負けない経営 勝ち残る経営:会社を伸ばす秘密の視点

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【負けない経営 勝ち残る経営:第4号】経営参謀:ふるはた

配信日:2009年06月03日

━━ 第4号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  負けない経営 勝ち残る経営     
  〜 会社を伸ばす秘密の視点 〜       2009/6/3

             関連サイト:http://www.keiei-senryaku.com/

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先週末、伊勢神宮に参拝してきました。


「なにごとのおはしますかはしらねども
かたじけなさになみだこぼるる」(西行)


この歌の気持ちになったような、、、

詳しくは編集後記で。。。


では、メルマガ
「負けない経営 勝ち残る経営」第4号を始めましょう。


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【このマガジンの趣旨】

 もうかなり怒っています!
 経営の現場をわかっていない!としか言いようがありません。

 こんにちは。
 あなたの経営参謀:ふるはた です。

 複数の事業会社で経営に携わる役員、役職を経験しました。
 新規事業の立ち上げ、製品・商品開発、マーケティング、営業、
 ITシステム導入、システム開発、
 人事・労務など管理系の統括に携わってきました。
 
 IT系やサービス系、販売業の事業立て直し、
 業績回復の支援に数多く携わってきました。


 この様な経験の中、巷の経営論やコンサルが語る手法は、
 実際の経営に携わる人にとって、

  「ずれている、足りない、視点が違う、適さない」

ことに気づきました。

 本気で会社・事業の改革と改善、
 業績の回復に取り組む経営者・管理職の方のために、

 『負けない、勝ち残る、そして伸びる経営』に変わるための視点を、

 このメルマガでお伝えしたい考えています。


 誌紙の記事を題材にしてもよいのですが、
 そのような議論は、あなたは聞き飽きているでしょう。

 そこで、コンサル事例等、実際に起こった実話を元に、
 皆さんにポイントを伝えすることにしました。

 ここでの内容は、コンサルも実は気づいていない事が多いです。

 しかしあなたなら「あっ、そうだ!」と納得する内容でしょう。

 なぜなら、実際に経営に携わる過程で探り当て、
 実行して成果を得た内容ばかりだからです。

 このメルマガから、
 ひとつでも多くの気づきを得ていただき、
 実践してあなたの会社を良くしていただきたいので、
 全てお伝えします。


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◇第4号からお読みいただいている「あなた」へ

 星の数ほどあるメルマガの中から、
 当メルマガをお読みいただきありがとうございます。

 「面白い、役に立つ、ちょっといい感じ」と思っていただけましたら、
 経営に携わるお知り合いの方にも、転送・紹介して勧めてくださいね。

 メルマガへのご意見とご感想もお待ちしています。

 よろしくお願いします。

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【今号の内容】

 ◇このマガジンの趣旨(毎回少し変えているのですが、、、)
 ◇第4号からお読みいただいている「あなた」へ

 ◆メインテーマ:<第4話> 2つの理由

 ◆次号予定のメインテーマ
 ◇おしらせ
 ◇編集後記

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 では順番に始めましょう!

 とその前に、メインテーマのタイトル部分の記載内容を補足します。

 ポイントの気づきレベル
            ★★★★★:基本編
            ★★★★☆:初級編
            ★★★☆☆:中級編
            ★☆☆☆☆:上級編


━ メインテーマ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

● 【第4話】 2つの理由

                気づきレベル:★★★☆☆:中級編

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今期の方針は決まった。

例えば、

「今期は、営業上、新規の顧客獲得を強化する」

という方針を立てたとしますね。


部門に展開もした。


上記の例ならば、営業部の責任者にも説明した。

あとは実行して、結果を待つだけ。



にもかかわらず、四半期後、半年後、一年後。


「新規顧客の獲得は良くなったのか?」というと、

『う〜ん、以前と変わらない、、、ですね〜。』


「新規顧客獲得を強化する施策を実行したのか?」というと、

『・・・施策って、、、なんのことですか?』

『えっ、、、何かやるんでしたっけ?』


まぁ、こんな回答ならまだ良い方で、


『○○案件を進めることが先なので、まだ手をつけていません』

『既存案件の対応にみんな忙しくて、、、一段落就いたらやります』

のような、言い訳まで。



結局、施策は行われることなく、
従って目標が達成されることもありません。


どうしてこんな事になってしまうのでしょうか?


