったとしても、
必ずこの豪族を通さなけりゃいけなかった。
大手焼き鳥チェーンはこの豪族の資本が入り握られてたからだ。

育ちざかりの焼き鳥チェーンは必ずここの資本が入る。
それは彼らの鉄則だ。

そこで新橋にちょっと変わった城主が現れた。
「お前が変わらなけりゃチャンスは訪れないよ」と
口をついたように言う城主だった。

この城主は、とにかく秘伝のタレをつくることに専念した。

彼らは小さな焼き鳥店ばかりをドブ板営業する手法をとった。

つべこべいう焼き鳥屋の主人には、
「あー。これだから売れないんだなあ。」と言ってあえて売りつけない手法がうまく行った。
それだけこのタレには自信があったからだ。

このタレのレシピは秘伝とされていたが、
ニーズによって現在進行形で日々変化されるものだから、
家臣によってレシピの改良がたえずなされていた。

この新橋の城主は、幕府に賄賂を送ったのがばれたため、
蟄居を余儀なくされたが、新橋の豪族たちは、彼がつくったタレの作り方を守り、
城下町は反映をきわめた。

この豪族たちは、築地の城主がやっていたしくみというよりもタレ依存の商売だったため、
若くして新橋を離れる者が多かった。

「このタレを他にもっていきゃあ俺は城を持てる!」

ある者は西新宿で城を持ち「もっと脳味噌しぼってみい!」といっては業績を伸ばし、
ある者は銀座で城を持ち「自分でニンジンぶらさげてみい!」といっては業績を伸ばした。

でも。新橋のタレは新橋でもっとも効果があがることを
みんな知っていた。

だからこそ、新橋出身の諸侯たちは、バーやキャバレーに行っては、
「新橋ではさあ」と新橋談議をくりひろげていった。

そういうこともブランディングに寄与したのか、
新橋の豪族はやはり強かった。

そこで六本木の平民の寺子屋の主が現れた。
「タレもしくみも大事かもしれないけどさあ、
みんなが仲良くすりゃいいじゃん」という言葉のもとに、
平民たちが集まった。
彼らは、どうしたらこの焼き鳥のノウハウを海外に売れるのだろうと真剣に語り合った。

築地も新橋も海外の市場を手に入れてなかった。
もちろん築地を参考にして目指す者も、
新橋を飛び出た者も
そこそこ業績を伸ばすものの、
本家を超えることもなく、当然ながら、
外貨を獲得するにはほど遠かった。


そこで六本木の平民はあることに気づいた。

焼き鳥の串を作っている奴らは世界を知っている。

じゃあ串を作っている奴らと仲良くすればいいんだと。

串を作っているからといって
焼き鳥を世界に売ることはできない。

たまたま六本木の連中は、
「焼き鳥をおいしく食べる方法」ということは
いささか知っていた。
そのわずか知恵で生計をたててたからだ。

ただ、
「なんでしょうもない知恵で生きてるんだよ」と、
各豪族からなめられていた。

でも六本木の平民の持ち前の根気に負け
いろいろな豪族があつまってきた。

ちょうどそのとき、
「オープンソース」の考え方がとりあげられるようになっていた。

この平民のもとに集まった豪族たちは、
お互いのノウハウを共有し、
あるときはノウハウを受けた方が、
そのノウハウのバグを直すこともあった。
こうして当初の「タレをどうやって外貨に結びつけるか」の目的はさておき、
豪族たちはお互い「気づき」を与え合え、グローしていった。


そんなとき、あるメンバーからひらめきの一言が。


「タレじゃない。ソースでいったらどうよ!」


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●ある国の伝書鳩のお話。
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ある国の国民は伝書鳩を使って巧みな事をしてました。

うまいカレー屋はどこが探させたり、
どこの犬が速いか資料請求したりです。

そんな中、巧みな業者があらわれました。
伝書鳩をタダで貸し出すというのです。

それから伝書鳩はとってもカラフルになりました。
どうやらスポンサーがついてるのです。
しかも伝達スピードも電気のように速くなり、いつしか
人々はそれを称えて、電通鳩と呼ぶようになりました。

こんな業者が増え飽和状態になったとき、
ある業者が巧みな発明をしました。

電通鳩に各利用者の利用状況を覚えさせました。
すると、利用者のところには自分が好きそうなスポンサーの電通鳩がいくようになります。
でもちょっとエッチな目的で電通鳩を使っていた利用者は
お色気ムンムンの電通鳩が飛んでくるので、とっても恥ずかしかったようです。


