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【経営戦略考11/03/29】被災者支援、相次ぐ＞“接点"を真剣に探し求める

配信日：2011年03月29日

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あなたの企業では、市場を含め、周囲を取り巻く環境との間にどの
ような接点や自社ビジネスとの関連性を見い出しているだろうか。
接点や関連性があれば、そこに必ずビジネスチャンスがあるはずだ。

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■■　　　被災者支援、相次ぐ
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━━━━━━━━━ 情報源：日経産業新聞 2011.03.29【3面】━

震災以降、「今、自分たちにできることは何か？」、深く考える人
が増えていることと思います。

義援金を寄付したり、物資を送ったり、ボランティアとして現地に
出向いたり等、いろいろなことが考えられます。

一方、自分たちのビジネスを通じて、何かできないかと考えること
もあり得ます。

最近の日経の記事は、そのような報道が非常に多く目につきます。

29日付けの日経産業新聞には、

「シスコシステムズ日本法人は、東日本大震災の被災地の企業や自
治体、東京電力の計画停電などで出社困難な社員を抱える企業向け
に、同社のテレビ会議システムなどを２ヶ月間、無償提供する。交
通網の復旧まで在宅勤務をする社員の業務を円滑にする狙い」

「楽天トラベルは東日本大震災の復興支援などのための企画を始め
た。被災地への義援金企画と、被災地周辺で営業する宿泊施設を紹
介する企画の計２件がある」

「インターネット広告大手オプト子会社のホットリンクは、東日本
大震災の被災地域から発信されるブログの書き込みを一覧できるサ
イト『がんばれ東北！』を立ち上げた」

といった記事がありました。

いずれも、自社のビジネスと被災・被害との“関連性"を見い出す
ことから生まれるアイデアです。

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■■　　　“接点"を真剣に探し求める
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震災から離れ、一般的にビジネスチャンスをみつけようとする場合
でも、そのような“関連性"を見い出すことが、具体的な手順の最
初となります。

今回ご紹介している記事では、被災者や通勤困難者と自社ビジネス
との間に関連性があります。

他には、現在なら、たとえば増えている高齢者に対して「何かでき
ないか？」と考える際、高齢者と自社ビジネスとの関連性を探るこ
とになります。

今回の震災では、特に被災された方々に対して真剣に気遣う思いが、
さまざまな具体策を生み出すことになりました。ベタな言い方をす
れば、「思いやり」です。

ターゲットあるいはその候補となる顧客層に対して、「何かできな
いか？」「何かしてあげられることはないか？」と、今回のように
真剣に考えてみることが、できるでしょう。

考える切り口は、顧客層との関連性です。あるいは、“接点"と言
い換えた方が、わかりやすいかも知れません。

ビジネスは、市場を含め、周囲の環境との“接点"を活用する一連
の活動だと言えるでしょう。

ですので当然、“接点"を探し求めることが、マーケティング上の
重要な課題となります。

“接点"がみつかれば、いかようにもアプローチができますね。

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