2つの大きな原因・理由があるからです。


【 決定・決断の質 】

現場側の人員が足りない。
みんな現業で忙しいので、新しいことには対応できない。

尤もな理由ですね。


とはいえ、容易に現場の人員を増やすことはできません。
会社が抱える人的資源には限りがあるからです。


人的資源を増やすのではなく、
既存の業務量を減らすことで、見かけ上、
現場の要員が施策に対応できるようにする必要があります。


おこなうべき業務と後回しにする業務を定め、
おこなうべき業務に優先して人員を割り当てる決断が必要です。


このことは、方針、経営計画において充分に検討され、
決定・決断されているべき事項です。

しかし、多くの経営計画、事業計画では、この点が曖昧です。

ほとんどの場合、
現業務をどうするかを示さず、
新しい業務をおこなうことだけを定めます。


現場は現業を優先せざる終えず、
新たな施策への対応はドンドン後回しです。


更に、新しいことは面倒くさいので、現業を優先します。


資源配分に関する事項が決定されていないので、
現業を優先してお茶を濁しても、
咎められることもありません。


経営計画、事業計画が、
実行するレベルまで検討され、
決定がされていないためです。

実行するレベルに達していない経営計画・事業計画が、
驚くほど多いのです。


これは、計画における「決定・決断の質」が悪い、
ということを如実に現しています。

「決定・決断の質」が悪いことが、
施策が実行されない原因・理由の第1番目です。


【 任せ放し 】

もう一つの原因・理由は、
方針を実施部署に説明し、
任せてお終いにしているからです。


現場に計画作成も実行も、
全てを「任せ放し」にしているからです。



例に揚げた「今期は、営業上、新規の顧客獲得を強化する」。


営業の責任者にこれを伝え、

「実施は任せた。計画や具体的な施策を検討して、
 今期中に実行してくれ」

でお終いにしている会社がほとんどです。



このため、、、

 いつまでに「実行計画」をつくるか定めているわけではありません。

 → いつまで経っても実行計画はできてきません。


 どこまで具体的に施策内容・実施計画を検討するのか、
    それを定めているわけではありません。

 → 抽象的で、実施できる内容にまで検討されていないので、
    実施はとても困難。故に、実施しません。


 他部門の協力が必要な事項を、
   どうやって調整するのかは、現場に任せています。

 → 面倒なので調整しません。
   他部門に関連する事項があると実施を止めます。


 実施状況・進捗をどのように確認するのか定めていません。

 → 状況・進捗は確認できないことを幸い、
   いろいろ理由をつけて実施しません。


 実施結果をどのように把握するのか定めているわけではありません。

 → 実施しても実施しなくても、結果が分からないので、
   最初から実施せずに済ませます。


 実施状況の報告・チェックについて定めているわけではありません。

 → 尋ねられるまで報告しません(=施策を実施しません)。
   万一尋ねられたら「現業が忙しい」などの言い訳で済ませます。

   実施状況を会社として把握することができず、
   実施されないまま、期末などの期限を迎えます。


 定めた内容に沿った検討、充分な検討がおこなわれているのかは、
     現場に任せています。

 → 「実施したが結果が出なかった」との報告で、
    済ませてしまうことができます。


あなたが思い当たる事項があったでしょう。
説明して現場側に任せてしまっているから発生する事象ばかりです。


【 まとめ 】

施策が実施されない大きな原因。
根本に渦巻いている原因。


それは、

 経営計画・事業計画における「決定・決断の質」の悪さ

 一方通行で、現場に全てを託してしまう「任せ放し」


この点に気づいて打破することが、
施策の実施につながります。


計画書の書式とか、報告の仕組みの有無などは、
この2つの原因によって引き起こされる事象に過ぎません。

この事象への対策を講じても、
根本部分に手が入らないので、結局実行されません。


すぐに、2つの原因について、
あなたの会社の状況を振り返ってください。


経営計画・事業計画で、

 現業務の扱いをすっとばして、
 新たにおこなう点ばかり記載されていないでしょうか?

 現業務と新たにおこなう内容の力配分が十分検討され、
    明示してあるでしょうか?


各部門が検討した実施計画は、
  検討事項が同じレベルになるように準備されているでしょうか?

  実施できる具体的な内容になっているか、
     あなたは把握しているでしょうか?


施策の実施状況を、
  あなたは直ぐに把握できるようになっているでしょうか?



もし一つでも、できていない状況があるとしたら、
成果はいつまで経っても出ません。


もしできていないなら、直ぐに手を打ちましょう。


今すぐ取りかかっても、
実現できる状況になる訳ではありません。

手順やルールや仕組みを検討するだけでも、
結構な時間がかかります。

その上で現場側が実施できるようにしなければなりません。

検討も現場への導入も、、、
1週間で出きるようなことではありません。

だからこそ、直ぐに取りかかってください。



今回はここまでです。
では、次号でまたお目にかかりましょう。



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【 次号予定のメインテーマ 】

あなたが経営計画に据えている目標。

それはあなたの会社にとって本当に適切ですか?
経営に携わるあなたは本当に理解していますか?

実はブレブレということに気づいていますか?

詳しくは、次号で!

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【 おしらせ 】

◆前号でお願いしました、読後感クリック。

 たくさんのクリックをありがとうございました。
 メッセージもたくさん頂きました。

 今後の参考にいたします。
 
 またしばらくしたら、読後感クリックをお願いすると思います。
 またご協力をお願いいたします。


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 実践することを考えるとどうやったらよいのか?
 もっと詳しい事や方法を知りたい!

 経営に実際携わる方なら、この様な疑問を持たれるでしょう。

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【 編集後記 】

伊勢神宮には今までにも何回か参拝に訪れたことがあります。

しかし今回は、
みちひらきの大神「猿田彦神社」拝殿での参拝に始まり、

普段なかなか訪れることの少ない、
豊受大神宮(伊勢神宮 外宮)、
その別宮(多賀宮、土宮、風宮、月夜見宮)に参拝。

皇大神宮(伊勢神宮 内宮)では正宮での御垣内(みかきうち)参拝、
神楽殿にて神楽奉納によるご祈願。


外宮、内宮では、
驚くほどの太さと高さ、苔むした幹の大木が茂る参道。

木々の深い緑に沈む参道の薄暗さと木々の香り。

僅かに開けた木々の上から漏れはいる空の光。

踏みしめる参道の玉砂利の擦れ合う音。

時折訪れる雨。



冒頭の和歌は、
西行が伊勢神宮を訪れた際に詠んだと言われています。

西行の和歌が少し判るような、
心洗われた気持ちになりました。


宇治橋は掛け替え中。
今年の11月には新しい宇治橋に変わるとか。
次の式年遷宮は平成25年。

すでに「新御敷地」では「鎮地祭」を終えており、
板塀で囲われていました。

伊勢神宮では「鎮地祭」と言います。
そのため、他の神社では憚って「地鎮祭」と言うとか。。。
真偽のほどは判りません。(笑)


新御敷地での工事は平成25年になってから。
それまでは、
材の造作を近くでおこなうとのこと。
大変な事ですね。



ここまで読んでくださって、ありがとうございました。


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