今度はどこの業者も新たな試みをしました。
それが「鳩の糞」サービスです。

電通鳩がやってくるたびに落とす糞をあつめると、
その業者の電通鳩を使えば、糞の数に応じて割引が受けられるというのです。

利用者の中には糞を集めるためだけに、
変なスポンサーの電通鳩をこさせるという変な人もあらわれました。

そんな中、各業者の糞を交換できるというサービスをはじめる業者が出始めました。

これは不思議なもので、
電通鳩とは関係のないカレー屋でも
糞をお客さんにプレゼントするようになりました。

糞をいくら集めても大金持ちになるわけじゃありませんが、
ちょっとした糞の数で「犬のレース」に投票できるので、
その国の人は「ちょっとした」幸せをタダで手に入れることを
意外に喜んでたようです。

ある日少年が一生懸命、鳩の糞をかき集めていました。
少年は糞をあつめて舶来物のうたを鳩にうたわせて
ボブマーリィのような人になろうという夢をいだいたのでした。


「なんとけなげな少年だ。ちょっとぐらい夢をみさせてやりたい。」

ということで、わざとアイポッドシャッフルを落として立ち去ろうと思いました。
なぜならば、この政治家はその国の選挙法でいかなるものであろうと
人に贈与してはならないことになっていたからこうするしかなかったのです。

「おじさん、落としましたよ」
「俺のじゃないよ。せっかくだから君がつかえばいいじゃないか。」

少年は初めて「鳩のうた」ではない「人のうた」の本物の音楽を聴きました。

「レーナードスキナードでよかったのかなあ。」
と政治家は思いましたが、少年は満足でした。
鳩歌は伴奏がありませんので、むしろボブマーリィの音もこんなものだと関心するぐらいでした。


そのうち、少年は「あのおじさんは実は音楽の神様なのかもしれない。
もしかするとジミヘンドリクスなのかも。そういえばもじゃもじゃ頭だったぞ。」
と勝手におもうようになりました。

さてまたある日、選挙がはじまりました。
政治家の顔が少年にもわれました。

少年は選挙事務所にお礼をいいに行こうと思いました。

選挙事務所の場所を暗記すると案の定、
少年は場所を間違えていきました。

「だれもいないんですか」

少年は、家屋の中に入ってきました。
緊張していたあまり、小便をしたくなりました。

便所にいくと、たくさんの鳩の糞が落ちてました。



(注)
筆者はここで筆をおくことにします。
この後の展開は、少年が喜んで鳩の糞をあつめて、
それを使おうとすると、業者の方から公安の方に連絡が入り、
指名手配になるということを考えてました。
糞は偽者で、糞に見せかけたコーティングを破ると
白い粉があらわれ、その一粒一粒に、
とある同業他社の顧客情報が刻まれていたということで
容疑がかけられるという筋書きが少年に用意されてました。

これではあんまりだということだと思いましたので
読者の皆さん、どうかご容赦ください


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●大日本印刷と凸版が全国同時多発スト!?
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この物語は、四月ばかをという作家が、
「紙」の流通機能が麻痺するインパクトを、
WEB2.0のもたらすパラダイム変化を題材に、
4月1日に寄稿したもので、フィクションであり、
ある団体を特定するものではありません。

2006年4月X日。
印刷業界の最王手の2社の組合が示し合わせたようにストに突入した。

これで困ったのは出版業界。
紙がないと、雑誌や本が印刷できない。
各出版社で緊急対策が余儀なくされた。

まず動きが早かったのは、
「少年スマップ」などの週刊マンガ誌を出す青年館という会社。
「紙が刷れなかったらインターネットだ。」というわけだ。
同社は、マンガなどの版権を持っており、
ケータイでは待受サイトやマンガアプリなどで儲けていた。
そこで同社は、商社系のモバイルコンテンツプロバイダー
最王手のCOMIXと緊急提携を行うことにした。

出版社というものは、
紙で刷られたものが先にあり、
その二次利用としてインターネットで提供されるのが通常だ。
「お金を出してもらっている情報をネットで無料に提供されてたまるか。」
なんていう文化がある。

案の定、青年館とCOMIXの提携の話は現場レベルで座礁した。
マスメディアとしての社会的役割を自負する出版社の編集者の文化と、
情報をモノのようにコロコロ転がし、
サイトの機能とかギミックで儲けようとするネットベンチャーの文化が合うわけがない。
しかも最王手の出版社といえば、狭き門をくぐってきたエリート意識の強い人間だ。
学歴はないもののバイト上がりでメキメキと頭角を現してきたような
コンプレックスの強い人間と合うわけもない。


そうこう青年館が足踏みしているうちに、動いたのは丸川書店だった。
エンタメ系の情報誌で有名な準王手の出版社だ。

インターネットの興隆で一番痛手を受けるのは情報誌だ。
だから、年々発行部数は下がっていた。
広告代理店からは、「こんなんじゃお宅の広告は売れませんよ。」
なんてプレッシャーがかかる。
事実、毎年卒業シーズンに広告を入れていた広告主も今年から入っていなかった。
だから、社員は心の中では、「もう紙はダメだ。インターネットに移行しないと。」
とは思っていても、タテマエはインターネットをバカにしていた。

事実、同社のインターネットの情報は、他の出版社がやっているように、
雑誌などに載ったモノの二次利用だったし、利用できない情報の縛りがたくさんあった。

しかし、丸川会長の鶴の一言で、業務改善が行われた。

「どんな情報でもインターネットでどんどんアップしろ」と。

もう印刷ができない以上、取次ぎに買ってもらうモノがない。
背に腹は変えられぬ。もうヤケクソだという気分がただよう。
(※取次ぎとは、各本屋さんに卸す本の問屋さん。)

会長の言われるまま、仕入れた情報を次々に載せた。
さすがに今まで金を出さないと手に入らない情報だから、アクセス数は伸びた。
おまけに、今までと情報の量が違う。だから当然のようにグーグルの検索によくひっかかる。
一気に広告の掲載が増えた。
しかもアクセスする人の趣味嗜好に合わせて
広告掲載するものだから、広告価値も上がった。
広告主もナショナルクライアントばかり集まるようになり、
ブランド認知されていない広告主は締め出されるようになった。
(※ナショナルクライアントとは、平たくいうと誰もが知っている全国区企業)

今までは一度刷ったら終わりとする雑誌の業務フローにあわせていたが、
これだけ情報感度の高い読者がつくと、クレームやもっと詳しい情報が欲しいなどの反響があいつぐ。
そこで、記事は「α版、β版のように更新する」という業務改善が行われた。
そうすると、同じ記事が更新されたかどうか確認しに再訪するような読者が増えた。


さすがに、この会社の動きは目に見えて上向いてきたのがわかるので、マネする出版社が増えた。
この動きに困ったのは大半のネットベンチャーだ。
今まで、占いだの、着メロだの、ブログだの、SNSだの、のしくみは作ってきたが、
生きた情報というものに力を入れることを怠っていた。
彼らの経営は、アライアンスや、しくみの回し方で成り立っていた。
マスメディアというより、むしろ、デジタルデータの流通業だったのだ。
もうユーザは、しくみではなく、自分が欲しい情報へのアクセスの仕方がわかってきたのだ。
例えば、「着うたの楽曲の切り出し方を聞いて、音楽知らないんじゃないか」
というような企業が不要になってしまったのだ。
このような落ちぶれサイトは腐るのがどんどん早くなる。
だんだんナショナルクライアントの広告が遠のき、
ちょっとマニアックな感がある3流企業や、
消費者金融の広告主が広告枠を安く買い取るようになっていった。
変な広告が常連になったサイトはどんどんユーザが離れる。
それは居酒屋でもサイトでも同じこと。

このように
旧来のマスメディアと、
新興ネットメディアと、
両方の業界で二極分化がすすんでいった。


さて。ばかをの話。
彼は、ある出版社の広告営業マン。
発行部数の低下で、やはり広告がとれなくなってきた。
電通や博報堂の雑誌局の人からは、もっといい媒体つくれよとなじられる。
(※雑誌局は雑誌の広告枠を買い取る部署)
こないだ掲載した広告主を担当していたAEから、「ぜんぜん反響ないんだよ」と怒られたばかりだ。
(AEとはアカウントエクゼクティブといい、広告主に担当として張り付いてルート営業する人)

しかも、明日から、発注先の印刷会社がストライキだ。
せっかくとった広告が、配本できないとなれば、また怒られるぞ。
どうせヒマだし。ビーイングでも買って転職を考えるかと思ってオフィスを出ようとした。

すると背後から声がする。

「ばかを。なに寝てるんだ?」
上司の声だ。

彼は答える。
「ストなんだから、仕事ないでしょ。ちょっと外に出ますよ。」

上司はあきれる。
「スト?。確かに明日から休みだが、寝ぼけてるんじゃねえよ」


確かに次の日からゴールデンウィーク進行で、10日連続休業の予定だった。

(※GW進行とはGW明けの書籍の流通にあわせ、前倒しのスケジュールで、
出版社・印刷業者・取次ぎが頑張ることの状態をそう言っている)


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●「ケータイの向こうのあの人を動かす7つの法則」出版化計画
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連載中のあの原稿をよんで、「これって出版化しないのもったいないよ」と思った方は、
ぜひ出版社のご友人をご紹介ください。

え。出版社のひとってジェントルの方が詳しいんじゃないのって。

今回の「売れるiPhoneの法則」の出版にあたっては、今まで全く知らない編集者の方が、
野田のサティアンまで来てくれて、急遽決まったといういきさつがあります。

古くからのつながりでは「人を動かす」ことができません。
「熱意」がそれを動かすということを、実体験を持って知りました。

ボクの知らない誰かがこれを出版してくれると信じています。
敬愛するしみPもおそらく、そう信じています。


<連載中の3章の残りは明日以降、お楽しみに。>

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